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私の復讐
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お金はある。
いくらでも出すわ。
綺麗になるためなら。
今までは、やっぱり躊躇していた。
でも、直也君のために、私は変わるの。
整形手術。
潜りの医者。
秘密は守られる。
昔、このブスな私に、親切にも、整形を勧めてくれた人がいた。
その人は、とても危ない医者を私に教えてくれていたの。
今になって、役立つなんて…
腕は確からしい。
私はすべてを捨て、新しい自分になることを決めた。
手術は…
成功した。
数日は苦しかった。
でも、今まで味わって来た苦しみに比べたら、楽な痛みだわ。
嬉しい。
もう少しよ、直也君。
待っててね…
鏡の前。
先生が包帯を外す。
ゆっくりと目を開けた…
誰?
鏡の中の美人は、一体誰なの?
『手術は成功ですよ、あなたは今から新しい人生を踏み出すんです。おめでとう』
先生が言った言葉に、自然と涙がこぼれた。
私はうなづいて、しっかり決意したの。
真梨愛、待っててね、もうすぐあなたの命を奪いに行くから。
私は、真梨愛を待った。
入念に調べたわ。
真梨愛が帰る道、近くの廃工場。
監視カメラもない。
人通りもない。
あの、悪魔を、私は…
不思議と不安は無かった。
どうしてかな?
こんなこと、初めての体験なのに。
私は、私の中の深い闇を、少しずつ、でも正確に…理解し始めた。
高校3年生。
私は、孤独だった。
父が亡くなったあと、母は荒れて、一人娘の私を放ったらかして、毎日遊び回っていた。
だから、イジメのことなんて、母は、気にも止めなかったわ。
先生も友達も…
気づいてたに違いないのに、誰も助けてくれなかった。
ブスで根暗はイジメられても仕方ないって…
まるでそう言われてるように感じていた。
真梨愛は、私を蹴ったり殴ったりするように、取り巻きに命令した。
私物が無くなるなんて、日常茶飯事。
でも、1番きつかったのは、真梨愛が私に毎日のように吐いた暴言。
死ね、お前なんて生きてる価値ない。
生きてる価値。
確かに真梨愛の言う通りだった。
私には、生きてる価値なんてないんだ。
生きてたって…
生きてたって仕方ない。
でも、その地獄のような暴言と暴力から、たった1人救ってくれたのが、直也君だったの。
『沙羅ちゃん、消しゴム貸して』
『理科のノート写させてよ、沙羅ちゃん』
何もないように、私に話してくれた人。
こんな私を人間として扱ってくれた人。
だから、私は…今まで生きて来られた。
直也君のために、私は真梨愛を殺す。
私は、真梨愛を後ろから襲って、廃工場に引っ張りこんだ。
『やめて!』
真梨愛も抵抗し、私は被っていた帽子を飛ばされてしまった。
『誰?なんで?』
そっか…
今の私は、真梨愛にとっては、見知らぬ誰か。
顔を隠す必要はなかった。
悪魔は、この世に生きてる価値は無いのよ。
私は、真梨愛を鉄パイプで殴った。
昔、真梨愛が私にしたように…
真梨愛は、ぐったりとして、起きてこなくなった。
いくらでも出すわ。
綺麗になるためなら。
今までは、やっぱり躊躇していた。
でも、直也君のために、私は変わるの。
整形手術。
潜りの医者。
秘密は守られる。
昔、このブスな私に、親切にも、整形を勧めてくれた人がいた。
その人は、とても危ない医者を私に教えてくれていたの。
今になって、役立つなんて…
腕は確からしい。
私はすべてを捨て、新しい自分になることを決めた。
手術は…
成功した。
数日は苦しかった。
でも、今まで味わって来た苦しみに比べたら、楽な痛みだわ。
嬉しい。
もう少しよ、直也君。
待っててね…
鏡の前。
先生が包帯を外す。
ゆっくりと目を開けた…
誰?
鏡の中の美人は、一体誰なの?
『手術は成功ですよ、あなたは今から新しい人生を踏み出すんです。おめでとう』
先生が言った言葉に、自然と涙がこぼれた。
私はうなづいて、しっかり決意したの。
真梨愛、待っててね、もうすぐあなたの命を奪いに行くから。
私は、真梨愛を待った。
入念に調べたわ。
真梨愛が帰る道、近くの廃工場。
監視カメラもない。
人通りもない。
あの、悪魔を、私は…
不思議と不安は無かった。
どうしてかな?
こんなこと、初めての体験なのに。
私は、私の中の深い闇を、少しずつ、でも正確に…理解し始めた。
高校3年生。
私は、孤独だった。
父が亡くなったあと、母は荒れて、一人娘の私を放ったらかして、毎日遊び回っていた。
だから、イジメのことなんて、母は、気にも止めなかったわ。
先生も友達も…
気づいてたに違いないのに、誰も助けてくれなかった。
ブスで根暗はイジメられても仕方ないって…
まるでそう言われてるように感じていた。
真梨愛は、私を蹴ったり殴ったりするように、取り巻きに命令した。
私物が無くなるなんて、日常茶飯事。
でも、1番きつかったのは、真梨愛が私に毎日のように吐いた暴言。
死ね、お前なんて生きてる価値ない。
生きてる価値。
確かに真梨愛の言う通りだった。
私には、生きてる価値なんてないんだ。
生きてたって…
生きてたって仕方ない。
でも、その地獄のような暴言と暴力から、たった1人救ってくれたのが、直也君だったの。
『沙羅ちゃん、消しゴム貸して』
『理科のノート写させてよ、沙羅ちゃん』
何もないように、私に話してくれた人。
こんな私を人間として扱ってくれた人。
だから、私は…今まで生きて来られた。
直也君のために、私は真梨愛を殺す。
私は、真梨愛を後ろから襲って、廃工場に引っ張りこんだ。
『やめて!』
真梨愛も抵抗し、私は被っていた帽子を飛ばされてしまった。
『誰?なんで?』
そっか…
今の私は、真梨愛にとっては、見知らぬ誰か。
顔を隠す必要はなかった。
悪魔は、この世に生きてる価値は無いのよ。
私は、真梨愛を鉄パイプで殴った。
昔、真梨愛が私にしたように…
真梨愛は、ぐったりとして、起きてこなくなった。
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