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第二章 ~少女期~
衝撃の事実
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「……さま。八咫烏さま!」
「……うわぁあぁあぁっ!?」
いつの間に眠っていたのか、すぐそばで自分を揺り起こす赤鬼の声に目を覚ましたヤタは、普段お目にかからない顔が至近距離にある事に驚いて、慌てて飛び起きた。
この世界に生きている者たちは皆小さな子供でもいかつい顔をした鬼たちばかりで、見方に寄れば常に怒っているかのようにも見えた。
地獄と言う土地だからこその風貌だと言えばそれまでなのだが……。
「や、やめてくれよ、その起こし方……」
「あ、すみません。なかなか起きてこられなかったので、近くでお声をかければ起きて下さるかと思いまして……」
見た目とは相反し、比較的小心者が多いのが特徴でもある。
よく働き、周りに細やかに気を配りながら一生懸命に主に尽くそうと謙虚で健気なのもこの世界の住人達だ。
見かけでは分からないものだなと、ヤタはここの住民たちを見ているといつも思うのだった。
「……ちなみに俺、どんくらい寝てた?」
「そうですね、人の時間で言うなら3時間ほどでしょうか」
知らない間にそんなにもぐっすり寝こけていたとは、実は相当疲れているのかもしれない。そもそも、この椅子の居心地がいいのが原因でもある。
「あの、先ほど不知火様が戻られました。広間で報告がございますのでご移動願えますか?」
「ん……あぁ、承知した」
ヤタはソファから降り赤鬼に連れられて再び審判の間にやってくると、不知火がこちらを振り返りキツイ視線を向けてくる。
「遅いぞ。八咫烏」
「遅くなり、申し訳ございません」
広間に入る前にヤタは一礼と詫びを入れてから入室すると、不知火の隣に並ぶ。
遅れてきたことに対する咎めはなく、閻魔は広間にいる鬼たちに出て行くよう指示をし、部屋に3人だけになってから不知火に声をかけた。
「それで、阿修羅はどうであったか」
「はい。今はまだ結界に亀裂等は見られず、大きく目立った動きもございませんでした。あの男の木化現象にはまだ余裕があります。今しばらく壺としての役割として存分に果たしてくれることでしょう。ただ、こちらの問いかけには一切答えずに、ひとり言であったり体を揺するなどの行為は活発になっているようです」
淡々と報告する不知火に、閻魔は低く唸った。
「ふぅむ……。なるほど。大きく変化はないにしろ、これまで身動き一つまともにしたことがなく大人しくしていた阿修羅が、如何にしてそのような動きを見せるようになったのかが少し気になるな」
閻魔もまた顎に手をやり、不思議そうに呟いた。
ほとんど無知と言っても過言ではないほどに阿修羅に対しての情報を知っているわけではないヤタは、閻魔に質問をする。
「閻魔様。お伺いしたいことがございます」
「うむ。何だ?」
「恥ずかしながら、私はつい先日その阿修羅と言う者の存在を麒麟様より聞かせて頂いたばかりです。麒麟様もあまり詳しい事はご存じでないようでしたが、その阿修羅と呼ばれる者がただならぬ人物であることは聞き及んでおります。麒麟様に状況を伝える為にも、阿修羅がどのような者であるのかお聞きすることは出来ないでしょうか」
何も知らないままで済まされるような話ではないと言う雰囲気は、黙っていても分かる。閻魔はしかり幽世や麟に関わる事であるなら、自分たちも知っておくべきだと思うのも至極当然である。
「ふむ……良いだろう。おぬしはどこまで知っている?」
