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答えの出せない告白
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いつも明るい中川師長が真剣な目をしてる。
今日は私と恋愛話をしたかったの?
急にどうしたんだろ…
『…白川先生はちょっと怖い存在です。私のこと、呼び捨てですしね』
ずっと話そうと思ってて言えなかったこと、中川師長にもとうとう話してしまった。
『確かに、藍花ちゃんだけ「蓮見」だもんね。でも…厳しくしてるのは藍花ちゃんに期待してるからだと思うわよ。立派な看護師になってもらいたいって思うからこそ…つまりは1番気にかけてるってこと』
えっ…
『そんなことありません!1番気にかけてるなんて。白川先生は、私が失敗したりちゃんと仕事が出来てないから…だから…注意してくれてるんだと思います』
本当にそうだよ。
頼りないと思うことはあっても、期待なんてするわけないしね。
『そんなマイナスな感情じゃないわね。私からしたら、白川先生の言葉は、藍花ちゃんに「頑張れ」って言ってるように聞こえるわ』
『そんな…』
『あの先生、あんなイケメンなのに意外と奥手なんだから。私にはわかるの。女性に対してシャイというか。ほら、それに好きな子には意地悪したくなるってあるじゃない、それもあるわね。あれだけ素晴らしい腕を持った無敵の外科医でも、まあ、ちょっと子どもみたいな可愛いとこもあるのよね、きっと。とにかく…白川先生は、藍花ちゃんを気にしてる』
蒼真さんが私を気にしてる?
中川師長の言葉、一つ一つに重みがあって説得力があるから信じたいけど…
だけどやっぱり、あんなに超絶イケメンで、スタイルも頭も良くて、御曹司で…って、そんなハイスペックな人が私を1番気にしてるなんて思えないし。
私よりすごい看護師はもっとたくさんいるから。
『でもね、藍花ちゃん。確かに白川先生みたいなイケメンがそりゃいいかも知れないけど…だけど…』
ちょっと間を取る中川師長。
どうしたのかな…
『うちの歩夢のことも気にしてあげてほしいの』
今日は私と恋愛話をしたかったの?
急にどうしたんだろ…
『…白川先生はちょっと怖い存在です。私のこと、呼び捨てですしね』
ずっと話そうと思ってて言えなかったこと、中川師長にもとうとう話してしまった。
『確かに、藍花ちゃんだけ「蓮見」だもんね。でも…厳しくしてるのは藍花ちゃんに期待してるからだと思うわよ。立派な看護師になってもらいたいって思うからこそ…つまりは1番気にかけてるってこと』
えっ…
『そんなことありません!1番気にかけてるなんて。白川先生は、私が失敗したりちゃんと仕事が出来てないから…だから…注意してくれてるんだと思います』
本当にそうだよ。
頼りないと思うことはあっても、期待なんてするわけないしね。
『そんなマイナスな感情じゃないわね。私からしたら、白川先生の言葉は、藍花ちゃんに「頑張れ」って言ってるように聞こえるわ』
『そんな…』
『あの先生、あんなイケメンなのに意外と奥手なんだから。私にはわかるの。女性に対してシャイというか。ほら、それに好きな子には意地悪したくなるってあるじゃない、それもあるわね。あれだけ素晴らしい腕を持った無敵の外科医でも、まあ、ちょっと子どもみたいな可愛いとこもあるのよね、きっと。とにかく…白川先生は、藍花ちゃんを気にしてる』
蒼真さんが私を気にしてる?
中川師長の言葉、一つ一つに重みがあって説得力があるから信じたいけど…
だけどやっぱり、あんなに超絶イケメンで、スタイルも頭も良くて、御曹司で…って、そんなハイスペックな人が私を1番気にしてるなんて思えないし。
私よりすごい看護師はもっとたくさんいるから。
『でもね、藍花ちゃん。確かに白川先生みたいなイケメンがそりゃいいかも知れないけど…だけど…』
ちょっと間を取る中川師長。
どうしたのかな…
『うちの歩夢のことも気にしてあげてほしいの』
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