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陸軍工廠にて・・・
八九式戦車の改良
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ここは、大阪にある日本陸軍の兵器工廠だ。
外観は普通の町工場だが・・・守衛は武装していて・・・2名の守衛は3交代24時間制だ。
そして、入り口には遮断機があるのだ。
そう、軍事機密を扱っているからである。
工員らは、身体検査してから出入りしなければならない。
まるで、造幣局並みの厳重さである。
その、一番奥にある兵器検査場では・・・八九式戦車が鎮座していた・・・
その横には・・・ソ連軍のT-2軽戦車が・・・
先のモンモンハンの紛争で日本軍が鹵獲したソ連軍の戦車だ。
内地まで運ばれた、この戦車は乗員が逃げ出して捨ておかれたヤツの・・・比較的に状態が良いモノを選んだヤツだ。
「ふむ、ソ連軍の鋳造技術は侮れんな。」
「え、え、確かに。」
「しかし、負けてはおられんからな。」
「え、え、確かに。」
「しかし、ソ連軍は軽戦車ですか・・・」
「我が軍なら、中戦車クラスなんですが・・・」
「まあ、我が国は小型のモノが得意だからな。」
ソ連軍の鋳造技術は優れていて・・・それは、ソユーズ宇宙船を観ればわかるのだ。
丸い宇宙カプセルは鋳造でできてるそうだ。
日本はどうしても、その部分で劣っていたのである。
それで、戦車はリベット留めなのだ。
しかし、リベット留めは欠点があるのだ。
敵の砲弾が当たれば・・・リベットが割れて破片が戦車兵へ銃弾の如く命中するからだ。
「なんとかせねばならないな。」
「え、え、確かに。」・・・他に、いうことは無いんかい!
しかし、鋳造技術は・・・今日、明日には・・・どうとなるものではないのだ。
「そこで、考えたんだが・・・」と、主任が言う。
「積層金属板の装甲にしようかと・・・」
「積層板か・・・しかし、丸い板は・・・」
どうしても積層金属板は合板を張るように、平らな板しか無理である。
「すこしデザインが角ばった形式になるが・・・」
「まあ、防弾性能が戦車の装甲のすべてですからね。」
「しかし、強い兵器は格好いいものだが・・・」
「まあ、できてからで・・・」
「うむ、それで積層金属板はリベット留めではダメだぞ。」
「え、え、わかってます。」
積層金属板はレペットの穴を開けると・・・そこから亀裂が・・・
「なんとか溶接できないかと・・・」
「新式の電気溶接を試作してます。」
「うむ。」「では、頼んだぞ。」
八九式中戦車はソ連軍のT-2軽戦車と模擬戦闘の結果・・・
五分五分、という結果に・・・
それで、このままではソ連軍の侵攻へ対処できないと憂慮した陸軍軍令部が・・・
改造計画を立ち上げたのだった。
そして、皇紀2600年に試作戦車がお披露目ということに・・・
陸軍の零式輸送機と同時期である。
それで、零々式では、語呂が悪いので・・・
百(ひやく)式中戦車と命名されたのである。
「これが、百式なのか?」と、陸軍省の軍令部総長がいう。
「え、え、そうですが・・・」と、主任技師が答える。
「なんやら、角、角してるんやな。」と、さばけた調子の総長だ。
「まあ、装甲を新式に替えましたので。」と、答える主任だ。
「砲塔は八九式と同じに見えるんだが・・・」
「それが、海軍の旧式の駆逐艦用を転用するつもりでしたが・・・」
「まあ、海軍はウンとはイワンじゃろう。」
「よく、お分かりで。」
「ワシも、海軍の旧式なぞダメだと思うぞ。」
「しかし、これで予算ギリですから。」
「わかった。」「砲塔の予算は、なんとか算段しよう。」
「本当ですかっ!」
