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やっぱりここが僕のいる場所だ。
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ホテルへ戻り、ソファに身を投げると
まぁくんがそっと抱きしめてくれる。
「くーちゃん疲れたろ?
シャワーしてくる?
それともお風呂?」
優しく僕の髪を撫でてくれるまぁくんに
僕は時間がもったいなくて
仕方がなくてでも眠くて…。
「…ん………。シャワーして
それから…まぁく、ん……。」
「俺が、なに?」
愛おしそうに僕の髪に頬に触れ
優しく笑いながら…
でもちょっとからかった声色の
まぁくん。
「もう…わかってるくせに…。」
「ふふふ…くーちゃん可愛いなー…。
よし。じゃあ俺が洗ってやるよ…。
行こ。」
「えっ…ちょ!ちょっとまぁくん!」
僕の服を微笑みながら脱がせて
姫抱きにしてシャワールームに行き
椅子に座らせてから自分も脱いで。
シャワーをちょうどいい温度にしてから
僕にかけてくれる。
「ほら、髪洗うよ?」
「ん……………。まぁ、く…ん…。
目、瞑ったら眠ってしまいそう…。」
「紅李翔…。眠っていいよ…。
また起こしてあげる。」
「ほん、とに起こし、て…よ?」
「安心して…。安心していいよ…。
俺が我慢できないから。」
「ちょっ…まぁく、んったら…。」
そうしてうとうとしながら
髪や体を洗われて。
遠くにドライヤーの音を聞きながら
僕は完全に眠りに落ちていた。
「……りと…紅李翔…。」
(まぁくんの声がする…夢、か?
…………ん?違う!)
「っ!まぁくん!」
必死に首に手を回しすがりつく。
「くーちゃん…。ずっと…。
ずっと見ていられたよ…。
可愛い顔で眠ってた。
寝かしておいてやりたかったけど
やっぱり紅李翔の声が聴きたくて…。」
「まぁくん…真仁…。ま…んんんっ…。」
キスを愛撫をされ
もうなにもわからないほど熱くなった。
「紅李翔が腕の中にいること
何度夢に見たか…。
本当に今、夢じゃないよな…。」
「夢じゃないよ…。ほら。ふふふ!」
僕はまぁくんの腕を思い切りつねる。
「いって、えぇえ!バカ!
くーちゃん手加減!あははは!」
「ご、ごめんっ!ふふふ…。グズッ…。
やっぱりここが僕のいる場所だ…。
真仁の腕の中…。」
「紅李翔…。泣かないで…。」
「ぅぅ…。グズッ…。嬉し泣きだから
いい、でしょ?グズッ…んふふ…。」
「じゃあ俺も泣く…。ぐはは…グズッ…。」
僕は思い切りまぁくんをくすぐった。
「ちょ!こらっ!くすぐったい!
ちょ!くーちゃん!や、め…て!
あはは、ちょ!」
反撃に出たまぁくんは僕の両腕を取り
ベッドに縫いつける。
「まぁく、ん?」
「くすぐったりして…
悪い子はお仕置きだ、よ?」
「…子、って…んふふ…。ん…んん…。
んっ…ふぁ…ん………。」
唇を吸われ舌を差し入れられ
口中を撫でまわされる。
だんだんと自身がかたくなるのがわかり
同時にまぁくんのものもかたさが
増してくるのが感じられて
また熱が溜まっていく。
耳を舐められて思わず声が出た。
「あっ…んっ…あ…は、ぁぁ…。真仁…。」
首筋を強く吸われて名前を愛を囁かれ
もう訳がわからなくなる。
「紅李翔…。愛してる…ん……。
会いたかった…紅李翔…。
俺の紅李翔…。ん、はぁ…。」
「まぁ、く…ん、は、ぁぁ…んやっ!
あ!はぁ…んんっ…ふ、ぁっ…!
んあっ………ぁぁ、つ!」
両の尖りを擦り甘噛みされて
よがることしかできなくて…。
まぁくんの髪を梳きもっともっと、と
うわ言のように繰り返しながら
まぁくんのものに手をやった。
「ぅっ…く、りと…。一緒…に。」
そう言うと僕を膝に座らせて
兜合わせにされる。
「あっ!あ…!」
まぁくんのと僕のとがまぁくんの手に
包まれて擦り合わされた。
ビクビクと震え、ともすれば後ろへ
反り返りそうになる体を
まぁくんの手が優しく背中を支えてくれ
僕は自分でも驚くほど乱れていく。
「あっ、は…んっ!はぁはぁ…あ!
あはぁぁ!あん…あ!やっ…あぁ!
