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第四部
噂の出所
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屋敷に戻るとヴォルフ様も王宮から戻られたところだった。今日の濃茶の貴族服なのね。いつもと雰囲気が違うけれどこの色もよくお似合いで眼福だわ。玄関ホールで私を待っていてくださった愛おしい夫に早足で向かうとすぐに手を出された。こうして歩く際もエスコートしてくださる。些細なことだけどそれだけで胸に温かいものが満ちていくけれど……
時々この幸せが怖く感じるわ。もし失ったらその喪失感に耐えられるのかしら。考えたくないけれど、不意にそんな思いが胸をよぎる。嫌だわ、なにを気弱になっているのかしら。
「どうした?」
隣を歩く夫が私を見下ろしていた。その表情にも目にも感情は見えないけれど心配してくださっているの? ヴォルフ様は人のことを見ていないようでよく見ていらっしゃる。ただ、何か感じても滅多に口にされることはないけれど。
「な、何もありませんわ。実家での会話を思い出して……」
こんなに幸せなのに不安だなんて言ったら余計な心配をかけてしまうわ。それでなくてもやりすぎだと思えるほどあれこれ手を打ってくださるのだから。
「そうか」
「ふふ、後でお話しますね。そういえば、お義姉様に心配されましたわ。例の噂のことで」
「手は打ってある。問題ない」
ヴォルフ様が動いていらっしゃるから心配はしていないわ。だけどあまり社交に出ないお義姉様もご存じなくらい世間に広がっている。いえ、お義姉様は商会を通じて色んな情報を集めているのだけど。着替えをしたら執務室へ行くと告げて私室に戻った。
「ふふ、ロッテ。ギードは元気だったわよ」
玄関からずっと後ろについてきてくれたロッテに声をかけた。途端に眉間に薄い皺が現れたわ。
「イルーゼ様、誰も彼のことなんて聞いていませんわ」
素っ気ない返事が返ってきたけれど、耳が少し赤いわよ。二年前に知ったのだけど、実はロッテは実家に仕えるギードが好きだった。彼はフィリーネ様に誘惑されたけれどそれを拒絶し、不興を買って彼女を誘惑したと冤罪をかけられて下男に落とされていた人。後に私が、今はお義姉様が従者として重宝している。
「そう? 彼からこれを預かってきたのだけど」
「え?」
取り出したのはロッテ宛の手紙。実は二年前に彼からロッテに手紙を託って、それから二人は文通を始めて今に至る。なかなかいい雰囲気だと思うのだけど、ロッテは頑なに隠して教えてくれないのよね。だから今日、実家でギードに直接聞いてきたわ。彼も真剣にロッテとのことを考えていると言っていたけれど、それは本人から直接聞くべきよね。
「イ、イルーゼ様……」
怒っているような表情なのは照れているから。ロッテは私よりも四つ年上だからもうすぐ三十になる。仕事一筋で婚姻などしないと言っていたけれど、ギードは真面目で芯が通っていて、フィリーネ様の誘惑にも負けなかった。彼なら大賛成だわ。
「もう、ロッテったら。はい、ちゃんと渡したわよ」
「……ありがとう、ございます……」
無表情に手紙を受け取ると両手で胸に抱いた。もう、素直になればいいのに。だけどそれを言うと一層意地になるとわかっているから言わないけど。仕事では有能なのに、こういうところは不器用なのよね。それがロッテの魅力でもあるのだけど。
「ヴォルフ様のところに行ってくるわ。ロッテはゆっくりしていてね」
そう言って部屋を出た。早く手紙を読みたいでしょうし、廊下に出なくてもヴォルフ様の執務室に行ける。危険はないから心配はいらないわ。
「ヴォルフ様、お待たせしました」
執務室では既にヴォルフ様が執務机に向かっていた。着替えてしまわれたのね、残念だわ。書類を手にしたままソファに視線を向けたのでそちらに向かうと、ヴォルフ様も書類を手にこちらにいらっしゃった。
「影からの報告だ」
隣に座ると手にしていた書類を差し出された。それは最近貴族家の間で広がっている噂についての報告書だった。見上げると小さく頷かれたので受け取って記された文字を追った。そこに書かれていたのは……
「まさか、あの噂がミュンターの女性たちの間から?」
すぐには信じられなかったわ。そりゃあミュンターとゾルガーはアウグスト翁の陰謀もあって敵対していたし、今もゾルガー家とは一番距離がある家門だけれど。でも今はエーリック様とアマーリエ様が当主代理を務めているし、ミュンターの分家筆頭にはアルビーナ様がいる。彼女は暴走しがちな令嬢たちをまとめ、均衡を保つように努めてくれているわ。彼女がそんな噂を許すとは思えないのだけど……
「……アルビーナ様が、表に出てこられないから?」
「だろうな」
彼女は今二人目を妊娠中だけど、悪阻が酷くて社交界から離れている。新年の舞踏会も欠席されていたし。
「このままではアルビーナ様のご苦労が水の泡になってしまいますわ」
「婿も手を打ってはいるようだが、あの娘ほどの力はないからな」
そうね、婿入りしたグレオン様は騎士としては優秀だけど、社交界で上手く立ち回るにはお優しすぎるわ。女性も苦手そうだから令嬢たちを諫めるのは難しいでしょうね。
だけど見逃すわけにもいかないのよね。この噂が大きくなりすぎて陛下が問題視されれば、またミュンター一門が厳しい立場に立たされるわ。せっかくここまで持ち直してきたのに。彼女たちはミュンター当主一家が追放された理由を、アウグスト翁の蛮行をもう忘れてしまったのかしら。
「エーリックでは抑えるのは無理だろうな」
「そう、ですわね」
ミュンター家門のご令嬢たちの中でも、我が家に反感を持つ令嬢たちはブレッケル公爵夫妻を認めていない。あくまでもハンス様が当主になるまでの繋ぎだと考えているから、注意しても聞き流すだけでしょうね。今後のことを考えると彼女らの反感がエーリック様たちに向かうのは避けたいし。
「どうされます?」
「放っておけばいい。一々騒ぎ立てれば余計に反感を買う」
やっぱりそうなるわよね。騒いでいるのは五侯爵家以下の家門だから大した力はないわ。でも、声を上げる者の数が増えれば厄介なことになる。軽んじることは出来ないわね。
「陛下は、なんと?」
既にお耳には入っているわよね。ヴォルフ様以上に噂を気にされているから。ルタ国行きよりもヴォルフ様の噂を優先されそうだから心配だわ。
「噂を相手にしている暇などないだろう。不在の間に起こりうる事態の対処法を考えさせている」
それって……嫌だわ、兄上酷いと言いながら半泣きで書類に向かっている陛下の姿が浮かんでしまった。ヴォルフ様のことだからかなり高い要求をされたのでしょうね。一昨年にアーレントの即位式に行かれた時もそうだったから。あの時は色々見落としがあって、帰国後に改善策も要求されて陛下は大変そうだったと、後でコルネリア様が仰っていたわ。いえ、そうじゃなくて……
「噂の出所はわかっているし監視もしている。気にすることはない」
そう言い切られると何も言えないわ。ヴォルフ様は有言実行、いえ、時には無言実行で、王位に興味がなくても国と民のことをよく考えて憂いがないよう心を配られている。冷酷だの無慈悲だのと言われているけれど、こんなに心が広く大きく温かい方はいらっしゃらないわ。
「わかりましたわ。私も気を付けて様子を見ておきますわ」
「ああ、頼む。女同士の話には入っていけないからな」
ふふ、そうね。ヴォルフ様がいらっしゃったらご夫人たちは緊張して口を噤んでしまうわよね。ミュンター一門ならなおさらだわ。
「ランベルツの娘の婚約が白紙になった」
「マルレーネ様の? そうですか。よかったですわ」
ギーゼラ様は舞踏会が終わったらすぐに手を打つと仰っていたけれど、本当に動かれたのね。不実な男性を婿として迎えなくてよかったわ。
「そういえば、実家はどうだった」
「え? ああ、お義姉様も兄も元気でしたわ。兄様も。サザールでのお話を色々聞かせていただきましたわ」
「そうか」
