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出産
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王太子妃の政務を王妃殿下がしてくれてるようで、ディー様のお帰りが早くなってる。
安定期に入っても心配してなかなかベッドから出してくれなかった。王宮医師が運動しないと出産が大変になるって言ってくれて、庭までなら行くことを許可してもらえた。
ディー様って本当に2児のお父様?慣れてなさすぎる。
「……お腹が痛いわ」
「側妃様、大丈夫ですか?」
「ええ……」
侍女に寄り掛かりながら寝室まで行く。王宮医師が来て診てくれる。
「陣痛ですな」
とうとう来たのね。
それから丸1日かけて白金髪の男の子を産んだ。
「シア!」
ディー様が駆け寄ってくる。そして、そのまま抱きしめられた。
「ありがとう、シア」
「殿下、お子にございます」
ディー様は王宮医師から子供も渡される。
「小さいな。子供とはこんなに小さいものなのか」
もしかしてディー様、王太子妃殿下のお子とはお会いしてないのかしら?
「フェリシア、ご苦労であった」
国王陛下と王妃殿下もやってきた。
「まぁ! 王太子にそっくりだわ!」
「はい。母上、私に似ています」
子供の名前は目が開いてから決めることになった。金目であれば王位継承権が与えられる。
「シア、疲れただろう。ゆっくりお休み」
わたくしは眠りについた。
わたくしが産んだ子は金目で王色だった。王都は勿論のこと各街の鐘が鳴り響く。新しい王色の誕生に恩赦が出された。
名前はルートヴィッヒと国王陛下が名付けてくださった。
ルートヴィッヒは大人しくあまり泣かない子だった。
ディー様はルートヴィッヒにメロメロで時間があれば会いに行ってる。
「ルートヴィッヒ、お父様だぞ」
そう言いながらルートヴィッヒの頬をつついてる。ルートヴィッヒは楽しそうにきゃっきゃっと笑っている。この調子だと初めて喋る言葉がお母様でなくお父様になりそうだわ。
そんな和やかな時に一報が入った。
「王太子妃殿下がご懐妊なさいました」
これにはびっくりした。
「ディー様、いつの間に?」
毎晩一緒にいたはずなのに。ディー様は首を激しく振ってる。
「マリアの不貞を目にして以来、行ってない」
「それでは……」
不貞の子!?
ディー様に露見したというのに、不貞を続けていらしたの?
「どうなさいますの?」
「……子に罪はない。産まれるまでは王宮で面倒を見る」
「1度、お会いした方がよろしいのでは?」
ディー様は徐に嫌な顔をする。
「わたくしも伴に参りますわ」
「いいのか?」
「はい。わたくしはディー様の妃ですもの。一緒に悩み解決いたしましょう」
まずは相手を特定しないとね。それから、侍女と護衛を一斉解雇して新しい人をいれないといけないわね。苦言を呈さないものは職務怠慢でしてよ。
安定期に入っても心配してなかなかベッドから出してくれなかった。王宮医師が運動しないと出産が大変になるって言ってくれて、庭までなら行くことを許可してもらえた。
ディー様って本当に2児のお父様?慣れてなさすぎる。
「……お腹が痛いわ」
「側妃様、大丈夫ですか?」
「ええ……」
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とうとう来たのね。
それから丸1日かけて白金髪の男の子を産んだ。
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「ありがとう、シア」
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もしかしてディー様、王太子妃殿下のお子とはお会いしてないのかしら?
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「まぁ! 王太子にそっくりだわ!」
「はい。母上、私に似ています」
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そう言いながらルートヴィッヒの頬をつついてる。ルートヴィッヒは楽しそうにきゃっきゃっと笑っている。この調子だと初めて喋る言葉がお母様でなくお父様になりそうだわ。
そんな和やかな時に一報が入った。
「王太子妃殿下がご懐妊なさいました」
これにはびっくりした。
「ディー様、いつの間に?」
毎晩一緒にいたはずなのに。ディー様は首を激しく振ってる。
「マリアの不貞を目にして以来、行ってない」
「それでは……」
不貞の子!?
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「どうなさいますの?」
「……子に罪はない。産まれるまでは王宮で面倒を見る」
「1度、お会いした方がよろしいのでは?」
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「わたくしも伴に参りますわ」
「いいのか?」
「はい。わたくしはディー様の妃ですもの。一緒に悩み解決いたしましょう」
まずは相手を特定しないとね。それから、侍女と護衛を一斉解雇して新しい人をいれないといけないわね。苦言を呈さないものは職務怠慢でしてよ。
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