129 / 151
第130話 背信の王子、隠されし遺産へ
しおりを挟む
ノーザリア王宮の一室。
夜の帳が降りた王城の中で、特別に隔絶された応接室には、重厚なカーテンが引かれ、外からの光を遮っていた。
中央に置かれた丸いテーブルには、上質なワインのボトルと二脚のグラスが置かれている。
その向かい側には、アルセイアの異端排斥派筆頭、バルコス・リシュトン侯爵が静かに座していた。
彼の姿勢は直立不動。まるで一分の隙もない鋼のような男だった。
「遠いところ、をわざわざすまなかったね。」
「……このような機会を設けていただき、誠に光栄に存じます、ルクレウス殿下」
バルコスは恭しく頭を下げた。
しかし、その瞳には冷徹な計算が滲んでいる。
ルクレウスは、ゆったりとした姿勢で椅子に腰掛けたまま、微笑を浮かべた。
その手には、軽く回されるワイングラス。
「堅苦しい挨拶はいいよ、バルコス卿。僕たちはもう“同志”なのだから」
優雅な口調。
けれど、その笑みの奥に潜むものは——冷たく澄んだ計算。
バルコスの眉がわずかに動いた。
「では、単刀直入に申し上げましょう。……殿下がご提案された案件についてですが、我々としても非常に興味深いものと判断しております」
ルクレウスは微笑を崩さぬまま、グラスを軽く傾けた。
琥珀色の液体が揺れる。
「ふふ、そうだろう? 僕の提案はいつも合理的だからね」
「“魔王軍が欲しがる程の神代の遺物”……それを、封印されたまま放置しておくのは、確かに惜しいことです。しかし——」
バルコスは一度言葉を切り、静かに目を細める。
「“封印”というのは、往々にして理由があるもの。我々は、魔王軍に与することを望んでいるわけではありません」
「もちろん」
ルクレウスは、すっと手を伸ばし、ワインを一口含む。
舌の上で転がしながら、愉しむように瞳を閉じた。
「君たち異端排斥派は、“勇者”の存在を許さない——それはよく理解しているよ」
ワイングラスを静かにテーブルに戻す。
ルクレウスの笑みが、より深くなった。
「だからこそ、僕はこう提案しているんだ。
“勇者などという異端に頼らずとも、魔王軍を退ける力を手にする”方法をね」
バルコスは、静かに息を飲んだ。
「……殿下は、本気でお考えなのですね?」
「当然さ。魔王軍の力は確かに脅威だけれど、それを逆に利用できるなら、こんなに面白いことはないと思わないかい?」
ルクレウスは椅子の背に身を預け、足を組む。
「それに、アル=ゼオス魔導遺跡に眠る“神代の遺産”……
これは、かつての時代の覇者たちが作り出した力なんだ。
“主となるべき者”が使うのであれば、なんの問題もない」
バルコスは、慎重に言葉を選びながら続けた。
「……しかし、もし、その遺産が制御できぬ代物だったとしたら? むしろ魔王軍が求めるものを手放してしまう可能性は?」
ルクレウスは軽く肩をすくめた。
「君は慎重だなぁ、バルコス卿」
「慎重にすぎるのは、貴族の務めでございます」
「まったく、その慎重さがなければ、異端排斥派ももっと勢力を広げられるのにね」
ルクレウスは小さく笑った後、すっとバルコスを見つめた。
「でもね、バルコス卿。“恐れ”というのは、結局何も生まないんだよ。
僕たちは、この世界に“必要な変革”をもたらさなければならない」
「…………」
「アルセイア王国が、勇者という異端の力に頼る未来を望むなら——」
ルクレウスは、微笑みを消し、静かに言った。