あ!そこ…は、ぁぁあ!」
まぁくんを見ると僕の顔を
じっと見つめ欲情した目をしていた。
「……っ、はぁ………くーちゃん…。
自分でしてたの?」
手をとめ耳元に囁かれる。
「あっ…やめないでっ…はぁはぁ…。」
「どうなの?紅李翔…。ねぇ…。」
「な、なんでそんなこと聞くの…。」
「…………。こんな乱れてる紅李翔
見るの初めての気がして…。」
「!!!…。そ!そんなっ…。
そ、そりゃあ僕だって…。
オトコだから…。でも…。」
「…でも?」
「でも、全然気持ちよくなかった…。
……まぁくんの手じゃなかったら
僕は…ぼく………。
まぁくんの手じゃないと…。」
まぁくんはにやっ、と笑う。
「だからか。」
「…なに?」
「さっき、手、手、って…ぐは…。」
「ばっ!バカ!まぁくんのバカ!
そんなんじゃないよ!
ほんとにそんなんじゃないっ!
…バカ!…あっ!あああ!」
激しく手を動かされ何度も体が跳ねて
その度にまぁくんの手が
僕の背中を抱きしめ
そして愛撫するように撫でられる。
「ああっ、も、ダメ…あ!あぁ!」
「はぁ、はぁ…紅李翔一緒にイくぞ…」
その声で僕はもう限界で…
先に果ててしまった…。
僕の零した白濁をグチュグチュと
塗りつけ果てた僕自身と一緒に擦り
手を動かすまぁくん。
「はぁはぁ…あ!ダメっ!い、ま!
イったとこなのにっ…あああ!」
また僕のものは熱を持って
かたさを増していった。
「あああ!はぁ、あ!やっ
!あ!ああ!んあっ、は!」
首に巻きつき快感に身を任せる。
そうするとまぁくんの声が
耳元で響いて…。
「紅李翔…!くーちゃん…愛してる…。
はぁは…んっは!あ、イくっ…」
「あああ!」「うっ…!」
今度は同時に果て僕達は抱き合った。
「はぁ、はぁ…………まぁくんは?」
「ん?」
「その、自分で…してた、の?」
「………紅李翔を思い浮かべてしたよ?
何度も…。でも、やっぱり…。」
「やっぱり、なに?」
「紅李翔のナカ、がいいな…。」
熱にうかされた顔でキスをして
僕の背中を撫でおしりを撫でて
耳元で言うその声に体が反応する。
「!!!………まだ準備できてない…。
ごめんね、まぁくん…。」
「っつ…。いいんだ。俺こそごめん。
…またゆっくりな。
…くーちゃん疲れたろ?
シャワーして横になろうか。」
「うん…。……………また抱っこして?」
「…っう……なんでそんなに可愛いの?
俺の理性、もう抑えるのに必死なのに
そうやってくーちゃんが煽るから…
もう。やばいよ…。」
「!…煽ってなんか!」
「その見上げる目がその言葉が…。
その存在が煽ってる、って言うの!
ほら、行くよ。」
姫抱きにされ理不尽な言葉に
足をバタバタさせて暴れた。
「煽ってないもん!」
まぁくんは破顔しておかしそうに笑う。
「可愛いなぁ…もう。
離れたくなくなる…。」
そう言ってシャワーの下
後ろから抱きしめられた刹那
まぁくんが泣き出した。
「……俺、俺…。こっち来てから
大変すぎて…。実は…。
少し体調を崩したんだ…。
黙っててごめん。でももう大丈夫。
ただの胃炎だったからさ。
もう治ったんだけど…。
ストレス溜まりまくりでさ。
もう英語喋れるつもりでいたけど
やっぱりなかなかでさ…。」
「まぁくん!なんで?
なんで言ってくれなかったの?
本当に、本当にもう!
もう大丈夫なのっ!?まぁくん!
わぁぁあ…ちょっと…真仁
顔見せて!ぅぅぅ……」
僕は泣きながらまぁくんに
すがりついた。
「ごめんな、紅李翔…。
紅李翔のことだから
俺が体調崩した、なんて言ったら
なにもかもほっぽって
飛んでくるだろうな、って思って…。
だから言えなかった…。
でも本当に今は治って
やっと英語もスムーズに
コミュニケーションできるように
なってきたから…。
本当に大丈夫だから。」
「ぅぅ…。まぁくん…真仁…ごめんね…
しんどい時そばにいてあげられなくて…。
気をつかわせてごめんね…。
リモートでも話してたのに
気づかなくてごめんね…。
僕…ぼく、どこか自分だけが寂しくて
しんどいんだと思ってしまってた…
ごめん…ぅぅ………うわぁぁ!」
縋り付き泣く僕を優しく抱きしめて
大丈夫だから…と繰り返すまぁくん。
そして紅李翔もしんどかったよね…と
頭を撫で背中を摩ってくれる。
シャワーの温もりとまぁくんの手に
安堵したら僕は急にガクンと力が抜けて
気を失ってしまった。
まぁくんがそっと抱きしめてくれる。
「くーちゃん疲れたろ?
