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12発の魚雷をかわす軍艦奉天!!
これが、陸軍式の操船術だ。
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「いまだ、一斉に魚雷発射だっ!」と、叫ぶ水上戦車隊の隊長だ。
もう、必死なのである。
なぜなら、これで負けたら後が無いからだ。
極東の基地が左遷される極限だからだ。
モスクワから一番遠いからである。
負けて還れば・・・収容所か・・・即、粛清かっ!
北の将軍様なら、機関砲で細切れでワンコのエサである。
それで、必死な戦車隊々長なのだ。
「これで、負ければ・・・永遠にモスクワへの夢が潰えるのだ。」
「なにが、なんでも勝っしかないのだ。」と、必死の形相である。
ところが、当時の魚雷というものは・・・あらかじめ、進行方向や舵を調整する機械があるんだが・・・
正確な装置ではなかったのだ。
明治時代の終わりころに開発された魚雷なんだが・・・まだ、まだ、開発段階だったようだ。
それで、2~3本ほど・・・あらぬ方向へ・・・
ロシア海軍にも観測員は当然、居るのだ。
「隊長殿、2~3本が・・・」
「まだ、9本あるだろう。」
その、とうりだ。 まだ、まだ、あるのだ。
とにかく当時の魚雷は、まっすぐに走行しなかったようだ。
魚雷には当然、舵がある。
その舵を方向がずれたら・・・当て舵して方向を修正するんだが・・・なかなか、うまくいかないのだ。
当時の魚雷は推進薬と酸化剤を混合して、ガスが発生する。
そのガスでタービンを廻して・・・それが、スクリューを廻すのである。
現在は電池でモーター推進が多いようだ。
「それに、まだ1発ずつ戦車にありますから。」
残りの1発は自身が逃げる時に・・・使う・・・ためのヤツなのだ。
「しかし、どうせ負けたら収容所だ。」
「よし、時間差で残りのヤツも発射だぞ。」と、究極の決断をする隊長だ。
こうして、第2波攻撃が・・・
はたして、満州海軍は・・・第2波攻撃も避けることができるのか・・・
まだ、第1波攻撃も・・・これからなんだが・・・
そうなのだ、魚雷は速度が・・・それほどでもないのだ。
とくに、当時のヤツは軍艦よりは速度があるんだが・・・あれよ、あれと、とまではいかないのだ。
よく、Uボートの艦橋で魚雷が爆発するまで待ってる場面を観たことがあるだろう。
それで、ある。
だいたい、30秒から50秒ほどである。
もちろん、戦車隊々長は時計の秒針を測ってるのである。
「そろそろ、エテ公の軍艦へ・・・」
有線電話が船首の観測員から入る。
「来ました、最初のヤツです。」
「どうだ、避けられそうか。」
「え、え、だいじょぶです。」
観測員が前部操舵員へ指示をだしている。
操舵輪を廻す隊員が艦橋からも見えるのだ。
船首に舵があるから、反応は即でる。
あわてて、手すりへ摑まる隊員らだ。
イイダ臨時艦長代行なんか・・・派手に飛ばされて・・・「痛たたたたたたた・・・」だ。
まあ、ヘルメットをかぶってるから頭部は無事だ。
「艦内放送をしておけ。」・・・いまさら遅いのだ。
陸軍が改造したゲテモノ戦艦の奉天は、最初の第1波を乗り切ったようだ。
なぜなら即、第2波が・・・
魚雷は各個で速度が微妙に差があるから、こうなるのである。
でないと・・・12発も同時に来れば・・・避けることなんて、無理ゲーなのだ。
そして、船首の舵とともに、後部の舵(本来のヤツだ。)も当然動かすのだ。
すると・・・魚雷へ並行移動することに・・・
これが、大正解だったのだ。
なぜなら、船腹を魚雷から避けることができたからだ。
船首が魚雷を避けても・・・船腹に当たってしまっては・・・轟沈なのだ。
「第2波来ます。」と、観測員が叫んだ。
もう、必死なのである。
なぜなら、これで負けたら後が無いからだ。
極東の基地が左遷される極限だからだ。
モスクワから一番遠いからである。
負けて還れば・・・収容所か・・・即、粛清かっ!