「わかった、わかったから・・・そう、せっつくな。」
陸海軍の固執から・・・100式戦車の砲塔を試作する予算が・・・
八九式は57ミリ野砲を使っていたが・・・・速射性に劣るので・・・
新鋳造で75ミリライフル砲を・・・
そう、ドイツ軍の88式(アハトアハト)に酷似した戦車砲が・・・・
とても、八九式の小柄な砲塔には収まらないが・・・百式のデカイ砲塔には難なくおさまったのだ。
そして、重量は35トンだ。
「いかん、いかんぞ。」「どうしたんだ。」
「35トンを動かすエンジンが無いぞ。」
「たしか、カワサキが液冷エンジンをドイツからライセンス生産してるって・・・」
「あ、あ、三式戦闘機(飛燕)の12気筒液冷かよ・・・」
「あ、あ、整備士泣かせのヤツだ。」
「でも、戦車は満州平原で使うんだぞ。」
「満州では満足に整備できないだろう・・・」
「うむ、そこでだ。」「オレに考えがあるのだよ。」
「どんな?」
「うむ、性能を落として整備性を高くするんだよ。」
「確か、燃料噴射ポンプ式だが、それをキャブに替えるんだ。」
燃料噴射ポンプは、整備が大変に難しくて上級整備士でないと扱えない代物だ。
しかし、SUキャブレターという簡単な方式にすれば・・・満州人の整備士でも扱えそうなのだ。
SUキャブレターは霧吹きの原理のカンタンな気化器である。
素人でも、かんたんに扱えるのだ。
そして・・・液冷は構造が複雑になるから・・・液冷部分を失くして・・・空冷エンジンへ・・・
重さも、かなり軽くなったのだ。
戦闘機用は740キロほどの重さだが・・・500キロ程度の軽さになったのだ。
空冷12気筒の排気量33000ccのエンジンだ。
馬力は1200馬力から980馬力へダウンしたんだが・・・
当時のドイツ帝国のティーゲル虎戦車が500馬力だったことから・・・
そして、八九式は120馬力程度だったことから・・・
百式は怪物となったのだ。
エンジンは八九式がガソリンだったので・・・この百式もガソリンエンジンである。
最高は毎分2500回転で、高トルク型である。
信地旋回も難なくこなす馬力を得たのだ。
たまに、無限軌道が馬力がありすぎぎて切れてしまうんだが・・・そこは、操縦士の腕でカバーすればいいのだ。
ドイツ軍の戦車教本には、無理な小回りはしないで、まっすぐに突っ切れと記述があったくらいだ。
ドイツ軍の戦車は自重があるので、自身の体重で無限軌道を切り・・・エンコしてしまったティーゲルも多いとか・・・
そして、その履帯が切れたティーゲルを1両のティーゲルでは牽引ができないので、2両のティーゲルで連接して曳くそうだ。
もちろん、牽引ロープなんて切れてしまうから、太い鎖だ。
ティーゲル重戦車は工兵や整備隊の後援があるから動けるのである。
日本の戦車は満州平原で満足な後援もなく、よく活動できたものだ。
戦車兵が整備兵並みの技術を持っていないと無理な作戦なのだ。
前線でエンコし戦車を・・・日本軍はもったいなくて置いていけないのだ。
それで、自然と戦車兵の修理技術が向上するのである。
聞いた話だが・・・エンジンの折れたクランクシャフトまで現場で修理したとか・・・
もちろん、満足な修理道具なんて、ある訳が無いのである。
それで、カンタンな構造の戦車が最前線では重宝されるのだ。
ある兵士、いわく・・・現地、で一番活躍したのはスコップだそうだ。
穴は掘れる、弾除けにもなる、そして敵が目の前に・・・
手に持ってるスコップが武器に変身だ。
下手な突撃ライフルより役にたつのだ。
米軍でも、スコップは武器として使う訓練をしてるとか、してないとか・・・
読者諸君へ豆知識だ。
自家用車の中に鉄棒(鉄パイプ)を入れてると・・・銃刀法違反で現行犯逮捕の危険性がある。
