92 / 98
混乱
しおりを挟む
84-091
二人は祐樹に教えて貰った武史の自宅に向かった。
「小さい家だわね!見張る場所が無いわ」
「金持ちでも無いし、障害者の人でしょう?」
「怪我でもさせて来い!って言われたけれど、そんな事出来る?」
「もう直ぐ5時だから、本人に会えるかも知れないわね!」
「近くの会社だから、早いって聞いたわ!」
二人は暫く路上駐車で見張る事にした。
やがて武史の車が戻って来て、直ぐに自宅に入ってしまって殆ど見えない。
「車の影から自宅に入ったの?」
「頭のてっぺんしか見えなかったわね!」
「我々に気が付いたの?」
「軽四の向う側を確かに家に入ったわよ!」
二人は武史の顔を見る事も無く、一日目の監視を終わった。
早速、夜に成ると祐樹が本人を確認したか?と問いただされた二人。
背が小さい貧弱な男で、弱弱しくて車の陰に隠れる程でしたと報告した。
それを聞いた祐樹は一層怒りが増していた。
障害者でそんなチビに自分が負けた事実、尼寺に入信も嘘だったので怒りは収まらない。
祐樹は三島に落合の自宅を監視して、本当に麻結が尼寺から帰って居るのか?を確かめさせていた。
その三島が「麻生さん!尼に成った女ですが、どうやら妊娠していたので追い出された様です!」と調べて来た。
「な、何!尼寺に入った女が妊娠していたのか?私が確かめに行った時は確かに尼寺に居たからな!すると姫路の大森とか云う障害者の子供?」
母の久美子に自分が調べた事実を伝える祐樹は興奮を隠せない。
「今頃、妊娠が?それじゃ結納の時既に妊娠していたのでは?それは由々しき事態だわ!麻生の家を小馬鹿にしているわ!」怒る久美子。
「僕も許せません!」
「どうするのよ!」
「ぶち壊してやろうと考えて居ます!」
「どの様に?私なら流産させてやるわ!」過激な言葉を発する久美子。
「私は、相手の男を始末させます!障害者で歩行が困難だと聞いたので、事故に見せかけて、、、、、」
「祐樹が手を出したら駄目よ!誰かを使いなさい!」
「勿論です!杖を使わないと歩けない様ですから、車で引っ掛けるだけで充分だと思います!」
狂った親子はお互いの憎悪を爆発させようとしていた。
久美子は別に探偵を雇って、翌日から麻結の行動を監視させて逐一報告させた。
祐樹は由紀子と静子に事故を装って半殺しにする様に命じた。
殺人とは絶対に言わないで、事故を装う様に指示をしたのだ。
土曜日、武史が車で魚住の麻結の自宅に向かった、
二人の前に初めて姿を見せた武史を見て、静子が「あの人凄い腰が曲がっていたのね!」
「本当ね!あの美人と恋仲?既に結婚の約束もしているのでしょう?」
「信じられないわ!麻生の息子を蹴って、、、、、、」
「事故を装って、、、、、そんな事私には絶対に出来ないわ!歩くのも大変なのよ!」
「そうね!私も出来ない!彼には彼女が最初で最後の女性だと思うわ!」
「彼女の勇気にも驚く!祐樹との結納を辞める為に坊主に成ったのよ!私なら絶対に無理だわ!」
「大金持ちの麻生家の嫁を蹴って、小さな家の身体障害者と一緒に成る何て、、、、、」
二人は尾行をしながら、とても事故を装って彼を、、、、、その様な考えは既に消えていた。
二人の予想通り、武史の車は自分達が何度も監視した落合の家の前に止まった。
すると中から麻結が笑顔で手を振りながら出て来た。
「幸せそうだわ!」
「本当ね!二人はラブラブよ!」
麻結が助手席に乗ると、直ぐに車は発進して国道を東に走って行く。
軽四と自分達の車の間に白い車が走っている。
しばらく走ると、車は右に曲がった。
同じ様に白い車も右に曲がって、武史の軽四の後を走る。
しばらく走って左に曲がった時、由紀子が「前の車は尾行しているわよ!」と口走った。
「私達以外に尾行を頼んでいるのかしら?」
「それは無いと思うわ!」
車は暫く走ると小南産婦人科の看板の駐車場に入った。
尾行の白い車は少し速度を落としたが通り過ぎて止まった。
「ほら、尾行の車よ!」
「二人は産婦人科に来たのね!」
「堕胎に?」
「由紀子は馬鹿なの?あんなに嬉しそうな顔で堕胎に来るカップルが何処に居るのよ!」
「じゃあ、おめでた!」
「間違い無いわね!病院で診て貰うのは今日が最初だから、彼が一緒に来たのよ!」
「嬉しいでしょうね!あの身体で子供が、、、、、、」思わず涙ぐむ由紀子。
「でも、あの尾行の車怪しいわね!」
「今度はあの車を尾行しましょうか?」
「何も貰えないわよ!」
「でも何か有る筈よ!」
「あの感じなら、麻結さんを尾行していたのね!」
「何が目的?」
「私達が失敗したら、麻結さんを狙う?」
「あの祐樹がそこまでするかな?」
二人は動き出した白い車の尾行を始めた。
「おめでたに間違い有りませんよ!来年のお正月には生まれますよ!」と言われて大喜びに成った。
検査薬と母子手帳では重みが異なる。
満面の笑みで病院を後にした二人。
二人は祐樹に教えて貰った武史の自宅に向かった。
「小さい家だわね!見張る場所が無いわ」
「金持ちでも無いし、障害者の人でしょう?」
「怪我でもさせて来い!って言われたけれど、そんな事出来る?」
「もう直ぐ5時だから、本人に会えるかも知れないわね!」
「近くの会社だから、早いって聞いたわ!」
二人は暫く路上駐車で見張る事にした。
やがて武史の車が戻って来て、直ぐに自宅に入ってしまって殆ど見えない。
