Magu ~魔具~

まんでら

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出会い

2択

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開いた道は先程とはうって変わって明るくなっていた

パンク「明るくなってて良かったな!!」

ロック「あぁ、この先もずっと暗闇だと気を付けてても罠にかかっちまうかもしれねーしな」

パンク「罠とかトラップとかワクワクすんなー」

目を輝かせるパンク

ロック ー 罠もトラップも同じだけどな
           「お、次の部屋が見えてきたぞ!」

パンク「ホントだ!何があるんだろーな?」

ロック「さっきよりも簡単って事はないだろーな」

部屋の中には特に何も無い

パンク「この部屋さっきみたいな文字も無いし何も無い部屋だな」

ロック「ここで何をしたら次に進めるんだ?
ヒントも何も無いんじゃお手上げだな」

パンク「お、ここにもあのドクロがあるぞ?」

そう言ってパンクは床にあるドクロに触れた

ロック「おい、罠かもしれねーのに軽く触って大丈夫かよ」

パンクが触れ共鳴したドクロは柱状のようなものに押し上げられ胸の高さくらいで止まった

パンク「……何も起こらないな」

ロック「……さっきの部屋みたいな大掛かりな仕掛けでもあるのかと期待したんだけどな。他に何かないか探すか」

パンク「そーだな、ただのドクロじゃ何も面白くないしな」

2人は手分けして部屋の中を探し始めた

ドクロ「………」
             ー 完全に話し始めるタイミング失ったなー

パンク「ロックー何かあったか?」

ドクロ「あのー」

ロック「いや、何も見当たらない」

ドクロ「あのー」

パンク「何だよこの部屋本当に何も無いな」

ドクロ「すいませーん」

ロック「うるせーな!!こっちは真剣に何か無いか探してんだよ!!」

パンク&ロック「ん??」

2人ともドクロに目をむける

ドクロ「やっと気づいてもらえましたね」

パンク&ロック「喋れるなら最初から喋っとけ!」

ドクロ「いや、おふたりが私をただの置物みたいな扱いするからちょっと嫌がらせのつもりだったんですがねー喋り出すタイミングがなくなっちゃいましてね」

ドクロはテヘっみたいな顔をしている

ロック「入り口の偉そうなやつとはえらい違うな」

パンク「うん、全然違うな」

ドクロ「あいつと一緒にしないで下さいよ!
私はちゃんとした言葉遣いに気をつけてますからね!」

パンク「へぇ、ドクロにも色んなのがいるんだな」

ドクロ「私たちの事はどーでもいいのです!
さぁこの部屋の試練に入りましょう!」

ロック ー この部屋は一体何があるんだ?

パンク「ワクワク」

ドクロ「この部屋では、あなた方に質問させて頂きます。答えがお2人とも同じなら次の部屋に進めるでしょう。もし違ったなら…まぁ、その時に分かるでしょう。」

ロック「質問って俺らの分かる範囲だろーな?」

ドクロ「はい。もちろん、あなた方に分かる範囲での質問になります。形式はいたって簡単、2択問題です。」

ロック「って事はもちろん相談も無しって事だな」

ドクロ「理解が早いですねー。お2人にはこれから意識を別々の空間に飛ばします。そこで質問に答えてもらいます。質問の数は5問です。さて、無事に全てにこたえられますかね。」

パンク「そんなの俺らなら問題無い!」

ロック ー そう単純だといいんだけどな

ドクロ「それでは私の目の部分を見てください」

2人はドクロの目を覗いた

ピカッ

ドサッ

目から光が放たれたと同時に2人はその場に倒れた

パンク「う、、ん?ここは、さっきいたとこと全然違うとこに来たみたいだな」

ドクロ「先程もお伝えしましたが、ここはあなたの意識だけの世界です」

パンク「あぁ、確かそんなこと言ってたな。て事はロックもこんな感じなんだな?」

ドクロ「そーなりますね。」

一方ロックは

ロック「う、、ん??さっきと同じ部屋じゃねーか?、、!?おい、パンク!大丈夫か!!」

隣に倒れているパンクを起こすように揺さぶる

ドクロ「大丈夫です。ただここに意識が無いだけです。彼は今、彼の精神世界にいます。」

ピカッ!

ドクロの目が再び光る

壁に光があたり映像が映し出された

ロック「パンク!!」

ドクロ「話しかけても彼には届きませんよ。この世界とは別の次元ですから」

ロック「パンクはちゃんと戻って来れるんだろーな?」

ドクロ「えぇ、お2人がこの試練を乗り越えられれば必ず戻ってくるでしょう」

ロック「乗り越えられなかったらどーなるんだよ?」

ドクロ「さぁ?そーなってからのお楽しみです。フフフフ」

ロック「くそ、何が何でもクリアしてやる」

両世界のドクロ「さぁ、それでは始めましょう。1つ目の質問です。」
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