しかし、万が一にも族(ぞく)に、深夜からまれたら・・・誰も助けてはくれない。
警察も、なかなか到着してくれない。(到着したときは、ボコられた後だ。)
そのときに、身を守るにはスコップなのだ。
警察への言い訳は・・・雪道での利用や脱輪したときの道具など・・・
すくなくとも、鉄パイプは凶器だが・・・スコップは凶器ではないからね・・・
下手にドライバー1本でもダッシュボードに入ってると、コソ泥の侵入用具として・・・現行犯逮捕の危険もあるのだ。
工具はトランク内が適当なのだ。
すぐに手が届くところには置かないほうがいいようだ。
そして、警察官に深夜に職質を喰らって・・・ポケットナイフが発見されたら・・・
間違っても護身用とは言ってはいけない。
釣りが趣味で、釣り道具ですとの説明が・・・
板前さんが・・・布に巻かれた包丁を持ち歩いても逮捕されないからね・・・
竹刀も、剣道部員なら・・・文句は言えない・・・
そして、録音機や録画機があると万全だ。
スマフォで撮影は目立つから・・・得策とは言えないな・・・
まあ、良識ある国民は深夜には出歩かないものだ。
話を戻そう。
「そして、エンジンは12気筒なんですが・・・6気筒で片方の履帯を、そして6気筒で別の片方を動かしてるんですよ。」
「それが、超信地旋回もできる運動性を実現したんですよ。」
まあ、タミヤのラジコン模型と同じだ。
「戦車は常に戦場では動いて移動していないと、敵からの攻撃がありますからね。」
「それで砲の照準は、すばやくできるように考えました。」と、技師が説明する。
照準器で敵を狙ったら・・・そのままで、砲撃できるのだ。
そして、命中したかも、確認できるのだ。
砲身が重いので、油圧チャンバーで砲身を操作します。
電気式ではないのだ。
油圧はエンジンがうごいてればOKだ。
電気式は構造が複雑で故障も多い。
ところが、油圧だと電気式より複雑な操作ができるのだ。
八九式中戦車では、砲身は人力で動かしていたのだ。
肩に当てて、歩兵銃を撃つような感じだ。
砲塔も人力だ。
ハンドルを廻すのだ。
そして、床は砲塔と連動してないから・・・自らが動かねばならない。
近代的戦車は車長、砲手、装填手が砲塔の動きと同期した床に乗ってるのだ。
つまり、日本軍の八九式中戦車は前時代的な旧式なのである。
外観は普通の町工場だが・・・守衛は武装していて・・・2名の守衛は3交代24時間制だ。
そして、入り口には遮断機があるのだ。
そう、軍事機密を扱っているからである。
工員らは、身体検査してから出入りしなければならない。
まるで、造幣局並みの厳重さである。
その、一番奥にある兵器検査場では・・・八九式戦車が鎮座していた・・・
その横には・・・ソ連軍のT-2軽戦車が・・・
先のモンモンハンの紛争で日本軍が鹵獲したソ連軍の戦車だ。
内地まで運ばれた、この戦車は乗員が逃げ出して捨ておかれたヤツの・・・比較的に状態が良いモノを選んだヤツだ。
「ふむ、ソ連軍の鋳造技術は侮れんな。」
「え、え、確かに。」
「しかし、負けてはおられんからな。」
「え、え、確かに。」
「しかし、ソ連軍は軽戦車ですか・・・」
「我が軍なら、中戦車クラスなんですが・・・」
「まあ、我が国は小型のモノが得意だからな。」
ソ連軍の鋳造技術は優れていて・・・それは、ソユーズ宇宙船を観ればわかるのだ。
丸い宇宙カプセルは鋳造でできてるそうだ。
日本はどうしても、その部分で劣っていたのである。
それで、戦車はリベット留めなのだ。
しかし、リベット留めは欠点があるのだ。
敵の砲弾が当たれば・・・リベットが割れて破片が戦車兵へ銃弾の如く命中するからだ。
「なんとかせねばならないな。」
「え、え、確かに。」・・・他に、いうことは無いんかい!
