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睦み合い
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夏が終わっても、ジュディはカインの屋敷に滞在していた。両親の使いがやってくるが、カドックが追い払っている。
両親はようやくジュディが双子に手籠めにされていると勘付いたらしい。醜聞を恐れてはやく修道院に入れさせたいようだ。
「ジュディは俺とカイン、どっちのお嫁さんになりたい?」
ジュディの指にマニキュアを塗りながら、アベルは尋ねた。
真っ赤な色の塗料だった。油に似た匂いが鼻にくる。
「二人のお嫁さんになりたい。……駄目?」
「決められなかったんですか。考えると言っていたのに?」
側でジュディの顔をじっと眺めていたカインがくすりと笑みを浮かべて、シャンパンを飲み下した。
「だって、二人とも夫にしたいんだもん」
「夫は二人持ってはいけないんだよ。神様がそう決めてるんだから」
「聖職者達に睨まれてしまいますよ」
「じゃあ、神様なんて要らない。信じても救ってくれないし。修道院は静謐ばかり強要するもの。きっと神様は人間を愛してないんだと思う」
「愛する三人も引き離しちゃうしね」
二度塗りし始めたアベルから道具を取り上げ、カインが変わりに塗り始めた。どちらがやっても結果は同じで、とても綺麗に仕上がる。アベルは肩を竦め、カインの飲んでいたシャンパンをかわりに傾けた。
「でも、貴族としては睨まれるわけにはいかないよね。どうしよう?」
「俺かアベルのどちらかと結婚して、残った方はずっと独り身を貫けばいいんじゃないですか。どうせ、俺とアベルの違いはジュディ以外には分からないんです。不倫していてもばれませんよ」
「問題はジュディの家の方かもね。伯爵達はジュディを修道院に行かせたいみたいだし。内々の結婚式にするって言っても文句言われそうだな」
両親は世間体を気にしている。自分の娘が爛れた顔をして優雅な生活を暮らしていることが我慢ならないのだ。社交界で後ろ指を指されて笑われるに決まっているからだ。話題にのぼる前に面倒ごとを片付けてしまいたいのだろう。
「いっそのことジュディの両親が居なくなってくれたらいいのになあ。ジュディの兄弟は説得次第ではどうにかなると思うんだけど」
「さくっと殺しちゃいますか」
邪悪な企みを聞いても、ジュディは怯まなくなった。
一緒になって両親を殺す計画を想像する。
両親より、カインとアベルの方が大切だ。二人の願いなら叶えてあげたい。
彼らがいなくなれば都合はいい。だが、両親がいなくなるとやっとついた兄弟争いに新たな火種を作ることになりかねない。
出来れば、二、三年はそっとして実権を握る準備をさせてあげたい。ジュディの野心家な兄が田舎に慣れ、牙が取れるぐらいに待ちたかった。
「まだ駄目。帰ってくる兄様が可哀想だもの。何も知らないで突然当主になったら、執事に仕事を奪われて何もやらなくなちゃう」
「貴族なんだから、任せちゃっても文句言われないんだけどなあ」
「殺すのが駄目なら、もっと正攻法がいいかもしれませんね」
乾かした爪ごと手を握り込み、カインが瞳を潤ませていった。どくどくと迸る熱さが伝わってくる。
ごくりと唾を飲み込む。
「正攻法?」
「ジュディを孕ませてしまうんです。そうすれば、観念してさっさと結婚式を挙げさせると思いますよ。お腹が大きくなる前に既成事実を作っておきたいでしょう」
ゆっくりと押し倒される。後ろはふかふかの寝台だった。この屋敷に来てから殆どこの寝台で過ごしていた。孕ませると言ったが、もう孕んでいてもおかしくないほど双子とは行為に及んでいた。例外はマリアナを虐めていたあの時ぐらいだ。
