歩く死者

夏枯 つきひ

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5 宿の家族 Ⅱ

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     この構えだけは立派な館は、空っぽで雨は洩るしドアも残ってない。
     長く続いた戦火を逃れたのは、たぶん周りに蠢く妖魔のお陰らしかった。

     誰も来られない場所に豊かなオアシスがあり、
               見た事もない奇妙な樹が立っていた。
     赤みがかった滑らかな木肌に樺のような縞が入っている。
     美しい木だ。辺りは甘く爽やかな芳香が漂っていて
     咲いている花の香りと思われた。

     甘い香りは果実、爽やかなのは花だろうか。
     美味しそうな香りだったが根元は大変な事になっていた。
     沢山の魔物の骨が転がっていた。
     骨が砕けて土となりその上に又骨が落ちる。
     根元あたりの土は骨で出来ている。

     そして私を追って来た筈の妖魔どもは、獲物を追う事を忘れて
     香りに引かれている様子だった。
     枝に垂れた気根が鞭のようにしなり妖魔を捕まえた。
     一瞬もがくものの妖魔たちは、ウットリと寝ているようだった。
     逆立っていた毛並みも落ち着いている。
     木はあっさりと妖魔の首を折った。嫌な音がした。

     私は荒い息を整え馬ごと建物に飛び込んで、様子を覗った。
     絶対、帰る。生きて帰る。

     馬を休ませたら、すぐにでも建物の裏から逃げる。
     アイツの気根はさすがに裏口までは回らないだろうと思っていた。
     だが、私の考えは甘かったようだ。
     裏口には奴の根っこがあり、そこから細いがしっかりと枝が出ていた。
     腕を上げると一枚の葉がその動きを追う。
     私の動きに合わせて動く?

     葉が私の一挙一動を観察している?まさか?

     あの葉は目なのだ。
     一枚一枚が色々な方向を向いている。風で揺れているわけではない。
     木は己の意思で全方位を見ている。

     それが分かった時、総毛立った。

     なぜかヤツが建物に直接入って来ることはなかったので、
     私はここに腰を据えて、逃げる算段を練り上げる事にした。

     幸い小さな中庭があり井戸がある。
     存分に飲む。砂漠で水を節約してきたから飲み足りないような気持ちだ。
     早く馬も連れてこなくては。
     水は豊富で手を伸ばしただけで水面に届いた。
     くみ上げる装置はとうに朽ちている。

     アイツの攻撃範囲はどのくらいだろうか?
     ここから逃げ出す為には相手の事を知らなくては。


     何もない砂とホコリばかりの建物の中を私は歩いた。
     今夜はここで野宿だ。どういった構造なのかしっかりとした建物だ。
     一見して優美にな柱は材質不明だ。
     権力者の避暑地といった所か…
     

                                                                          トリアの回顧より




               ◆ ◆ ◆



   どうにも、分からなかった。
 自分は確かに宿屋のドアを叩いた筈なのに、娘のサリアンが言うには、ヒルに集られて、
 宿近くの道端に倒れていたらしい。
  
 段々頭が動き始めたのは、1週間程たった頃だ。
 手や顔は水玉の傷だらけで、自分の顔を見た時、ショックで文字通り倒れてしまった。

 痕が残るかもしれない。
 女を引っかける商売用の顔が台無しだ。
 痘痕もエクボというが、限度がある。
 モフマール自慢の顔は軟膏だらけで、今や包帯男だ。
  
 彼はすすり泣いた。今、残された希望は娘のサリアンだけだった。
  
  
  
  
  
「おまえには、世話になっちまったな。すまないな」
  
 珍しく父に労りの言葉をかけられ、サリアンは、驚く。
  
「あれからどうしてたんだ?」
 あれから。
  
 母さんが、亡くなって、3ヶ月程たって、父、モフマールは商売に行くと告げたきり、帰って来なかった。
 サリアンは、お針子をしながら、父の帰りを待っていたが、お針子だけでは、家賃が払えない。
 ついに、家賃滞納で、恐る恐る大家に謝りに行くと
「あんたに、会いたいって女がきてるんだけど」
 意外なことを言われた。
  