シャワーしてくる?
それともお風呂?」
優しく僕の髪を撫でてくれるまぁくんに
僕は時間がもったいなくて
仕方がなくてでも眠くて…。
「…ん………。シャワーして
それから…まぁく、ん……。」
「俺が、なに?」
愛おしそうに僕の髪に頬に触れ
優しく笑いながら…
でもちょっとからかった声色の
まぁくん。
「もう…わかってるくせに…。」
「ふふふ…くーちゃん可愛いなー…。
よし。じゃあ俺が洗ってやるよ…。
行こ。」
「えっ…ちょ!ちょっとまぁくん!」
僕の服を微笑みながら脱がせて
姫抱きにしてシャワールームに行き
椅子に座らせてから自分も脱いで。
シャワーをちょうどいい温度にしてから
僕にかけてくれる。
「ほら、髪洗うよ?」
「ん……………。まぁ、く…ん…。
目、瞑ったら眠ってしまいそう…。」
「紅李翔…。眠っていいよ…。
また起こしてあげる。」
「ほん、とに起こし、て…よ?」
「安心して…。安心していいよ…。
俺が我慢できないから。」
「ちょっ…まぁく、んったら…。」
そうしてうとうとしながら
髪や体を洗われて。
遠くにドライヤーの音を聞きながら
僕は完全に眠りに落ちていた。
「……りと…紅李翔…。」
(まぁくんの声がする…夢、か?
…………ん?違う!)
「っ!まぁくん!」
必死に首に手を回しすがりつく。
「くーちゃん…。ずっと…。
ずっと見ていられたよ…。
可愛い顔で眠ってた。
寝かしておいてやりたかったけど
やっぱり紅李翔の声が聴きたくて…。」
「まぁくん…真仁…。ま…んんんっ…。」
キスを愛撫をされ
もうなにもわからないほど熱くなった。
「紅李翔が腕の中にいること
何度夢に見たか…。
本当に今、夢じゃないよな…。」
「夢じゃないよ…。ほら。ふふふ!」
僕はまぁくんの腕を思い切りつねる。
「いって、えぇえ!バカ!
くーちゃん手加減!あははは!」
「ご、ごめんっ!ふふふ…。グズッ…。
やっぱりここが僕のいる場所だ…。
真仁の腕の中…。」
「紅李翔…。泣かないで…。」
「ぅぅ…。グズッ…。嬉し泣きだから
いい、でしょ?グズッ…んふふ…。」
「じゃあ俺も泣く…。ぐはは…グズッ…。」
僕は思い切りまぁくんをくすぐった。
「ちょ!こらっ!くすぐったい!
ちょ!くーちゃん!や、め…て!
あはは、ちょ!」
反撃に出たまぁくんは僕の両腕を取り
ベッドに縫いつける。
「まぁく、ん?」
「くすぐったりして…
悪い子はお仕置きだ、よ?」
「…子、って…んふふ…。ん…んん…。
んっ…ふぁ…ん………。」
唇を吸われ舌を差し入れられ
口中を撫でまわされる。
だんだんと自身がかたくなるのがわかり
同時にまぁくんのものもかたさが
増してくるのが感じられて
また熱が溜まっていく。
耳を舐められて思わず声が出た。
「あっ…んっ…あ…は、ぁぁ…。真仁…。」
首筋を強く吸われて名前を愛を囁かれ
もう訳がわからなくなる。
「紅李翔…。愛してる…ん……。
会いたかった…紅李翔…。
俺の紅李翔…。ん、はぁ…。」
「まぁ、く…ん、は、ぁぁ…んやっ!
あ!はぁ…んんっ…ふ、ぁっ…!
んあっ………ぁぁ、つ!」
両の尖りを擦り甘噛みされて
よがることしかできなくて…。
まぁくんの髪を梳きもっともっと、と
うわ言のように繰り返しながら
まぁくんのものに手をやった。
「ぅっ…く、りと…。一緒…に。」
そう言うと僕を膝に座らせて
兜合わせにされる。
「あっ!あ…!」
まぁくんのと僕のとがまぁくんの手に
包まれて擦り合わされた。
ビクビクと震え、ともすれば後ろへ
反り返りそうになる体を
まぁくんの手が優しく背中を支えてくれ
僕は自分でも驚くほど乱れていく。
「あっ、は…んっ!はぁはぁ…あ!
あはぁぁ!あん…あ!やっ…あぁ!
