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第138話 喜びの城下町、そして再会
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ノーザリア王国。北方の海に面した剣の国。
その正門は、かつて数多の戦を退けてきた堅牢な石造りで構えられていた。防壁には幾重もの魔法障壁が仕込まれ、門の両脇には衛兵が二人ずつ、槍を携えて厳めしい表情で立っている。
「随分と厳重だな……」
馬車の窓から顔を覗かせた迅が、門の装飾を見上げて呟く。
「ノーザリアは外敵からの侵攻が多い。特に海路からの魔王軍の襲撃には幾度も晒されてきた。無理もない」
ロドリゲスが手綱を引きながら、当然といった面持ちで答える。
門前に到着すると、馬車は一旦停止し、衛兵の一人が近づいてくる。
「身分証の提示を願う」
「アルセイア王国より、公式招待を受けた一行じゃ。書状を見せよう」
ロドリゲスが懐から王印の封蝋がついた書簡を差し出すと、衛兵の目が一瞬だけ見開かれた。
「……九条迅殿、リディア・アークライト殿、カリム・ヴェルトール殿、ロドリゲス・ヴァルディオス殿……間違いありません。ご到着をお待ちしておりました」
衛兵の態度が一変し、整然と門兵たちが敬礼を送る。
「ようこそ、ノーザリアへ」
迅は少し照れ臭そうに頭を掻きながら、
「なんか……王族になった気分だな」
「ふふ、ま、特別枠の選手だから当然よ」
リディアが涼やかな笑みを浮かべた。
「それよりも、ノーザリアの城下町——そちらの方が見ものだぞ、勇者殿」
カリムの言葉に、迅の視線が自然と前へと向く。
大きな正門が音を立てて開かれ、その先に——異国の景色が広がった。
「……うお、すげぇ」
思わず、声が漏れた。
「前に王宮に招待された時は、軍用通路を通って直通だったからなぁ。城下町はこんな感じだったのか…!」
広がるのは、石造りの白い建物と、朱色の屋根瓦。
曲がりくねった小道が波打つように連なり、ところどころに海を模した青い陶板が敷き詰められている。
市場から漂ってくるのは、焼き貝や干し魚、香辛料の強い香り。
波の音は遠くにあるはずなのに、どこか耳の奥で響いてくるような——そんな感覚があった。
「スペイン……ミハスっぽいな。つーか、ディ◯ニー◯ーみてぇだ。」
ぼそりと呟いた言葉に、リディアが怪訝そうな顔をする。
「また、迅の世界の地域の名前? 迅の故郷に似た国も、この世界のどこかにあるのかしら」
「あー…あるとすれば、東の方角だな」
迅の言葉に、カリムが言い添える。
「ノーザリアは海との関わりが深い国だ。異国の交易も多く、異種族との共存が進んでいる。ほら——あそこを見てみろ」
指さされた先には、露店で貝殻の細工品を売っている獣人の商人がいた。
その横を耳長族——エルフと思しき女性が、籠を抱えて通り過ぎていく。
「……ほんとに、いろんな種族が混ざってるな。お祭りみてぇだ」
祭りのように立ち並ぶ屋台の間を、陽気な楽団が横切る。
トゥン、タタンと軽快なリズムが街の空気を彩り、子供たちの笑い声がどこからともなく響く。
「ノーザリアは、この数年でようやく活気を取り戻してきたのじゃ。十年前の“大進行”で受けた傷は、深かったゆえに……」
ロドリゲスの言葉に、ふと皆の足が止まった。
「……犠牲は出ちまったが、カーディス達の進行も食い止められてよかったな。」
「……そうね。」
リディアは道ゆく人々の表情に視線を向け、目を細める。
その沈黙は、すぐに城下の活気にかき消された。
「でも、今は笑顔が溢れてるわね。」
リディアが小さく笑う。
「いいね。こういう雰囲気は嫌いじゃねぇよ」
迅も薄く笑い、前を見据えた目で呟いた。
四人を乗せた馬車は、賑わいの中をゆっくりと進んでいく。
◇◆◇
城下町を進むうち、人混みの中から一人の兵士が現れた。
