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王太子side
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シアが懐妊したため、パーティーに伴に出来ない。
仕方なくマリアに出席するように言ったが、頭が痛い。
真っ赤な露出の激しい安いドレスを着て、ケバケバしい化粧をしている。宝石もデカいだけで質はよくない。
「ソルぅ。久しぶりぃ。まだ怒ってるぅ?」
これが可愛いと思ってた時期もあるだよな。今となってはどこが良かったのか全く分からない。
「ソルだってぇ、不倫したでしょぉ? だからぁ、お互いさまだよぉ」
「不倫?」
「そぉ。あたし以外のぉ、女とエッチしたでしょぉ?」
シアのことを言ってるのか?
「シアは側妃だ」
「妾さんってことでしょぉ。知ってるよぉ」
側妃と妾は違う。それすら知らないのか……。この6年で何を学んで来たんだ?
エスコートしようと手を出したら腕に抱きついてきた。更に胸を腕に押し付けてくる。
そのまま入場して席に着く。
「久しぶりのパーティーだから楽しみぃ。カッコイイ人と沢山踊るんだぁ。お酒もたくさぁん飲みたいなぁ」
それからぁそれからぁと話が続いていたが、殆ど聞いてなかった。パーティーが始まり貴族たちが挨拶に来る。
「王太子妃殿下、お久しぶりですな。お体でも崩しておりましたか?無理はよくありませんぞ。側妃様もおいでですし安心して大丈夫ですぞ」
「違うよぉ。ソルがぁ、いじわるしてぇ、出してくれなかったのぉ。酷いよねぇ?」
酷いのはマリアだ。公爵の皮肉も分からないのか。遠回しにシアのほうがいいから引っ込んでろと言われてるというのに。母上も呆れて顔を隠していらっしゃる。
その後のダンスも酷いものだった。寄りかかってくるだけで自分でステップも踏もうとしない。足も何度も踏まれた。
昔の自分よ。これのどこが良かったんだ?
いくらセレスティアに無下にされてたからといって、いくら言い寄られたからといって、これはないんじゃないか?
シアの素晴らしさを知ってるから余計にマリアの酷さが目につく。
それでも一時は愛した女性だ。彼女の未来は決まってるが、それまでは責任を持ちたい。
1曲、踊り終わって戻ろうとするがマリアはするりと離れていく。
「あたし、踊ってくるねぇ」
自由気ままなマリアは、その後沢山の男性と踊り騒ぎ、しまいには酒に酔ってまともに歩けなくなった。
侍従に指示を出して王太子妃宮に戻した。
「相変わらず酷いわね」
「申し訳ありません、母上」
「フェリシアはどうしたのですか?」
「彼女は体調が優れず」
「そう。そういうことでいいのね」
母上が嬉しそうに目を細めた。懐妊してることがバレたかも。まぁ、母上にはいいか。
「王太子妃の政務はわたくしがしますわ」
「母上……」
「あなたばかりしてたら、フェリシアが気にするでしょう」
「ありがとうございます」
「その代わりフェリシアを気遣ってやりなさい。まだ15歳の少女よ。不安なことは多いわ」
母上の言う通りシアはまだ15歳だ。私がしっかり支えていかなければ。
仕方なくマリアに出席するように言ったが、頭が痛い。
真っ赤な露出の激しい安いドレスを着て、ケバケバしい化粧をしている。宝石もデカいだけで質はよくない。
「ソルぅ。久しぶりぃ。まだ怒ってるぅ?」
これが可愛いと思ってた時期もあるだよな。今となってはどこが良かったのか全く分からない。
「ソルだってぇ、不倫したでしょぉ? だからぁ、お互いさまだよぉ」
「不倫?」
「そぉ。あたし以外のぉ、女とエッチしたでしょぉ?」
シアのことを言ってるのか?
「シアは側妃だ」
「妾さんってことでしょぉ。知ってるよぉ」
側妃と妾は違う。それすら知らないのか……。この6年で何を学んで来たんだ?
エスコートしようと手を出したら腕に抱きついてきた。更に胸を腕に押し付けてくる。
そのまま入場して席に着く。
「久しぶりのパーティーだから楽しみぃ。カッコイイ人と沢山踊るんだぁ。お酒もたくさぁん飲みたいなぁ」
それからぁそれからぁと話が続いていたが、殆ど聞いてなかった。パーティーが始まり貴族たちが挨拶に来る。
「王太子妃殿下、お久しぶりですな。お体でも崩しておりましたか?無理はよくありませんぞ。側妃様もおいでですし安心して大丈夫ですぞ」
「違うよぉ。ソルがぁ、いじわるしてぇ、出してくれなかったのぉ。酷いよねぇ?」
酷いのはマリアだ。公爵の皮肉も分からないのか。遠回しにシアのほうがいいから引っ込んでろと言われてるというのに。母上も呆れて顔を隠していらっしゃる。
その後のダンスも酷いものだった。寄りかかってくるだけで自分でステップも踏もうとしない。足も何度も踏まれた。
昔の自分よ。これのどこが良かったんだ?
いくらセレスティアに無下にされてたからといって、いくら言い寄られたからといって、これはないんじゃないか?
シアの素晴らしさを知ってるから余計にマリアの酷さが目につく。
それでも一時は愛した女性だ。彼女の未来は決まってるが、それまでは責任を持ちたい。
1曲、踊り終わって戻ろうとするがマリアはするりと離れていく。
「あたし、踊ってくるねぇ」
自由気ままなマリアは、その後沢山の男性と踊り騒ぎ、しまいには酒に酔ってまともに歩けなくなった。
侍従に指示を出して王太子妃宮に戻した。
「相変わらず酷いわね」
「申し訳ありません、母上」
「フェリシアはどうしたのですか?」
「彼女は体調が優れず」
「そう。そういうことでいいのね」
母上が嬉しそうに目を細めた。懐妊してることがバレたかも。まぁ、母上にはいいか。
「王太子妃の政務はわたくしがしますわ」
「母上……」
「あなたばかりしてたら、フェリシアが気にするでしょう」
「ありがとうございます」
「その代わりフェリシアを気遣ってやりなさい。まだ15歳の少女よ。不安なことは多いわ」
母上の言う通りシアはまだ15歳だ。私がしっかり支えていかなければ。
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