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遥か遠い国で
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寝顔とか、全然自信ない。
口とか開けて寝てしまってたらどうしよう。
さすがにもうそこは諦めないとダメか。
努力してどうにかなるもんじゃないし。
可愛い寝顔を見せるなんて、今さら絶対無理なんだから。
それより今は、今夜の食事が楽しみだった。
グレースホテルパリの超一流フランス料理の店を予約しておいてくれたので、コンシェルジュさんの分も追加してもらえるよう絢斗が頼んでくれた。
御曹司だからって、決して強引に無理を押し通すわけではない。
レストランの状況も聞きながら、丁寧にお願いしてる。
フランス語がわからない私にもそれがわかった。
シェフも、絢斗の誠実な態度に、急なお願いにも関わらず快く対応してくれた。
フランス料理。
本当に久しぶりだな。
本場のフランスでいただけるなんて感激だ。
グレースホテルパリのレストランにはドレスコードがあるので、日本からワンピースを持ってきた。
高級な洋服なんて持ってないから、絢斗には内緒で、今回のために頑張って買ったんだ。
それに着替えようと思ったら絢斗が言った。
もう少し待って…って。
そしたら、そのタイミングで部屋に誰かが来た。
絢斗は、すぐにドアまで行ってしばらくして戻ってきた。
四角い大きな白いボックスを持って。
『このドレス、着てくれないか?』
え…
そう言って、かなりのハイブランドの名前が書かれたボックスから、まっさらのドレスを出して私に見せてくれた。
シンプルなシルエットのロングドレス。
ノースリーブで全体的にタイトな感じ。
綺麗なレースの胸元がほんの少しだけ開いてて…
『嘘…こんな素敵なドレス』
言葉に詰まった。
『一花に似合う物をと、こちらのホテルの総支配人にお願いしていた。何度か打ち合わせをしてこれに決めた。あまり一花の好みじゃなかったか…』
口とか開けて寝てしまってたらどうしよう。
さすがにもうそこは諦めないとダメか。
努力してどうにかなるもんじゃないし。
可愛い寝顔を見せるなんて、今さら絶対無理なんだから。
それより今は、今夜の食事が楽しみだった。
グレースホテルパリの超一流フランス料理の店を予約しておいてくれたので、コンシェルジュさんの分も追加してもらえるよう絢斗が頼んでくれた。
御曹司だからって、決して強引に無理を押し通すわけではない。
レストランの状況も聞きながら、丁寧にお願いしてる。
フランス語がわからない私にもそれがわかった。
シェフも、絢斗の誠実な態度に、急なお願いにも関わらず快く対応してくれた。
フランス料理。
本当に久しぶりだな。
本場のフランスでいただけるなんて感激だ。
グレースホテルパリのレストランにはドレスコードがあるので、日本からワンピースを持ってきた。
高級な洋服なんて持ってないから、絢斗には内緒で、今回のために頑張って買ったんだ。
それに着替えようと思ったら絢斗が言った。
もう少し待って…って。
そしたら、そのタイミングで部屋に誰かが来た。
絢斗は、すぐにドアまで行ってしばらくして戻ってきた。
四角い大きな白いボックスを持って。
『このドレス、着てくれないか?』
え…
そう言って、かなりのハイブランドの名前が書かれたボックスから、まっさらのドレスを出して私に見せてくれた。
シンプルなシルエットのロングドレス。
ノースリーブで全体的にタイトな感じ。
綺麗なレースの胸元がほんの少しだけ開いてて…
『嘘…こんな素敵なドレス』
言葉に詰まった。
『一花に似合う物をと、こちらのホテルの総支配人にお願いしていた。何度か打ち合わせをしてこれに決めた。あまり一花の好みじゃなかったか…』
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