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親友とマッサージと内緒話

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『関係ないことないじゃん。お金持ちかどうかはめちゃくちゃ大事だよ。将来結婚した時に』


『け、結婚!?』


月那の何気ない一言に驚いて、私は勢いよく体を起こしてしまった。


『ちょ、胸、見えてるよ』


『え!?うわっ』


胸にかけてくれてたタオルがズレ落ちて、全てあらわになってた。


慌てて胸を両手で隠す。


別に月那には見られても平気だけど…


『藍花って本当に面白いし、いい子だよね。そういう何ともいえない可愛いとこが男にウケるんだよ。七海先生にも可愛いって言われたんでしょ?だったら自信持ちなよ』


仰向けになり、また月那がタオルをかけてくれた。


『可愛いっていうのはお世辞だし、結婚とかそんなのあるわけないよ。月那が急に変なこと言うからびっくりしたよ』


『わかんないよ~案外どっちかと結婚して玉の輿に乗ったりして。結婚したらさ、白川藍花か七海藍花になるんだね。どっちもいい響きだよね~』


白川藍花、七海藍花…


そんなの…


どっちも有り得ないよ。


『本当にやめてよ。私のこと知りたいなんて言って、きっと他の女性にも言ってるんだよ』


『そんなわけないでしょ。私さ、男見る目あるからさ。あの2人は…そういうことが出来る男じゃないよ。なんかイケメンなんだけど真面目っていうか。患者にあんな風に関われるんだから…間違いなく性格もいいよ』


確かに月那は男の人を見る目というより、こういう仕事をしてるからか、人間を見る目があると思う。


『うん…そうだとは思うけど…だけど私のことを知っても仕方ないよ』


『知りたいって言ってくれたんだから教えてあげればいいよ。藍花には…そうだな…やっぱり白川先生がいいんじゃない?』


『えっ!ど、どうして?』


『七海先生も素敵だけどさ。なんか白川先生って好きな女をすごく守ってくれそうじゃん。絶対浮気とかしなさそうだし。それにさ、エッチとかも上手そうじゃない?』
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