「僕たちは、それとは違う道を切り開くべきだろう?」
バルコスの表情が、僅かに変わった。
この男は——ただの策略家ではない。
確かに、野心に満ちた王族ではある。
だが、それ以上に危険なのは——。
(——己が為すべき“革命”を、本気で信じている)
バルコスは、一瞬だけ逡巡した後、深く頷いた。
「……承知いたしました、ルクレウス殿下。我ら異端排斥派は、貴方の提案に賛同いたします。」
「良い返事だね、バルコス卿」
ルクレウスの笑みが戻る。
その瞳には、冷たい光が宿っていた。
「では、僕が用意する白銀級冒険者たちと、君たちが手配する兵士たち——
互いの戦力を合わせて、“アル=ゼオス魔導遺跡”の封印を解きに行こうじゃないか」
グラスを軽く持ち上げる。
バルコスも、それに倣い、無言でグラスを取る。
静かに、ワインが交わされる。
(——これで、世界は変わる)
ルクレウスの微笑みが、暗い闇に溶けていった。
その手に、確かな狂気を宿しながら。
◇◆◇
ノーザリアと隣国アルセイアとの国境付近。
厳密に言うとアルセイア領である、深い霧が立ち込める谷間に、それはひっそりと眠っていた。
“アル=ゼオス魔導遺跡”
太古の時代に封じられ、今なお数多の秘密を抱えた、封印された禁忌の遺跡。
先の戦いにおいて、ノーザリアの冒険者パーティ"銀嶺の誓い"、そしてアルセイアの召喚勇者率いる"王命独行"が、魔王軍幹部達と激しく戦いを繰り広げた地であり、今は厳重な封印が施されている。
岩の裂け目から覗く巨大な石扉には、緻密な魔法陣が刻まれている。
複雑な魔力の奔流がそこに絡みつき、外部からの侵入を拒んでいた。
そして、今——。
その封印の前に、一団が静かに佇んでいた。
ノーザリア王国第一王子、ルクレウス・ノーザリア
彼の指示のもと、少数の側近とともに選ばれた二人の冒険者がいた。
白銀級冒険者、グリフとグラムの双子。
ノーザリア冒険者ギルドのNo.4、No.5として知られる実力者。
彼らはこれまで数々の難関ダンジョンを攻略し、その名を馳せてきた。
だが——。
(……まさか、王族直々の依頼を受けることになるとはな)
グリフは冷たい空気の中、槍の柄を握りしめた。
隣では、グラムが僅かに目を細め、背中の弓を確認している。
遺跡を前にした静寂の中、グリフはふと疑問を口にした。
「殿下、一つお伺いしても?」
ルクレウスは、柔らかく笑ったまま彼を見た。
その目には、いつもの余裕と愉悦の色が滲んでいる。
「ん? 何かな?」
グリフは言葉を選びながら続けた。
「何故、“銀嶺の誓い”ではなく、我々二人に依頼をされたのでしょうか?」
グラムも僅かに頷いた。
「実力的には彼女達の方が適任かと思われますが……」
ルクレウスは、くつくつと喉を鳴らして笑った。
どこか愉しげなその態度に、双子は自然と警戒を強める。
そして、ルクレウスは軽く肩をすくめながら、飄々とした口調で言った。
「ああ、僕、彼女達のこと苦手なんだよねぇ」
双子が僅かに驚きの表情を見せる。
ルクレウスが“苦手”と感じる相手など、そうそういないはずだ。
「特に——エリナ・ヴァイスハルト。」
その名を口にした瞬間、ルクレウスの金色の瞳が一瞬だけ冷たい光を宿す。
「昔、彼女にはちょっと痛い目に遭わされたことがあってさ」
ルクレウスは、指先で優雅に髪を梳きながら、懐かしむように天を仰いだ。
「君たちも噂くらい聞いたことがあるだろ?」
グリフとグラムは、一瞬目を合わせた。
(……まさか)
(……あの話か?)
