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7歳になり冒険者学園に行くことになった。私はシルの家から通うことになる。クランに入ってて中央に拠点がある人はクランから、それ以外の人は寮に入る。
この1年と少しでミーアさんは無事SSランクになり今はポイントを貯めてる。ザンド商会はSランクになり中央で店を開いた。
「離れたくない」
朝からシルが離れない。出会ってから1度も離れたことはないから私も正直に言って心細かった。
「学校が終わったら速攻で戻ってくるからね」
「終わりを見計らって迎えに行く」
お迎えに来てくれるなんて嬉しい。シルは何度もギンちゃんに私を守るんだぞと言い聞かせていた。
学園は家から20分のところにあった。とても大きくて迷子になりそうだ。制服などはなく服装は自由になってる。だから私もローブ姿だ。
「今日から通うことになったティナと申します」
「ティナ様ですね。こちらがカリキュラム表と案内になります」
まずは文字の読み方からね。教室はあっちね。
教室に入ると様々な年齢の人がいた。空いてる席に座る。
「それではテストします。ご自身がどこまで出来てるのか把握してください」
授業の始まりはテストからで出来てない部分を学ぶ形となってる。私は読み書きは問題ないので全部埋めた。採点を教師3人で行い直ぐに答案が返ってくる。私は満点だった。
「ティナさんは読み書きの最終テストを受けてください」
ここで合格しないと最終テストは受けさせてもらえない。授業を受けるのもお金がかかるけど、この最終テストもお金がかかる。
「すげー、一発合格かよ!」
「羨ましい!!」
「上品そうだから貴族の出身か?」
彼らは合格しなかったようで教師がつきっきりで教えてる。私は退出してOKのため次のカリキュラムまで探索して時間を潰した。
2コマ目は礼儀作法の基礎だった。内容は立ち姿から座った時の姿勢、歩き方。どれも公爵令嬢の時に学んだものでこちらも合格を貰えて最終テストを受ける権利をもらう。
この後は昼食で2時間ある。私は中庭のベンチに座りお弁当を出した。食堂もあるが味があれなので私には無理だ。久々にひとりで食べるご飯は新鮮だったけど、ちょっと寂しい思いもした。
食事の後は学園を見て回った。図書館があり時間つぶしに本を読んで過ごす。
午後は午前受けた授業の最終テストだ。最終テストまでいけなかった生徒は午前で帰る。
両方とも合格をもらい今日の授業は終わりだ。
門のところに行くとシルがいる。思わず走って飛びつく。
「寂しかったぞ」
「……私も」
平気だと思ってたけど結構辛かった。学校でこうなんだからダンジョンの時、どうなるか。電話しまくりそうだ。
そのままシルに抱っこされて家に帰る。
家に帰ってからは学園での話をした。
「ティナなら直ぐに卒業出来そうだな」
「そうだといいなぁ」
皆Bランクになるためにきていて友達とかは出来そうにない。
この1年と少しでミーアさんは無事SSランクになり今はポイントを貯めてる。ザンド商会はSランクになり中央で店を開いた。
「離れたくない」
朝からシルが離れない。出会ってから1度も離れたことはないから私も正直に言って心細かった。
「学校が終わったら速攻で戻ってくるからね」
「終わりを見計らって迎えに行く」
お迎えに来てくれるなんて嬉しい。シルは何度もギンちゃんに私を守るんだぞと言い聞かせていた。
学園は家から20分のところにあった。とても大きくて迷子になりそうだ。制服などはなく服装は自由になってる。だから私もローブ姿だ。
「今日から通うことになったティナと申します」
「ティナ様ですね。こちらがカリキュラム表と案内になります」
まずは文字の読み方からね。教室はあっちね。
教室に入ると様々な年齢の人がいた。空いてる席に座る。
「それではテストします。ご自身がどこまで出来てるのか把握してください」
授業の始まりはテストからで出来てない部分を学ぶ形となってる。私は読み書きは問題ないので全部埋めた。採点を教師3人で行い直ぐに答案が返ってくる。私は満点だった。
「ティナさんは読み書きの最終テストを受けてください」
ここで合格しないと最終テストは受けさせてもらえない。授業を受けるのもお金がかかるけど、この最終テストもお金がかかる。
「すげー、一発合格かよ!」
「羨ましい!!」
「上品そうだから貴族の出身か?」
彼らは合格しなかったようで教師がつきっきりで教えてる。私は退出してOKのため次のカリキュラムまで探索して時間を潰した。
2コマ目は礼儀作法の基礎だった。内容は立ち姿から座った時の姿勢、歩き方。どれも公爵令嬢の時に学んだものでこちらも合格を貰えて最終テストを受ける権利をもらう。
この後は昼食で2時間ある。私は中庭のベンチに座りお弁当を出した。食堂もあるが味があれなので私には無理だ。久々にひとりで食べるご飯は新鮮だったけど、ちょっと寂しい思いもした。
食事の後は学園を見て回った。図書館があり時間つぶしに本を読んで過ごす。
午後は午前受けた授業の最終テストだ。最終テストまでいけなかった生徒は午前で帰る。
両方とも合格をもらい今日の授業は終わりだ。
門のところに行くとシルがいる。思わず走って飛びつく。
「寂しかったぞ」
「……私も」
平気だと思ってたけど結構辛かった。学校でこうなんだからダンジョンの時、どうなるか。電話しまくりそうだ。
そのままシルに抱っこされて家に帰る。
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皆Bランクになるためにきていて友達とかは出来そうにない。
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