「阿修羅と言う人物は、人間たちが魂となっても捨てきれなかった怨念や増悪を吸収するための壺である事と、麒麟様を敵対視していると言う事です」
「麒麟に対しての敵対心か……」
閻魔は唸ると、まるでどこまで話していいのか悩んでいるかのように腕を組んで押し黙った。何かを模索するかのように考え込んでいたが、やがておもむろに口を開く。
「それはな、半分正解で半分間違っている」
「……と、言いますと?」
「阿修羅が本当の意味で敵対心を抱いているのは、帝釈天だ」
その言葉にヤタは驚いたような顔を浮かべる。
本当の意味で敵対心を抱いているのが帝釈天なら、なぜ麟が狙われなければならないのか。麟が狙われる必要性が全くと言っていいほどに分からない。
彼を守護する身としては黙って見過ごせる話ではないだけに、その部分を知らなければならず、ヤタは閻魔の言葉に食い下がる。
「……それは、つまり」
「だがな、わしとて全てを知っているわけではない。1つ言えるのは麒麟よりは事の事態を知っているくらいだ。阿修羅を怨念の壺として選んだのも、他でもない帝釈天だ。そして真相の全ては帝釈天が知っている。わしが知っておるのはそこまでの話よ。もう一つわしから言えるとすれば奴の管理を任されている、と言う事に過ぎぬ」
「……」
閻魔を以ても全ての真実を知らないのは意外だった。閻魔と帝釈天は言うなれば光と影。切っても切れないほどに仲が良いことは知られていると言うのに、本当の事を語らず全てを知るのは帝釈天だと言う事に、ヤタは眉間に皺を寄せた。
帝釈天はいつも飄々として鼻持ちならない態度で、いつも本心が見えない。だが、閻魔の話を聞いて「やはりそうだったか」と妙に納得できるところもある。
「八咫烏。あともう一つ阿修羅に関する情報があるんだが……」
「?」
腕を組んで考え込んでいた八咫烏に、隣に立っていた不知火が声をかけてきた。そちらを振り返ると、彼の口から出て来るとは思ってもみなかった驚くような言葉が口から飛び出して来た。
「阿修羅には妻がいたようだ。その妻は今はもう何処へ行ってしまったか分からないが、彼は自分の妻に対し異常なほど執着していたと聞いている。阿修羅の事を調べている内に分かったのだが、その妻の名は雪那と言うそうだ」
「な……っ」
あまりの事に、ヤタは言葉に詰まった。
その名は、麟が寵愛していた女性の名と同じ。彼女はいつも幽世にいて、麟の傍で甲斐甲斐しく身の回りの世話を焼き、仲睦まじい姿をこの目で見てきた。
まだ、同一人物であると断定するにはまだ早計かもしれない。
だがもし同一人物であった場合、あのどこまでも慈愛に満ちた女性が危険だと言われている阿修羅の妻だったと言うのはどこか腑に落ちない。
夫がいる身でなぜ麟の傍に? 阿修羅が自分の妻に異常な執着を見せていたと言う話が事実ならば、易々と妻を他の男性の元にやったりするものだろうか? いや、そもそも偶然、同名であるだけで別の女性の可能性も……。
考えれば考えるほどに分からなくなり、一体どういうことなのかとヤタの思考回路が正しく回らなくなっていた。
「どうした、八咫烏? 顔色が悪いぞ。大丈夫か?」
「いや……。その……雪那と言う女性は、麒麟様が寵愛されいた方と同じ名前でしたので。つい……」
ヤタのその言葉に閻魔は目を細め、不知火の目つきが一層厳しさが増した。
「……阿修羅の妻は、最初は名前が無かったそうだ。さらに、いつこの地獄に入り込んだのかも分からない。その妻はこの地獄にはふさわしくない魂だったからな。ところがある日突然現れて、奴の妻の地位についていた」
「……」
ますます分からない。雪那にも何か目的があったと言う事なのだろうか?
