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幸せな時間と永遠の誓い

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最高の秋日和。


やっぱりこの季節が1番好き。


小学校1年生になった蒼太を連れて、久しぶりのグランピングにやってきた。


川沿いの美しい紅葉が見れる素晴らしいロケーションの中、私達はバーベキューを楽しんでいた。


『蒼太!危ないから気をつけてね』


『はーい!大丈夫だよ』


目の前の浅瀬の川。


石を並べて遊んでいる。


『蒼太、楽しんでるな』


『そうですね。今日は来れて良かったです』


『すまないな、なかなか時間が取れなくて』


蒼真さんが申し訳なさそうに言った。


『そんなこと気にしないで下さい。蒼真さんには大切なお仕事があります。休みの日だって勉強もしなくちゃいけないし。体…ちょっと心配です』


結構無理してるから、最近は特に。


『体は大丈夫だ。医師もちゃんと人間ドックを受けてるから心配しなくていい』


『…はい』


そうは言っても心配だけど…


『たまにこうして藍花と蒼太といられるだけで、リフレッシュできてるから』


『それならいいんですけど…』


『そんなに心配しなくていい…でも藍花が俺を大事に思ってくれてるのは有難い』


『当たり前です!もし蒼真さんが倒れたら私は…』


考えただけで目が潤む。


『…大丈夫だ、ちゃんと気をつけるから。藍花も無理するな』


私はゆっくりとうなづいた。


『2人が毎日元気に笑っててくれれば、他には何もいらない。それで俺は頑張っていける』


そのセリフ、何回聞いても胸が熱くなる。


こんなにも私達はこの人に大事にしてもらって…


あなたの優しさは十分伝わってるよ。


元気に遊ぶ蒼太を見てるといつも思う、蒼真さんにすごく似てるって。


学校では「イケメン」だって、ちょっとした有名人になってるし。


でも、見た目だけじゃない、優しくて穏やかで人のために尽くせる…そんな性格も同じだ。


今の蒼真さんからしたら、あの怖かった白川先生は幻だったのかな?って思う。


自分の中の過去の思い出に少し苦笑いをした。
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