しかし、鋳造技術は・・・今日、明日には・・・どうとなるものではないのだ。
「そこで、考えたんだが・・・」と、主任が言う。
「積層金属板の装甲にしようかと・・・」
「積層板か・・・しかし、丸い板は・・・」
どうしても積層金属板は合板を張るように、平らな板しか無理である。
「すこしデザインが角ばった形式になるが・・・」
「まあ、防弾性能が戦車の装甲のすべてですからね。」
「しかし、強い兵器は格好いいものだが・・・」
「まあ、できてからで・・・」
「うむ、それで積層金属板はリベット留めではダメだぞ。」
「え、え、わかってます。」
積層金属板はレペットの穴を開けると・・・そこから亀裂が・・・
「なんとか溶接できないかと・・・」
「新式の電気溶接を試作してます。」
「うむ。」「では、頼んだぞ。」
八九式中戦車はソ連軍のT-2軽戦車と模擬戦闘の結果・・・
五分五分、という結果に・・・
それで、このままではソ連軍の侵攻へ対処できないと憂慮した陸軍軍令部が・・・
改造計画を立ち上げたのだった。
そして、皇紀2600年に試作戦車がお披露目ということに・・・
陸軍の零式輸送機と同時期である。
それで、零々式では、語呂が悪いので・・・
百(ひやく)式中戦車と命名されたのである。
「これが、百式なのか?」と、陸軍省の軍令部総長がいう。
「え、え、そうですが・・・」と、主任技師が答える。
「なんやら、角、角してるんやな。」と、さばけた調子の総長だ。
「まあ、装甲を新式に替えましたので。」と、答える主任だ。
「砲塔は八九式と同じに見えるんだが・・・」
「それが、海軍の旧式の駆逐艦用を転用するつもりでしたが・・・」
「まあ、海軍はウンとはイワンじゃろう。」
「よく、お分かりで。」
「ワシも、海軍の旧式なぞダメだと思うぞ。」
「しかし、これで予算ギリですから。」
「わかった。」「砲塔の予算は、なんとか算段しよう。」
「本当ですかっ!」
「わかった、わかったから・・・そう、せっつくな。」
陸海軍の固執から・・・100式戦車の砲塔を試作する予算が・・・
八九式は57ミリ野砲を使っていたが・・・・速射性に劣るので・・・
新鋳造で75ミリライフル砲を・・・
そう、ドイツ軍の88式(アハトアハト)に酷似した戦車砲が・・・・
とても、八九式の小柄な砲塔には収まらないが・・・百式のデカイ砲塔には難なくおさまったのだ。
そして、重量は35トンだ。
「いかん、いかんぞ。」「どうしたんだ。」
「35トンを動かすエンジンが無いぞ。」
「たしか、カワサキが液冷エンジンをドイツからライセンス生産してるって・・・」
「あ、あ、三式戦闘機(飛燕)の12気筒液冷かよ・・・」
「あ、あ、整備士泣かせのヤツだ。」
「でも、戦車は満州平原で使うんだぞ。」
「満州では満足に整備できないだろう・・・」
「うむ、そこでだ。」「オレに考えがあるのだよ。」
「どんな?」
「うむ、性能を落として整備性を高くするんだよ。」
「確か、燃料噴射ポンプ式だが、それをキャブに替えるんだ。」
燃料噴射ポンプは、整備が大変に難しくて上級整備士でないと扱えない代物だ。
しかし、SUキャブレターという簡単な方式にすれば・・・満州人の整備士でも扱えそうなのだ。
SUキャブレターは霧吹きの原理のカンタンな気化器である。
素人でも、かんたんに扱えるのだ。
そして・・・液冷は構造が複雑になるから・・・液冷部分を失くして・・・空冷エンジンへ・・・
重さも、かなり軽くなったのだ。
戦闘機用は740キロほどの重さだが・・・500キロ程度の軽さになったのだ。
空冷12気筒の排気量33000ccのエンジンだ。
馬力は1200馬力から980馬力へダウンしたんだが・・・
当時のドイツ帝国のティーゲル虎戦車が500馬力だったことから・・・
そして、八九式は120馬力程度だったことから・・・
百式は怪物となったのだ。
エンジンは八九式がガソリンだったので・・・この百式もガソリンエンジンである。
最高は毎分2500回転で、高トルク型である。
信地旋回も難なくこなす馬力を得たのだ。