それ以外はずっと快楽に溺れていた。ジュディは淫乱の気があるのだろう。精液を注がれれば注がれるほど体が疼いて、ほしくてたまらなくなる。
「腰を少し上げて?」
言われるがままに腰をあげると、綺麗な指先が腰骨をなぞり、下着を引きおろす。布地に滴った愛液が糸を引くと、アベルは息を闘牛のように荒くした。
焦れるようにズボンと下着を脱ぎ、完全に反り勃ったものを露わにする。
「ジュディ、いい?」
「はやく、はやくして。いいから。ね?」
「アベル、お前が先に?」
「うん。もう爆発しそう。ジュディ、濡れ濡れで気持ち良さそうだし。俺が入ってもいい?」
「うん。うん」
アベルの腰に足を絡ませて濡れぼそった蜜壺に誘い込む。ゆっくりと腰を下ろしたアベルのいきり勃つ肉棒は、今のジュディにとって垂涎のものだった。
つやつやとした大きな亀頭を呑み込むと、ずんずんと膣内を開拓するように太い幹を押し込まれる。甘い甘い快感が走り抜け、びりびりと腰が痺れた。
笠の張ったエラが媚肉を擦り上げると、骨の中まで染み渡るような快楽が起こる。ジュディはアベルの腰に張り付くように体を密着させ、奥に、奥にと誘い込んだ。
「ふふっ……ジュディ凄い。締め付けられて、すぐ出ちゃいそう」
「駄目……我慢して」
きゅっと中を締め付けると、どくどくと膨れ上がったアベルがぶるりとさらに膨らんだ。
「淫乱だなあ。ジュディは、ずぼずぼされるの好き?」
「好き……気持ちいい。大好き……」
「きちんと言わなきゃ駄目じゃないですか。アベルの性器がずぼずぼジュディのなかをかき回すのが好きだって」
カインとアベルはジュディの羞恥心を煽るために淫らなことを言わせようとする。こうすればジュディの興奮が高まり、もっと愛液を滴らせると知っているのだ。
カインとアベルに何度も犯されるうちに、ジュディは被虐趣味に目覚めた。ひどく嬲られるような物言いに興奮するようになってしまった。それは、執拗なまでに二人がジュディの体にしゃぶりつき、快感を教え込んだせいもあったが、もともとジュディに虐められて、喜ぶような性癖があったように思えてならない。
「アベルが気持ちいい……。ずぼずぼ出し入れされるの、好き」
「ずぼずぼ出し入れされるだけでいいの? ぐりぐりってジュディの壁を虐めなくてもいい?」
狭く、ぬかるんだ道にある弱い部分を太い陽根が攻め立てる。敏感な部分を突き上げられると、それだけで絶頂してしまいそうだった。
「して……っ。もっと、ぐりぐりして」
「うん、いいよ。ジュディの望み通りにしてあげるっ……は、ははっ、気持ちい」
ついばむようにジュディに口づけを落としながら、蕩けきった顔でアベルが呻いた。
「ああ、こんな淫乱な子、外に出せないよぉっ……きっとどこかの男に攫われちゃう。そうしたら、ジュディも困るよね。俺のでかいこれとカインの長い肉棒に犯されなきゃ満足できない体なんだもん」
「うっ……うんっ……ずっと、出さないで。外に、出たくない……ひ、ひ……あ、ああ、あ」
「可愛いなあ。ずっと、俺達と一緒にいましょうね」
ジュディと交わるようになって、双子の体はますます引き締まり、男性的な魅力を高めていった。顔はますます洗練され、溶けだすような色香を常時垂れ流している。ジュディは彼らと交わることに誇りを持っていた。
屋敷のなかには鏡はない。ジュディの顔を映すものはすべて撤去されている。だから、自分がどれほど醜いか、確認はできない。だが、記憶のなかにある化物でいまも双子の隣にいるのだろう。
腰を振りたくるアベルに口付ける。体が揺れるたびに、ぬるりと舌が歯に当たってかみ切ってしまいそうだ。
着飾った令嬢達はアベルにアプローチしていた。だが、彼と褥を共にするのは、ジュディなのだ。獣のような面をした女なのだ。
優越感に酔いしれる。アベルの筋肉に指を這わせ、固い骨に縋った。爪を立てても、アベルは怒らない。なにをしても、ジュディは許されるのだ。