 大家の後ろにはこの辺では見慣れない出で立ちの人が立っていた。
 日焼けした顔をたっぷりとしたマントで隠し、杖を携えいる。
 都市のいでたちではなく、油断ない物腰はまったく隙がないように見える。
 辺境巡りの荒っぽい職業に従事している人に見えた。
  
 モフマールは自分の叔父で、自分の両親の事を知りたいのだと、女は言った。
 血縁的には従妹だけど叔母さんの方がしっくりくるかもねえ、
 という女は、初めて話すと---------サリアンには意外だったが----------
 気さくで朗らかな人だとわかった。
 私は良い仲間は沢山持っているけと、あんまり家族に恵まれないの、あなたとおなじくね。
  
 トリアは万年人手不足という宿屋を経営していて、
 行くあてのないなら、手伝って欲しいと、サリアンに言った。
 住む部屋もあるし、給料も出す、と。
  
「正直にいうと、妖魔がでる森の宿なんだけど」トリアは後ろめたそうに打ち明ける。
「規則さえきちんと守れば、怖くないのよ」
 妖魔と言われても、サリアンは見たことがない。野獣より厄介という恐ろしい印象だけだ。
 どうしよう、断ろうか。と迷ったが、
 もう家賃を滞納している彼女には行く当てがなかったし、金も尽きかけていた。
 ほとんどない私物を馬車に載せ、妖魔が住むとかいう森に鼻向ける。

 サリアンはかいつまんで自分の両親のことを話した。
「父は数年に一回ほどフラリとやって来て、母と過ごして、私には気まぐれにお菓子をくれたりする程度でした。
 母は、自分で小さな商売をしていたので、食べるだけなら、暮らしていけましたし」

 彼女はせっかく来てくれても教えられることは殆どないのだと謝った。
「父がどんな仕事をしてどこにいるのかは、あまり…。母が事故でなくなってからは、ずっと会っていません」

 トリアはそれじゃ仕方ないわねと言って首を振った。
「亡くなった私の両親のことを知っている唯一の人間だから、期待してたけれど。まあいいわ。
 それじゃ、これからの注意する事を言っとくわね」

 彼女の眼が厳しくなった。

「夜は外に出ない事。
 睡魔の木には近づかない事。
 森に行くときは傘と厚手のマントとブーツ、メガネ、マスクをする事。単独は厳禁。
 どうしても要りようなものがあったら、町によく買い出しに出る時にリストを渡す事。
 お客が少ない時なら連れて行けるので、お小遣いを申請する事。
 仕事は部屋の掃除と客の要件を聞く事。
 客が危険な事をしないよう見張る事。
  
 これだけね」
 トリアは指を折り曲げながら数えた。

「うちはまだ駆け出しだから、これから繁盛させるわ。
 結構お金持ちの顧客が多くて、需要はあるの。ただねえ…欲を言うとね」
  
 トリアの話しでは、建物はリッパなのだが、内装がそぐわない。
 もう少し人間の居住性を良くしたい。との事だった。
  
「廃墟って言うか、よく言っても遺跡や教会で寝泊まりしているみたいなのよ。
 落ち着かないったら。
 来る人も意外にも裕福な人が多いから、見栄えが良いに越したことはないの。
  でも大工さんが怖がって、中々来てくれないのよね」

 トリアはため息をついた。
「壁は石がむき出しでカーテンもないの。雨もりはどうにか直したんだけど。
 うちには自称腕のいい料理人ってのがいるけど、いま腕をふるってるのは、悲しい事に金槌の方なの。
 今日はベッド作ってるはずよ。
 そうだ!アナタ、お針子さんだったわね。カーテン縫ってくれない?私はお裁縫はからきしよ」
  
 そう言う訳で、トリアとサリアンは、宿屋に向かう途中でバザールによった。
  
  
 市場を歩くのは気分が高揚する。
 売る側の元気な掛け声、様々な出店からの美味しい香り。向こうからは鶏の声もする。
 紅茶屋や薬、スパイス、絨毯の束、めくるめく色の洪水だ。

