50 / 135
進むべき道
2
しおりを挟む
「真奈……私……私ね……」
そう言った瞬間、我慢できずに号泣してしまった。
真奈の顔を見ていたら、いっぱい抱えていたものが溢れだしてしまった。
「柚葉……」
真奈は、急いで私の横に来てくれて肩を抱いてくれた。
私は、そんな優しい真奈に甘えて、ひとしきり泣いた。
そして、その後、真奈に全てを話した。
「つらかったね。そんな状況で柚葉は頑張ったよ。よく別れる決心したね、偉いよ」
真奈の言葉に心から救われた気がした。
「まさか社長がそんな奴だったなんてね。正直、幻滅だよ」
「……私もまだ信じられないんだ。だけど、結婚式があったから、中途半端にしてられなくて。すぐに決断しなきゃって」
「そうだよね、わかるよ。本当に……つらいね」
「ありがとう。私はダメになっちゃったけど、真奈は良介君と仲良くしてね。真奈には、私みたいな思いしてほしくないから。2人には、絶対に幸せになってもらいたい」
「柚葉が大変な時に、私達のことなんて心配しなくていいよ。まあ、柚葉はそういう奴だからね。だけど、柚葉だって幸せにならないとダメだよ。社長がダメでも、もっと素敵な人が必ず見つかるから。柚葉だったら絶対に見つかる! 私が保証するよ。だから元気出しな」
私は、泣きながら……笑った。
真奈と一緒にいて、気持ちがすごく落ち着いた。
確かにまだ全然立ち直れてないけど、それでも、前に向かなきゃって思えた。
私は真奈と別れて、マンションに戻った。
いっぱい泣いたから、ちょっと頭が痛い。
昨日は全く眠れなかったし、今日は早く眠ろうと、シャワーを浴びて着替えてから、温かいミルクティーを入れ、スマートフォンを見た。
2回、着信があったみたい。
この番号、誰だろう……
仕事の関係だろうか、私はすぐにその番号に折り返した。
「柚葉?」
「えっ? その声……」
そう言った瞬間、我慢できずに号泣してしまった。
真奈の顔を見ていたら、いっぱい抱えていたものが溢れだしてしまった。
「柚葉……」
真奈は、急いで私の横に来てくれて肩を抱いてくれた。
私は、そんな優しい真奈に甘えて、ひとしきり泣いた。
そして、その後、真奈に全てを話した。
「つらかったね。そんな状況で柚葉は頑張ったよ。よく別れる決心したね、偉いよ」
真奈の言葉に心から救われた気がした。
「まさか社長がそんな奴だったなんてね。正直、幻滅だよ」
「……私もまだ信じられないんだ。だけど、結婚式があったから、中途半端にしてられなくて。すぐに決断しなきゃって」
「そうだよね、わかるよ。本当に……つらいね」
「ありがとう。私はダメになっちゃったけど、真奈は良介君と仲良くしてね。真奈には、私みたいな思いしてほしくないから。2人には、絶対に幸せになってもらいたい」
「柚葉が大変な時に、私達のことなんて心配しなくていいよ。まあ、柚葉はそういう奴だからね。だけど、柚葉だって幸せにならないとダメだよ。社長がダメでも、もっと素敵な人が必ず見つかるから。柚葉だったら絶対に見つかる! 私が保証するよ。だから元気出しな」
私は、泣きながら……笑った。
真奈と一緒にいて、気持ちがすごく落ち着いた。
確かにまだ全然立ち直れてないけど、それでも、前に向かなきゃって思えた。
私は真奈と別れて、マンションに戻った。
いっぱい泣いたから、ちょっと頭が痛い。
昨日は全く眠れなかったし、今日は早く眠ろうと、シャワーを浴びて着替えてから、温かいミルクティーを入れ、スマートフォンを見た。
2回、着信があったみたい。
この番号、誰だろう……
仕事の関係だろうか、私はすぐにその番号に折り返した。
「柚葉?」
「えっ? その声……」
1
あなたにおすすめの小説
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
腹黒上司が実は激甘だった件について。
あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。
彼はヤバいです。
サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。
まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。
本当に厳しいんだから。
ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。
マジで?
意味不明なんだけど。
めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。
素直に甘えたいとさえ思った。
だけど、私はその想いに応えられないよ。
どうしたらいいかわからない…。
**********
この作品は、他のサイトにも掲載しています。
Blue Bird ―初恋の人に再会したのに奔放な同級生が甘すぎるっ‼【完結】
remo
恋愛
「…溶けろよ」 甘く響くかすれた声と奔放な舌にどこまでも落とされた。
本宮 のい。新社会人1年目。
永遠に出来そうもない彼氏を夢見つつ、目の前の仕事に奮闘中。
なんだけど。
青井 奏。
高校時代の同級生に再会した。 と思う間もなく、
和泉 碧。
初恋の相手らしき人も現れた。
幸せの青い鳥は一体どこに。
【完結】 ありがとうございました‼︎
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
幸せの見つけ方〜幼馴染は御曹司〜
葉月 まい
恋愛
近すぎて遠い存在
一緒にいるのに 言えない言葉
すれ違い、通り過ぎる二人の想いは
いつか重なるのだろうか…
心に秘めた想いを
いつか伝えてもいいのだろうか…
遠回りする幼馴染二人の恋の行方は?
幼い頃からいつも一緒にいた
幼馴染の朱里と瑛。
瑛は自分の辛い境遇に巻き込むまいと、
朱里を遠ざけようとする。
そうとは知らず、朱里は寂しさを抱えて…
・*:.。. ♡ 登場人物 ♡.。.:*・
栗田 朱里(21歳)… 大学生
桐生 瑛(21歳)… 大学生
桐生ホールディングス 御曹司
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
網代さんを怒らせたい
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「なあ。僕たち、付き合わないか?」
彼がなにを言っているのかわからなかった。
たったいま、私たちは恋愛できない体質かもしれないと告白しあったばかりなのに。
しかし彼曰く、これは練習なのらしい。
それっぽいことをしてみれば、恋がわかるかもしれない。
それでもダメなら、本当にそういう体質だったのだと諦めがつく。
それはそうかもしれないと、私は彼と付き合いはじめたのだけれど……。
和倉千代子(わくらちよこ) 23
建築デザイン会社『SkyEnd』勤務
デザイナー
黒髪パッツン前髪、おかっぱ頭であだ名は〝市松〟
ただし、そう呼ぶのは網代のみ
なんでもすぐに信じてしまい、いつも網代に騙されている
仕事も頑張る努力家
×
網代立生(あじろたつき) 28
建築デザイン会社『SkyEnd』勤務
営業兼事務
背が高く、一見優しげ
しかしけっこう慇懃無礼に毒を吐く
人の好き嫌いが激しい
常識の通じないヤツが大嫌い
恋愛のできないふたりの関係は恋に発展するのか……!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる