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五年後…
トリファンside
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俺の実家に帰る日が決まった。この五年間、フェイに遭うことだけを目標に頑張ってきた。帰るに当たって父上と母上に手紙を書くことにした(日程とか色々と)。
『Dear 父上、母上
いかがお過ごしでしょうか?
この度、五年間の留学を終了しガンダーレ公爵家の方に戻ります。
つきましては、父上の課題をクリアしたというご褒美を頂きたいです。
ご褒美の内容として、以前婚約関係にあったフェアラ・バーリン嬢との再度婚約と結婚したく存じます。
どうかご許可をお願いします。
From トリファン・ガンダーレ』
と書いた後にきっちりと封をして伝書鳥に預けた。
ー二日後ー
返事が帰ってきた。
『Dear トリファン
五年もの間、ご苦労!
フェアラ嬢との婚約の件はトリファン、お前から言いなさい。
誠心誠意伝えるように!
今まで頑張って来た分、文句は何も言わずに行くから、好きなようにしなさい。
From 優しく厳しい父・母』
と書かれていた。
よし!父上と母上から許可も貰ったし、今からはフェイ♡を口説いていこう!
とか考えていたところに…
「トリファンさ・ま♡~!!!」とノックも無しにティリア嬢がやって来た。
「なんですか…ティリア嬢…」と俺が言うと
「もうすぐしたら帰るのでしょう?」と突然尋ねられた。
「ええ、帰りますよ。大好きな人がいるところに!」と俺。
「私も連れて行って!」と言われた。
「もしかして…まだ婚約者の…」と最後まで言おうと思ったら
「違うわ!!!」と遮られた。
「久しぶりに叔母様に会いたいし、それに何よりトリファン様の意中のお相手もみたい!!」とティリア嬢。
「それに、父様と母様からも許可貰ったから行くもんね!」と言ってきた。
「…勝手にすればいいでしょう…」と言うと
「じゃあ、ついて行くね~」と軽い調子で言いながら退室して行った。
ー数日後ー
やっと懐かしの我が家に帰って来れた。
家では父上、母上、ファルトに…そしてフェイが待っててくれた。
久しぶりに逢ったフェイは、記憶にあるフェイよりも大人っぽく成長していた。だけど、可愛らしい部分は変わってなくて懐かしかった。
でも、片隅にファルト曰くフェイに想いを馳せていて、五年間諦めなかったカルケアがいた事が一番のショックな事だったかもしれない。
挨拶をし終わって、俺は早速フェイに
「フェイ♡!五年離れてやっぱり僕には君しかいないよ…僕と結婚して欲しい…」と言うと
フェイは驚いた顔をして何かを考えているように見えた。
「すみません…大変ありがたい申し出ですし、今までお世話になったのですが……お断りさせていただきますわ。トリファン様…」と言われた。
えっ……断られた…もしかして好きな人とかいるのか…?
どっちなんだ…
とか考え込みながら一人固まっていた。
ようやく
「おおお、想い人がいらっしゃるのですか?…まさかそこのカルケア殿とか…?」とやっとそれだけ言うと
「カルケア様のことはお慕い申しておりません。好きな方もいらっしゃいません。」とフェイは、否定した。
やはり…想っていたのは俺だけか…いや、でもフェイの反応的に五年前は確かに想いあっていたと思うのに…
フェイが俺しか見れないように今からでも遅くないよな……
とか考えてると
「あの…トリファン様…大丈夫ですか?」と心配で俺の顔を覗き込んでくるフェイ。
ドキッ!!急に大好きな顔が入ってきて驚いた。
「フェイ!君のことを諦めきれない!!また友人から始めて貰えないだろうか…?」と提案した。
友人から始めて、フェイのご両親にフェイを俺の家に軟禁の許可貰えるだろうか…?
「絶対、無理だよ?それは…」と俺の考えを読み取ったのかファルがそう言った。
「友だちなら…大丈夫だと思いますわ。ファルもいるので…」とフェイがそう言ってくれたから
「フェイ!ありがとう!」と言った。
よし!友人になれた…!!!!!
そして、フェイに好きになって貰えるようにアプローチをしていこう!!