この話が真実ではないと疑う余地が無い。ただし、雪那がなぜ幽世で麟の傍にいたのかが分からない。単純に考えれば、異常な愛情を向けて来る阿修羅から逃げ出してきたと言う事も十分に考えられるが、もしそれが事実であったなら逃げだした時点でどの世界にも大きく影響が出ていたに違いないのだ。
ヤタは眉間に深いしわを刻み、憶測の域を出ない言葉にただただ困惑する。
深い悩みの沼にはまっている八咫烏に閻魔は助言を出した。
「事の真相を知りたければ、帝釈天に話を聞くといい。彼が真っ当に答えてくれるかは定かではないが……。帝釈天が言葉を濁す時は、大抵彼にとって何かを守りたい時であると言う事は確かだ」
「……承知しました」
「八咫烏」
ふと声を掛けられた事に気付き顔を上げると、不知火が神妙な顔つきでこちらを見ていた。
「何かあれば私もお前を助けるからな」
「あぁ……ありがとう」
そう言い置くと、ヤタは頭を下げて広間を後にした。
「……うわぁあぁあぁっ!?」
いつの間に眠っていたのか、すぐそばで自分を揺り起こす赤鬼の声に目を覚ましたヤタは、普段お目にかからない顔が至近距離にある事に驚いて、慌てて飛び起きた。
この世界に生きている者たちは皆小さな子供でもいかつい顔をした鬼たちばかりで、見方に寄れば常に怒っているかのようにも見えた。
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「や、やめてくれよ、その起こし方……」
「あ、すみません。なかなか起きてこられなかったので、近くでお声をかければ起きて下さるかと思いまして……」
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「……ちなみに俺、どんくらい寝てた?」
「そうですね、人の時間で言うなら3時間ほどでしょうか」
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「あの、先ほど不知火様が戻られました。広間で報告がございますのでご移動願えますか?」
「ん……あぁ、承知した」
ヤタはソファから降り赤鬼に連れられて再び審判の間にやってくると、不知火がこちらを振り返りキツイ視線を向けてくる。
「遅いぞ。八咫烏」
「遅くなり、申し訳ございません」
広間に入る前にヤタは一礼と詫びを入れてから入室すると、不知火の隣に並ぶ。
遅れてきたことに対する咎めはなく、閻魔は広間にいる鬼たちに出て行くよう指示をし、部屋に3人だけになってから不知火に声をかけた。
「それで、阿修羅はどうであったか」
「はい。今はまだ結界に亀裂等は見られず、大きく目立った動きもございませんでした。あの男の木化現象にはまだ余裕があります。今しばらく壺としての役割として存分に果たしてくれることでしょう。ただ、こちらの問いかけには一切答えずに、ひとり言であったり体を揺するなどの行為は活発になっているようです」
淡々と報告する不知火に、閻魔は低く唸った。
「ふぅむ……。なるほど。大きく変化はないにしろ、これまで身動き一つまともにしたことがなく大人しくしていた阿修羅が、如何にしてそのような動きを見せるようになったのかが少し気になるな」
閻魔もまた顎に手をやり、不思議そうに呟いた。
ほとんど無知と言っても過言ではないほどに阿修羅に対しての情報を知っているわけではないヤタは、閻魔に質問をする。
「閻魔様。お伺いしたいことがございます」
「うむ。何だ?」
「恥ずかしながら、私はつい先日その阿修羅と言う者の存在を麒麟様より聞かせて頂いたばかりです。麒麟様もあまり詳しい事はご存じでないようでしたが、その阿修羅と呼ばれる者がただならぬ人物であることは聞き及んでおります。麒麟様に状況を伝える為にも、阿修羅がどのような者であるのかお聞きすることは出来ないでしょうか」
何も知らないままで済まされるような話ではないと言う雰囲気は、黙っていても分かる。閻魔はしかり幽世や麟に関わる事であるなら、自分たちも知っておくべきだと思うのも至極当然である。
「ふむ……良いだろう。おぬしはどこまで知っている?」
「阿修羅と言う人物は、人間たちが魂となっても捨てきれなかった怨念や増悪を吸収するための壺である事と、麒麟様を敵対視していると言う事です」
「麒麟に対しての敵対心か……」
