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第二章 ~少女期~
奈落の道
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「う~……思ったよりきっつ……」
薬湯が逆に作用していまっているのか、ヤタは自分の胃を抑えながら麟の屋敷を後にする。そもそも体調が悪いわけでもないのに、あんなに苦い薬湯を飲まなければならないなんてどんな罰なのかとさえ思ってしまう。
「まあ、仕方がない状況ではあったけど」
それにしたって酷い苦さだった。
ヤタは長いため息を吐いてから、「よし」と気合いを入れて顔を上げる。今はそれよりも成すべきことをしなくては。
玄関先に出てから羽を広げ上空へ舞い上がると、地獄へ続く扉、奈落の上空に向かって飛び始めた。
地獄の入口は奈落にしかない。
ヤタは地獄にも何度も足を運んでいるとはいえ、下降していくのは未だに慣れないのは、閉鎖的な世界に向かっているからなのかもしれない。
上昇する極楽、並行的な現世、下降する地獄。
どうせなら現状維持か上昇を常に目指していきたいものだと思ってしまう。
上空から眺める街の光景は、まるで巻貝のように見えた。
街の造りそのものがそうなっているのだ。巻貝を逆さに返したように奈落に向かって次第に縮小化していき、黄泉の入り口はここからは覗き見ることは出来ないほどに暗い。
街全体が目には分からないほどにゆっくりと回転し、一人ずつ順番に黄泉に落とされ裁判にかけられていく。時間と言う概念のない幽世の中にありながら最終審判の街だけ時があるのは、ここに来た魂たちの生きて来た環境に近づけるため麟が作ったからだ。町全体が現世の疑似世界であり、魂たちをより良い状況へ導かせるための本当の意味でのラストチャンスとして設けられた場所。
街の入り口が生命の誕生とするなら、奈落が命の終わり。始まりがあれば必ず誰にも等しく終わりがあると言う裁判にかけられるまでの限られた時間の中で、あやかし達は生前の過ちをどう償い、真っ当な生活を送れたかで裁判の結果が変わって来るのだ。
「さて、いっちょ行って来るか」
そう言うとヤタは奈落の扉に向かって急降下する。
街に暮らすあやかし達の賑やかな声もあっという間に聞こえなくなり、漆黒の闇へ。
どこまで堕ちるのか分からないほど下降していく内に、視界の先には薄ぼんやりと赤い光が見て取れる。あやかし達が最初に裁きを受ける第一層の裁判の間だ。
裁判の間に入ってすぐに、ヤタは畳んでいた翼を広げスピードを落とした。
「これはこれは、麒麟殿のところの従者ではないか」
裁判の間は巨大な石造りのホールのようであり、街から降りて来たあやかしがホールの中央にぽつんと置かれた椅子に座らされているのが見えた。そしてその周りと山ほどはありそうな巨人とかした裁判官が見下ろしている。
ここにいるのは十王の内の一人、秦広王であった。
閻魔を覗き9人の裁判官からの審判を受け、最終的に閻魔の最終審判が下されたのちに極楽か地獄か進むべき道が定められるという。
ヤタが訊ねてきた今この時も、一人のあやかしの審判の途中であった。
突然現れたヤタの姿に驚き、慌てふためくあやかしに対し「邪魔して悪いな」と一言いい置いて、秦広王に頭を下げた。
「裁判の最中失礼いたします。麒麟様より、至急閻魔様の元を訪ねるようにと指示を受けました。どうか、閻魔様までの道を取り次いで頂きたい」
「何か良くない気配が蠢いている事は我々も感知している。おそらくその事に関してであろう? よし、急ぎ閻魔の元へ参るが良い」
秦広王はそう言うと、裁判中のあやかしが通る道とは別の道を指し示すのは秦広王の足元の奥、ほんのりした明るさの入り口が見える。この道もまた下層へ続く道ではあるものの、急降下をしなくて済むのは助かる。
