婚約者と別れたら、五年後ヤンデレになって戻ってきてしまった!!

幸せな日々

フェアラside

数日後、私とトリファン様との婚約が正式に受理された。

受理されたら、私はまずお礼を言いに行こうと考えていた。

「よし！明日婚約してくださってありがとうございますと言いますわ!!」
と一人部屋で宣言した。

ｰ翌日ｰ
私は、いつものようにファルトと登校していた。数メートル先にトリファン様がいらっしゃったので
｢ねぇ、ファルト。借金返済を代わりにしていただきありがとうございました、と言えばいいのかしら？｣とファルトに尋ねた。

「うんうん、それでいいんじゃない？」と軽めに返してきた。

「じゃあ、行くから一緒に来て欲しい。」と言うと、

「もっちろん！来るなって言われても行く！」とファルト。

それを聞いて安心した私は、 トリファン様の所まで行った。

「トリファン・ガンダーレ様、少々お時間よろしいでしょうか？」と私は、言った。

振り向いたトリファン様は、驚いた顔をしながらも
「あぁ、大丈夫ですよ。どうかしましたか？」とおっしゃいました。

「あの、我がバーリン伯爵家の借金を返済していただきありがとうございます！」と私は言った。

「どうか頭を上げてください。僕にも利益があったので父にお願いしたのです。」と言われた。

私は、もう一度
「ありがとうございます！」と言って

｢では、失礼します。｣と学校のトイレに駆け込んだ。

ああああああああぁぁぁ…
トリファン様、優しすぎです！！もっと惚れてしまいますよ/////////
私は、幸せ者です！！ありがとうございます！神様！！！！！！！

トイレで一人で悶え終わると、無表情のままクラスルームに向かった。

授業が終わってお昼休みになると
ファルトがやってきて
「フェイ！お庭で一緒にお昼ご飯食べよ～」と言って来た。

断る理由もないので
「わかりましたわ。行きましょう！」と言った。

お庭に着くとトリファン様が既にいらっしゃった。

何も聞いていないとファルトを見て
「ファル！私、何も聞いていないのですが…」と文句を言おうとした。

「まぁまぁ、婚約したもの同士話さなきゃ」と笑顔で言ってきた。

「フェアラ嬢？一緒に語りながらお昼ご飯でも食べましょう？」とトリファン様に言われたので

「ええ、一緒に食べましょう！ファルも！」と私は、答えた。

それから、ファルトは婚約した二人で話してね～と言ってどこかへ行ったので二人でご飯食べながら、楽しく話をしていた。

「フェアラ嬢、僕もファルトみたいにフェイと呼んでもいいですか？」と急に言われた。

「ええ、もちろんですわ。」と笑顔で言った。

「あ、僕のこともリファンと呼び捨てで呼んでください。」とトリファン様。

「いいのですか？ありがとうございます！リファン。」と早速呼んでみると

リファンが目をキラキラ輝かせて笑顔になった。