「車の影から自宅に入ったの?」
「頭のてっぺんしか見えなかったわね!」
「我々に気が付いたの?」
「軽四の向う側を確かに家に入ったわよ!」
二人は武史の顔を見る事も無く、一日目の監視を終わった。
早速、夜に成ると祐樹が本人を確認したか?と問いただされた二人。
背が小さい貧弱な男で、弱弱しくて車の陰に隠れる程でしたと報告した。
それを聞いた祐樹は一層怒りが増していた。
障害者でそんなチビに自分が負けた事実、尼寺に入信も嘘だったので怒りは収まらない。
祐樹は三島に落合の自宅を監視して、本当に麻結が尼寺から帰って居るのか?を確かめさせていた。
その三島が「麻生さん!尼に成った女ですが、どうやら妊娠していたので追い出された様です!」と調べて来た。
「な、何!尼寺に入った女が妊娠していたのか?私が確かめに行った時は確かに尼寺に居たからな!すると姫路の大森とか云う障害者の子供?」
母の久美子に自分が調べた事実を伝える祐樹は興奮を隠せない。
「今頃、妊娠が?それじゃ結納の時既に妊娠していたのでは?それは由々しき事態だわ!麻生の家を小馬鹿にしているわ!」怒る久美子。
「僕も許せません!」
「どうするのよ!」
「ぶち壊してやろうと考えて居ます!」
「どの様に?私なら流産させてやるわ!」過激な言葉を発する久美子。
「私は、相手の男を始末させます!障害者で歩行が困難だと聞いたので、事故に見せかけて、、、、、」
「祐樹が手を出したら駄目よ!誰かを使いなさい!」
「勿論です!杖を使わないと歩けない様ですから、車で引っ掛けるだけで充分だと思います!」
狂った親子はお互いの憎悪を爆発させようとしていた。
久美子は別に探偵を雇って、翌日から麻結の行動を監視させて逐一報告させた。
祐樹は由紀子と静子に事故を装って半殺しにする様に命じた。
殺人とは絶対に言わないで、事故を装う様に指示をしたのだ。
土曜日、武史が車で魚住の麻結の自宅に向かった、
二人の前に初めて姿を見せた武史を見て、静子が「あの人凄い腰が曲がっていたのね!」
「本当ね!あの美人と恋仲?既に結婚の約束もしているのでしょう?」
「信じられないわ!麻生の息子を蹴って、、、、、、」
「事故を装って、、、、、そんな事私には絶対に出来ないわ!歩くのも大変なのよ!」
「そうね!私も出来ない!彼には彼女が最初で最後の女性だと思うわ!」
「彼女の勇気にも驚く!祐樹との結納を辞める為に坊主に成ったのよ!私なら絶対に無理だわ!」
「大金持ちの麻生家の嫁を蹴って、小さな家の身体障害者と一緒に成る何て、、、、、」
二人は尾行をしながら、とても事故を装って彼を、、、、、その様な考えは既に消えていた。
二人の予想通り、武史の車は自分達が何度も監視した落合の家の前に止まった。
すると中から麻結が笑顔で手を振りながら出て来た。
「幸せそうだわ!」
「本当ね!二人はラブラブよ!」
麻結が助手席に乗ると、直ぐに車は発進して国道を東に走って行く。
軽四と自分達の車の間に白い車が走っている。
しばらく走ると、車は右に曲がった。
同じ様に白い車も右に曲がって、武史の軽四の後を走る。
しばらく走って左に曲がった時、由紀子が「前の車は尾行しているわよ!」と口走った。
「私達以外に尾行を頼んでいるのかしら?」
「それは無いと思うわ!」
車は暫く走ると小南産婦人科の看板の駐車場に入った。
尾行の白い車は少し速度を落としたが通り過ぎて止まった。
「ほら、尾行の車よ!」
「二人は産婦人科に来たのね!」
「堕胎に?」
「由紀子は馬鹿なの?あんなに嬉しそうな顔で堕胎に来るカップルが何処に居るのよ!」
「じゃあ、おめでた!」
「間違い無いわね!病院で診て貰うのは今日が最初だから、彼が一緒に来たのよ!」
「嬉しいでしょうね!あの身体で子供が、、、、、、」思わず涙ぐむ由紀子。
「でも、あの尾行の車怪しいわね!」
「今度はあの車を尾行しましょうか?」
「何も貰えないわよ!」
「でも何か有る筈よ!」
「あの感じなら、麻結さんを尾行していたのね!」
「何が目的?」
「私達が失敗したら、麻結さんを狙う?」
「あの祐樹がそこまでするかな?」
二人は動き出した白い車の尾行を始めた。
「おめでたに間違い有りませんよ!来年のお正月には生まれますよ!」と言われて大喜びに成った。
検査薬と母子手帳では重みが異なる。
満面の笑みで病院を後にした二人。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
清掃員と僕の密やかな情状
MisakiNonagase
恋愛
都心のオフィスビルで働く会社員の26歳・高城蓮(たかぎれん)。彼の無機質な日常に唯一の彩りを与えていたのは、夕方から現れる70歳の清掃員・山科和子だった。
青い作業服に身を包み、黙々と床を磨く彼女を、蓮は「気さくなおばあちゃん」だと思っていた。あの日、立ち飲み屋で私服姿の彼女と再会するまでは――。
肉じゃがの甘い湯気、溶けゆく氷の音、そして重ねた肌の温もり。
44歳の年齢差を超え、孤独を分かち合った二人が辿り着いた「愛の形」とは。これは、一人の青年が境界線の向こう側で教わった、残酷なまでに美しい人生の記録。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる