婚約者と別れたら、五年後ヤンデレになって戻ってきてしまった!!

家族とのお話

トリファンside

帰ってきた。愛するフェイがいるこの国に…
まだ好きだって言った時のフェイの反応はイマイチだったけど…
今回もまた最高なサポーターのファルトいるから手伝ってもらうか…
よし！絶対フェイと結婚してやる！逃がさないよフェイ♡♡♡♡♡

ｰ自宅ｰ
「トリファン、おかえり！！五年間ご苦労！」と父上。

「ありがとうございます！父上。」と俺。

「おかえりなさい、トリファン！よくフェアラ嬢と離れても耐えられましたね…」と言いながらホロりと涙流す母上。

「僕のフェイへの愛は本物ですから！！母上。」と俺は返す。

「ああ、そうだな。この五年間で身に染みるほどわかったよ。」と父上。

そうこの五年間、父上と母上にフェイと留学終わったらフェイと結婚してもいいのかを手紙送る度に書いていたのだ。

「五年もの間待たせたのよ！フェアラちゃんが結婚を承諾したら幸せにしなさい！」と母上。

「言われるまでもありませんよ、母上。それに必ず結婚してみせます！」と俺。

俺の答えに満足したのか父上と母上は頷きあって、どこかに行ってしまった。

「トリファン様？初めてご覧になりましたけど、フェアラ様はお美しかったです。」とニコニコ笑顔なティリア嬢。

それから
「私、トリファン様のこと好きで婚約しようなんて思ってませんからご安心を」と付け加えた。

「じゃあ、なんであんなこと言ってたの？」と俺が聞くと

「…お友だちに優しそうな婚約者できて私には、幼い頃虐められた婚約者しかいないのが恥ずかしくて迫ってました…///////｣と恥ずかしそうにティリア嬢は話した。

「友だちと比べるものじゃないよ…いつかティリア嬢にも好きだって叫べるような人現れるよ」と励ました。

「ありがとう！トリファン様！！」とティリア嬢。

さてと！俺はフェイを俺の家に閉じ込める許可が取れるかどうかなんだよな…
ファルトの話ではフェイの家族が許可出さなそうなんだよな…
どうしようか…
閉じ込めて俺だけしか見れないようにしてあげたい。
大大好きなフェイ♡♡♡♡♡
俺と一緒になろうよ♡♡♡

とか考えてたら、

「坊っちゃま、顔が緩んでます。」と通りすがりのメイドに話しかけられた。

驚いた俺は
「ああ、すまない…。つい考え事をしてしまった。」と素直に謝った。

「いえ、別に大丈夫です。ただ今の表情はお好きな方には見せない方がよろしいかと…」と最後は、小声で聞こえなかったが何か言って頭を下げ、離れて行った。

メイドの最後の言葉が気になっていると
窓にファルトの伝書鳥がいた。

その鳥から手紙を受け取った。

『Dear  トリファン・ガンダーレ
まずは五年間の留学おつかれ！！フェイが明日待ち合わせの公園に行くとの事だった～
フェイのこと泣かしたら家族総出でトリファンのこと何かするから～じゃあ明日ちゃんと行きなよ～
By  ファルト・バーリン』
と書かれていた。

よし！明日のデートは決まり♡♡♡
フェイと久しぶりに会う～♡♡♡
フェイ！君のことずっとずっと大好きだよ♡♡♡

とか想像しながら考えていた。