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旅立ちの日
トリファンside
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卒業まであと三日。
今日は、親友としてファルトの家に来ている。
「ファルト!どうして今日、僕をバーリン家へ誘った!?」と着いて早々ファルトに詰め寄る。
「別にいいじゃん、それに話したいこともあったし…」と返された。
「…話したいこと…?」と僕。
「そう!リファンは、婚約破棄したけど今も尚フェイのこと好いてるんでしょ?」と唐突に聞かれた。
「…そうだけど、それが何?」
と素っ気なく返す。
「いや、フェイが今までのお礼として何か渡すみたいだよって伝えようと思って~」と軽い調子で報告してきた。
なななななななんてことだ…フェイが僕にプレゼント…?
そんなん貰ったら家宝にするしかないよな!
などと思考を巡らせていたら
「…ファン、リファン!聞いているのか?」と大きな声でファルトに呼ばれていた。
「あ!、ああ。もちろん聞いてるよ!」と慌てて返すと
「嘘!絶対聞いてなかっただろ?」と言われてしまった。
「アハハはは…はは…」
笑って誤魔化しながら
「それよりも僕は何をあげればいいかな?」
「あ!やっぱりあげるよね!」とファルト。
「そうだな…フェイは、装飾品をほとんど持っていないからなんでも喜ぶと思うよ」と続けて言われた。
「あ!お揃いの指輪とかいいな…お揃いってことは秘密にして…T♡Fとか入れてもいいな…」
などと独り言をボソボソと呟いていたらファルトにも聞こえていたみたいで
「おい…指輪って婚約指輪もしくは結婚指輪みたいだけど大丈夫か…?」と心配された。
「大丈夫だよ!僕が戻ってくるまでの間の男避けだからね。」と自信満々に言うと
「あ~ハイハイ…もう何も言わないわ…」と呆れられた。
それから僕は
「あと!フェイが結婚させられそうになったらファルト止めとけよ?父さんの言う五年内には絶対帰ってくるから。」と言った。
「僕ら、十六で卒業で五年って言ったら結婚適齢期だけど…ちゃんとフェイのこと貰ってくれるのか?」
と聞かれたから
「当たり前だろ!僕の心にはフェイしかいないから!」と宣言した。
「わかったよ。そこまで言うなら、ちゃんと見張っててやるよ。」とファルト。
「だから、ちゃんとガンダーレ公爵の言われたこと守って出来るだけ早く帰って来いよ!」と腕を出され、僕も腕を出し二人で交わした。
ー卒業式当日ー
ファルトが言った通りフェイが僕に小さめの箱を抱えやって来た。
「今までのお礼として受け取って貰えますか?」と緊張しているフェイ。
どんなフェイでも可愛いな~…♡
とか思いながら、
「わざわざありがとうございます!とても嬉しいです!」と言うと
フェイが微笑んだ。
きゅーん/////と胸の奥で何か音がした。
「僕からも、プレゼントを送ります!」と言い、
小さな箱に入った、プレゼントを渡した。
「ふふ、これじゃお礼の意味がなくなりますね。」と微笑まれ、
「わざわざありがとうございます…大事な思い出として大切にさせていただきます。」と言われた。
二人でじゃあと別れ、僕はその日のうちに留学先へ旅立つことになった。
今日は、親友としてファルトの家に来ている。
「ファルト!どうして今日、僕をバーリン家へ誘った!?」と着いて早々ファルトに詰め寄る。
「別にいいじゃん、それに話したいこともあったし…」と返された。
「…話したいこと…?」と僕。
「そう!リファンは、婚約破棄したけど今も尚フェイのこと好いてるんでしょ?」と唐突に聞かれた。
「…そうだけど、それが何?」
と素っ気なく返す。
「いや、フェイが今までのお礼として何か渡すみたいだよって伝えようと思って~」と軽い調子で報告してきた。
なななななななんてことだ…フェイが僕にプレゼント…?
そんなん貰ったら家宝にするしかないよな!
などと思考を巡らせていたら
「…ファン、リファン!聞いているのか?」と大きな声でファルトに呼ばれていた。
「あ!、ああ。もちろん聞いてるよ!」と慌てて返すと
「嘘!絶対聞いてなかっただろ?」と言われてしまった。
「アハハはは…はは…」
笑って誤魔化しながら
「それよりも僕は何をあげればいいかな?」
「あ!やっぱりあげるよね!」とファルト。
「そうだな…フェイは、装飾品をほとんど持っていないからなんでも喜ぶと思うよ」と続けて言われた。
「あ!お揃いの指輪とかいいな…お揃いってことは秘密にして…T♡Fとか入れてもいいな…」
などと独り言をボソボソと呟いていたらファルトにも聞こえていたみたいで
「おい…指輪って婚約指輪もしくは結婚指輪みたいだけど大丈夫か…?」と心配された。
「大丈夫だよ!僕が戻ってくるまでの間の男避けだからね。」と自信満々に言うと
「あ~ハイハイ…もう何も言わないわ…」と呆れられた。
それから僕は
「あと!フェイが結婚させられそうになったらファルト止めとけよ?父さんの言う五年内には絶対帰ってくるから。」と言った。
「僕ら、十六で卒業で五年って言ったら結婚適齢期だけど…ちゃんとフェイのこと貰ってくれるのか?」
と聞かれたから
「当たり前だろ!僕の心にはフェイしかいないから!」と宣言した。
「わかったよ。そこまで言うなら、ちゃんと見張っててやるよ。」とファルト。
「だから、ちゃんとガンダーレ公爵の言われたこと守って出来るだけ早く帰って来いよ!」と腕を出され、僕も腕を出し二人で交わした。
ー卒業式当日ー
ファルトが言った通りフェイが僕に小さめの箱を抱えやって来た。
「今までのお礼として受け取って貰えますか?」と緊張しているフェイ。
どんなフェイでも可愛いな~…♡
とか思いながら、
「わざわざありがとうございます!とても嬉しいです!」と言うと
フェイが微笑んだ。
きゅーん/////と胸の奥で何か音がした。
「僕からも、プレゼントを送ります!」と言い、
小さな箱に入った、プレゼントを渡した。
「ふふ、これじゃお礼の意味がなくなりますね。」と微笑まれ、
「わざわざありがとうございます…大事な思い出として大切にさせていただきます。」と言われた。
二人でじゃあと別れ、僕はその日のうちに留学先へ旅立つことになった。
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