 それが他人事でも、色々みて回るのは楽しい、いわんや他人の懐で好きに買えるとなれば、
 気分は、青天井まで揚がる。
「そっちは、任せるわ。私はリストを揃えなきゃ」
  
 今まであきらめて素通りしていた店で
 矢継ぎ早に上等な布地を見せてもらって、サリアンは興奮してクラクラした。

 絹まである。
 向こうが透けて見えるほどの上等な麻を一反。真っ白なリネン類。
 複雑な模様の入った光沢ある生地はカーテンにぴったりだ。
 市場で、カーテン生地を沢山、針と糸を買い込んだ。
 トリアは、スパイスや薬草の物々交換で食材や日用品、木材を大量に積み込んだ。
  
「さ、これを。今日は思いっきり買い物して楽しかったわー、奮発しちゃったわね。帰りましょう」
 薄いパンに挟んだ肉汁の垂れる露店の軽食を差し出しながらトリアは笑った。
  
 コード・ラ・シェに行く道中は、控え目に言っても酷かった。
「これ、飲んどいて。酔い止め、
 落ち着くから。怖かったら耳と眼をふさいでね」
 トリアが言う意味はよく分からなかったが、馬車は確かに揺れた。
 馬車のスピードが速型だから?と思う。
  
  
  
 まだ日は高く。快速で馬が走る。

「ここから危険地帯よ」
 トリアが大声で言った。

 彼女は弓を射っていた。
 どこに射ったのかはサリアンにはわからなかったが、悲鳴が上がったので射抜かれたのだろう。

 揺れる馬車の上で矢継ぎ早に弓を射る。その度にカッという弦音が印象的だ。
 馬車が止まったので、尋ねる。

「着いたのですか?」
「いいえ、ちょっと手伝って、明日の夕飯の材料を載せるから」
 大きな角があるシカが頭から矢を受けて倒れていた。
「これ、着て。あと蹄と角に毒があるから手袋をしてね」
 トリアは蹄と角にぼろ布を巻いていた。
 渡されたマントを羽織って、獲物を載せるのは二人掛かりでも大変だった。
  
「サリアン、あれを見て。あれが睡魔の木よ」
 トリアは向こう岸の遠くにみえる幹の赤いゆったり魅惑的な踊る木を指差す。
 枝からは糸のような金糸がたれている
「西の国のカタンの踊りのようなヒラリヒラリと葉がしなり」
 トリアが、彼女の心を読んだように言う。

「睡魔の木と呼ばれ、この世に一本だけしかない。と言われているわ」
「なんだか、見ていると引き寄せられそう。睡魔というより魅了の木という方が良いような…」
「あの木はとても危険よ」

 トリアの声は低くなり、サリアンは、訳も知らず恐ろしくなった。
  
「いい香りがしてくるでしょう?あの香を深く吸い込んではダメ。
 熟れた果物の香りや甘い花の香りで獲物を呼び寄せる。
 香りを沢山吸い込んだ獲物は木の下まで夢遊病のように歩いて行き、
 気根にゆっくり絡めとられて命を吸いとられてしまうの。
 助けに入ったらアナタも次の餌食、と言うわけよ」
  
「どうして、切り倒さないんです?火を付けるとか」
「それが出来ればね…気根には水分がいっぱい詰まってるし、ムチのように動くのよ。
 そして、あの木が立ってる限り、この沼は枯れないし、沼があるから森が続く。
 危険な森があるせいで、国境が守られる。これ重要」
  
「…そして、私達が暮らしていける、」
 サリアンが呟くと、トリアはニッコリ笑った。
  
「だけど、宿屋が魔物から狙われないのはなぜですか?」ここが一番知りたいところだ。
「私にも分からないけれど、あれを作り出した魔導師の住んでいた場所らしいの」

「え?作られた木なのですか?魔術師?ですか?」
「私も詳しくは知らないけれど、ここにはずっと昔に滅んだ国があって、
 そこは防衛や兵器に魔術を多用したていた国だったの」
 トリアは頷いた。

