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新しい仲間
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ここからはおふざけです。
許せるお心の広い方だけお進み下さい…
- - - - - - - -
「アルレット様、今月の会報ですわ」
「ありがとうございます、大聖女様」
「嫌だわ、ここでは私の事はレティシアと」
「あっ、申し訳ございません、レティシア様」
「ふふっ、いいのよ。私とレットの仲ですもの」
「ありがとうございます。今月のお勧めはどなたですの?」
「今月は聖騎士のシャルル様ですわ。僧帽筋が素晴らしいんですの」
「そうなのですか!ぜひ拝見したいですわ」
「そうねぇ…じゃぁ、今度の会合に護衛として連れて行くわ」
「まぁ!嬉しいですわ、ありがとうございます」
あれから私は、大聖女様ととても仲良しになっていました。
大聖女様は御年19歳とお若く、しかもとても美しいお方です。
そんな大聖女様でしたが…
実は私と同じく筋肉フェチだったのです。
それも、細マッチョなんか筋肉じゃない!と言い切るほどの筋肉隆々派でした。
大聖女様、いえ、レティシア様は密かに筋肉愛好家のご令嬢達を集めて、『逞しい筋肉を愛でる会~ただし細マッチョ除く』を立ち上げ、その会長をされていました。
ジスラン殿下の一連の騒動の後、私はこの会に誘われて会員になりました。
この会の基準は非常に厳しく、細マッチョはマッチョにあらずとの方針です。
会員は『細マッチョはマッチョにあらず』を誓わなければ入会出来ませんし、会で認定されるマッチョ様は、非常に厳しい審査をクリアしなければなりません。
ちなみに、私のオーギュ様はしっかり認定されていらっしゃいました。
さすがはオーギュ様です。
確かにあの逞しい筋肉は、素晴らしいの一言に尽きます。
そのオーギュ様ですが、ずっと筋肉隆々過ぎて女性に怖がられているのだと思っていましたが…
実は熱狂的なファンがいらっしゃって、私が酷く焦ったのはオーギュ様には内緒です。
でも皆様、オーギュ様と私はお似合いだと、快く認めてくださいました。
ただし…時々会のお茶会にオーギュ様をお連れしたり、騎士団に慰問という名の筋肉ウオッチングにお連れするのが条件…のようです。
私が第一騎士団の団長の婚約者で、更には副団長の娘なのをご存じのため、私をダシにしたいのは見え見えですが…
私も同好の仲間が見つかり、心ゆくまで筋肉談義が出来るため否やはありません。
皆様、筋肉についての造詣が深くて、非常に勉強になります。
鑑賞の仕方が様々あることも皆様と知り合って初めて知りました。
これを教えて頂いてからは、筋肉の尊さが違います。ええ、やはり筋肉は神ですわ。
これまでは一人、人に悟られないように楽しんでいましたが、好きなものはたくさんの人と共有する方が楽しみが倍増しますわね。
お陰で毎日がとっても充実しています。
こうして、オランド侯爵の一連の騒動は終わり、私はオーギュ様の元に嫁ぐ日のために、日々花嫁修業をしながら筋肉を愛でる日々を送りました。
逮捕された時はどうなるかと思いましたが…幸いにも誰も命を落とすことなく、それなりに丸く収まってよかったと思います。
許せるお心の広い方だけお進み下さい…
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「アルレット様、今月の会報ですわ」
「ありがとうございます、大聖女様」
「嫌だわ、ここでは私の事はレティシアと」
「あっ、申し訳ございません、レティシア様」
「ふふっ、いいのよ。私とレットの仲ですもの」
「ありがとうございます。今月のお勧めはどなたですの?」
「今月は聖騎士のシャルル様ですわ。僧帽筋が素晴らしいんですの」
「そうなのですか!ぜひ拝見したいですわ」
「そうねぇ…じゃぁ、今度の会合に護衛として連れて行くわ」
「まぁ!嬉しいですわ、ありがとうございます」
あれから私は、大聖女様ととても仲良しになっていました。
大聖女様は御年19歳とお若く、しかもとても美しいお方です。
そんな大聖女様でしたが…
実は私と同じく筋肉フェチだったのです。
それも、細マッチョなんか筋肉じゃない!と言い切るほどの筋肉隆々派でした。
大聖女様、いえ、レティシア様は密かに筋肉愛好家のご令嬢達を集めて、『逞しい筋肉を愛でる会~ただし細マッチョ除く』を立ち上げ、その会長をされていました。
ジスラン殿下の一連の騒動の後、私はこの会に誘われて会員になりました。
この会の基準は非常に厳しく、細マッチョはマッチョにあらずとの方針です。
会員は『細マッチョはマッチョにあらず』を誓わなければ入会出来ませんし、会で認定されるマッチョ様は、非常に厳しい審査をクリアしなければなりません。
ちなみに、私のオーギュ様はしっかり認定されていらっしゃいました。
さすがはオーギュ様です。
確かにあの逞しい筋肉は、素晴らしいの一言に尽きます。
そのオーギュ様ですが、ずっと筋肉隆々過ぎて女性に怖がられているのだと思っていましたが…
実は熱狂的なファンがいらっしゃって、私が酷く焦ったのはオーギュ様には内緒です。
でも皆様、オーギュ様と私はお似合いだと、快く認めてくださいました。
ただし…時々会のお茶会にオーギュ様をお連れしたり、騎士団に慰問という名の筋肉ウオッチングにお連れするのが条件…のようです。
私が第一騎士団の団長の婚約者で、更には副団長の娘なのをご存じのため、私をダシにしたいのは見え見えですが…
私も同好の仲間が見つかり、心ゆくまで筋肉談義が出来るため否やはありません。
皆様、筋肉についての造詣が深くて、非常に勉強になります。
鑑賞の仕方が様々あることも皆様と知り合って初めて知りました。
これを教えて頂いてからは、筋肉の尊さが違います。ええ、やはり筋肉は神ですわ。
これまでは一人、人に悟られないように楽しんでいましたが、好きなものはたくさんの人と共有する方が楽しみが倍増しますわね。
お陰で毎日がとっても充実しています。
こうして、オランド侯爵の一連の騒動は終わり、私はオーギュ様の元に嫁ぐ日のために、日々花嫁修業をしながら筋肉を愛でる日々を送りました。
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