「ふっ、ああ、ああっ……アベル、気持ちいいよっ……気持ちいいよお」
原始的な欲求に突き動かされているだけなのに、洗練さなどまるでないのに、頭のなかがいっぱいになってしまう。
喘ぎ声が鼻から抜けていく。アベルの律動に合わせて、感じる部分にきっちりはまり込むように腰を動かす。
「ねえ……、ジュディ。もっと俺を食べて。舌、気持ちいい? もっと、舌伸ばして」
言われたとおりに舌を伸ばすと、じゅるりと絡めとられる。
舌の裏の感触は、鳥の皮のようにざらついていた。
くちゅりと口のなかでアベルの舌が咥内をまさぐる。それに合わせて、ジュディも舌を絡ませた。アベルの唇の端からだらりと唾液が落ちた。苺のように美味しそうだった。
ぐうとお腹が鳴った。性欲を催すと、食欲も沸き起こるようになった。だから行為中に、場違いにも鳴ってしまうことが多くなった。
合わせた口のなかで、くすりとアベルが笑う。
「俺食べて、お腹空いちゃった?」
「セックス中に食事するのって、凄く興奮しますよね」
ベットサイドに用意されたお菓子の中から、カップケーキを取るとカインが差し出してくる。チョコケーキの上にストロベリーのホイップクリームが乗ったものだ。
ビターなチョコの甘さとストロベリーの甘酸っぱさが癖になる。カインの指についたクリームまで綺麗になめとった。爪の先まで甘くて、ずっと咥えていたくなる美味しさだった。
「俺にも食べさせて」
口の中のチョコスポンジをアベルへ口移しする。
「甘い。もっと頂戴」
アベルは口の中のスポンジを舐めとったあともジュディの口を味わった。
唇のなかを擽られながら、性器がぐいっと奥まで入り込んできた。快楽が波のようになって押し寄せ、ジュディは絶頂した。
「はあっ、いっちゃったの? 気持ちよかったね」
「アベルも中に来て。もっと、激しくしてぇ……」
「ジュディのお望みのままに」
何度も逞しい棒で貫かれ、ジュディは頻繁に絶頂へと導かれた。ごんごんと鐘をつくように奥を突かれると、小水をこぼしたように股の間から愛液で濡れた。
「俺もういっちゃうけど、いい? 許してくれる?」
「ふう……ふっ、は、ははあ、あふっ……うん、うん」
「大好きだよ、ジュディ。俺の子供孕んでね……ん。んっ……」
何の躊躇いもなく奥に精を注がれる。熱い奔流がジュディの奥までやってくる。意識が白み、天に昇ってしまう。
「はあ……凄くいい。ジュディのなか、俺のものをぎゅうぎゅうまた締め付けてる。また、いっちゃったの?」
こくこくと頷くと、アベルは楽しそうに腰をまた動かし始めた。
「もう一回出したい。いいよね?」
「駄目ですよ。次は俺の番」
「ええっ、ケチ! いいじゃん」
「ほら、どいたどいた」
アベルの性器が引き抜かれると心細くなってしまう。
足でアベルを引き止めようとすると、くすくすと笑われてしまう。
「ジュディはまだ俺としたいみたいだけど」
「俺のをいれるから、我慢して下さい」
右足を掴まれて、横たわったまま脚を大きく開かされた。背中からカインの長いものをぶすりと差し込まれる。入れ替わり侵略してきた反り勃った肉棒は、すぐにジュディの最奥に到達すると激しく突き始めた。
「んっ……はあ、はっはあはあ……。カインのも気持ちいい……っ」
「ジュディは気持ちよかったら、俺とアベルのどちらでもいいんですよ。ばーか」
「そんなことないよね? 俺の太いやつの方が好きでしょ?」
アベルはジュディの顔の方に回り込むと、今にも爆発しそうなペニスを口の中にねじ込んだ。先走りの苦い味をうっとりと舐めながら、大きく腫れ上がった幹を吸い上げる。
「犬みたいに舐めちゃって、本当に可愛い」
髪をかきあげ、舐めやすいように整えてくれる。カインはアベルの甘い声に苛ついたのか指先に力を入れ、がつんと重く突き上げて来た。
ジュディは口の中のものを弄びながら、甘い喘ぎ声をこぼす。苦いはずの先走りは、舌の上に乗るとぞくぞくとした快感に変わる。
「ずっといかせてあげますから、今日は俺がこのなかを独占していい?」
「それは狡い」
「ジュディに聞いているんですよ」
「答えちゃ駄目だよ。俺のしゃぶってればいいからね」
子供の喧嘩だった。仲のいい二人は、ジュディを巡って対立する。アベルも、カインも、本当ならばジュディを独占したいと思っているようだ。嫉妬で瞳が翳る時がある。だが、結局はジュディの望む通りにしてくれる。二人で共有し、愛してくれる。
ジュディは口を窄め、アベルの肉棒を吸い上げた。笠の窪みに舌を入れ、撫で上げるようにべろりと舐める。
アベルは息をのみ、荒い吐息をこぼした。
のぼりつめて、ぱんぱんに膨れたものを口の中に吐き出す。
「も、いく……!」
「ん、んんっ」
ごくりと精液を飲み込むと、アベルは真っ赤な顔でこんなに早くいくつもりじゃなかったと言い訳を口にした。ジュディはそれを口付けで黙らせた。
手を使って、上下にアベルの男根を擦り上げる。笠の膨らみを指で掻くと、萎れたものが徐々に屹立してきた。
「ジュディのえっち。俺に休憩させないつもり?」
「そうだよ。もっと、相手をしてくれないと嫌」
「ジュディ、俺ともキスしましょう?」
振り返り、舌を伸ばす。舌先が触れ合うと物足りなくなる。体制を変えて正面から口付けると膣道に入ったままの肉棒がぐりぐり虐めてくる。狭隘な蜜路を長大なものが往き来していた。
膨れ上がった陰唇からは、泡立つ愛液と精液をだらだらと垂れ流していた。
「上も下もキスして、気持ちいいですね」
陰核を濡れた指で擽られながら、耳に吹きかけられる。
「乳首もこんなに立ってるし、ジュディも感じているみたいで嬉しいです」
カインの言う通り敏感な乳首はつんと立っていた。
アベルの雄杭が偶然を装って、乳首の先端を掠めた。
ぷるんと乳房が震え、疼くような快感が走る。
「あれえ、どうしたの」
さっきの仕返しとばかりに雁首を乳首に押し付け、埋没させてしまう。
「ジュディの胸、大きくなりましたよね」
「揉んだり舐めたりしたからかな?」
「この前まで処女だったのが嘘みたいですね。いやらしい身体になってきている」
二人の言う通り、ジュディの体は豊満で柔らかい女らしいものに作りかえられていた。ふにゅふにゅとした脂肪が内腿や胸にくっついて、少女から女に変わる妖しい変遷を遂げようとしている。
「胸でしごいて。ジュディが勃たせたんだから、ね?」
「俺のことにも意識を割いて? ジュディの好きなところ全部弄ってあげますからね」
カインとアベルに感じるところを全て触られ、高められると何度も意識を飛ばしてしまうほど気持ちがよかった。
乳首も、乳輪も、陰核も、膣内も唇も二人に苛められると大きな快感となる。双子に身体中の全てを舐められ、齧られて、弄ばれて気持ちがよかった。
何も考えられず喘ぎ声を上げるだけでいっぱいいっぱいだ。
「ひ、ひぁ……ひ、ひっ、ひぃ、あ、あぁ……」
「体がずっと痙攣してる」
「いきすぎて愛液がシーツに溢れて……川みたいになってますね」
寝台の上は二人とジュディの体液でじゅっくりと濡れていた。水溜りのような愛液と精液の上で、三人の体がまるで一つの生き物のように混ざって、歪な体を作っていた。
「も、もう、むりぃ……これ以上いけない」
「冗談でしょう? まだ俺はいってないですよ」
「煽ったのはジュディなんだから、全部受け止めなくちゃ」
逃げようとしたジュディを腕で縫い止めて双子は欲情した瞳を浮かべた。
何度も挑まれ、日付が分からなくなるほど喘いで、ジュディはやっと意識を完全に失った。
両親はようやくジュディが双子に手籠めにされていると勘付いたらしい。醜聞を恐れてはやく修道院に入れさせたいようだ。
「ジュディは俺とカイン、どっちのお嫁さんになりたい?」
ジュディの指にマニキュアを塗りながら、アベルは尋ねた。
真っ赤な色の塗料だった。油に似た匂いが鼻にくる。
「二人のお嫁さんになりたい。……駄目?」
「決められなかったんですか。考えると言っていたのに?」
側でジュディの顔をじっと眺めていたカインがくすりと笑みを浮かべて、シャンパンを飲み下した。
「だって、二人とも夫にしたいんだもん」
「夫は二人持ってはいけないんだよ。神様がそう決めてるんだから」
「聖職者達に睨まれてしまいますよ」
「じゃあ、神様なんて要らない。信じても救ってくれないし。修道院は静謐ばかり強要するもの。きっと神様は人間を愛してないんだと思う」
「愛する三人も引き離しちゃうしね」
二度塗りし始めたアベルから道具を取り上げ、カインが変わりに塗り始めた。どちらがやっても結果は同じで、とても綺麗に仕上がる。アベルは肩を竦め、カインの飲んでいたシャンパンをかわりに傾けた。
「でも、貴族としては睨まれるわけにはいかないよね。どうしよう?」
「俺かアベルのどちらかと結婚して、残った方はずっと独り身を貫けばいいんじゃないですか。どうせ、俺とアベルの違いはジュディ以外には分からないんです。不倫していてもばれませんよ」
「問題はジュディの家の方かもね。伯爵達はジュディを修道院に行かせたいみたいだし。内々の結婚式にするって言っても文句言われそうだな」
両親は世間体を気にしている。自分の娘が爛れた顔をして優雅な生活を暮らしていることが我慢ならないのだ。社交界で後ろ指を指されて笑われるに決まっているからだ。話題にのぼる前に面倒ごとを片付けてしまいたいのだろう。
「いっそのことジュディの両親が居なくなってくれたらいいのになあ。ジュディの兄弟は説得次第ではどうにかなると思うんだけど」
「さくっと殺しちゃいますか」
邪悪な企みを聞いても、ジュディは怯まなくなった。
一緒になって両親を殺す計画を想像する。
両親より、カインとアベルの方が大切だ。二人の願いなら叶えてあげたい。
彼らがいなくなれば都合はいい。だが、両親がいなくなるとやっとついた兄弟争いに新たな火種を作ることになりかねない。
出来れば、二、三年はそっとして実権を握る準備をさせてあげたい。ジュディの野心家な兄が田舎に慣れ、牙が取れるぐらいに待ちたかった。
「まだ駄目。帰ってくる兄様が可哀想だもの。何も知らないで突然当主になったら、執事に仕事を奪われて何もやらなくなちゃう」
「貴族なんだから、任せちゃっても文句言われないんだけどなあ」
「殺すのが駄目なら、もっと正攻法がいいかもしれませんね」
乾かした爪ごと手を握り込み、カインが瞳を潤ませていった。どくどくと迸る熱さが伝わってくる。
ごくりと唾を飲み込む。
「正攻法?」
「ジュディを孕ませてしまうんです。そうすれば、観念してさっさと結婚式を挙げさせると思いますよ。お腹が大きくなる前に既成事実を作っておきたいでしょう」
ゆっくりと押し倒される。後ろはふかふかの寝台だった。この屋敷に来てから殆どこの寝台で過ごしていた。孕ませると言ったが、もう孕んでいてもおかしくないほど双子とは行為に及んでいた。例外はマリアナを虐めていたあの時ぐらいだ。
それ以外はずっと快楽に溺れていた。ジュディは淫乱の気があるのだろう。精液を注がれれば注がれるほど体が疼いて、ほしくてたまらなくなる。
「腰を少し上げて?」
言われるがままに腰をあげると、綺麗な指先が腰骨をなぞり、下着を引きおろす。布地に滴った愛液が糸を引くと、アベルは息を闘牛のように荒くした。
焦れるようにズボンと下着を脱ぎ、完全に反り勃ったものを露わにする。
「ジュディ、いい?」
「はやく、はやくして。いいから。ね?」
「アベル、お前が先に?」
「うん。もう爆発しそう。ジュディ、濡れ濡れで気持ち良さそうだし。俺が入ってもいい?」