 からかっている風ではない。魔術など、胡散臭い話だが、皆無という訳でもない。
 軽い病気を治している自称魔術師もいる。

「どこに行っても見たことない木だから、本当に作りだされた木かもしれないのよ」
「それじゃあ、自分を作った人の場所を、木は襲わない?」
 トリアは顔を曇らせた。

「多分。ここにきた時、命からがらで、沢山の妖魔から逃げて、
 私は、偶然見つけた大きな廃墟に立てこもるしかなかった。
 今と違って、鍵も壊れていたし、窓も空いていたから、簡単に入れたの。
 けれど、ここに入った途端に木は大人しくなってしまったわ。
 大きな窓も空いているのに奴の気根は風に揺れるだけ。
 それどころか、私を追っかけてきた妖魔を全部捕まえて食べちゃったの」
 トリアは笑った。「妖魔たちの口を塞いでゆっくりと消化していった。
 3日程、甲羅や骨が溶けていく音がなっていたわね」
  
  絶対に遠くから見るだけにしようとサリアンは心中で誓った。
  
 建物は優美たが、中身はがらんどうで、確かに殺風景な室内だ。
  
「ただいま、ディマ・ス。ベッドはできた?」
「寝て、軋まない程度ですね、ノコギリと金槌で手を痛めたらどうしてくれるんです?」
 男が渋々と応じる。
「単に留守番が嫌だったんでしょ?」

 意外と若くサリアンより少し上くらいだ。短く刈り込んだ髪は栗毛だ。
 やはり日焼けしていて白い歯が覗いていた。

「当たり前でしょう?こんな酷いところで一人で過ごさせるなんて、恨みますよ」
「大丈夫、今日は同僚を連れてきたわ。これからは二人で過ごせるわよ、どう?楽しい職場でしょ?」
「とても恐ろしく、楽しいのは少し」
 トリアはくすくす笑った。
  
  
 自称「唯一にして随一料理人のディマ・ス」が作った暖かいスパイスの効いたシチューの夕飯と共に、
 三人は粗末な机で今後の方針を話し合った
「一週間後には、またお客が来るわよ。それまでにベッドと机を作りましょう。
 御免なさい、ディマ・ス、大工さんは声をかける前に逃げちゃったの」
「そんな事だろうと思いましたよ」
 ディマ・スは恨めしげにトリアを見た。
  
  
 トリアは、サリアンにとって降ってわいた足長叔父さん----否、叔母さんだ。
 ディマ・スも同じらしく、路地生活で、死にかけた所を助けられた恩義があると、言う。
「役人が孤児を片端から捕まえてどこかに連れ去っていきました。
 逃げようと抵抗した私は、棍棒で、手酷くなぐられ、砂漠に打ち捨てられたのですよ。
 トリアに拾われたのは、本当に運がよかつた」
  
 ディマ・スは頭を垂れ感謝した。
 中々信心深いらしい。
  
「トリアは料理を教えてくれて、住む所もくれた。今は、読み書きを習っているのです」
 とディマ・スは嬉しそうに打ち明けた。レシピを読み込んで、異国の料理を作るのが楽しみらしい。
  
 翌日からサリアンは、カーテンやベッドカバー、スリッパ、おおよそ布地で出来ている物は全部作った。
 クッションをいくつも作り、テーブルセンターに細かく刺繍を入れた。
 カーテンにはタフタ、タッセルにふさをあしらつた。
  
 粗末なテーブルやベッドが、刺繍があしらわれたリネンでおおわれると、
 コード・ラ・シェの内装は、格段に良くなった。
「なんだか、見違えるようだよ、これこそ住居。
 サリアンはセンスがいいのねえ。流石お針子をやってるだけあるわよ!何だか嬉しくなっちまったわ」
  
 感に耐えないようにトリアは両手を打ち合わせ、サリアンは失った何かが、戻ってきたような気がした。







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