たまに、無限軌道が馬力がありすぎぎて切れてしまうんだが・・・そこは、操縦士の腕でカバーすればいいのだ。
ドイツ軍の戦車教本には、無理な小回りはしないで、まっすぐに突っ切れと記述があったくらいだ。
ドイツ軍の戦車は自重があるので、自身の体重で無限軌道を切り・・・エンコしてしまったティーゲルも多いとか・・・
そして、その履帯が切れたティーゲルを1両のティーゲルでは牽引ができないので、2両のティーゲルで連接して曳くそうだ。
もちろん、牽引ロープなんて切れてしまうから、太い鎖だ。
ティーゲル重戦車は工兵や整備隊の後援があるから動けるのである。
日本の戦車は満州平原で満足な後援もなく、よく活動できたものだ。
戦車兵が整備兵並みの技術を持っていないと無理な作戦なのだ。
前線でエンコし戦車を・・・日本軍はもったいなくて置いていけないのだ。
それで、自然と戦車兵の修理技術が向上するのである。
聞いた話だが・・・エンジンの折れたクランクシャフトまで現場で修理したとか・・・
もちろん、満足な修理道具なんて、ある訳が無いのである。
それで、カンタンな構造の戦車が最前線では重宝されるのだ。
ある兵士、いわく・・・現地、で一番活躍したのはスコップだそうだ。
穴は掘れる、弾除けにもなる、そして敵が目の前に・・・
手に持ってるスコップが武器に変身だ。
下手な突撃ライフルより役にたつのだ。
米軍でも、スコップは武器として使う訓練をしてるとか、してないとか・・・
読者諸君へ豆知識だ。
自家用車の中に鉄棒(鉄パイプ)を入れてると・・・銃刀法違反で現行犯逮捕の危険性がある。
しかし、万が一にも族(ぞく)に、深夜からまれたら・・・誰も助けてはくれない。
警察も、なかなか到着してくれない。(到着したときは、ボコられた後だ。)
そのときに、身を守るにはスコップなのだ。
警察への言い訳は・・・雪道での利用や脱輪したときの道具など・・・
すくなくとも、鉄パイプは凶器だが・・・スコップは凶器ではないからね・・・
下手にドライバー1本でもダッシュボードに入ってると、コソ泥の侵入用具として・・・現行犯逮捕の危険もあるのだ。
工具はトランク内が適当なのだ。
すぐに手が届くところには置かないほうがいいようだ。
そして、警察官に深夜に職質を喰らって・・・ポケットナイフが発見されたら・・・
間違っても護身用とは言ってはいけない。
釣りが趣味で、釣り道具ですとの説明が・・・
板前さんが・・・布に巻かれた包丁を持ち歩いても逮捕されないからね・・・
竹刀も、剣道部員なら・・・文句は言えない・・・
そして、録音機や録画機があると万全だ。
スマフォで撮影は目立つから・・・得策とは言えないな・・・
まあ、良識ある国民は深夜には出歩かないものだ。
話を戻そう。
「そして、エンジンは12気筒なんですが・・・6気筒で片方の履帯を、そして6気筒で別の片方を動かしてるんですよ。」
「それが、超信地旋回もできる運動性を実現したんですよ。」
まあ、タミヤのラジコン模型と同じだ。
「戦車は常に戦場では動いて移動していないと、敵からの攻撃がありますからね。」
「それで砲の照準は、すばやくできるように考えました。」と、技師が説明する。
照準器で敵を狙ったら・・・そのままで、砲撃できるのだ。
そして、命中したかも、確認できるのだ。
砲身が重いので、油圧チャンバーで砲身を操作します。
電気式ではないのだ。
油圧はエンジンがうごいてればOKだ。
電気式は構造が複雑で故障も多い。
ところが、油圧だと電気式より複雑な操作ができるのだ。
八九式中戦車では、砲身は人力で動かしていたのだ。
肩に当てて、歩兵銃を撃つような感じだ。
砲塔も人力だ。
ハンドルを廻すのだ。
そして、床は砲塔と連動してないから・・・自らが動かねばならない。
近代的戦車は車長、砲手、装填手が砲塔の動きと同期した床に乗ってるのだ。
つまり、日本軍の八九式中戦車は前時代的な旧式なのである。
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