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第二章 歩み〜生活基盤を整えましょう〜
2-20 新しい建造物をつくる?!
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食糧問題が解決したのでお母さんに報告しに行こうと思ったら、お父さんがドラしゃんを捕まえて離さなかった。
突然、菜園に野菜類が大量に生えたうえにひと月は枯れない。
そんな事が起きればパニックになりすよ。
お父さんは何から聞けばいいのか分からず、口をパクパクさせながらドラしゃんにしがみ付いていた。
ムキじぃーちゃん達はもうハプニングに慣れてきたのか、先に収穫した物を家に運ぶ作業に取り掛かっていた。
いや、驚いていたが彼らは"現実逃避"という神スキルをみにつけていたのだ。
その中、お兄ちゃんはタワワに実った菜園の周りを飛び跳ねている。
ドラしゃんは自分にしがみついているお父さんに声をかける。
『旦那様。落ち着いてください。しばくは恩恵に甘んじましょう。
また、来月から菜園を頑張りましょう。
それまでに肥料やその他、今後に必要な物を作っておきましょう。』
ドラしゃんは精一杯お父さんを宥める。
今回の件に関してはお父さんは何も悪い事はしていないのに何故かかなり落ち込んでいた。
お父さんを宥めている間もムキじぃーちゃん達は収穫した野菜類を運んでいく。
すると、ムキじぃーちゃんが運んでいる野菜類から何か光るものが落ちるのを私は見逃さなかった。
私はドラしゃんに降ろしてもらう様にお願いすると、ドラしゃんは私をそっと降ろし、引き続きお父さんを宥める。
私はドラしゃんに降ろしてもらい光るものが落ちた場所に行く。
すると...また不思議な種が落ちていいるではないか。
私はそれを拾ってポケットの中にしまう。
なぜか、これはそうしないといけないと思ったからだ。
そんな私の元にお兄ちゃんが駆け寄ってきた。
お兄ちゃんは満面の笑顔で私に声をかける。
「リン。この世界って凄いね。ありがとうな。リンのおかげだよ。僕、強くなるよ。いっぱい食べて大きくなって、強くなる。
そして、リンの事をちゃんと守るから。」
そう話すお兄ちゃんはいつも以上に格好良く見えた。テレビのヒーローみたいに輝いて見えた。
私はそんなお兄ちゃんに満面の笑顔で微笑み返す。お兄ちゃんの気持ちが嬉しかったから。
そんな私達のやり取りを微笑ましそうに周りの大人達は密かに眺めていた。
凹んでいたお父さんも私達のやり取りを見て元気を取り戻す。
短時間で色々あったが野菜類の収穫は全部無事に終わり、全て家の中の倉庫に保管された。
菜園に再度実ったものは後日収穫することに。
私はまたドラしゃんに抱き抱えられて、お兄ちゃんは自分の足で家まで戻る。
家に戻ると玄関先でお母さんとルミばぁーちゃんが待っていた。
そして、お母さんは戻ってきたドラしゃんにあるお願いをする。
「ドラしゃん。お願いがあるんですが、籾殻を落とす機械と実を粉にする道具と竈門を作って欲しいのですが...可能ですか?」
お母さんの言葉はあまりに意外な物だったので、詳しく話を聞くと...本日収穫したモノが関わっていた。
本日収穫した野菜たちのなかには、"小麦"があったみたいで、小麦以外にも木の実がいくつかあったらしく出来るのであれば、自分達の手で"小麦粉"を作り出したいとお母さんは言う。
そして、作った小麦粉を使用してパン類も手作りしたいので焼き用の竈門が欲しいとのいうのだ。
我が家にある冷蔵庫はある程度望めば、望むものが出てくるがそれでは意味ないとずっとお母さんは思っていたみたい。
せっかく一から新しい人生を送るなら自分達もだが、子供である私達にも今までした事ない経験をさせたいと言う。
そのため、苦労してでもいいので一からパンを材料から作って食べたいとお母さんは真剣な表情で訴える。
その話を側で聞いていたドムじぃーちゃんがお母さんの意見に賛同する。
「良いじゃねえか。いろんな事を経験するのは悪くない!