燻銀の胸当てに王家の紋章——ノーザリアの双剣と波の意匠を刻んだ紋章が煌めいている。
「お待ちしておりました、アルセイア王国の勇者殿とその御一行ですね?」
兵士は膝を折り、礼節を尽くす。
ロドリゲスが軽く杖を鳴らして応じた。
「うむ、間違いない。我らが勇者、九条迅殿にして、共に戦う剣士カリム・ヴェルトール、魔法士リディア・アークライト。……そして、わし、ロドリゲスじゃな。護衛と補佐を務めておる」
「御案内いたします。武闘大会の出場者のために、王宮より最上級の宿をご用意しております」
「……“最上級”だって?」
迅は肩をすくめ、リディアと顔を見合わせた。
「随分と大盤振る舞いじゃねぇの。試合前に英気を養えっていう粋な計らいってやつか!」
「ふふ、」
街の喧騒を抜け、兵士の先導で進んだ先に見えたのは——
白壁に青瓦、荘厳な門構えをした建築。
窓はステンドグラスで彩られ、正面には噴水庭園。そこから伸びる石畳が、まるで王宮へと続く道のように整っている。
「……なんか、すげぇぞ」
立ち止まった迅が目を丸くした。
「ここが、“選手宿泊用のホテル”です。王族が使用する離宮を改装した建物でして……」
「離宮を……ホテルに?」
リディアも思わず息を呑む。
その姿は、どこかの夢の国の高級ホテルのようで——
(……ミ◯コスタみてぇだ……行ったことねぇけど)
迅の頭に、そんな感想が過ぎった。
ロビーに足を踏み入れた瞬間、まるで空気が変わった。
煌びやかなシャンデリアが天井から下がり、紅絨毯が足元を飾る。
調度品の一つ一つが洗練されており、そこに漂う香りすらも上品だった。
「うわ……この空間、魔力濃度が違う……」
リディアがそっと指を伸ばすと、空気が微かに揺れ、彼女の魔力に反応する。
「ほう、よく気づいたな。ここは結界術で環境魔力を整えてある。試合前に万全の体調で臨めるよう、王宮の魔導士が常駐しておるらしい」
ロドリゲスが感心したように頷く。
フロントで手続きをしているロドリゲスを横目に、迅はふとロビーの一角に視線を向けた。
そこに——異質な気配があった。
目に映ったのは、一人の剣士。
黒と白の混じった袴に、鋭い目つき。
腰に差された刀は、鞘から少しも出ていないというのに、研ぎ澄まされた殺気が周囲を圧倒している。
「……侍……?」
小さく呟いた迅の声に、リディアが振り向いた。
「侍? それって、あなたの故郷の戦士のことよね?」
「ああ。オレの世界で、ずっと昔に存在した剣士の一種。……なんでここに?」
カリムがそれを見て、腕を組む。
「恐らく“アカツキ”の者だ。東の果てに浮かぶ島国、我がノーザリアでも稀にしか名を聞かぬ。だが……あの構え、ただ者ではないな」
(……アカツキ、ねぇ。日本じゃねぇのか、それ?)
迅は心の中で呟く。
この世界に、明らかに“自分の知っている何か”の影が残っている。
やはり、この世界は——
「ん?」
その時、突然響いた足音。
「カーリームーっ!!」
猫のような声と共に、ロビーを駆け抜ける影が一つ。
白と黒の尻尾を揺らしながら、猫獣人の少女が一直線にカリムへ飛び込んだ。
「うにゃあっ!」
見事な飛びつき。
……だが。
「……」
カリムは一歩も動かず、無表情でそれを受け止める。
「うむ、ミィシャ殿。息災そうで何よりだ。」
「ああ!久しぶりだな!」
ミィシャ・フェルカス。男顔負けの拳闘士な猫獣人の冒険者。
かつて共に戦った仲間であり、白銀級冒険者“銀嶺の誓い”の一員。
「……やれやれ、まったく騒がしい奴だな」
優雅な足取りで現れたのは、紅の鎧を身に纏った女剣士。
「およそ一ヶ月ぶりですわね、迅様」
エリナ・ヴァイスハルトが、涼やかな笑みを浮かべて近づいてくる。
「久しぶりだな。元気か? エリナ」
迅も自然に口元を緩め、肩をすくめる。
そしてもう一人。
やや遅れて姿を見せたのは、青いローブに身を包んだ氷の魔法士。
ライネル・フロスト。
