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第二部
変化と対策
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急に現れたヴォルフ様の心の問題。いつかはそれに向き合う日が来るのだろうと思っていたけれど、それは漠然とした遠い未来のことだと思っていた。ティオもいつだったか、時間がかかると言っていたし。それにこれまで何か問題があったわけじゃないわ。
でも、もしヴォルフ様に変化が訪れているのなら放っておくのは危険な気がする。強くて揺らぐことがないと信じて疑わなかったヴォルフ様。それが崩れた時私はどうしたらいい? 不安定になったヴォルフ様を支えられる? そんなヴォルフ様を抱えながらこの家や使用人たちを守れるのかしら? いえ、家だけじゃないわ。ゾルガー家はこの国の要、その役割を果たせなければヴォルフ様や私はどうなるの? 後継者はまだ決まっていないわ。お子がいればフレディ様に中継ぎをお願いしてその間に子を育てることも出来るけれど、今そうなったらどうなるの? もちろんそうなった時の手は尽くしてあると仰っていたけれど……
「奥様、あまり気負われませんように」
ティオの言葉は私の心中を読んだかのように的を射ていた。そんなにわかりやすかったかしら?
「旦那様の変化は確かに起こっているのでしょう。ここ最近の旦那様は以前と変わらないようで確かに変わりつつあるように見えます。今回の避妊薬の件も、正直申しまして驚きました」
「そ、そう」
「旦那様がどうお考えだったのか、また後ほど詳しくお聞きしたいと思いますが、あの様子ではご自身もお分りでない可能性が高うございます」
「そうかもしれないわね。なんだか……戸惑っているように見えたわ」
「はい。あんなにはっきりしない旦那様は初めてでした」
やっぱりそうなのね。私も驚いたけれど、きっとティオはそれ以上なのでしょうね。
「これからヴォルフ様にどう接したらいいと思う?」
「正直、今の状態も、これからどうするべきなのかも私にはわかり兼ねます。私は弟で一度は失敗しました。果たして私の経験が役に立つのか……」
ティオはそう思っているのね。でも、私も同じようにしたと思うわ。怪我と同じで元通りにするのが最善だと思ったでしょうから。
「でも、ティオがヴォルフ様の側にいるのはその経験があったからでしょう?」
「左様でございますね。大旦那様はそのように仰っていました。確かに何も事情を知らない者では理解し難い部分は多いでしょうから」
そうよね、経験があるのとないのではその差は大きいはず。ティオはヴォルフ様の言動からその真意を上手く拾っていると思うもの。
「ティオの弟を診てくれた医師は? 領地なのかしら?」
「十年ほど前に既に……」
「そう」
だったら話は聞けないわね。
「その者に師事していた者が後を継いでおります。その者ならばあるいは……」
「その方を王都に呼ぶことは?」
領地にいたのなら昔のヴォルフ様をご存じかもしれない。
「可能でございます。私も一度彼の者に相談しようと思っていたところでしたので」
「じゃ、私からもヴォルフ様にお願いしてみるわ。他にも相談出来る方はいない? そうね……騎士見習いや影をしていた頃の方でもいいわ」
「……この家に引き取られる前、ですか」
「難しい?」
「旦那様の過去はなかったことにされております。旦那様と接していた者には死んだと伝えているかと。そんな彼らから話を聞くのは難しいかと」
「そう」
孤児院でのことも騎士見習いや影をしていた頃のことも公式にはなかったことになっている。騎士見習いの時に一人生き残ったから、その時に死んだことにされているのかしら。疑う者が出てきても探し出されないように厳重に隠されていそう。その頃の名前だって教えて貰えなかった。でも……
「影の責任者は? その方に話を聞くのは無理なのかしら?」
ヴォルフ様が影にいたのなら、その頃を知っている人がいるのではないかしら? ヴォルフ様を育てた人がいるはずよ。その人に聞けば何かわかるような気もするのだけど。
「影でございますか。そちらは私の管轄ではありませんので何とも」
「そう。じゃ私からお願いしてみるわ」
手がかりになるかはわからないけれど、何でもいい、情報が欲しいわ。闇雲に動いても効率が悪いし悪手を選ぶ可能性もあるから。それに、影なら同じように心を壊した人がいるかもしれない。そっちの方が参考になるかしら。
「奥様、ありがとうございます」
突然ティオが頭を下げてお礼を言ってきた。
「ど、どうしたの?」
「旦那様のためにお心を砕いて下さることに感謝を。あのようなことがあった直後ですのに、お許し下さった上案じて下さっています」
「でも、それは妻として当然でしょう?」
「奥様……避妊薬のことは離縁されても仕方のない暴挙でございます。そうならなくても当分顔も見たくない、口もききたくないと思われるのが常かと」
確かに……そうかもしれないわね。あの時は本当に腹立たしかったし想いも冷めたかと思ったもの。普通の夫婦なら破綻するほどの大問題なのは間違いないのだけど……
「ティオの言う通りね。最初は怒りが勝ったけれど……ヴォルフ様の様子を見ていたら、何というか……凄く危うい気がしたの。薄い硝子細工のような感じかしら? あっという間に砕けてバラバラになってしまいそうで……」
あの時感じた危うさは時間が経つにつれて大きくなっている。
「避妊薬のことはもちろん腹立たしいけれどヴォルフ様は謝って下さった。もうしないと約束したから今回だけは許すわ。勿論、後でしっかり文句は言わせてもらうけれど」
それくらいは許されるわよね。二、三発殴ってやろうと思ったりもしたけれど、私の手の方が痛くなりそうだから止めたわ。それに……不謹慎かもしれないけれど、私のためにヴォルフ様が動揺したのを、嬉しく感じてしまったのよね。こんな気持ち、誰にも言えないけれど。それに、困惑している様が可愛いと思ってしまった。無表情で困惑する様子は怖く見えるのでしょうけれど、そんな姿にさせたのも見ることが出来るのも自分だけだという優越感もあった。ティオが言うほど私はいい人じゃない。
「奥様は……お強いのですね」
表情を和らげたティオにそう言われてしまったわ。強い? 私が?