そう、彼らも知っていた。
——ノーザリア武闘大会、少年の部。
幼きルクレウスは、将来を期待される天才として、その大会に出場していた。
彼の技は洗練され、理論的な戦いを好む彼は、その年の優勝候補だった。
——しかし、その決勝戦で彼は敗れた。
相手は、同じく将来有望な貴族の娘——エリナ・ヴァイスハルト。
彼女の剣技は優雅で、まるで舞踏のような流麗な動きだった。
だが、それ以上に彼女は気高く、どこまでも王道を征く戦士だった。
ルクレウスは、その戦いにおいて完全敗北したのだ。
そして、その敗北は、彼の中に刻まれた。
(……なるほどな)
グリフとグラムは、それ以上は何も言わなかった。
ルクレウスは、再び楽しそうに笑った。
「まぁ、そんなわけでね。彼女とは馬が合わないのさ」
彼は、ひらりと手を振ると、封印の前へと進む。
「さて、話はこのくらいにして——」
ルクレウスは、封印された魔法陣の前に立ち、微かに息をついた。
「いよいよ、開封といこうか」
その言葉と同時に、彼の手にある王鍵から放たれる微細な魔力が、遺跡の扉を揺るがせた。
「ノーザリア王家に伝わる、封印解除の王鍵……。やはり、効果は絶対だねぇ」
古の魔法が目を覚ますように、魔力の波動が広がっていく。
(……始まる)
グリフとグラムは、それぞれ武器を構え、慎重に遺跡の内部へと足を踏み入れた。
——彼らはまだ知らない。
この遺跡の奥で、何が待ち受けているのかを。
夜の帳が降りた王城の中で、特別に隔絶された応接室には、重厚なカーテンが引かれ、外からの光を遮っていた。
中央に置かれた丸いテーブルには、上質なワインのボトルと二脚のグラスが置かれている。
その向かい側には、アルセイアの異端排斥派筆頭、バルコス・リシュトン侯爵が静かに座していた。
彼の姿勢は直立不動。まるで一分の隙もない鋼のような男だった。
「遠いところ、をわざわざすまなかったね。」
「……このような機会を設けていただき、誠に光栄に存じます、ルクレウス殿下」
バルコスは恭しく頭を下げた。
しかし、その瞳には冷徹な計算が滲んでいる。
ルクレウスは、ゆったりとした姿勢で椅子に腰掛けたまま、微笑を浮かべた。
その手には、軽く回されるワイングラス。
「堅苦しい挨拶はいいよ、バルコス卿。僕たちはもう“同志”なのだから」
優雅な口調。
けれど、その笑みの奥に潜むものは——冷たく澄んだ計算。
バルコスの眉がわずかに動いた。
「では、単刀直入に申し上げましょう。……殿下がご提案された案件についてですが、我々としても非常に興味深いものと判断しております」
ルクレウスは微笑を崩さぬまま、グラスを軽く傾けた。
琥珀色の液体が揺れる。
「ふふ、そうだろう? 僕の提案はいつも合理的だからね」
「“魔王軍が欲しがる程の神代の遺物”……それを、封印されたまま放置しておくのは、確かに惜しいことです。しかし——」
バルコスは一度言葉を切り、静かに目を細める。
「“封印”というのは、往々にして理由があるもの。我々は、魔王軍に与することを望んでいるわけではありません」
「もちろん」
ルクレウスは、すっと手を伸ばし、ワインを一口含む。
舌の上で転がしながら、愉しむように瞳を閉じた。
「君たち異端排斥派は、“勇者”の存在を許さない——それはよく理解しているよ」
ワイングラスを静かにテーブルに戻す。
ルクレウスの笑みが、より深くなった。
「だからこそ、僕はこう提案しているんだ。
“勇者などという異端に頼らずとも、魔王軍を退ける力を手にする”方法をね」
バルコスは、静かに息を飲んだ。
「……殿下は、本気でお考えなのですね?」
「当然さ。魔王軍の力は確かに脅威だけれど、それを逆に利用できるなら、こんなに面白いことはないと思わないかい?」