「ありがとうございます。では、御前を失礼いたします」
礼儀正しくヤタが頭を下げ秦広王の前を通り過ぎ、示された道の前に立つ。
「麒麟殿の従者よ」
示された道の入り口に手をかけ、中に足を踏み入れようとした時、秦広王は思い出したように声をかけてきた。
「よいか。中に入ったら決して他の道に入ってはならない。たとえ道が上り坂になろうとも、不安に駆られようとも、後戻りをしてもならぬ。これは番人やその従者も例外なく、等しく与えられた試練だ。それらを守り進むことが出来てこそ、目的の場所へ導かれるだろう」
「承知」
それはいつも地獄へ行くまでにかけられる、ヤタにとってはもはや聞き慣れた文言でもあり、裁判官は必ずかけなければならない言葉でもあった。
いついかなる時も、平等に審判にかけられているのは同じと言う事だ。
「中に入れば、道はいつも違って当然だしな。それよりも、まずは急ぐことが先決だ」
ヤタはぽつっと呟くと、躊躇いなく門の中に足を踏み入れた。
彼にとっては容易い道のり。言われるままに入り組んだ道をすいすいと進み、ヤタは閻魔のいる地獄の門の前へ無事に辿り着いた。
赤黒い世界に、まるで常に重圧がかかっているかのような重苦しい世界。あちらこちらから阿鼻叫喚の声が聞こえてくるのも、ただじっと立っているだけで汗ばむほどに暑いのも、この世界では当たり前の事だ。
「八咫烏様ですね。お待ちしておりました」
門の前まで行くと、門番の赤鬼が声をかけて来る。
待っていた、と言う事は言わずともヤタが訊ねて来ると言う事を看破していたと言う事だ。赤鬼に連れられ八咫烏が閻魔のいる審判の間に案内されると、閻魔は待ち構えていたかのように椅子にどっしりと座っていた。
「待っていたぞ。八咫烏」
地響きのような重量級の声音で話す閻魔に、八咫烏は深々と頭を下げた。
「お久し振りにございます」
「麒麟からの指示で参ったのだな?」
「さようでございます」
「……ふむ」
閻魔の顔に汗がにじんでいる所をみると、先ほど自らの裁きをうけたところのようだった。深いため息は気を付けなければ火が点き、うっかりすれば近くの者の肌をも焼け爛れさせてしまいかねないため、相当気を使っているようだ。
「おぬしがここに遣わされた理由は、阿修羅の動向についてで間違いはないか?」
「はい。間違いはございません」
「……やはり、気付いたか」
閻魔は虚空に向かって長いため息を吐く。
「今、その件で不知火を阿修羅の元へ向かわせている。その報告が来るまではわしでもハッキリしたことは言えぬのだ。それと八咫烏よ、そなた少々顔色が悪く見える。不知火が戻るまでの間少し休むといい」
「ありがとうございます」
顔色が悪いのは薬湯を大量に飲んで来ただからだと言う事と、ここの空気感に耐えられないからとは言えずヤタは閻魔の気遣いに感謝を述べた。
暗く長い廊下を歩き、客室へと案内された八咫烏は、どれもこれも麟の屋敷にあるものの倍はあるであろう座敷に通された。
和室と洋室が合わさったかのような豪華な内装に、ヤタは思わず「へぇ」と声が漏れた。客人のために造られた部屋であるが、ここまで心遣いの行き届いている場所はなかなか見ない。
「では、不知火様が戻られましたらすぐにご報告に参ります。それまでこちらでお休みください」
「あぁ、ありがとう」
赤鬼がぺこりと頭を下げて部屋を後にすると、ヤタは深い溜息を零した。
「あんまりゆっくりするのも気が引けるが、不知火が戻らないと話が出来ないんじゃ仕方ねぇよな。ま、不知火が帰ってくるまでお言葉に甘えさせて休ませてもらうとするか」
近くのたっぷりとした絹をあしらわれたソファに腰を下ろすと、驚くほど座り心地が良い。その目の前には丸窓があり、障子がぴったりと閉じられているが到底開ける気にはならなかった。開けたところで広がるのは地獄谷。この世界で苦行を強いらされている魂たちの阿鼻叫喚が絶え間なく続くそんな光景を見たいとは、通常思わないだろう。