それに、物のありがたみも勉強できる。よし俺が作ってやるよ。
どんなモノが欲しいのかまた絵にしてくれたら作ってやるよ!」
ドムじぃーちゃんの言葉にお母さんは大喜び。
時間も十分にあるので今からお母さんのリクエストを叶えることにした。
麦を加工、選別する道具一式と竈門を造る事にした。
しかも竈門は石窯を2種類もつくるらしい。
お母さんが食品用と食器用に分けて欲しいとお願いしたからだ。
どうやらお母さんは食器も手作りする気みたい。
竈門をつくる場所は私達の家の右斜め前に設置する事にきまった。
土地の整地はドラしゃんとラミィお兄ちゃんが対応してくれて、火が燃えうつらないように綺麗にしてくれた。
ドラしゃんが自分の巣から持ってきた耐熱性に優れた石を取り出す。
それを見てお父さんとお母さんはずっと疑問に思っていた事をドラしゃんに質問してみた。
「あのう...一つ気になるんですが、そのアイテム達はどこに収納してどこから出してるんですか?」
皆は当たり前の様に出し入れしているが、お父さんとお母さんには不思議でしかない行為の一つ。
その質問でドラしゃんは自分が肝心な事を説明していなかった事に気づいて
『そう言えば説明忘れていました。
私は"空間魔法"が使えますので亜空間に収納してますが、ムキファーとかは"魔法収納鞄"を持っていますのでそこから出し入れしております。旦那様方のもご用意しております。』
ドラしゃんはそう説明するとお父さんとお母さんにポシェット風の鞄を渡す。
渡しながら"魔法収納鞄"について説明する。
『通常"魔法収納鞄"には収納容量が決められています。収納できる容量によって、鞄の性能や金額が大きく変わります。それについては追々実物をみてもらいながら教えていきますね。とりあえず今お渡ししたものは、収納量は無限にしております。
お好きなだけ入れて下さい。鞄の中で自動で整理整頓されますし、時間停止機能や保温・保冷機能も搭載してますのでご心配はございません。
出すと時は出したい物をイメージして頂けたら出せるようになっております。』
そう説明を受けてドラしゃんから貰った鞄を見つめるお父さんとお母さんの目は点になっている。
見た目は...普通の革のポシェットなのに?これが?
不思議そうに鞄をお父さん達が見つめているとムキじぃーちゃんとルミばぁーちゃんがそれぞれの腰元に鞄を付けたのだった。
「よし。よく似合うじゃないか。
これでいちいち収穫した野菜を手で持ち運ばなくてすむぞ。」
「良いじゃないかい?これでだいぶ便利だよ。良かったじゃないか。普通だったら手に入らない品だね。。鞄自体は勿論手に入る。でも、これらの高機能搭載の鞄は手に入らないね。本当に過保護なんだから。
これだと、作った料理とかをしまう事も可能だね。鞄に収納すれば作った時の状態のまま保存されるからよかったじゃないかい。」
ムキじぃーちゃんとルミばぁーちゃんは明るく話すが、内容的に素直に受け取っていいものか悩む品だ。
お父さんとお母さんは焦りながらふたりに本当に貰っていいのか確認し合う。
両親がそんなやり取りをしている間もドムじぃーちゃんはせっせと作業をしていた。
石窯を造りながらお母さんのリクエストの籾落としや石臼等も同時進行で作成していたのだ。
その側で私とお兄ちゃんはドラしゃんお手製のふわふわ椅子に座って見学する。
(もちろん椅子の形はドラゴンよ。)
ドムじぃーちゃんの魔法は凄い。普通の地面が盛り上がったと思ったら大きな四角の箱のような形に瞬時に形成されていく。
無数に形成された四角の箱のようなものは、次々と重なっていき一つの大きな形を形成していく。
気付いたら煙突付きの石窯となるものが姿を見せる。
一つは口が浅く広めの石窯に。
その横に縦に長く奥深い石窯に形が形成されていく。
