after the rain

ノデミチ

文字の大きさ
17 / 24

16. 何やってんだか

しおりを挟む
 開南高校駐輪場。
 屋根付きで4棟あるんだけど、その内バイク用は1棟だけ。後の3棟は自転車用。駐輪スペースの幅が少し違うんだ。
 バイク用は、横にヘルメットを掛けなければならない場合が殆どだから。
 それに、直立スタンドが無い型のモノもある。まぁ、これは自転車も同じだけど、バイクとは傾きもだけど、そもそもの車体の幅が違うし。

 亀沢が停めた後、あの一橋先輩がやって来たらしい。

 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 あの女金井はビッチのくせに、オレ一橋とは殆どセックスしなかった。何かと理由言い訳つけてやがったし、まぁ、嫌がるアイツを押し倒すのは、オレの征服欲を程良く刺激してくれたが。
 が、それにも飽きたから、他にも寄って来る女はいたし、2ヶ月程~だよな、GW後に声掛けて、6月も終わろうとしてる頃に捨てたんだから。

 最近、クラスメート…って言うか、同学年の女共が誘いに乗ってこねぇー。だから1年にちょいちょい声をかけてやってるって言うのに。
 今年の新入生は、なんかパッとしねぇんだよな。確かに、その中じゃアイツ金井は巨乳で上玉だったんだが。
 捨てて間も無いし、また声掛けりゃ、アイツは靡くんじゃ?

 そう思ってた矢先だ。
 アイツ金井は次のオトコを見つけたらしい。

「おい、牧島」
 確か、アイツと同じクラスだったな。オレは中学ン時の後輩、牧島に声を掛けた。

「あ、ひ、一橋先輩。お疲れ様です」
「おう。お前のクラスに金井っているだろ。呼んでくれねーか?アイツ、オレの女なんだ」

 だが、牧島は怪訝な顔を見せた。

「何だ?」
「え?その、金井はカメと付き合ってるって」
「誰だ、それは⁉︎」
「同じクラスのカメ…亀沢です」

 次のオトコを見つけやがったのか。
 ったく、噂に違わぬビッチだな。

「どんなヤツだ?」
「どんな…、うーん、まぁ、付き合い悪くて、あ、バイトしてるんだった、カメの奴。バイク乗ってて、その、特徴無い奴っすよ」

 なんだ、ソレ。
 そんなんじゃ、ヨリを戻す奪い返すのも軽そうだなぁ。オレは再び、あの巨乳をどうしてくれようか、楽しい事を考え出した。

「あ、でも、金井、結構カメんちに泊まってるみたいっす。週末はほぼ。通い妻みたいって、クラスの女共も言ってたし」
「はぁ?」

 泊まって?通い妻?
 オレとは、何かと理由つけて言い訳してヤらせなかったくせに。
 その、カメってのが、オレよりいい男だとでも言うのか?

 会ってみたら、その辺にゴロゴロいそうな、誰がみても平凡モブな男だったが。
 バイク~まさか、軍団の関わり合いがある?バカが。そんなおいしいネタをくれるなんて、コイツやっぱ1年坊主ガキだな。
 それとなくSNSや口コミで拡散する。
 次の日には職員室に呼ばれやがった。これで停学か?

 だが、アイツは全くお咎め無しだと。
 信用度?その他大勢ザコモブのくせに、オレをコケにしやがって!

 見てろよ。

 駐輪場。確かPCXって言ったな。
 スクーターなんて、どれも同じに見える。どれだ?

「一橋?何やってんだ?」

 声を掛けてきたのは?同じクラスの川崎か?

「別に」
「おかしいだろ?お前、自転車通学ジテツウですらないのに」
「べ、別に」
「まさかと思うが、最近ココ、彷徨いてないか?」

 何だ?まさか噂になったか?

「はぁー。全く無関係のお前が彷徨いてると完全に不審者だぞ。それにな、ココの街灯の上、アレが見えて無いとは言わねぇよなぁ」

 街灯の上。は?か、監視カメラ?

「アレ、伊達ダミーじゃねぇぞ。お前、馬鹿だろ。悪戯や盗難があったら学校の評判信用ガタ落ちだろーが。ってか、マジで気付いてねぇーのかよ?そうやってさ、馬鹿やってる事、同学年はお前の本性バカさとチャラさ、知られつつあるんだ。いつまでもカッコいい俺様って思われてると思わないコッタな」

 な、何で、コイツにここまで言われにゃならないんだ。ふざけやがって!

「くっ」

 あの生意気な1年が言っていた"信用度"。

 まだ、この時のオレはピンと来ず、ただ傷ついたプライドに怒りまくっていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

不思議な夏休み

廣瀬純七
青春
夏休みの初日に体が入れ替わった四人の高校生の男女が経験した不思議な話

友達の妹が、入浴してる。

つきのはい
恋愛
 「交換してみない?」  冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。  それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。  鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。  冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。  そんなラブコメディです。

百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話

釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。 文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。 そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。 工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。 むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。 “特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。 工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。 兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。 工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。 スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。 二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。 零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。 かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。 ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。

付き合う前から好感度が限界突破な幼馴染が、疎遠になっていた中学時代を取り戻す為に高校ではイチャイチャするだけの話

頼瑠 ユウ
青春
高校一年生の上条悠斗は、同級生にして幼馴染の一ノ瀬綾乃が別のクラスのイケメンに告白された事を知り、自身も彼女に想いを伝える為に告白をする。 綾乃とは家が隣同士で、彼女の家庭の事情もあり家族ぐるみで幼い頃から仲が良かった。 だが、悠斗は小学校卒業を前に友人達に綾乃との仲を揶揄われ、「もっと女の子らしい子が好きだ」と言ってしまい、それが切っ掛けで彼女とは疎遠になってしまっていた。 中学の三年間は拒絶されるのが怖くて、悠斗は綾乃から逃げ続けた。 とうとう高校生となり、綾乃は誰にでも分け隔てなく優しく、身体つきも女性らしくなり『学年一の美少女』と謳われる程となっている。 高嶺の花。 そんな彼女に悠斗は不釣り合いだと振られる事を覚悟していた。 だがその結果は思わぬ方向へ。実は彼女もずっと悠斗が好きで、両想いだった。 しかも、綾乃は悠斗の気を惹く為に、品行方正で才色兼備である事に努め、胸の大きさも複数のパッドで盛りに盛っていた事が発覚する。 それでも構わず、恋人となった二人は今まで出来なかった事を少しずつ取り戻していく。 他愛の無い会話や一緒にお弁当を食べたり、宿題をしたり、ゲームで遊び、デートをして互いが好きだという事を改めて自覚していく。 存分にイチャイチャし、時には異性と意識して葛藤する事もあった。 両家の家族にも交際を認められ、幸せな日々を過ごしていた。 拙いながらも愛を育んでいく中で、いつしか学校では綾乃の良からぬ噂が広まっていく。 そして綾乃に振られたイケメンは彼女の弱みを握り、自分と付き合う様に脅してきた。 それでも悠斗と綾乃は屈せずに、将来を誓う。 イケメンの企てに、友人達や家族の助けを得て立ち向かう。 付き合う前から好感度が限界突破な二人には、いかなる障害も些細な事だった。

将棋部の眼鏡美少女を抱いた

junk
青春
将棋部の青春恋愛ストーリーです

処理中です...