「これからよろしく!」とフェイに言うと
「よろしくお願いいたしますわ。」と微笑むフェイ。
微笑んだフェイに、一人惚れ直し好きにさせてみせると意気込んでいた。
『Dear 父上、母上
いかがお過ごしでしょうか?
この度、五年間の留学を終了しガンダーレ公爵家の方に戻ります。
つきましては、父上の課題をクリアしたというご褒美を頂きたいです。
ご褒美の内容として、以前婚約関係にあったフェアラ・バーリン嬢との再度婚約と結婚したく存じます。
どうかご許可をお願いします。
From トリファン・ガンダーレ』
と書いた後にきっちりと封をして伝書鳥に預けた。
ー二日後ー
返事が帰ってきた。
『Dear トリファン
五年もの間、ご苦労!
フェアラ嬢との婚約の件はトリファン、お前から言いなさい。
誠心誠意伝えるように!
今まで頑張って来た分、文句は何も言わずに行くから、好きなようにしなさい。
From 優しく厳しい父・母』
と書かれていた。
よし!父上と母上から許可も貰ったし、今からはフェイ♡を口説いていこう!
とか考えていたところに…
「トリファンさ・ま♡~!!!」とノックも無しにティリア嬢がやって来た。
「なんですか…ティリア嬢…」と俺が言うと
「もうすぐしたら帰るのでしょう?」と突然尋ねられた。
「ええ、帰りますよ。大好きな人がいるところに!」と俺。
「私も連れて行って!」と言われた。
「もしかして…まだ婚約者の…」と最後まで言おうと思ったら
「違うわ!!!」と遮られた。
「久しぶりに叔母様に会いたいし、それに何よりトリファン様の意中のお相手もみたい!!」とティリア嬢。
「それに、父様と母様からも許可貰ったから行くもんね!」と言ってきた。
「…勝手にすればいいでしょう…」と言うと
「じゃあ、ついて行くね~」と軽い調子で言いながら退室して行った。
ー数日後ー
やっと懐かしの我が家に帰って来れた。
家では父上、母上、ファルトに…そしてフェイが待っててくれた。
久しぶりに逢ったフェイは、記憶にあるフェイよりも大人っぽく成長していた。だけど、可愛らしい部分は変わってなくて懐かしかった。
でも、片隅にファルト曰くフェイに想いを馳せていて、五年間諦めなかったカルケアがいた事が一番のショックな事だったかもしれない。
挨拶をし終わって、俺は早速フェイに
「フェイ♡!五年離れてやっぱり僕には君しかいないよ…僕と結婚して欲しい…」と言うと
フェイは驚いた顔をして何かを考えているように見えた。
「すみません…大変ありがたい申し出ですし、今までお世話になったのですが……お断りさせていただきますわ。トリファン様…」と言われた。
えっ……断られた…もしかして好きな人とかいるのか…?
どっちなんだ…
とか考え込みながら一人固まっていた。
ようやく
「おおお、想い人がいらっしゃるのですか?…まさかそこのカルケア殿とか…?」とやっとそれだけ言うと
「カルケア様のことはお慕い申しておりません。好きな方もいらっしゃいません。」とフェイは、否定した。
やはり…想っていたのは俺だけか…いや、でもフェイの反応的に五年前は確かに想いあっていたと思うのに…
フェイが俺しか見れないように今からでも遅くないよな……
とか考えてると
「あの…トリファン様…大丈夫ですか?」と心配で俺の顔を覗き込んでくるフェイ。
ドキッ!!急に大好きな顔が入ってきて驚いた。
「フェイ!君のことを諦めきれない!!また友人から始めて貰えないだろうか…?」と提案した。
友人から始めて、フェイのご両親にフェイを俺の家に軟禁の許可貰えるだろうか…?
「絶対、無理だよ?それは…」と俺の考えを読み取ったのかファルがそう言った。
「友だちなら…大丈夫だと思いますわ。ファルもいるので…」とフェイがそう言ってくれたから
「フェイ!ありがとう!」と言った。
よし!友人になれた…!!!!!
そして、フェイに好きになって貰えるようにアプローチをしていこう!!
「これからよろしく!」とフェイに言うと
「よろしくお願いいたしますわ。」と微笑むフェイ。
微笑んだフェイに、一人惚れ直し好きにさせてみせると意気込んでいた。
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