「そんなことはないわ。最近は自分の至らなさばかりが目に付いて自信が持てないもの。迷ってばかりで随分弱くなってしまったと思うわ」
最近は人目も気になるし、こんなことをしたら後で困ったことにならないかと考えてしまって以前のように動けなくなっている。それにヴォルフ様に嫌われたくなくておもねっている自覚もあるわ。
「それは弱くなったのではなく視野が広がったのでございましょう。知識が増えれば行動の選択肢は広がるように感じるでしょうが、だからこそ選べない道も見えてきます。成長されたのですよ」
「……そ、そうかしら」
そんな風に考えたことはなかったわ。でも、婚約していた頃の自分は無知ゆえに無鉄砲だったと思うわ。よくヴォルフ様に直談判なんかしたわよねと我ながら思う。今なら絶対に出来ないもの。
「無知な者ほど自分は無敵だと思えるものです。フリーデル公爵令嬢がいい例でしょう」
「クラリッサ様が?」
「はい。あの方があれほど自信を持っておられるのは世の中をご存じないからです。旦那様のことも私の弟のような例を一つでもご存じならあのように断定出来るはずがないでしょう」
……そうかもしれないわね。知っていたらあんな風には言えないもの。でも、ティオの話を聞かなかったら私がやると言っていたかもしれない。クラリッサ様が一年前の自分に重なって見えた。
「そうね、クラリッサ様にヴォルフ様を任せられないわ。あの方がしようとしていることはヴォルフ様を破滅させてしまう。私たちはそうならない道を探さなければね」
「左様にございます」
ティオも同じ考えだけど、その道はとても長くて険しいように見えた。情報がなさ過ぎて判断出来ないのが一番の問題だわ。でもその前に、一度ヴォルフ様と話がしたいわ。
でも、もしヴォルフ様に変化が訪れているのなら放っておくのは危険な気がする。強くて揺らぐことがないと信じて疑わなかったヴォルフ様。それが崩れた時私はどうしたらいい? 不安定になったヴォルフ様を支えられる? そんなヴォルフ様を抱えながらこの家や使用人たちを守れるのかしら? いえ、家だけじゃないわ。ゾルガー家はこの国の要、その役割を果たせなければヴォルフ様や私はどうなるの? 後継者はまだ決まっていないわ。お子がいればフレディ様に中継ぎをお願いしてその間に子を育てることも出来るけれど、今そうなったらどうなるの? もちろんそうなった時の手は尽くしてあると仰っていたけれど……
「奥様、あまり気負われませんように」
ティオの言葉は私の心中を読んだかのように的を射ていた。そんなにわかりやすかったかしら?
