婚約者と別れたら、五年後ヤンデレになって戻ってきてしまった!!

家族とのお話

フェアラside

五年経っても変わらず好きだったんだと思っていた。
もう一度リファンに告白されるまでは…

ｰ自宅ｰ
自分の部屋でファルと話した。
「ファル…どうしよう…まさかまた婚約しようなんて言われるとか…」と戸惑いながら私は内心焦りながら言った。

すると、ファルは
「フェイは、トリファンのこと想ってたんじゃないの？」と聞いてきた。

「リファンのこと想ってたけど…」と素直に認めた私。

「五年間も恋人作らないでいたのすごいと思う」と言われて

「リファンみたいに好きって想える人がいなかっただけよ」と私は返す。

「トリファンもフェイの状況を事細かに報告するようにって僕に言ってきたんだよ…五年間も本当に大変だったんだからー」とファルは私が初めて聞く内容を暴露した。

「えっ…私のことを五年間も報告してたの…？」と驚いた私。

「うん！なんかスパイみたいで楽しかった～！！」とファル。

「ファルは、私に別れを切り出したリファンの気持ち知ってるの？」と聞いてみた。

「うん、まぁーねー。」と軽い返事。

私は、身を乗り出して

「教えて！！」と言った。

「ん～…リファン本人に聞くのが1番だよ！！」と言った後に

「明日、リファンがフェイと出かけたいから連れてきてって言われたんだよね～行ってくれば？」とファル。

「そうよね…本人に聞くのがいいわよね…聞くしかないか！！」と一人意気込む私。

「うんうん！いってら～」とファル。

「明日、行く！どこに行けばいいの？」とファルに聞いた。

「ん～？いつもの待ち合わせの公園だって～」と答えが返ってきた。

行くしかない…！！聞くの怖くても本当のことを知る機会は早い方がいいよね…

と一人であれこれ考えてから私は

「ありがとう！ファル」とお礼言ってから寝た。

ｰ次の日ｰ
私は、一人朝から緊張していた。

「そんなに緊張していたら、リファンに会うまで持たないよ～」とファルに言われた。

「でも、久しぶりにちゃんと話すのに…リファンになんて言われるのか分からないから余計怖い…」と言うと

「大丈夫大丈夫！！取って喰われることなんてないから安心して話してきてね～」とよく分からないことを言ってから

「リファンは、紳士な、ハズ…」とそっぽを向き、ちょっとカタコトで言った。

「ふふ、ありがとう。ファル。大好きな双子のお兄ちゃん！！」と私は言った。

ファルは、きらきらした目でこちらを向いてハグしてから
「可愛い可愛い僕の双子の妹！！また何かあったら相談してね。聞いてあげる！！」と言われた。

二人で話してたら物陰からすごい速さでアルトお兄様が飛び出してきた。

「二人とも！！そんな感動的なシーンを二人だけでするなんてダメじゃないか！！僕も入れなさい！！」と言った。

「あっ！でもキアラとサアヤはいないから僕らだけでいっか！！」と言って強く抱きしめられた。

「兄様！！苦しい！」とファル。

「ああ、すまない…つい…」とお兄様。

「お兄様、今度からは飛び出さないでください…」と言ってから

「びっくりするので」と付け足した。

「ああ、そうするよ…」お兄様。

お兄様が一回離れてからまた私たちを抱きしめた。

「困ったことがあったら、この兄に言うんだぞ、二人とも。」

「ええ、お兄様ありがとうございます！」と私。

「兄様…ありがとうございます！」とファル。

三人でしばらくハグしていた。