それからは兄様に聞いたサザールの様子をお話ししたわ。特に大公家やその周辺の話を。ヴォルフ様は他国にも人をやっているし、誰かはわからないけれど大使の従者の中にはゾルガー家に忠誠を誓っている方もいると聞く。そこからいろんな情報を集めているから、たぶん兄様から聞いた話で目新しいものはないかもしれないけれど、些細な事も後で思い返せば点と点が線になるから。
「聞いた話はまた記録しておいてくれ」
「もちろんですわ。今日中に書いておきますわ」
婚姻してから続いている、その日聞いた話や出来事の記録。それは何年経っても途切れることなく続いているし、出産で書けない日はロッテに代筆してもらっている。私の人生の記録でもあるわね。
時々この幸せが怖く感じるわ。もし失ったらその喪失感に耐えられるのかしら。考えたくないけれど、不意にそんな思いが胸をよぎる。嫌だわ、なにを気弱になっているのかしら。
「どうした?」
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「そうか」
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ヴォルフ様が動いていらっしゃるから心配はしていないわ。だけどあまり社交に出ないお義姉様もご存じなくらい世間に広がっている。いえ、お義姉様は商会を通じて色んな情報を集めているのだけど。着替えをしたら執務室へ行くと告げて私室に戻った。
「ふふ、ロッテ。ギードは元気だったわよ」
玄関からずっと後ろについてきてくれたロッテに声をかけた。途端に眉間に薄い皺が現れたわ。
「イルーゼ様、誰も彼のことなんて聞いていませんわ」
素っ気ない返事が返ってきたけれど、耳が少し赤いわよ。二年前に知ったのだけど、実はロッテは実家に仕えるギードが好きだった。彼はフィリーネ様に誘惑されたけれどそれを拒絶し、不興を買って彼女を誘惑したと冤罪をかけられて下男に落とされていた人。後に私が、今はお義姉様が従者として重宝している。
「そう? 彼からこれを預かってきたのだけど」
「え?」
取り出したのはロッテ宛の手紙。実は二年前に彼からロッテに手紙を託って、それから二人は文通を始めて今に至る。なかなかいい雰囲気だと思うのだけど、ロッテは頑なに隠して教えてくれないのよね。だから今日、実家でギードに直接聞いてきたわ。彼も真剣にロッテとのことを考えていると言っていたけれど、それは本人から直接聞くべきよね。
「イ、イルーゼ様……」
怒っているような表情なのは照れているから。ロッテは私よりも四つ年上だからもうすぐ三十になる。仕事一筋で婚姻などしないと言っていたけれど、ギードは真面目で芯が通っていて、フィリーネ様の誘惑にも負けなかった。彼なら大賛成だわ。
「もう、ロッテったら。はい、ちゃんと渡したわよ」
「……ありがとう、ございます……」
無表情に手紙を受け取ると両手で胸に抱いた。もう、素直になればいいのに。だけどそれを言うと一層意地になるとわかっているから言わないけど。仕事では有能なのに、こういうところは不器用なのよね。それがロッテの魅力でもあるのだけど。
「ヴォルフ様のところに行ってくるわ。ロッテはゆっくりしていてね」
そう言って部屋を出た。早く手紙を読みたいでしょうし、廊下に出なくてもヴォルフ様の執務室に行ける。危険はないから心配はいらないわ。
「ヴォルフ様、お待たせしました」
執務室では既にヴォルフ様が執務机に向かっていた。着替えてしまわれたのね、残念だわ。書類を手にしたままソファに視線を向けたのでそちらに向かうと、ヴォルフ様も書類を手にこちらにいらっしゃった。
「影からの報告だ」
隣に座ると手にしていた書類を差し出された。それは最近貴族家の間で広がっている噂についての報告書だった。見上げると小さく頷かれたので受け取って記された文字を追った。そこに書かれていたのは……
「まさか、あの噂がミュンターの女性たちの間から?」
すぐには信じられなかったわ。そりゃあミュンターとゾルガーはアウグスト翁の陰謀もあって敵対していたし、今もゾルガー家とは一番距離がある家門だけれど。でも今はエーリック様とアマーリエ様が当主代理を務めているし、ミュンターの分家筆頭にはアルビーナ様がいる。彼女は暴走しがちな令嬢たちをまとめ、均衡を保つように努めてくれているわ。彼女がそんな噂を許すとは思えないのだけど……
「……アルビーナ様が、表に出てこられないから?」
「だろうな」
彼女は今二人目を妊娠中だけど、悪阻が酷くて社交界から離れている。新年の舞踏会も欠席されていたし。
「このままではアルビーナ様のご苦労が水の泡になってしまいますわ」
「婿も手を打ってはいるようだが、あの娘ほどの力はないからな」
そうね、婿入りしたグレオン様は騎士としては優秀だけど、社交界で上手く立ち回るにはお優しすぎるわ。女性も苦手そうだから令嬢たちを諫めるのは難しいでしょうね。
だけど見逃すわけにもいかないのよね。この噂が大きくなりすぎて陛下が問題視されれば、またミュンター一門が厳しい立場に立たされるわ。せっかくここまで持ち直してきたのに。彼女たちはミュンター当主一家が追放された理由を、アウグスト翁の蛮行をもう忘れてしまったのかしら。
「エーリックでは抑えるのは無理だろうな」
「そう、ですわね」
ミュンター家門のご令嬢たちの中でも、我が家に反感を持つ令嬢たちはブレッケル公爵夫妻を認めていない。あくまでもハンス様が当主になるまでの繋ぎだと考えているから、注意しても聞き流すだけでしょうね。今後のことを考えると彼女らの反感がエーリック様たちに向かうのは避けたいし。
「どうされます?」
「放っておけばいい。一々騒ぎ立てれば余計に反感を買う」
やっぱりそうなるわよね。騒いでいるのは五侯爵家以下の家門だから大した力はないわ。でも、声を上げる者の数が増えれば厄介なことになる。軽んじることは出来ないわね。
「陛下は、なんと?」
既にお耳には入っているわよね。ヴォルフ様以上に噂を気にされているから。ルタ国行きよりもヴォルフ様の噂を優先されそうだから心配だわ。
「噂を相手にしている暇などないだろう。不在の間に起こりうる事態の対処法を考えさせている」
それって……嫌だわ、兄上酷いと言いながら半泣きで書類に向かっている陛下の姿が浮かんでしまった。ヴォルフ様のことだからかなり高い要求をされたのでしょうね。一昨年にアーレントの即位式に行かれた時もそうだったから。あの時は色々見落としがあって、帰国後に改善策も要求されて陛下は大変そうだったと、後でコルネリア様が仰っていたわ。いえ、そうじゃなくて……
「噂の出所はわかっているし監視もしている。気にすることはない」
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「わかりましたわ。私も気を付けて様子を見ておきますわ」
「ああ、頼む。女同士の話には入っていけないからな」
ふふ、そうね。ヴォルフ様がいらっしゃったらご夫人たちは緊張して口を噤んでしまうわよね。ミュンター一門ならなおさらだわ。
「ランベルツの娘の婚約が白紙になった」
「マルレーネ様の? そうですか。よかったですわ」
ギーゼラ様は舞踏会が終わったらすぐに手を打つと仰っていたけれど、本当に動かれたのね。不実な男性を婿として迎えなくてよかったわ。
「そういえば、実家はどうだった」
「え? ああ、お義姉様も兄も元気でしたわ。兄様も。サザールでのお話を色々聞かせていただきましたわ」
「そうか」
それからは兄様に聞いたサザールの様子をお話ししたわ。特に大公家やその周辺の話を。ヴォルフ様は他国にも人をやっているし、誰かはわからないけれど大使の従者の中にはゾルガー家に忠誠を誓っている方もいると聞く。そこからいろんな情報を集めているから、たぶん兄様から聞いた話で目新しいものはないかもしれないけれど、些細な事も後で思い返せば点と点が線になるから。
「聞いた話はまた記録しておいてくれ」
「もちろんですわ。今日中に書いておきますわ」
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