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苦渋の段取り
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84-040
麻結にもうひとつの難題が起ころうとしていた。
美咲が児玉大毅と付き合う為に、色々とlineで話して気を引こうとする。
だが児玉は麻結とどうしても付き合いたい気持ちが消えない。
美咲はあくまでも麻結と付き合う為の道具から進んで居なかった。
「麻結の見合いの相手の男性!児玉さんの知っている人よ!」
「えっ、俺の知り合い?そんなに身近にライバルが居たのか?」
「そうよ!世の中狭いでしょう?」
「知り合いでも色々有るが、遊び関係?仕事関係?友人?先輩?多すぎて判らないよ!」
「私が児玉さんの友人とか遊びの人は知らないわよ!」
「仕事関係か?そうだな見合いなら相手の履歴書見るからな!すると大阪金属の関係者か?」
「もうこれ以上は喋れないわ!麻結に悪いからね!」
児玉は美咲の話が気に成り始めて、色々な場所で麻結の写真を見せて反応を見始めた。
土曜日の早朝、友田由紀子と稲井静子は麻結の自宅付近に少し大き目の車で来ていた。
「8時過ぎだけれど、まだ出かけて無いでしょうね!」
「そんなに早く行かないでしょう?」
「電話をかけて確かめましょう!」
「えっ!大丈夫?」
「電話をすれば直ぐに判るわ!」
静子は携帯で落合の自宅の番号を打ち込む。
(もしもし、島田ですがお嬢様いらっしゃいますか?)
(島田さんですね!少々お待ち下さい)
「大丈夫!まだ居るわよ!」電話を切って言う静子。
「静子!大胆ね!驚いたわ!」
「簡単でしょう?」得意顔に成る。
麻結は「お父さん!電話切れているわよ!誰から電話だったの?」
「確か、島田さんって女性の方だったぞ!」
「島田さん!島田!島田!知らないわ!今忙しいのよ!お母さんが変な服を買って来るから困っているのよ!こんな服嫌だと言っているのに、今流行りだから今日だけでも着て行けって五月蠅いのよ!」
「似合っていると思うがな!」智光は言うが、過去に無い大胆な服装で色っぽいと思っていた。
「このブラ見えちゃうわ!」そう言いながら二階に戻る麻結。
「お母さん!この服だとブラが見えちゃうわ!」
「言ったでしょう?店員さんが勧めた新しく買った物にすれば大丈夫よ!」
「それって胸が半分見えているのよ!恥ずかしいわ!」
「下着が見える方が恥ずかしいわよ!」
我が子ながら、惚れ惚れする様な姿にうっとりする浅子。
本当にスタイルも体形も容姿も素晴らしい!何故あの様な障害者男と付き合うのか理解出来ない。
自分達が見合いを勧めたから、反発して変な方向に向かってしまった事は確かだと思う。
梅宮の準備した三人の動きも芳しくないので、今は薮内卓也との結婚を画策する以外術が無いと思う。
このまま成り行きと哀れみで、結婚まで進んだら大変だからくい止めようと必死だった。
「これで良い!でも恥ずかしいわ!」
「上着を着るから、殆ど見えないわよ!ジャケット着てみなさいよ!」
ジャケットを着ても胸のシースルーが気に成る麻結。
「これを着ければばっちりよ!」浅子が出して来たのは、金のネックレスで結構豪華な品物。
「えっ、これを私に!わー凄い!」一気に上機嫌に成る麻結。
紺のワンピースに映えるネックレス。
鏡に写して「ありがとう!」振り返って満面の笑み。
「歩くのに気を付けないと駄目ね!」そう言いながら階段を降りて行く。
肩が露出しているので、同系色のジャケットを着なければ外を歩くのが恥ずかしいと思う程だ。
「肩まで出ているから、ネックレスが非常に映えるね!お母さんの見立ては中々だな!」
「こんな服初めてよ!」智光の前でネックレスを見せる麻結。
「もうそろそろ、化粧をしなければ時間が有りませんよ!」
浅子が二階から遅れて降りて来て言う。
「どうです!我が子ながら色っぽい姿でしょう?」
「あの姿を見て逃げる男は居ないだろうな?」
「自分の娘に惚れたら駄目ですよ!」そう言って微笑む浅子。
「今日はお泊りか?」
「そうなれば決まりですよ!明日はあの男と会う約束をしている様ですが、キャンセルに成るでしょう!」
「そうだな!あの男には申し訳ないが、吊り合わないから仕方ない!」
「梅宮さんには来週にでも断りの連絡をして、例の三人も断りましょう!」
「相談所のペナルティの5万だが、あの男の分も出してやろうと思うのだよ!」
「そうですね!麻結の気まぐれに付き合わされた可哀そうな方ですからね!」
「最初から薮内の息子に決めて居たら、この様な事には成らなかったな!」
「そうでしたね!来年には大台ですから、子供も早く出来れば良いですね!」
二人は勝手な夢を語っていた。
「来たわ!同じ車だわ!今日は高速でも負けないわよ!」
スポーツタイプの車に乗っているので強気に成る。
卓也は車を降りると、大きな声を出さないで落合に家に入って行った。
「おはようございます」
智光が卓也の声を聞き付けて、玄関に出て来た。
「今日はよろしく頼むよ!娘は歳だけ30だが、男性経験は多分殆ど無いと思うので、、、、」
「判っていますよ!エスコートは任せて下さい!」
「例の料理旅館に行くのか?」
「は、はい!予約もして有ります!明日は夕方までには戻りますので、、、、」
「これは娘の着替えだ!隠して必要時に使ってくれ!」
小さな紙袋を手渡す智光。
「行って来ます!」家の中から麻結の声が聞こえた。
麻結にもうひとつの難題が起ころうとしていた。
美咲が児玉大毅と付き合う為に、色々とlineで話して気を引こうとする。
だが児玉は麻結とどうしても付き合いたい気持ちが消えない。
美咲はあくまでも麻結と付き合う為の道具から進んで居なかった。
「麻結の見合いの相手の男性!児玉さんの知っている人よ!」
「えっ、俺の知り合い?そんなに身近にライバルが居たのか?」
「そうよ!世の中狭いでしょう?」
「知り合いでも色々有るが、遊び関係?仕事関係?友人?先輩?多すぎて判らないよ!」
「私が児玉さんの友人とか遊びの人は知らないわよ!」
「仕事関係か?そうだな見合いなら相手の履歴書見るからな!すると大阪金属の関係者か?」
「もうこれ以上は喋れないわ!麻結に悪いからね!」
児玉は美咲の話が気に成り始めて、色々な場所で麻結の写真を見せて反応を見始めた。
土曜日の早朝、友田由紀子と稲井静子は麻結の自宅付近に少し大き目の車で来ていた。
「8時過ぎだけれど、まだ出かけて無いでしょうね!」
「そんなに早く行かないでしょう?」
「電話をかけて確かめましょう!」
「えっ!大丈夫?」
「電話をすれば直ぐに判るわ!」
静子は携帯で落合の自宅の番号を打ち込む。
(もしもし、島田ですがお嬢様いらっしゃいますか?)