特にすることもないヤタは、ごろりとソファに寝そべると目を閉じた。
薬湯が逆に作用していまっているのか、ヤタは自分の胃を抑えながら麟の屋敷を後にする。そもそも体調が悪いわけでもないのに、あんなに苦い薬湯を飲まなければならないなんてどんな罰なのかとさえ思ってしまう。
「まあ、仕方がない状況ではあったけど」
それにしたって酷い苦さだった。
ヤタは長いため息を吐いてから、「よし」と気合いを入れて顔を上げる。今はそれよりも成すべきことをしなくては。
玄関先に出てから羽を広げ上空へ舞い上がると、地獄へ続く扉、奈落の上空に向かって飛び始めた。
地獄の入口は奈落にしかない。
ヤタは地獄にも何度も足を運んでいるとはいえ、下降していくのは未だに慣れないのは、閉鎖的な世界に向かっているからなのかもしれない。
上昇する極楽、並行的な現世、下降する地獄。
どうせなら現状維持か上昇を常に目指していきたいものだと思ってしまう。
上空から眺める街の光景は、まるで巻貝のように見えた。
街の造りそのものがそうなっているのだ。巻貝を逆さに返したように奈落に向かって次第に縮小化していき、黄泉の入り口はここからは覗き見ることは出来ないほどに暗い。
街全体が目には分からないほどにゆっくりと回転し、一人ずつ順番に黄泉に落とされ裁判にかけられていく。時間と言う概念のない幽世の中にありながら最終審判の街だけ時があるのは、ここに来た魂たちの生きて来た環境に近づけるため麟が作ったからだ。町全体が現世の疑似世界であり、魂たちをより良い状況へ導かせるための本当の意味でのラストチャンスとして設けられた場所。
街の入り口が生命の誕生とするなら、奈落が命の終わり。始まりがあれば必ず誰にも等しく終わりがあると言う裁判にかけられるまでの限られた時間の中で、あやかし達は生前の過ちをどう償い、真っ当な生活を送れたかで裁判の結果が変わって来るのだ。
「さて、いっちょ行って来るか」
そう言うとヤタは奈落の扉に向かって急降下する。
街に暮らすあやかし達の賑やかな声もあっという間に聞こえなくなり、漆黒の闇へ。
どこまで堕ちるのか分からないほど下降していく内に、視界の先には薄ぼんやりと赤い光が見て取れる。あやかし達が最初に裁きを受ける第一層の裁判の間だ。
裁判の間に入ってすぐに、ヤタは畳んでいた翼を広げスピードを落とした。
「これはこれは、麒麟殿のところの従者ではないか」
裁判の間は巨大な石造りのホールのようであり、街から降りて来たあやかしがホールの中央にぽつんと置かれた椅子に座らされているのが見えた。そしてその周りと山ほどはありそうな巨人とかした裁判官が見下ろしている。
ここにいるのは十王の内の一人、秦広王であった。
閻魔を覗き9人の裁判官からの審判を受け、最終的に閻魔の最終審判が下されたのちに極楽か地獄か進むべき道が定められるという。
ヤタが訊ねてきた今この時も、一人のあやかしの審判の途中であった。
突然現れたヤタの姿に驚き、慌てふためくあやかしに対し「邪魔して悪いな」と一言いい置いて、秦広王に頭を下げた。
「裁判の最中失礼いたします。麒麟様より、至急閻魔様の元を訪ねるようにと指示を受けました。どうか、閻魔様までの道を取り次いで頂きたい」
「何か良くない気配が蠢いている事は我々も感知している。おそらくその事に関してであろう? よし、急ぎ閻魔の元へ参るが良い」
秦広王はそう言うと、裁判中のあやかしが通る道とは別の道を指し示すのは秦広王の足元の奥、ほんのりした明るさの入り口が見える。この道もまた下層へ続く道ではあるものの、急降下をしなくて済むのは助かる。
「ありがとうございます。では、御前を失礼いたします」
礼儀正しくヤタが頭を下げ秦広王の前を通り過ぎ、示された道の前に立つ。
「麒麟殿の従者よ」