ルクレウスは椅子の背に身を預け、足を組む。
「それに、アル=ゼオス魔導遺跡に眠る“神代の遺産”……
これは、かつての時代の覇者たちが作り出した力なんだ。
“主となるべき者”が使うのであれば、なんの問題もない」
バルコスは、慎重に言葉を選びながら続けた。
「……しかし、もし、その遺産が制御できぬ代物だったとしたら? むしろ魔王軍が求めるものを手放してしまう可能性は?」
ルクレウスは軽く肩をすくめた。
「君は慎重だなぁ、バルコス卿」
「慎重にすぎるのは、貴族の務めでございます」
「まったく、その慎重さがなければ、異端排斥派ももっと勢力を広げられるのにね」
ルクレウスは小さく笑った後、すっとバルコスを見つめた。
「でもね、バルコス卿。“恐れ”というのは、結局何も生まないんだよ。
僕たちは、この世界に“必要な変革”をもたらさなければならない」
「…………」
「アルセイア王国が、勇者という異端の力に頼る未来を望むなら——」
ルクレウスは、微笑みを消し、静かに言った。
「僕たちは、それとは違う道を切り開くべきだろう?」
バルコスの表情が、僅かに変わった。
この男は——ただの策略家ではない。
確かに、野心に満ちた王族ではある。
だが、それ以上に危険なのは——。
(——己が為すべき“革命”を、本気で信じている)
バルコスは、一瞬だけ逡巡した後、深く頷いた。
「……承知いたしました、ルクレウス殿下。我ら異端排斥派は、貴方の提案に賛同いたします。」
「良い返事だね、バルコス卿」
ルクレウスの笑みが戻る。
その瞳には、冷たい光が宿っていた。
「では、僕が用意する白銀級冒険者たちと、君たちが手配する兵士たち——
互いの戦力を合わせて、“アル=ゼオス魔導遺跡”の封印を解きに行こうじゃないか」
グラスを軽く持ち上げる。
バルコスも、それに倣い、無言でグラスを取る。
静かに、ワインが交わされる。
(——これで、世界は変わる)
ルクレウスの微笑みが、暗い闇に溶けていった。
その手に、確かな狂気を宿しながら。
◇◆◇
ノーザリアと隣国アルセイアとの国境付近。
厳密に言うとアルセイア領である、深い霧が立ち込める谷間に、それはひっそりと眠っていた。
“アル=ゼオス魔導遺跡”
太古の時代に封じられ、今なお数多の秘密を抱えた、封印された禁忌の遺跡。
先の戦いにおいて、ノーザリアの冒険者パーティ"銀嶺の誓い"、そしてアルセイアの召喚勇者率いる"王命独行"が、魔王軍幹部達と激しく戦いを繰り広げた地であり、今は厳重な封印が施されている。
岩の裂け目から覗く巨大な石扉には、緻密な魔法陣が刻まれている。
複雑な魔力の奔流がそこに絡みつき、外部からの侵入を拒んでいた。
そして、今——。
その封印の前に、一団が静かに佇んでいた。
ノーザリア王国第一王子、ルクレウス・ノーザリア
彼の指示のもと、少数の側近とともに選ばれた二人の冒険者がいた。
白銀級冒険者、グリフとグラムの双子。
ノーザリア冒険者ギルドのNo.4、No.5として知られる実力者。
彼らはこれまで数々の難関ダンジョンを攻略し、その名を馳せてきた。
だが——。
(……まさか、王族直々の依頼を受けることになるとはな)
グリフは冷たい空気の中、槍の柄を握りしめた。
隣では、グラムが僅かに目を細め、背中の弓を確認している。
遺跡を前にした静寂の中、グリフはふと疑問を口にした。
「殿下、一つお伺いしても?」
ルクレウスは、柔らかく笑ったまま彼を見た。
その目には、いつもの余裕と愉悦の色が滲んでいる。
「ん? 何かな?」
グリフは言葉を選びながら続けた。
「何故、“銀嶺の誓い”ではなく、我々二人に依頼をされたのでしょうか?」
グラムも僅かに頷いた。
「実力的には彼女達の方が適任かと思われますが……」