あ!そこ…は、ぁぁあ!」
まぁくんを見ると僕の顔を
じっと見つめ欲情した目をしていた。
「……っ、はぁ………くーちゃん…。
自分でしてたの?」
手をとめ耳元に囁かれる。
「あっ…やめないでっ…はぁはぁ…。」
「どうなの?紅李翔…。ねぇ…。」
「な、なんでそんなこと聞くの…。」
「…………。こんな乱れてる紅李翔
見るの初めての気がして…。」
「!!!…。そ!そんなっ…。
そ、そりゃあ僕だって…。
オトコだから…。でも…。」
「…でも?」
「でも、全然気持ちよくなかった…。
……まぁくんの手じゃなかったら
僕は…ぼく………。
まぁくんの手じゃないと…。」
まぁくんはにやっ、と笑う。
「だからか。」
「…なに?」
「さっき、手、手、って…ぐは…。」
「ばっ!バカ!まぁくんのバカ!
そんなんじゃないよ!
ほんとにそんなんじゃないっ!
…バカ!…あっ!あああ!」
激しく手を動かされ何度も体が跳ねて
その度にまぁくんの手が
僕の背中を抱きしめ
そして愛撫するように撫でられる。
「ああっ、も、ダメ…あ!あぁ!」
「はぁ、はぁ…紅李翔一緒にイくぞ…」
その声で僕はもう限界で…
先に果ててしまった…。
僕の零した白濁をグチュグチュと
塗りつけ果てた僕自身と一緒に擦り
手を動かすまぁくん。
「はぁはぁ…あ!ダメっ!い、ま!
イったとこなのにっ…あああ!」
また僕のものは熱を持って
かたさを増していった。
「あああ!はぁ、あ!やっ
!あ!ああ!んあっ、は!」
首に巻きつき快感に身を任せる。
そうするとまぁくんの声が
耳元で響いて…。
「紅李翔…!くーちゃん…愛してる…。
はぁは…んっは!あ、イくっ…」
「あああ!」「うっ…!」
今度は同時に果て僕達は抱き合った。
「はぁ、はぁ…………まぁくんは?」
「ん?」
「その、自分で…してた、の?」
「………紅李翔を思い浮かべてしたよ?
何度も…。でも、やっぱり…。」
「やっぱり、なに?」
「紅李翔のナカ、がいいな…。」
熱にうかされた顔でキスをして
僕の背中を撫でおしりを撫でて
耳元で言うその声に体が反応する。
「!!!………まだ準備できてない…。
ごめんね、まぁくん…。」
「っつ…。いいんだ。俺こそごめん。
…またゆっくりな。
…くーちゃん疲れたろ?
シャワーして横になろうか。」
「うん…。……………また抱っこして?」
「…っう……なんでそんなに可愛いの?
俺の理性、もう抑えるのに必死なのに
そうやってくーちゃんが煽るから…
もう。やばいよ…。」
「!…煽ってなんか!」
「その見上げる目がその言葉が…。
その存在が煽ってる、って言うの!
ほら、行くよ。」
姫抱きにされ理不尽な言葉に
足をバタバタさせて暴れた。
「煽ってないもん!」
まぁくんは破顔しておかしそうに笑う。
「可愛いなぁ…もう。
離れたくなくなる…。」
そう言ってシャワーの下
後ろから抱きしめられた刹那
まぁくんが泣き出した。
「……俺、俺…。こっち来てから
大変すぎて…。実は…。
少し体調を崩したんだ…。
黙っててごめん。でももう大丈夫。
ただの胃炎だったからさ。
もう治ったんだけど…。
ストレス溜まりまくりでさ。
もう英語喋れるつもりでいたけど
やっぱりなかなかでさ…。」
「まぁくん!なんで?
なんで言ってくれなかったの?
本当に、本当にもう!
もう大丈夫なのっ!?まぁくん!
わぁぁあ…ちょっと…真仁
顔見せて!ぅぅぅ……」
僕は泣きながらまぁくんに
すがりついた。
「ごめんな、紅李翔…。
紅李翔のことだから
俺が体調崩した、なんて言ったら
なにもかもほっぽって
飛んでくるだろうな、って思って…。
だから言えなかった…。
でも本当に今は治って
やっと英語もスムーズに
コミュニケーションできるように
なってきたから…。
本当に大丈夫だから。」
「ぅぅ…。まぁくん…真仁…ごめんね…
しんどい時そばにいてあげられなくて…。
気をつかわせてごめんね…。
リモートでも話してたのに
気づかなくてごめんね…。
僕…ぼく、どこか自分だけが寂しくて
しんどいんだと思ってしまってた…
ごめん…ぅぅ………うわぁぁ!」
縋り付き泣く僕を優しく抱きしめて
大丈夫だから…と繰り返すまぁくん。
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