「旦那様の変化は確かに起こっているのでしょう。ここ最近の旦那様は以前と変わらないようで確かに変わりつつあるように見えます。今回の避妊薬の件も、正直申しまして驚きました」
「そ、そう」
「旦那様がどうお考えだったのか、また後ほど詳しくお聞きしたいと思いますが、あの様子ではご自身もお分りでない可能性が高うございます」
「そうかもしれないわね。なんだか……戸惑っているように見えたわ」
「はい。あんなにはっきりしない旦那様は初めてでした」
やっぱりそうなのね。私も驚いたけれど、きっとティオはそれ以上なのでしょうね。
「これからヴォルフ様にどう接したらいいと思う?」
「正直、今の状態も、これからどうするべきなのかも私にはわかり兼ねます。私は弟で一度は失敗しました。果たして私の経験が役に立つのか……」
ティオはそう思っているのね。でも、私も同じようにしたと思うわ。怪我と同じで元通りにするのが最善だと思ったでしょうから。
「でも、ティオがヴォルフ様の側にいるのはその経験があったからでしょう?」
「左様でございますね。大旦那様はそのように仰っていました。確かに何も事情を知らない者では理解し難い部分は多いでしょうから」
そうよね、経験があるのとないのではその差は大きいはず。ティオはヴォルフ様の言動からその真意を上手く拾っていると思うもの。
「ティオの弟を診てくれた医師は? 領地なのかしら?」
「十年ほど前に既に……」
「そう」
だったら話は聞けないわね。
「その者に師事していた者が後を継いでおります。その者ならばあるいは……」
「その方を王都に呼ぶことは?」
領地にいたのなら昔のヴォルフ様をご存じかもしれない。
「可能でございます。私も一度彼の者に相談しようと思っていたところでしたので」
「じゃ、私からもヴォルフ様にお願いしてみるわ。他にも相談出来る方はいない? そうね……騎士見習いや影をしていた頃の方でもいいわ」
「……この家に引き取られる前、ですか」
「難しい?」
「旦那様の過去はなかったことにされております。旦那様と接していた者には死んだと伝えているかと。そんな彼らから話を聞くのは難しいかと」
「そう」
孤児院でのことも騎士見習いや影をしていた頃のことも公式にはなかったことになっている。騎士見習いの時に一人生き残ったから、その時に死んだことにされているのかしら。疑う者が出てきても探し出されないように厳重に隠されていそう。その頃の名前だって教えて貰えなかった。でも……
「影の責任者は? その方に話を聞くのは無理なのかしら?」
ヴォルフ様が影にいたのなら、その頃を知っている人がいるのではないかしら? ヴォルフ様を育てた人がいるはずよ。その人に聞けば何かわかるような気もするのだけど。
「影でございますか。そちらは私の管轄ではありませんので何とも」
「そう。じゃ私からお願いしてみるわ」
手がかりになるかはわからないけれど、何でもいい、情報が欲しいわ。闇雲に動いても効率が悪いし悪手を選ぶ可能性もあるから。それに、影なら同じように心を壊した人がいるかもしれない。そっちの方が参考になるかしら。
「奥様、ありがとうございます」
突然ティオが頭を下げてお礼を言ってきた。
「ど、どうしたの?」
「旦那様のためにお心を砕いて下さることに感謝を。あのようなことがあった直後ですのに、お許し下さった上案じて下さっています」
「でも、それは妻として当然でしょう?」
「奥様……避妊薬のことは離縁されても仕方のない暴挙でございます。そうならなくても当分顔も見たくない、口もききたくないと思われるのが常かと」
確かに……そうかもしれないわね。あの時は本当に腹立たしかったし想いも冷めたかと思ったもの。普通の夫婦なら破綻するほどの大問題なのは間違いないのだけど……
「ティオの言う通りね。最初は怒りが勝ったけれど……ヴォルフ様の様子を見ていたら、何というか……凄く危うい気がしたの。薄い硝子細工のような感じかしら? あっという間に砕けてバラバラになってしまいそうで……」
あの時感じた危うさは時間が経つにつれて大きくなっている。
「避妊薬のことはもちろん腹立たしいけれどヴォルフ様は謝って下さった。もうしないと約束したから今回だけは許すわ。勿論、後でしっかり文句は言わせてもらうけれど」
それくらいは許されるわよね。二、三発殴ってやろうと思ったりもしたけれど、私の手の方が痛くなりそうだから止めたわ。それに……不謹慎かもしれないけれど、私のためにヴォルフ様が動揺したのを、嬉しく感じてしまったのよね。こんな気持ち、誰にも言えないけれど。それに、困惑している様が可愛いと思ってしまった。無表情で困惑する様子は怖く見えるのでしょうけれど、そんな姿にさせたのも見ることが出来るのも自分だけだという優越感もあった。ティオが言うほど私はいい人じゃない。
「奥様は……お強いのですね」
表情を和らげたティオにそう言われてしまったわ。強い? 私が?
「そんなことはないわ。最近は自分の至らなさばかりが目に付いて自信が持てないもの。迷ってばかりで随分弱くなってしまったと思うわ」
最近は人目も気になるし、こんなことをしたら後で困ったことにならないかと考えてしまって以前のように動けなくなっている。それにヴォルフ様に嫌われたくなくておもねっている自覚もあるわ。
「それは弱くなったのではなく視野が広がったのでございましょう。知識が増えれば行動の選択肢は広がるように感じるでしょうが、だからこそ選べない道も見えてきます。成長されたのですよ」
「……そ、そうかしら」
そんな風に考えたことはなかったわ。でも、婚約していた頃の自分は無知ゆえに無鉄砲だったと思うわ。よくヴォルフ様に直談判なんかしたわよねと我ながら思う。今なら絶対に出来ないもの。
「無知な者ほど自分は無敵だと思えるものです。フリーデル公爵令嬢がいい例でしょう」
「クラリッサ様が?」
「はい。あの方があれほど自信を持っておられるのは世の中をご存じないからです。旦那様のことも私の弟のような例を一つでもご存じならあのように断定出来るはずがないでしょう」
……そうかもしれないわね。知っていたらあんな風には言えないもの。でも、ティオの話を聞かなかったら私がやると言っていたかもしれない。クラリッサ様が一年前の自分に重なって見えた。
「そうね、クラリッサ様にヴォルフ様を任せられないわ。あの方がしようとしていることはヴォルフ様を破滅させてしまう。私たちはそうならない道を探さなければね」
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