ルクレウスは、くつくつと喉を鳴らして笑った。
どこか愉しげなその態度に、双子は自然と警戒を強める。
そして、ルクレウスは軽く肩をすくめながら、飄々とした口調で言った。
「ああ、僕、彼女達のこと苦手なんだよねぇ」
双子が僅かに驚きの表情を見せる。
ルクレウスが“苦手”と感じる相手など、そうそういないはずだ。
「特に——エリナ・ヴァイスハルト。」
その名を口にした瞬間、ルクレウスの金色の瞳が一瞬だけ冷たい光を宿す。
「昔、彼女にはちょっと痛い目に遭わされたことがあってさ」
ルクレウスは、指先で優雅に髪を梳きながら、懐かしむように天を仰いだ。
「君たちも噂くらい聞いたことがあるだろ?」
グリフとグラムは、一瞬目を合わせた。
(……まさか)
(……あの話か?)
そう、彼らも知っていた。
——ノーザリア武闘大会、少年の部。
幼きルクレウスは、将来を期待される天才として、その大会に出場していた。
彼の技は洗練され、理論的な戦いを好む彼は、その年の優勝候補だった。
——しかし、その決勝戦で彼は敗れた。
相手は、同じく将来有望な貴族の娘——エリナ・ヴァイスハルト。
彼女の剣技は優雅で、まるで舞踏のような流麗な動きだった。
だが、それ以上に彼女は気高く、どこまでも王道を征く戦士だった。
ルクレウスは、その戦いにおいて完全敗北したのだ。
そして、その敗北は、彼の中に刻まれた。
(……なるほどな)
グリフとグラムは、それ以上は何も言わなかった。
ルクレウスは、再び楽しそうに笑った。
「まぁ、そんなわけでね。彼女とは馬が合わないのさ」
彼は、ひらりと手を振ると、封印の前へと進む。
「さて、話はこのくらいにして——」
ルクレウスは、封印された魔法陣の前に立ち、微かに息をついた。
「いよいよ、開封といこうか」
その言葉と同時に、彼の手にある王鍵から放たれる微細な魔力が、遺跡の扉を揺るがせた。
「ノーザリア王家に伝わる、封印解除の王鍵……。やはり、効果は絶対だねぇ」
古の魔法が目を覚ますように、魔力の波動が広がっていく。
(……始まる)
グリフとグラムは、それぞれ武器を構え、慎重に遺跡の内部へと足を踏み入れた。
——彼らはまだ知らない。
この遺跡の奥で、何が待ち受けているのかを。
20
あなたにおすすめの小説
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
スキル『レベル1固定』は最強チートだけど、俺はステータスウィンドウで無双する
うーぱー
ファンタジー
アーサーはハズレスキル『レベル1固定』を授かったため、家を追放されてしまう。
そして、ショック死してしまう。
その体に転成した主人公は、とりあえず、目の前にいた弟を腹パンざまぁ。
屋敷を逃げ出すのであった――。
ハズレスキル扱いされるが『レベル1固定』は他人のレベルを1に落とせるから、ツヨツヨだった。
スキルを活かしてアーサーは大活躍する……はず。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
【村スキル】で始まる異世界ファンタジー 目指せスローライフ!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は村田 歩(ムラタアユム)
目を覚ますとそこは石畳の町だった
異世界の中世ヨーロッパの街並み
僕はすぐにステータスを確認できるか声を上げた
案の定この世界はステータスのある世界
村スキルというもの以外は平凡なステータス
終わったと思ったら村スキルがスタートする
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる