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第四部
親友との穏やかな時間
ヴォルフ様への疑念は晴れ、ようやく落ち着いた日々が戻ってきた。陛下ご不在の今は社交界も内輪の小規模なものが多く、特に出かける予定もない。初夏の風は穏やかで日差しが強いけれど木陰は涼しくて心地いいわ。そんな中、我が家の南棟にエルマ様を迎えていた。学園時代から変わらず親しくしている彼女は我が国で最初の当主となった。しかも国の行く末を左右する五侯爵家だけど、今日は堅苦しいことは抜きにして親友との私的な交流だ。
「まぁ、この蔓薔薇は……」
案内した四阿の手前でエルマ様が目を輝かせた。庭道楽のお父君の影響もあって彼女も植物への造詣が深いのよね。彼女の視線の先には蔓薔薇の可憐な花が風に揺られている。
「ふふっ、昨年交易で手に入れたものですの。アーレントからの船で」
「まぁ、アーレントから? こんな色は初めて見ましたわ」
我が国ではまだ白い花弁しかなかったけれど、昨年ゾルガー領の港町に着いた船の積み荷にあったという淡い紅色の蔓薔薇。もし蔓薔薇を見つけたら買い取るようヴォルフ様がその地の監督官にお命じになっていたのよね。ここに着いた時にはしおれていてもうダメかと思ったけれど、奇跡的に息を吹き返してこうして花を咲かせている。
「珍しいですわね。淡い紅色なんて……」
「ええ。とっても愛らしいですわよね。エルマ様ならお譲りいたしますわよ」
「まぁ、是非とも」
そう言うと目の前の薔薇のような笑みを浮かべられた。いつも凛とされているエルマ様だけど、可愛らしいものがお好きなのよね。その差が彼女の魅力の一つでもあるわ。
「そういえば……アーレントに帰られたクラリッサ様が再婚されたと伺いましたわ」
「そのようですわね。侯爵家の後妻だとか」
きっと我が国に戻りたくないゆえの形だけの結婚でしょうね。ハリマン様との仲も冷え切っていったというし、お互いにこれでよかったのではないかしら。
「ふふ、そういえばルタ女王の即位式は今日でしたわね」
「ええ。今頃ルタ国はお祭り騒ぎでしょうね」
各国の王族や大使が集い催される即位式とそれに連なる行事。我が国の時も国力を示すために豪華絢爛な式典が続いたわ。あの華やかさは一生に一度お目にかかれるかどうかのものだから今でも記憶に残っている。
「きっと華やかなお式になったでしょうね」
「アデライデ様はお美しい方でしたから。王冠を戴いたお姿もさぞや麗しいでしょうね」
しかもヴォルフ様ほどではないけれど威厳もおありだった。
「何事もなく終わるといいのですけれど」
「陛下が戻られるまでは気が抜けませんわね」
各国の賓客が集う今を狙って騒ぎを起こそうとする者は必ず現れる。我が国の時だって幾つもの計画があったとヴォルフ様が仰っていたわ。アデライデ様には兄妹がいらっしゃって、表ざたにはならなかったけれど王位継承争いがあったと聞く。
「まったくですわ。アーレントの時も色々ありましたから。だからこそ、イステル侯爵があんな浅はかな真似をなさるとは思いませんでした」
エルマ様が深く息を吐いて眉をしかめたけれど同感だわ。陛下がお留守なのにあんな騒ぎを起こすなんて。
「エルマ様はどう思われまして? イステル侯爵の独断だと思われます?」
「それは、別に黒幕がいるとイルーゼ様はお考えですのね?」
「昨年から続く噂がイステル侯爵の仕業とは思えませんから」
「確かにそうですわね」
先日お会いしたフィーネ様やアマーリエ様も同じように仰っていたわ。イステル侯爵は単純で陰謀などには向かない性質の方だと。それは私たちの共通認識でもあるだけにこそこれで一件落着とはいかないのよね。
「仮にそうだとして、イステル侯爵が誰に唆されたか、ですわね」
「ええ」
そこが一番問題だった。ヴォルフ様も調べてはいらっしゃるけれど、これといった何かはまだない。
「そうですわね。あのご子息も噂を操作出来るとは思えませんし……最近、イステル侯爵家で変わったことといえば、侯爵の弟君が帰国されたことくらいかしら。サザールから」
「サザールというと、バーデン侯爵とご一緒に?」
バーデン侯爵は兄様の上司ね。だったら一緒に戻ってきたのね。
「ええ、侯爵の従者をされていたとか。ただ、それだけで何かあったとは言い難いのですけれど」
「そう、ですわね」
これだけじゃイステル侯爵の暴挙と弟君の帰国に関係があるとは言い切れないわ。何も知らない可能性もあるし。兄様は何かご存じかしら?
