2人のあなたに愛されて ~歪んだ溺愛と密かな溺愛~

けいこ

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進むべき道

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私は、今抱えてるプロジェクトが終わったら、会社を辞めることを決めた。
本当は、すぐにでも辞めたかったけど、任された仕事を投げ出すわけにはいかなかった。


次の日、柊君にそのことを伝えた。
柊君はそれを受け入れ、お互いに何も無かったように仕事に専念した。


昨日のことには一切触れないようにして、柊君と樹さんも普段通りに会話してる。


ただ、結婚式のことはみんなには言わないといけない。会社のみんなも二次会の準備をしてくれてたから、丁寧に謝らないと……


柊君は結婚が破談になったこと、どうやって話すんだろう?
私も、どうやって言えばいいのか……
そんなことを考えていたら、真奈が話しかけてきた。


「柚葉、今日は付き合ってよ」


「……うん、そうだね」


「良かった。じゃあ仕事終わったらね」


真奈にはちゃんと話さなきゃ。
いつも柊君とのこと、聞いてもらってたんだから。


仕事が終わって、私は真奈と2人で食事した。
個室で落ち着いた雰囲気のお店、話しやすい環境で良かった。


ある程度食事が終わってから、真奈が少し聞きづらそうに本題に入った。


「あのさ……柚葉。昨日の夜に社長から連絡があって。一斉メールだったんだけど……」


私は、うなづいた。


「結婚式を取り止めにするってことと、二次会もやらないからって。本当に申し訳ないって……」


「そっか……。メールしたんだ。突然、びっくりしたよね、ごめんね」


「やっぱり本当なんだ」


「うん、本当。真奈には、いろいろ二次会の準備してもらってたのに。本当、ごめんね」


「そんなこと全然いいよ。ただ、柚葉、大丈夫なの?」


真奈が、心配そうに聞いてくれた。


「他は何も聞いてない?   私達が……結婚式を辞めた理由とか」


「それは何も聞いてないよ。だから心配でさ。柚葉、社長と何かあったの?   あんなにラブラブだったのに」
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