北の将軍様なら、機関砲で細切れでワンコのエサである。
それで、必死な戦車隊々長なのだ。
「これで、負ければ・・・永遠にモスクワへの夢が潰えるのだ。」
「なにが、なんでも勝っしかないのだ。」と、必死の形相である。
ところが、当時の魚雷というものは・・・あらかじめ、進行方向や舵を調整する機械があるんだが・・・
正確な装置ではなかったのだ。
明治時代の終わりころに開発された魚雷なんだが・・・まだ、まだ、開発段階だったようだ。
それで、2~3本ほど・・・あらぬ方向へ・・・
ロシア海軍にも観測員は当然、居るのだ。
「隊長殿、2~3本が・・・」
「まだ、9本あるだろう。」
その、とうりだ。 まだ、まだ、あるのだ。
とにかく当時の魚雷は、まっすぐに走行しなかったようだ。
魚雷には当然、舵がある。
その舵を方向がずれたら・・・当て舵して方向を修正するんだが・・・なかなか、うまくいかないのだ。
当時の魚雷は推進薬と酸化剤を混合して、ガスが発生する。
そのガスでタービンを廻して・・・それが、スクリューを廻すのである。
現在は電池でモーター推進が多いようだ。
「それに、まだ1発ずつ戦車にありますから。」
残りの1発は自身が逃げる時に・・・使う・・・ためのヤツなのだ。
「しかし、どうせ負けたら収容所だ。」
「よし、時間差で残りのヤツも発射だぞ。」と、究極の決断をする隊長だ。
こうして、第2波攻撃が・・・
はたして、満州海軍は・・・第2波攻撃も避けることができるのか・・・
まだ、第1波攻撃も・・・これからなんだが・・・
そうなのだ、魚雷は速度が・・・それほどでもないのだ。
とくに、当時のヤツは軍艦よりは速度があるんだが・・・あれよ、あれと、とまではいかないのだ。
よく、Uボートの艦橋で魚雷が爆発するまで待ってる場面を観たことがあるだろう。
それで、ある。
だいたい、30秒から50秒ほどである。
もちろん、戦車隊々長は時計の秒針を測ってるのである。
「そろそろ、エテ公の軍艦へ・・・」
有線電話が船首の観測員から入る。
「来ました、最初のヤツです。」
「どうだ、避けられそうか。」
「え、え、だいじょぶです。」
観測員が前部操舵員へ指示をだしている。
操舵輪を廻す隊員が艦橋からも見えるのだ。
船首に舵があるから、反応は即でる。
あわてて、手すりへ摑まる隊員らだ。
イイダ臨時艦長代行なんか・・・派手に飛ばされて・・・「痛たたたたたたた・・・」だ。
まあ、ヘルメットをかぶってるから頭部は無事だ。
「艦内放送をしておけ。」・・・いまさら遅いのだ。
陸軍が改造したゲテモノ戦艦の奉天は、最初の第1波を乗り切ったようだ。
なぜなら即、第2波が・・・
魚雷は各個で速度が微妙に差があるから、こうなるのである。
でないと・・・12発も同時に来れば・・・避けることなんて、無理ゲーなのだ。
そして、船首の舵とともに、後部の舵(本来のヤツだ。)も当然動かすのだ。
すると・・・魚雷へ並行移動することに・・・
これが、大正解だったのだ。
なぜなら、船腹を魚雷から避けることができたからだ。
船首が魚雷を避けても・・・船腹に当たってしまっては・・・轟沈なのだ。
「第2波来ます。」と、観測員が叫んだ。
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