「こうなると、国王陛下とコルネリア様が心配ですわ」
「ええ、ご夫妻はサザールからイステル領を通って戻られますから。当主が王都で拘束されたとなると、領地の者たちがどう思うかが気になりますわ」
エルマ様が僅かに眉をしかめた。数日中に陛下は帰国の途につかれ、イステル領を通るわ。当主が王都で軟禁されている中何かするとは思えないけれど、万が一の事態がないとは言い切れない。
「滅多なことはないとは思いますけれど……」
「王家の騎士もついていますし、侯爵様も手を打たれているのでしょう?」
「ええ、でも、我が家の騎士を付けるわけにもいきませんし、出来ることは限定的ですから」
さすがに他領に我が家の騎士を送ることは出来ないわ。相手方への恫喝ととられる可能性もあるから。
「侯爵様を簒奪者に仕立て上げたところで、陛下の歓心を得られるわけではありませんでしょうに」
「ええ。逆にご不興を買うのは必須ですわ」
「陛下の侯爵様への御寵愛は深くていらっしゃいますものね」
あれは寵愛になるのかしら? 単に甘えていらっしゃるだけのように見えるけれど。でも、端からはそう見えるのね。まったく、陛下も少し控えていただきたいわ。
「早く陛下がお戻りになってほしいですわね」
「ええ」
いくらヴォルフ様が簒奪などする気はないと宣言しても疑う者は後を絶たない。でも、陛下がお戻りになれば何があってもヴォルフ様を守ってくださる。一時的に声は消えたけれど、これまでだって何度も同じことが起きているから油断は出来ないわ。ヴォルフ様が気に食わない者、恨みを持つ者は一定数存在するし、陛下の歓心を得ようとする者にとっては邪魔でしかない。ヴォルフ様に取り入って陛下に……と思っても、あのご気性ではそれは叶わないから。
「そういえば……リカード様はまだ?」
「ええ。諦めずに頑張っていらっしゃいますわ」
我が家に預けられていた間、反抗的で鍛錬もなおざりだったリカード様。どういった風の吹き回しか、王宮に戻った翌々日に我が家を訪れ、我が家への滞在と鍛錬を希望された。ヴォルフ様はやる気がない者に費やす時間はないと一蹴されたけれど、意外にもリカード様は食い下がり、あのヴォルフ様から「やる気がないと見えたら即追い出す」との条件だけど滞在を掴み取った。それからは朝早くから見習い兵と共に鍛錬だけでなく雑用もこなしている。
「いつまで続くでしょうね」
「三日が限界かとヴォルフ様は仰っていましたけれど……今のところ耐えていらっしゃいますわね」
「まぁ」
エルマ様の赤みの強い茶の瞳が見開かれた。あのお茶会での失態を見ていらっしゃったから信じられないでしょうね。私だって信じられなくて、ルッツに本当に真面目にやっているのかと何度も尋ねたもの。だけどルッツだけでなくヴィムまでもが真面目にやっていると言う。だったら間違いないのでしょうね。
「あの貴族会議の翌日、リカード様はランベルツ家を尋ねたそうですわ」
「まぁ、それは初耳ですわ」
マルレーネ様に弁解しに行かれたのかしら? だけど、そこでリカード様が我が家で鍛錬しようと思うに至った何かがあったのでしょうね。
「恋は人を変える原動力になりますわ。これでリカード様がいい方向に向かってくださるなら私たちにとっても僥倖ですわ」
「ええ」
そうなってくれるといいわ。あんな甘い考えではこの国を任せられないもの。
♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎
「次にくるライトノベル大賞2025」にノミネート中です。
投票は本日17:59までですので、まだの方は投票していただけると嬉しいです。
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是非ともよろしくお願いします(⁎˃ᴗ˂⁎)
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「まぁ、アーレントから? こんな色は初めて見ましたわ」
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「珍しいですわね。淡い紅色なんて……」
「ええ。とっても愛らしいですわよね。エルマ様ならお譲りいたしますわよ」
「まぁ、是非とも」
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「そういえば……アーレントに帰られたクラリッサ様が再婚されたと伺いましたわ」
「そのようですわね。侯爵家の後妻だとか」
きっと我が国に戻りたくないゆえの形だけの結婚でしょうね。ハリマン様との仲も冷え切っていったというし、お互いにこれでよかったのではないかしら。
「ふふ、そういえばルタ女王の即位式は今日でしたわね」
「ええ。今頃ルタ国はお祭り騒ぎでしょうね」
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「アデライデ様はお美しい方でしたから。王冠を戴いたお姿もさぞや麗しいでしょうね」
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「エルマ様はどう思われまして? イステル侯爵の独断だと思われます?」
「それは、別に黒幕がいるとイルーゼ様はお考えですのね?」
「昨年から続く噂がイステル侯爵の仕業とは思えませんから」
「確かにそうですわね」
先日お会いしたフィーネ様やアマーリエ様も同じように仰っていたわ。イステル侯爵は単純で陰謀などには向かない性質の方だと。それは私たちの共通認識でもあるだけにこそこれで一件落着とはいかないのよね。
「仮にそうだとして、イステル侯爵が誰に唆されたか、ですわね」
「ええ」
そこが一番問題だった。ヴォルフ様も調べてはいらっしゃるけれど、これといった何かはまだない。
「そうですわね。あのご子息も噂を操作出来るとは思えませんし……最近、イステル侯爵家で変わったことといえば、侯爵の弟君が帰国されたことくらいかしら。サザールから」
「サザールというと、バーデン侯爵とご一緒に?」
バーデン侯爵は兄様の上司ね。だったら一緒に戻ってきたのね。
「ええ、侯爵の従者をされていたとか。ただ、それだけで何かあったとは言い難いのですけれど」
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エルマ様が僅かに眉をしかめた。数日中に陛下は帰国の途につかれ、イステル領を通るわ。当主が王都で軟禁されている中何かするとは思えないけれど、万が一の事態がないとは言い切れない。
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「まぁ」
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「ええ」
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