(島田さんですね!少々お待ち下さい)
「大丈夫!まだ居るわよ!」電話を切って言う静子。
「静子!大胆ね!驚いたわ!」
「簡単でしょう?」得意顔に成る。
麻結は「お父さん!電話切れているわよ!誰から電話だったの?」
「確か、島田さんって女性の方だったぞ!」
「島田さん!島田!島田!知らないわ!今忙しいのよ!お母さんが変な服を買って来るから困っているのよ!こんな服嫌だと言っているのに、今流行りだから今日だけでも着て行けって五月蠅いのよ!」
「似合っていると思うがな!」智光は言うが、過去に無い大胆な服装で色っぽいと思っていた。
「このブラ見えちゃうわ!」そう言いながら二階に戻る麻結。
「お母さん!この服だとブラが見えちゃうわ!」
「言ったでしょう?店員さんが勧めた新しく買った物にすれば大丈夫よ!」
「それって胸が半分見えているのよ!恥ずかしいわ!」
「下着が見える方が恥ずかしいわよ!」
我が子ながら、惚れ惚れする様な姿にうっとりする浅子。
本当にスタイルも体形も容姿も素晴らしい!何故あの様な障害者男と付き合うのか理解出来ない。
自分達が見合いを勧めたから、反発して変な方向に向かってしまった事は確かだと思う。
梅宮の準備した三人の動きも芳しくないので、今は薮内卓也との結婚を画策する以外術が無いと思う。
このまま成り行きと哀れみで、結婚まで進んだら大変だからくい止めようと必死だった。
「これで良い!でも恥ずかしいわ!」
「上着を着るから、殆ど見えないわよ!ジャケット着てみなさいよ!」
ジャケットを着ても胸のシースルーが気に成る麻結。
「これを着ければばっちりよ!」浅子が出して来たのは、金のネックレスで結構豪華な品物。
「えっ、これを私に!わー凄い!」一気に上機嫌に成る麻結。
紺のワンピースに映えるネックレス。
鏡に写して「ありがとう!」振り返って満面の笑み。
「歩くのに気を付けないと駄目ね!」そう言いながら階段を降りて行く。
肩が露出しているので、同系色のジャケットを着なければ外を歩くのが恥ずかしいと思う程だ。
「肩まで出ているから、ネックレスが非常に映えるね!お母さんの見立ては中々だな!」
「こんな服初めてよ!」智光の前でネックレスを見せる麻結。
「もうそろそろ、化粧をしなければ時間が有りませんよ!」
浅子が二階から遅れて降りて来て言う。
「どうです!我が子ながら色っぽい姿でしょう?」
「あの姿を見て逃げる男は居ないだろうな?」
「自分の娘に惚れたら駄目ですよ!」そう言って微笑む浅子。
「今日はお泊りか?」
「そうなれば決まりですよ!明日はあの男と会う約束をしている様ですが、キャンセルに成るでしょう!」
「そうだな!あの男には申し訳ないが、吊り合わないから仕方ない!」
「梅宮さんには来週にでも断りの連絡をして、例の三人も断りましょう!」
「相談所のペナルティの5万だが、あの男の分も出してやろうと思うのだよ!」
「そうですね!麻結の気まぐれに付き合わされた可哀そうな方ですからね!」
「最初から薮内の息子に決めて居たら、この様な事には成らなかったな!」
「そうでしたね!来年には大台ですから、子供も早く出来れば良いですね!」
二人は勝手な夢を語っていた。
「来たわ!同じ車だわ!今日は高速でも負けないわよ!」
スポーツタイプの車に乗っているので強気に成る。
卓也は車を降りると、大きな声を出さないで落合に家に入って行った。
「おはようございます」
智光が卓也の声を聞き付けて、玄関に出て来た。
「今日はよろしく頼むよ!娘は歳だけ30だが、男性経験は多分殆ど無いと思うので、、、、」
「判っていますよ!エスコートは任せて下さい!」
「例の料理旅館に行くのか?」
「は、はい!予約もして有ります!明日は夕方までには戻りますので、、、、」
「これは娘の着替えだ!隠して必要時に使ってくれ!」
小さな紙袋を手渡す智光。
「行って来ます!」家の中から麻結の声が聞こえた。
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