示された道の入り口に手をかけ、中に足を踏み入れようとした時、秦広王は思い出したように声をかけてきた。
「よいか。中に入ったら決して他の道に入ってはならない。たとえ道が上り坂になろうとも、不安に駆られようとも、後戻りをしてもならぬ。これは番人やその従者も例外なく、等しく与えられた試練だ。それらを守り進むことが出来てこそ、目的の場所へ導かれるだろう」
「承知」
それはいつも地獄へ行くまでにかけられる、ヤタにとってはもはや聞き慣れた文言でもあり、裁判官は必ずかけなければならない言葉でもあった。
いついかなる時も、平等に審判にかけられているのは同じと言う事だ。
「中に入れば、道はいつも違って当然だしな。それよりも、まずは急ぐことが先決だ」
ヤタはぽつっと呟くと、躊躇いなく門の中に足を踏み入れた。
彼にとっては容易い道のり。言われるままに入り組んだ道をすいすいと進み、ヤタは閻魔のいる地獄の門の前へ無事に辿り着いた。
赤黒い世界に、まるで常に重圧がかかっているかのような重苦しい世界。あちらこちらから阿鼻叫喚の声が聞こえてくるのも、ただじっと立っているだけで汗ばむほどに暑いのも、この世界では当たり前の事だ。
「八咫烏様ですね。お待ちしておりました」
門の前まで行くと、門番の赤鬼が声をかけて来る。
待っていた、と言う事は言わずともヤタが訊ねて来ると言う事を看破していたと言う事だ。赤鬼に連れられ八咫烏が閻魔のいる審判の間に案内されると、閻魔は待ち構えていたかのように椅子にどっしりと座っていた。
「待っていたぞ。八咫烏」
地響きのような重量級の声音で話す閻魔に、八咫烏は深々と頭を下げた。
「お久し振りにございます」
「麒麟からの指示で参ったのだな?」
「さようでございます」
「……ふむ」
閻魔の顔に汗がにじんでいる所をみると、先ほど自らの裁きをうけたところのようだった。深いため息は気を付けなければ火が点き、うっかりすれば近くの者の肌をも焼け爛れさせてしまいかねないため、相当気を使っているようだ。
「おぬしがここに遣わされた理由は、阿修羅の動向についてで間違いはないか?」
「はい。間違いはございません」
「……やはり、気付いたか」
閻魔は虚空に向かって長いため息を吐く。
「今、その件で不知火を阿修羅の元へ向かわせている。その報告が来るまではわしでもハッキリしたことは言えぬのだ。それと八咫烏よ、そなた少々顔色が悪く見える。不知火が戻るまでの間少し休むといい」
「ありがとうございます」
顔色が悪いのは薬湯を大量に飲んで来ただからだと言う事と、ここの空気感に耐えられないからとは言えずヤタは閻魔の気遣いに感謝を述べた。
暗く長い廊下を歩き、客室へと案内された八咫烏は、どれもこれも麟の屋敷にあるものの倍はあるであろう座敷に通された。
和室と洋室が合わさったかのような豪華な内装に、ヤタは思わず「へぇ」と声が漏れた。客人のために造られた部屋であるが、ここまで心遣いの行き届いている場所はなかなか見ない。
「では、不知火様が戻られましたらすぐにご報告に参ります。それまでこちらでお休みください」
「あぁ、ありがとう」
赤鬼がぺこりと頭を下げて部屋を後にすると、ヤタは深い溜息を零した。
「あんまりゆっくりするのも気が引けるが、不知火が戻らないと話が出来ないんじゃ仕方ねぇよな。ま、不知火が帰ってくるまでお言葉に甘えさせて休ませてもらうとするか」
近くのたっぷりとした絹をあしらわれたソファに腰を下ろすと、驚くほど座り心地が良い。その目の前には丸窓があり、障子がぴったりと閉じられているが到底開ける気にはならなかった。開けたところで広がるのは地獄谷。この世界で苦行を強いらされている魂たちの阿鼻叫喚が絶え間なく続くそんな光景を見たいとは、通常思わないだろう。
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