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最高のもっふもふを目指して!
母&もっふもふ!
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前回のあらすじ
熊との戦いに勝ったと安心してしまった私達。
だけど、それは安心ではなく油断だった。
私は命を狙われそれを兄が助け、その兄を母が助け……。
母は亡くなった。
みっともなく悲しみを爆発させ泣き叫んでいた私。
非情にも泣き叫んでいた間に、仲間を危険に追いやった責任を負わされ追放が決定していた。
見逃すのは日の出ている間まで。
夜になれば、群れは私を獲物として扱うらしい。
私は一人、母のその後を確認しに向かう。
その時、体格の良い兄と遭遇しその胸の内を吐露された。
泣き崩れる兄に寄り添っているとついに夜になってしまう。
だが、結果として私と体格の良い兄は和解し、ついに仲直りをする事が出来たのだ。
そして今に至る。
「遠くに行くくらいの時間は稼いでやる」
体格の良い兄はそう言って私に近付くと、鼻を私の首に押し付け別れの挨拶をした。
ブチブチッ!!
「いったーーー!!」
ついでに、油断していた私の首の毛をむしりとった兄は「ふんっ!」と鼻を鳴らし走り去って行った。
「何もしてあげれなくてごめんね……」
「頑張って……」
「元気出して」
他の兄弟も体格の良い兄に習い、鼻を私の首に押し付け別れの挨拶をした。
そして……。
ブチブチブチブチッ!!
「いったいんだけど!!!!」
毛をむしりとり兄弟達もまた走って行った。
小さい禿が出来てしまったようだが、元々毛は多くもふもふだ。パッと見は分からない程度である。
「何なのか分からないけど、急いでこの場を離れないと!」
私は母の腕を咥えて走る。
今後の予定などなく、どこに行けばいいかも分からない。
ただ、仲間だった群れに見つからないような遠くを目指して川沿いをひたすら走った。
「ワオォーーーーン!」
遠くで体格の良い兄の遠吠えが聞こえた。
何でも私を見つけたとか言っていた。
意味が分からなかった。
「ワオォーーーーン!」
「ワオォーーーーン!」
「ワオォーーーーン!」
そしてそれぞれ違う方向から兄弟達の遠吠えが聞こえ、内容は体格の良い兄と同じだった。
私はやっと理解した。
毛をむしったのも、見つけたと遠吠えをしたのも、虚偽の情報で群れを混乱させる為だったんだと。
私はそんな兄と兄弟達に感謝した。
ただ、それを伝えられないのが残念で悲しかった。
どれくらい走ったか分からないが、私は走り疲れて近くにあった大木を背に休憩がてら夜空を見ていた。
夜空を見ていると、私の隣に座り話をしてくれた母をつい思い出してしまった。
そして、疲れからか眠気に襲われそのまま目を閉じると、私は不思議な夢の中にいた。
それは本当に不思議な夢だった。
空は夜空だった、ただし明るい紫色の空でそこに無数の星々が飾られている夜空で、地平線の所だけ空が黄色かった。
星の光は弱い普通なら夜空に負けない程の星が見える筈はない。
そして、大地には数多くの花が咲き地平線の向こうまで続いていて、白いオーブのような球体がいくつも空へと揺らめき飛んで行っていた。
なにより、目の前に死んだ筈の母がいた。
「あなたで最後ね」
「ほ、ほんとに母なの?」
「疑われるのも悲しいものね。でも、間違いなく私はあなたの母よ」
私は思わず立ち上がり母に駆け寄ろうとして、ある違和感に気が付いた。
母がとても小さく見えたからだ。
「母が縮んだ……?」
「違うわ、あなたが大きくなったのよ。自分を良く見てみなさい」
私は自分の姿を確認してみた。
私は後ろ足だけで立っていて、毛が一本も生えておらず肌色で全身が禿ていた。
自分の手を見てみると、指は5本あり長くて指の一本一本がバラバラに器用に動いた。
私の謎本能が告げる。
これはまるで……。
「人間というのよ」
「……狼じゃ、ない?」
「あなたは私の子として生まれたのだから、狼で間違いないわ。でも、その姿は人間のものよ」
「どういう事?」
「これは私達狼の間で信じられている言い伝えなのだけど、群れを守りし勇敢なる狼の魂は死してなお、群れに残りやがて生まれて再び群れを守る」
「それが私?」
母は面白い事を聞いたかのように笑い出した。
「ぷっ。それはないわ。勇敢というにはあなたは小さくて非力すぎだもの。私が言いたいのは、人間の魂が何かの間違いで狼として生まれたんじゃないか?って話よ」
「間違いで生まれた?」
私は悲しくなり下を向いた。
間違いかどうかなんて知らない。体格の良い兄とうまく行かず辛い目にも遭った。
だけど、それでも母が私の母で良かったと思っている。
間違いだと思いたくない。
「あ、えーと。ごめんなさいね。間違いというのは自然の流れ的な意味よ。私はあなたが私の子で良かったと思っているし感謝もしてるわ。私の他の子も助けてくれたんだもの。あなたも立派な私の自慢の子よ」
私は膝を突いて座り込み、泣き出してしまった。
悲しくて泣いたのではない。嬉しくて泣いてしまったのだ。
「人間だからなのかしら?どう言えば泣かせずに済むのかしらね……。困ったものだわ」
もふんっ!もふんっ!