眼鏡の奥のその静かな眼差しは、相変わらず澄んでいて——
だが、どこか穏やかな光を宿していた。
その正門は、かつて数多の戦を退けてきた堅牢な石造りで構えられていた。防壁には幾重もの魔法障壁が仕込まれ、門の両脇には衛兵が二人ずつ、槍を携えて厳めしい表情で立っている。
「随分と厳重だな……」
馬車の窓から顔を覗かせた迅が、門の装飾を見上げて呟く。
「ノーザリアは外敵からの侵攻が多い。特に海路からの魔王軍の襲撃には幾度も晒されてきた。無理もない」
ロドリゲスが手綱を引きながら、当然といった面持ちで答える。
門前に到着すると、馬車は一旦停止し、衛兵の一人が近づいてくる。
「身分証の提示を願う」
「アルセイア王国より、公式招待を受けた一行じゃ。書状を見せよう」
ロドリゲスが懐から王印の封蝋がついた書簡を差し出すと、衛兵の目が一瞬だけ見開かれた。
「……九条迅殿、リディア・アークライト殿、カリム・ヴェルトール殿、ロドリゲス・ヴァルディオス殿……間違いありません。ご到着をお待ちしておりました」
衛兵の態度が一変し、整然と門兵たちが敬礼を送る。
「ようこそ、ノーザリアへ」
迅は少し照れ臭そうに頭を掻きながら、
「なんか……王族になった気分だな」
「ふふ、ま、特別枠の選手だから当然よ」
リディアが涼やかな笑みを浮かべた。
「それよりも、ノーザリアの城下町——そちらの方が見ものだぞ、勇者殿」
カリムの言葉に、迅の視線が自然と前へと向く。
大きな正門が音を立てて開かれ、その先に——異国の景色が広がった。
「……うお、すげぇ」
思わず、声が漏れた。
「前に王宮に招待された時は、軍用通路を通って直通だったからなぁ。城下町はこんな感じだったのか…!」
広がるのは、石造りの白い建物と、朱色の屋根瓦。
曲がりくねった小道が波打つように連なり、ところどころに海を模した青い陶板が敷き詰められている。
市場から漂ってくるのは、焼き貝や干し魚、香辛料の強い香り。
波の音は遠くにあるはずなのに、どこか耳の奥で響いてくるような——そんな感覚があった。
「スペイン……ミハスっぽいな。つーか、ディ◯ニー◯ーみてぇだ。」
ぼそりと呟いた言葉に、リディアが怪訝そうな顔をする。
「また、迅の世界の地域の名前? 迅の故郷に似た国も、この世界のどこかにあるのかしら」
「あー…あるとすれば、東の方角だな」
迅の言葉に、カリムが言い添える。
「ノーザリアは海との関わりが深い国だ。異国の交易も多く、異種族との共存が進んでいる。ほら——あそこを見てみろ」
指さされた先には、露店で貝殻の細工品を売っている獣人の商人がいた。
その横を耳長族——エルフと思しき女性が、籠を抱えて通り過ぎていく。
「……ほんとに、いろんな種族が混ざってるな。お祭りみてぇだ」
祭りのように立ち並ぶ屋台の間を、陽気な楽団が横切る。
トゥン、タタンと軽快なリズムが街の空気を彩り、子供たちの笑い声がどこからともなく響く。
「ノーザリアは、この数年でようやく活気を取り戻してきたのじゃ。十年前の“大進行”で受けた傷は、深かったゆえに……」
ロドリゲスの言葉に、ふと皆の足が止まった。
「……犠牲は出ちまったが、カーディス達の進行も食い止められてよかったな。」
「……そうね。」
リディアは道ゆく人々の表情に視線を向け、目を細める。
その沈黙は、すぐに城下の活気にかき消された。
「でも、今は笑顔が溢れてるわね。」
リディアが小さく笑う。
「いいね。こういう雰囲気は嫌いじゃねぇよ」
迅も薄く笑い、前を見据えた目で呟いた。
四人を乗せた馬車は、賑わいの中をゆっくりと進んでいく。
◇◆◇
城下町を進むうち、人混みの中から一人の兵士が現れた。
燻銀の胸当てに王家の紋章——ノーザリアの双剣と波の意匠を刻んだ紋章が煌めいている。
「お待ちしておりました、アルセイア王国の勇者殿とその御一行ですね?」
兵士は膝を折り、礼節を尽くす。
