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あなたの熱い想い
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絢斗の凛々しい真剣な顔。
すぐにでもその頬に触れたい。
私は、その衝動を抑えて絢斗に言った。
『…今、絢斗が言ってくれたことは…全部本当なんですか?私、絢斗を…信じてもいいんですか?』
恐る恐る聞く。
『ああ、もちろんだ。信じてくれ。何も疑わないで、俺のことを受け入れて欲しい』
本当はまだ疑ってる。
完全に信じられない自分がいて。
だけど…
私はもう、ただ絢斗に身を委ねたかった。
大好きな人に甘えたかった。
そう思ったら、私の中の思いが溢れ、衝動が抑え切れず、自分から絢斗の胸に飛び込んでいた。
『絢斗…好き』
勝手に言葉がこぼれ落ちた。
ずっと抱えてた想いを、今、ようやく伝えることが出来たんだ。
『…一花…本当に?』
私はうなづいた。
『ありがとう…嬉しいよ』
絢斗はギュッと強く…さらに強く、私をその腕の中に包み込んだ。
そして…
右手ですごく優しく髪を撫でてくれた。
あまりにも素敵な場所での最高の告白に、私はもう、周りの人のことは見えなかった。
絢斗の腕にさらに力がこもる。
『絢斗…』
『…一花、どうしようもないくらい君が好きだ』
改めて言われて、キュンとした。
有り得ないことが起こって、不思議な感覚だった。
でも、絢斗の体温が間違いなく私にも伝わってきて、これは現実なんだって感じることができた。
『一花…今からサントシャペル教会に行こう。とても綺麗な物、君に見せたい』
私達は、すぐにその教会に向かった。
そう遠くはないパリの中心部にあるサントシャペル教会。
それは「パリのセーヌ川河岸」の一部として、ノートルダム大聖堂などと共に、世界遺産に登録されている。
ゴシック建築の最高峰とも言われ、聖なる礼拝堂として観光客も多数訪れている場所だ。
ただ、裁判所の中庭にあるため、外からは目立たない。
すぐにでもその頬に触れたい。
私は、その衝動を抑えて絢斗に言った。
『…今、絢斗が言ってくれたことは…全部本当なんですか?私、絢斗を…信じてもいいんですか?』
恐る恐る聞く。
『ああ、もちろんだ。信じてくれ。何も疑わないで、俺のことを受け入れて欲しい』
本当はまだ疑ってる。
完全に信じられない自分がいて。
だけど…
私はもう、ただ絢斗に身を委ねたかった。
大好きな人に甘えたかった。
そう思ったら、私の中の思いが溢れ、衝動が抑え切れず、自分から絢斗の胸に飛び込んでいた。
『絢斗…好き』
勝手に言葉がこぼれ落ちた。
ずっと抱えてた想いを、今、ようやく伝えることが出来たんだ。
『…一花…本当に?』
私はうなづいた。
『ありがとう…嬉しいよ』
絢斗はギュッと強く…さらに強く、私をその腕の中に包み込んだ。
そして…
右手ですごく優しく髪を撫でてくれた。
あまりにも素敵な場所での最高の告白に、私はもう、周りの人のことは見えなかった。
絢斗の腕にさらに力がこもる。
『絢斗…』
『…一花、どうしようもないくらい君が好きだ』
改めて言われて、キュンとした。
有り得ないことが起こって、不思議な感覚だった。
でも、絢斗の体温が間違いなく私にも伝わってきて、これは現実なんだって感じることができた。
『一花…今からサントシャペル教会に行こう。とても綺麗な物、君に見せたい』
私達は、すぐにその教会に向かった。
そう遠くはないパリの中心部にあるサントシャペル教会。
それは「パリのセーヌ川河岸」の一部として、ノートルダム大聖堂などと共に、世界遺産に登録されている。
ゴシック建築の最高峰とも言われ、聖なる礼拝堂として観光客も多数訪れている場所だ。
ただ、裁判所の中庭にあるため、外からは目立たない。
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