「うん。うん」
アベルの腰に足を絡ませて濡れぼそった蜜壺に誘い込む。ゆっくりと腰を下ろしたアベルのいきり勃つ肉棒は、今のジュディにとって垂涎のものだった。
つやつやとした大きな亀頭を呑み込むと、ずんずんと膣内を開拓するように太い幹を押し込まれる。甘い甘い快感が走り抜け、びりびりと腰が痺れた。
笠の張ったエラが媚肉を擦り上げると、骨の中まで染み渡るような快楽が起こる。ジュディはアベルの腰に張り付くように体を密着させ、奥に、奥にと誘い込んだ。
「ふふっ……ジュディ凄い。締め付けられて、すぐ出ちゃいそう」
「駄目……我慢して」
きゅっと中を締め付けると、どくどくと膨れ上がったアベルがぶるりとさらに膨らんだ。
「淫乱だなあ。ジュディは、ずぼずぼされるの好き?」
「好き……気持ちいい。大好き……」
「きちんと言わなきゃ駄目じゃないですか。アベルの性器がずぼずぼジュディのなかをかき回すのが好きだって」
カインとアベルはジュディの羞恥心を煽るために淫らなことを言わせようとする。こうすればジュディの興奮が高まり、もっと愛液を滴らせると知っているのだ。
カインとアベルに何度も犯されるうちに、ジュディは被虐趣味に目覚めた。ひどく嬲られるような物言いに興奮するようになってしまった。それは、執拗なまでに二人がジュディの体にしゃぶりつき、快感を教え込んだせいもあったが、もともとジュディに虐められて、喜ぶような性癖があったように思えてならない。
「アベルが気持ちいい……。ずぼずぼ出し入れされるの、好き」
「ずぼずぼ出し入れされるだけでいいの? ぐりぐりってジュディの壁を虐めなくてもいい?」
狭く、ぬかるんだ道にある弱い部分を太い陽根が攻め立てる。敏感な部分を突き上げられると、それだけで絶頂してしまいそうだった。
「して……っ。もっと、ぐりぐりして」
「うん、いいよ。ジュディの望み通りにしてあげるっ……は、ははっ、気持ちい」
ついばむようにジュディに口づけを落としながら、蕩けきった顔でアベルが呻いた。
「ああ、こんな淫乱な子、外に出せないよぉっ……きっとどこかの男に攫われちゃう。そうしたら、ジュディも困るよね。俺のでかいこれとカインの長い肉棒に犯されなきゃ満足できない体なんだもん」
「うっ……うんっ……ずっと、出さないで。外に、出たくない……ひ、ひ……あ、ああ、あ」
「可愛いなあ。ずっと、俺達と一緒にいましょうね」
ジュディと交わるようになって、双子の体はますます引き締まり、男性的な魅力を高めていった。顔はますます洗練され、溶けだすような色香を常時垂れ流している。ジュディは彼らと交わることに誇りを持っていた。
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腰を振りたくるアベルに口付ける。体が揺れるたびに、ぬるりと舌が歯に当たってかみ切ってしまいそうだ。
着飾った令嬢達はアベルにアプローチしていた。だが、彼と褥を共にするのは、ジュディなのだ。獣のような面をした女なのだ。
優越感に酔いしれる。アベルの筋肉に指を這わせ、固い骨に縋った。爪を立てても、アベルは怒らない。なにをしても、ジュディは許されるのだ。
「ふっ、ああ、ああっ……アベル、気持ちいいよっ……気持ちいいよお」
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「ねえ……、ジュディ。もっと俺を食べて。舌、気持ちいい? もっと、舌伸ばして」
言われたとおりに舌を伸ばすと、じゅるりと絡めとられる。
舌の裏の感触は、鳥の皮のようにざらついていた。
くちゅりと口のなかでアベルの舌が咥内をまさぐる。それに合わせて、ジュディも舌を絡ませた。アベルの唇の端からだらりと唾液が落ちた。苺のように美味しそうだった。