ロドリゲスが軽く杖を鳴らして応じた。
「うむ、間違いない。我らが勇者、九条迅殿にして、共に戦う剣士カリム・ヴェルトール、魔法士リディア・アークライト。……そして、わし、ロドリゲスじゃな。護衛と補佐を務めておる」
「御案内いたします。武闘大会の出場者のために、王宮より最上級の宿をご用意しております」
「……“最上級”だって?」
迅は肩をすくめ、リディアと顔を見合わせた。
「随分と大盤振る舞いじゃねぇの。試合前に英気を養えっていう粋な計らいってやつか!」
「ふふ、」
街の喧騒を抜け、兵士の先導で進んだ先に見えたのは——
白壁に青瓦、荘厳な門構えをした建築。
窓はステンドグラスで彩られ、正面には噴水庭園。そこから伸びる石畳が、まるで王宮へと続く道のように整っている。
「……なんか、すげぇぞ」
立ち止まった迅が目を丸くした。
「ここが、“選手宿泊用のホテル”です。王族が使用する離宮を改装した建物でして……」
「離宮を……ホテルに?」
リディアも思わず息を呑む。
その姿は、どこかの夢の国の高級ホテルのようで——
(……ミ◯コスタみてぇだ……行ったことねぇけど)
迅の頭に、そんな感想が過ぎった。
ロビーに足を踏み入れた瞬間、まるで空気が変わった。
煌びやかなシャンデリアが天井から下がり、紅絨毯が足元を飾る。
調度品の一つ一つが洗練されており、そこに漂う香りすらも上品だった。
「うわ……この空間、魔力濃度が違う……」
リディアがそっと指を伸ばすと、空気が微かに揺れ、彼女の魔力に反応する。
「ほう、よく気づいたな。ここは結界術で環境魔力を整えてある。試合前に万全の体調で臨めるよう、王宮の魔導士が常駐しておるらしい」
ロドリゲスが感心したように頷く。
フロントで手続きをしているロドリゲスを横目に、迅はふとロビーの一角に視線を向けた。
そこに——異質な気配があった。
目に映ったのは、一人の剣士。
黒と白の混じった袴に、鋭い目つき。
腰に差された刀は、鞘から少しも出ていないというのに、研ぎ澄まされた殺気が周囲を圧倒している。
「……侍……?」
小さく呟いた迅の声に、リディアが振り向いた。
「侍? それって、あなたの故郷の戦士のことよね?」
「ああ。オレの世界で、ずっと昔に存在した剣士の一種。……なんでここに?」
カリムがそれを見て、腕を組む。
「恐らく“アカツキ”の者だ。東の果てに浮かぶ島国、我がノーザリアでも稀にしか名を聞かぬ。だが……あの構え、ただ者ではないな」
(……アカツキ、ねぇ。日本じゃねぇのか、それ?)
迅は心の中で呟く。
この世界に、明らかに“自分の知っている何か”の影が残っている。
やはり、この世界は——
「ん?」
その時、突然響いた足音。
「カーリームーっ!!」
猫のような声と共に、ロビーを駆け抜ける影が一つ。
白と黒の尻尾を揺らしながら、猫獣人の少女が一直線にカリムへ飛び込んだ。
「うにゃあっ!」
見事な飛びつき。
……だが。
「……」
カリムは一歩も動かず、無表情でそれを受け止める。
「うむ、ミィシャ殿。息災そうで何よりだ。」
「ああ!久しぶりだな!」
ミィシャ・フェルカス。男顔負けの拳闘士な猫獣人の冒険者。
かつて共に戦った仲間であり、白銀級冒険者“銀嶺の誓い”の一員。
「……やれやれ、まったく騒がしい奴だな」
優雅な足取りで現れたのは、紅の鎧を身に纏った女剣士。
「およそ一ヶ月ぶりですわね、迅様」
エリナ・ヴァイスハルトが、涼やかな笑みを浮かべて近づいてくる。
「久しぶりだな。元気か? エリナ」
迅も自然に口元を緩め、肩をすくめる。
そしてもう一人。
やや遅れて姿を見せたのは、青いローブに身を包んだ氷の魔法士。
ライネル・フロスト。
眼鏡の奥のその静かな眼差しは、相変わらず澄んでいて——
だが、どこか穏やかな光を宿していた。
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