その横で籾落としと石臼や石の器等が姿を現していく。
私のお兄ちゃんは興奮して両手を叩いてドムじぃーちゃんに"すごい!!"と声をかける。
すると私の腕輪に嵌められている宝珠が淡い光を放つ。
宝珠が淡い光を放ったと思ったらドムじぃーちゃんの魔法に上乗せ効果が付与された。
それには魔法を使っている本人は大慌て。
周りでいた人達も呆れ顔をする。
その顔はもう驚くにも疲れた感じにも見えた。
ドムじぃーちゃんは魔法を中断することを諦めて作業を続行する。
魔力に"余分な"付与が付いたので予定のより豪華で丈夫な石窯ができあがった。
もう言うまでもなく...この世界で唯一つの石窯となって。
しかし豪華にできあがったのは石窯だけでなかった。同時進行で作っていたもの達もだ。
これにはドムじぃーちゃんも何か複雑そうな表情を浮かべる。
職人としては自分の手で同じレベルのを作り上げたかった気持ち半分、力を借りて想定以上のものが造れて嬉しい気持ち半分といった感じなのだろう。
「しゅごいよね。ドムじぃーちゃん!」
「ドムじぃーちゃん!凄いです。
今度、僕にも教えて下さい」
私とお兄ちゃんは大喜びで椅子から降りてドムじぃーちゃんの元へ駆け寄り抱きつく。
『お嬢様。もしかして無自覚なんでしょうか?』
「そうだろうなぁー。」
「あのぐらいでしたら大丈夫でしょう。」
「どいつもこいつも子供には甘いね。」
「「???」」
ドラしゃん達はドムじぃーちゃんにじゃれつく私達を温かい目で眺めながら呟く。
そんなドラしゃん達の横でお父さんとお母さんはある計画を立てていたのはこの時誰も気づかなかった。
突然、菜園に野菜類が大量に生えたうえにひと月は枯れない。
そんな事が起きればパニックになりすよ。
お父さんは何から聞けばいいのか分からず、口をパクパクさせながらドラしゃんにしがみ付いていた。
ムキじぃーちゃん達はもうハプニングに慣れてきたのか、先に収穫した物を家に運ぶ作業に取り掛かっていた。
いや、驚いていたが彼らは"現実逃避"という神スキルをみにつけていたのだ。
その中、お兄ちゃんはタワワに実った菜園の周りを飛び跳ねている。
ドラしゃんは自分にしがみついているお父さんに声をかける。
『旦那様。落ち着いてください。しばくは恩恵に甘んじましょう。
また、来月から菜園を頑張りましょう。
それまでに肥料やその他、今後に必要な物を作っておきましょう。』
ドラしゃんは精一杯お父さんを宥める。
今回の件に関してはお父さんは何も悪い事はしていないのに何故かかなり落ち込んでいた。
お父さんを宥めている間もムキじぃーちゃん達は収穫した野菜類を運んでいく。
すると、ムキじぃーちゃんが運んでいる野菜類から何か光るものが落ちるのを私は見逃さなかった。
私はドラしゃんに降ろしてもらう様にお願いすると、ドラしゃんは私をそっと降ろし、引き続きお父さんを宥める。
私はドラしゃんに降ろしてもらい光るものが落ちた場所に行く。
すると...また不思議な種が落ちていいるではないか。
私はそれを拾ってポケットの中にしまう。
なぜか、これはそうしないといけないと思ったからだ。
そんな私の元にお兄ちゃんが駆け寄ってきた。
お兄ちゃんは満面の笑顔で私に声をかける。
「リン。この世界って凄いね。ありがとうな。リンのおかげだよ。僕、強くなるよ。いっぱい食べて大きくなって、強くなる。
そして、リンの事をちゃんと守るから。」
そう話すお兄ちゃんはいつも以上に格好良く見えた。テレビのヒーローみたいに輝いて見えた。
私はそんなお兄ちゃんに満面の笑顔で微笑み返す。お兄ちゃんの気持ちが嬉しかったから。
そんな私達のやり取りを微笑ましそうに周りの大人達は密かに眺めていた。
凹んでいたお父さんも私達のやり取りを見て元気を取り戻す。
短時間で色々あったが野菜類の収穫は全部無事に終わり、全て家の中の倉庫に保管された。
菜園に再度実ったものは後日収穫することに。
私はまたドラしゃんに抱き抱えられて、お兄ちゃんは自分の足で家まで戻る。
家に戻ると玄関先でお母さんとルミばぁーちゃんが待っていた。
そして、お母さんは戻ってきたドラしゃんにあるお願いをする。
「ドラしゃん。お願いがあるんですが、籾殻を落とす機械と実を粉にする道具と竈門を作って欲しいのですが...可能ですか?」
お母さんの言葉はあまりに意外な物だったので、詳しく話を聞くと...本日収穫したモノが関わっていた。
本日収穫した野菜たちのなかには、"小麦"があったみたいで、小麦以外にも木の実がいくつかあったらしく出来るのであれば、自分達の手で"小麦粉"を作り出したいとお母さんは言う。
そして、作った小麦粉を使用してパン類も手作りしたいので焼き用の竈門が欲しいとのいうのだ。
我が家にある冷蔵庫はある程度望めば、望むものが出てくるがそれでは意味ないとずっとお母さんは思っていたみたい。
せっかく一から新しい人生を送るなら自分達もだが、子供である私達にも今までした事ない経験をさせたいと言う。
そのため、苦労してでもいいので一からパンを材料から作って食べたいとお母さんは真剣な表情で訴える。
その話を側で聞いていたドムじぃーちゃんがお母さんの意見に賛同する。
「良いじゃねえか。いろんな事を経験するのは悪くない!
それに、物のありがたみも勉強できる。よし俺が作ってやるよ。
どんなモノが欲しいのかまた絵にしてくれたら作ってやるよ!」
ドムじぃーちゃんの言葉にお母さんは大喜び。
時間も十分にあるので今からお母さんのリクエストを叶えることにした。
麦を加工、選別する道具一式と竈門を造る事にした。
しかも竈門は石窯を2種類もつくるらしい。
お母さんが食品用と食器用に分けて欲しいとお願いしたからだ。
どうやらお母さんは食器も手作りする気みたい。
竈門をつくる場所は私達の家の右斜め前に設置する事にきまった。
土地の整地はドラしゃんとラミィお兄ちゃんが対応してくれて、火が燃えうつらないように綺麗にしてくれた。
ドラしゃんが自分の巣から持ってきた耐熱性に優れた石を取り出す。
それを見てお父さんとお母さんはずっと疑問に思っていた事をドラしゃんに質問してみた。
「あのう...一つ気になるんですが、そのアイテム達はどこに収納してどこから出してるんですか?」
皆は当たり前の様に出し入れしているが、お父さんとお母さんには不思議でしかない行為の一つ。
その質問でドラしゃんは自分が肝心な事を説明していなかった事に気づいて
『そう言えば説明忘れていました。
私は"空間魔法"が使えますので亜空間に収納してますが、ムキファーとかは"魔法収納鞄"を持っていますのでそこから出し入れしております。旦那様方のもご用意しております。』
ドラしゃんはそう説明するとお父さんとお母さんにポシェット風の鞄を渡す。
渡しながら"魔法収納鞄"について説明する。
『通常"魔法収納鞄"には収納容量が決められています。収納できる容量によって、鞄の性能や金額が大きく変わります。それについては追々実物をみてもらいながら教えていきますね。とりあえず今お渡ししたものは、収納量は無限にしております。
お好きなだけ入れて下さい。鞄の中で自動で整理整頓されますし、時間停止機能や保温・保冷機能も搭載してますのでご心配はございません。
出すと時は出したい物をイメージして頂けたら出せるようになっております。』
そう説明を受けてドラしゃんから貰った鞄を見つめるお父さんとお母さんの目は点になっている。
見た目は...普通の革のポシェットなのに?これが?
不思議そうに鞄をお父さん達が見つめているとムキじぃーちゃんとルミばぁーちゃんがそれぞれの腰元に鞄を付けたのだった。
「よし。よく似合うじゃないか。
これでいちいち収穫した野菜を手で持ち運ばなくてすむぞ。」
「良いじゃないかい?これでだいぶ便利だよ。良かったじゃないか。普通だったら手に入らない品だね。。鞄自体は勿論手に入る。でも、これらの高機能搭載の鞄は手に入らないね。本当に過保護なんだから。
これだと、作った料理とかをしまう事も可能だね。鞄に収納すれば作った時の状態のまま保存されるからよかったじゃないかい。」
ムキじぃーちゃんとルミばぁーちゃんは明るく話すが、内容的に素直に受け取っていいものか悩む品だ。
お父さんとお母さんは焦りながらふたりに本当に貰っていいのか確認し合う。
両親がそんなやり取りをしている間もドムじぃーちゃんはせっせと作業をしていた。
石窯を造りながらお母さんのリクエストの籾落としや石臼等も同時進行で作成していたのだ。
その側で私とお兄ちゃんはドラしゃんお手製のふわふわ椅子に座って見学する。
(もちろん椅子の形はドラゴンよ。)
ドムじぃーちゃんの魔法は凄い。普通の地面が盛り上がったと思ったら大きな四角の箱のような形に瞬時に形成されていく。
無数に形成された四角の箱のようなものは、次々と重なっていき一つの大きな形を形成していく。
気付いたら煙突付きの石窯となるものが姿を見せる。
一つは口が浅く広めの石窯に。
その横に縦に長く奥深い石窯に形が形成されていく。
その横で籾落としと石臼や石の器等が姿を現していく。
私のお兄ちゃんは興奮して両手を叩いてドムじぃーちゃんに"すごい!!"と声をかける。
すると私の腕輪に嵌められている宝珠が淡い光を放つ。
宝珠が淡い光を放ったと思ったらドムじぃーちゃんの魔法に上乗せ効果が付与された。
それには魔法を使っている本人は大慌て。
周りでいた人達も呆れ顔をする。
その顔はもう驚くにも疲れた感じにも見えた。
ドムじぃーちゃんは魔法を中断することを諦めて作業を続行する。
魔力に"余分な"付与が付いたので予定のより豪華で丈夫な石窯ができあがった。
もう言うまでもなく...この世界で唯一つの石窯となって。
しかし豪華にできあがったのは石窯だけでなかった。同時進行で作っていたもの達もだ。
これにはドムじぃーちゃんも何か複雑そうな表情を浮かべる。
職人としては自分の手で同じレベルのを作り上げたかった気持ち半分、力を借りて想定以上のものが造れて嬉しい気持ち半分といった感じなのだろう。
「しゅごいよね。ドムじぃーちゃん!」
「ドムじぃーちゃん!凄いです。
今度、僕にも教えて下さい」
私とお兄ちゃんは大喜びで椅子から降りてドムじぃーちゃんの元へ駆け寄り抱きつく。
『お嬢様。もしかして無自覚なんでしょうか?』
「そうだろうなぁー。」
「あのぐらいでしたら大丈夫でしょう。」
「どいつもこいつも子供には甘いね。」
「「???」」
ドラしゃん達はドムじぃーちゃんにじゃれつく私達を温かい目で眺めながら呟く。
そんなドラしゃん達の横でお父さんとお母さんはある計画を立てていたのはこの時誰も気づかなかった。
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