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2人の未来への1歩
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『私…こんなに幸せでいいんですか?』
『藍花だけじゃない、俺も…本当に幸せだ』
すぐ目の前の優しい笑顔に照れてしまう。
『ただ1つだけお願いがある。今の病院には申し訳ないが、うちの病院で出産してくれないか?その方が何かと安心だ。俺も藍花のすぐ側にいるから』
どこまでも私を大切にしてくれる蒼真さん。
その気遣いに感謝した。
『実は今の病院は婦人科だけなんです。出産できる病院を探そうと思ってたのでちょうど良かったです。それに松下総合病院には最高の先生と看護師が揃ってますから、私も安心して赤ちゃんを産めます。蒼真さん…本当にありがとうございます』
私…蒼真さんとの子どもを産んでママになるんだ。
まだ全然実感は湧かないけど…
次々と起こっていく夢のようなストーリーに、恥ずかしいけど、子どもみたいに心が踊って…幸せ過ぎてたまらなかった。
私達は、2人のことを病院のみんなに話すことにした。
婚約、そして妊娠のことはあっという間に広がり、ものすごくびっくりされた。
七海先生が辞めた時以上に「白川先生」のファンはザワザワして…
改めて蒼真さんの人気ぶりに驚かされた。
でも、中川師長と歩夢君が特に喜んでくれたことが嬉しくて…2人には早く話せて良かったと思った。
歩夢君も…
「おめでとうございます、すごく嬉しいです。あなたが幸せで良かった」
って、ニコッと最高の笑顔で微笑みかけてくれた。
最初は病院中、そして患者さんまでが私達の噂で持ち切りになったけど、気づけばみんなが穏やかに見守ってくれるムードになっていた。
それからしばらくして、つわりがかなりキツくなり、仕事は辞めることにした。
すごく寂しかったけど…仕方ないよね。
この状況じゃみんなにも迷惑かけるし。
またいつか…ここで働けることを願って、私は松下総合病院を去った。
『藍花だけじゃない、俺も…本当に幸せだ』
すぐ目の前の優しい笑顔に照れてしまう。
『ただ1つだけお願いがある。今の病院には申し訳ないが、うちの病院で出産してくれないか?その方が何かと安心だ。俺も藍花のすぐ側にいるから』
どこまでも私を大切にしてくれる蒼真さん。
その気遣いに感謝した。
『実は今の病院は婦人科だけなんです。出産できる病院を探そうと思ってたのでちょうど良かったです。それに松下総合病院には最高の先生と看護師が揃ってますから、私も安心して赤ちゃんを産めます。蒼真さん…本当にありがとうございます』
私…蒼真さんとの子どもを産んでママになるんだ。
まだ全然実感は湧かないけど…
次々と起こっていく夢のようなストーリーに、恥ずかしいけど、子どもみたいに心が踊って…幸せ過ぎてたまらなかった。
私達は、2人のことを病院のみんなに話すことにした。
婚約、そして妊娠のことはあっという間に広がり、ものすごくびっくりされた。
七海先生が辞めた時以上に「白川先生」のファンはザワザワして…
改めて蒼真さんの人気ぶりに驚かされた。
でも、中川師長と歩夢君が特に喜んでくれたことが嬉しくて…2人には早く話せて良かったと思った。
歩夢君も…
「おめでとうございます、すごく嬉しいです。あなたが幸せで良かった」
って、ニコッと最高の笑顔で微笑みかけてくれた。
最初は病院中、そして患者さんまでが私達の噂で持ち切りになったけど、気づけばみんなが穏やかに見守ってくれるムードになっていた。
それからしばらくして、つわりがかなりキツくなり、仕事は辞めることにした。
すごく寂しかったけど…仕方ないよね。
この状況じゃみんなにも迷惑かけるし。
またいつか…ここで働けることを願って、私は松下総合病院を去った。
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