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唇のなかを擽られながら、性器がぐいっと奥まで入り込んできた。快楽が波のようになって押し寄せ、ジュディは絶頂した。
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「んっ……はあ、はっはあはあ……。カインのも気持ちいい……っ」
「ジュディは気持ちよかったら、俺とアベルのどちらでもいいんですよ。ばーか」
「そんなことないよね? 俺の太いやつの方が好きでしょ?」
アベルはジュディの顔の方に回り込むと、今にも爆発しそうなペニスを口の中にねじ込んだ。先走りの苦い味をうっとりと舐めながら、大きく腫れ上がった幹を吸い上げる。
「犬みたいに舐めちゃって、本当に可愛い」
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ジュディは口を窄め、アベルの肉棒を吸い上げた。笠の窪みに舌を入れ、撫で上げるようにべろりと舐める。
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「ジュディのえっち。俺に休憩させないつもり?」
「そうだよ。もっと、相手をしてくれないと嫌」
「ジュディ、俺ともキスしましょう?」
振り返り、舌を伸ばす。舌先が触れ合うと物足りなくなる。体制を変えて正面から口付けると膣道に入ったままの肉棒がぐりぐり虐めてくる。狭隘な蜜路を長大なものが往き来していた。
膨れ上がった陰唇からは、泡立つ愛液と精液をだらだらと垂れ流していた。
「上も下もキスして、気持ちいいですね」
陰核を濡れた指で擽られながら、耳に吹きかけられる。
「乳首もこんなに立ってるし、ジュディも感じているみたいで嬉しいです」
カインの言う通り敏感な乳首はつんと立っていた。
アベルの雄杭が偶然を装って、乳首の先端を掠めた。
ぷるんと乳房が震え、疼くような快感が走る。
「あれえ、どうしたの」
さっきの仕返しとばかりに雁首を乳首に押し付け、埋没させてしまう。
「ジュディの胸、大きくなりましたよね」
「揉んだり舐めたりしたからかな?」
「この前まで処女だったのが嘘みたいですね。いやらしい身体になってきている」
二人の言う通り、ジュディの体は豊満で柔らかい女らしいものに作りかえられていた。ふにゅふにゅとした脂肪が内腿や胸にくっついて、少女から女に変わる妖しい変遷を遂げようとしている。
「胸でしごいて。ジュディが勃たせたんだから、ね?」
「俺のことにも意識を割いて? ジュディの好きなところ全部弄ってあげますからね」
カインとアベルに感じるところを全て触られ、高められると何度も意識を飛ばしてしまうほど気持ちがよかった。
乳首も、乳輪も、陰核も、膣内も唇も二人に苛められると大きな快感となる。双子に身体中の全てを舐められ、齧られて、弄ばれて気持ちがよかった。
何も考えられず喘ぎ声を上げるだけでいっぱいいっぱいだ。
「ひ、ひぁ……ひ、ひっ、ひぃ、あ、あぁ……」
「体がずっと痙攣してる」
「いきすぎて愛液がシーツに溢れて……川みたいになってますね」
寝台の上は二人とジュディの体液でじゅっくりと濡れていた。水溜りのような愛液と精液の上で、三人の体がまるで一つの生き物のように混ざって、歪な体を作っていた。
「も、もう、むりぃ……これ以上いけない」
「冗談でしょう? まだ俺はいってないですよ」
「煽ったのはジュディなんだから、全部受け止めなくちゃ」
逃げようとしたジュディを腕で縫い止めて双子は欲情した瞳を浮かべた。
何度も挑まれ、日付が分からなくなるほど喘いで、ジュディはやっと意識を完全に失った。
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