閻魔は唸ると、まるでどこまで話していいのか悩んでいるかのように腕を組んで押し黙った。何かを模索するかのように考え込んでいたが、やがておもむろに口を開く。
「それはな、半分正解で半分間違っている」
「……と、言いますと?」
「阿修羅が本当の意味で敵対心を抱いているのは、帝釈天だ」
その言葉にヤタは驚いたような顔を浮かべる。
本当の意味で敵対心を抱いているのが帝釈天なら、なぜ麟が狙われなければならないのか。麟が狙われる必要性が全くと言っていいほどに分からない。
彼を守護する身としては黙って見過ごせる話ではないだけに、その部分を知らなければならず、ヤタは閻魔の言葉に食い下がる。
「……それは、つまり」
「だがな、わしとて全てを知っているわけではない。1つ言えるのは麒麟よりは事の事態を知っているくらいだ。阿修羅を怨念の壺として選んだのも、他でもない帝釈天だ。そして真相の全ては帝釈天が知っている。わしが知っておるのはそこまでの話よ。もう一つわしから言えるとすれば奴の管理を任されている、と言う事に過ぎぬ」
「……」
閻魔を以ても全ての真実を知らないのは意外だった。閻魔と帝釈天は言うなれば光と影。切っても切れないほどに仲が良いことは知られていると言うのに、本当の事を語らず全てを知るのは帝釈天だと言う事に、ヤタは眉間に皺を寄せた。
帝釈天はいつも飄々として鼻持ちならない態度で、いつも本心が見えない。だが、閻魔の話を聞いて「やはりそうだったか」と妙に納得できるところもある。
「八咫烏。あともう一つ阿修羅に関する情報があるんだが……」
「?」
腕を組んで考え込んでいた八咫烏に、隣に立っていた不知火が声をかけてきた。そちらを振り返ると、彼の口から出て来るとは思ってもみなかった驚くような言葉が口から飛び出して来た。
「阿修羅には妻がいたようだ。その妻は今はもう何処へ行ってしまったか分からないが、彼は自分の妻に対し異常なほど執着していたと聞いている。阿修羅の事を調べている内に分かったのだが、その妻の名は雪那と言うそうだ」
「な……っ」
あまりの事に、ヤタは言葉に詰まった。
その名は、麟が寵愛していた女性の名と同じ。彼女はいつも幽世にいて、麟の傍で甲斐甲斐しく身の回りの世話を焼き、仲睦まじい姿をこの目で見てきた。
まだ、同一人物であると断定するにはまだ早計かもしれない。
だがもし同一人物であった場合、あのどこまでも慈愛に満ちた女性が危険だと言われている阿修羅の妻だったと言うのはどこか腑に落ちない。
夫がいる身でなぜ麟の傍に? 阿修羅が自分の妻に異常な執着を見せていたと言う話が事実ならば、易々と妻を他の男性の元にやったりするものだろうか? いや、そもそも偶然、同名であるだけで別の女性の可能性も……。
考えれば考えるほどに分からなくなり、一体どういうことなのかとヤタの思考回路が正しく回らなくなっていた。
「どうした、八咫烏? 顔色が悪いぞ。大丈夫か?」
「いや……。その……雪那と言う女性は、麒麟様が寵愛されいた方と同じ名前でしたので。つい……」
ヤタのその言葉に閻魔は目を細め、不知火の目つきが一層厳しさが増した。
「……阿修羅の妻は、最初は名前が無かったそうだ。さらに、いつこの地獄に入り込んだのかも分からない。その妻はこの地獄にはふさわしくない魂だったからな。ところがある日突然現れて、奴の妻の地位についていた」
「……」
ますます分からない。雪那にも何か目的があったと言う事なのだろうか?
この話が真実ではないと疑う余地が無い。ただし、雪那がなぜ幽世で麟の傍にいたのかが分からない。単純に考えれば、異常な愛情を向けて来る阿修羅から逃げ出してきたと言う事も十分に考えられるが、もしそれが事実であったなら逃げだした時点でどの世界にも大きく影響が出ていたに違いないのだ。
ヤタは眉間に深いしわを刻み、憶測の域を出ない言葉にただただ困惑する。
深い悩みの沼にはまっている八咫烏に閻魔は助言を出した。
「事の真相を知りたければ、帝釈天に話を聞くといい。彼が真っ当に答えてくれるかは定かではないが……。帝釈天が言葉を濁す時は、大抵彼にとって何かを守りたい時であると言う事は確かだ」
「……承知しました」
「八咫烏」
ふと声を掛けられた事に気付き顔を上げると、不知火が神妙な顔つきでこちらを見ていた。
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