泣いてしまってた私の顔に、母の首から下の柔らかなもふもふの毛が覆いかぶさった。
「よく分からないから、狼流でいくわね。寂しい時や辛い時は身を寄せ合うやり方よ」
「母!!」
私は母の首に手を回し、匂いを嗅ぎそのもふもふに顔を擦りつけた。
「こんなに甘えん坊な子だったなんて知らなかったわ。我慢してたの?」
「したつもりはない。だけど、今は甘えていたい!」
「そうね……。今のあなたは一匹狼になってしまったのだし、今はそうするといいわ」
もっふもふ。
母はそう言って私の肩に左腕を乗せ自分の方へ引き寄せそのもふもふを押し付けた。
母の体温が次第に私に伝わってきて暖かい。
「知ってるの?」
「あなたの兄弟達からね。あの世に行く前に子供達と会いたいと強く願ったら、私はここにいてあなたの兄がいたの。順番に会って話して、それであなたで最後なのよ」
もふもふ、もふもふ。
「私は一つ謝らなきゃいけないわね」
「母は何も悪くないよ!悪いのは私……」
「私が死んだ事なら、あなたは何も悪くないわ。生きる為に頑張り、兄弟達を助けようとしたんだもの。むしろ凄い事よ?」
「私は何も凄くない……」
「そう、意外と頑固なのね……。私が謝らなきゃいけない事はね?あなたに人間に関わるな、人間は怖い生き物。そう教えてきた事よ。人間もあなたのように家族を想って、悲しむ事ができるなんて知らなかったの。ごめんなさいね」
もふもふ、すりすり、もふもふ。
「……子供の頃あなたは私に『私をなんだと思う?』と聞いたわね。あの時の私は私の子だとしか分からなかったけど、今の姿がその答えなのかも知れないわね」
「どういうこと?」
「あなたは人間達の町へ行ってみるべきなのかもしれないわ」
私はもふもふするのを一旦とめてその真意を聞いた。
「行っていいの?」
「どうなるかは、正直分からないわ。でも、あなたなら、新たな群れの一員として認められるかもしれない」
「狼の群れじゃなくて、人の群れに?」
「一匹狼が他の群れに入れて貰うのはとても難しいの。下手したら大怪我じゃ済まないかもしれない……」
私は母の言いかけた事を理解した。
群れに入れて貰うには自分の有用性を認めて貰う事も必要なんだろう。体が小さい私が群れに迎えて貰える可能性は低いのだろう。
もっふもっふ、すーりすーり、もっふんもっふん。
しかし、母のもふもふはホントに心地が良い。
もしかしたら、今の私が人間の姿だからなのかもしれないけど……。
私はこの時ある閃きが頭の中に浮かんだ。
もふ、もふもふもふもふもふもふもふもふ!!
「え、えーと。そ、そろそろ放して貰えるかしら?」
ガシッ!!
母が離れようとするがそこを両腕を使ってしっかりホールドする。
「えー……」
母は困惑気味だが、私は構わずにもふもふに抱き付き堪能……、否!研究をしていた。
「もうちょっとこのままで!」
もふーりもふーり、すりすり、もっふんもっふん。
この肌に伝わる柔らかさ、そして体温の温かみと、ふわふわとしたなんともいえない感触!!
「あ、あのね?そ、そろそろ行かないといけなかったりしちゃったりするのよ?」
「延長30分!!」
「……30分って何!?」
このもふもふの誘惑に抗えない心地よさ!!
「も、もう終わり!もう終わりだから!!」
母が強引に数歩下がるが、私のホールドは解かれることはなく、私は引きずられた。
もふもふの持つ魅力恐るべし!!
もふもふもふっ……!
しかし、そんなもふもふタイムも長くは続かなかった。
母は実体のない半透明な姿になり私のホールドをすり抜けたのだ。
なぜか、母は少しホッとしたような顔をしていた。
「え、えーと、……そういう事だから一人でも頑張るのよ!」
「母さんに教えてもらった通りに、もふもふを鍛えて人間達を虜にしてみせるから!!」
「……そんな事教えたつもりないんですけどっ!?」
母はそう言いつつ空に昇って行き、不思議な夢は終わった。
そして目が覚めると朝になっていて、私のお腹がグーッと鳴く。
「そう言えば、昨日は何も食べてなかった……。流石に何か食べないと」
夢での事を胸に刻み立ち上がった。
「それから、母の教え通りにもふもふを鍛えて人間達を虜にしないとっ!!」
天国の母『そんな事教えたつもりないからぁぁぁ!!』
熊との戦いに勝ったと安心してしまった私達。
だけど、それは安心ではなく油断だった。
私は命を狙われそれを兄が助け、その兄を母が助け……。
母は亡くなった。
みっともなく悲しみを爆発させ泣き叫んでいた私。
非情にも泣き叫んでいた間に、仲間を危険に追いやった責任を負わされ追放が決定していた。
見逃すのは日の出ている間まで。
夜になれば、群れは私を獲物として扱うらしい。
私は一人、母のその後を確認しに向かう。
その時、体格の良い兄と遭遇しその胸の内を吐露された。
泣き崩れる兄に寄り添っているとついに夜になってしまう。
だが、結果として私と体格の良い兄は和解し、ついに仲直りをする事が出来たのだ。
そして今に至る。
「遠くに行くくらいの時間は稼いでやる」
体格の良い兄はそう言って私に近付くと、鼻を私の首に押し付け別れの挨拶をした。
ブチブチッ!!
「いったーーー!!」
ついでに、油断していた私の首の毛をむしりとった兄は「ふんっ!」と鼻を鳴らし走り去って行った。
「何もしてあげれなくてごめんね……」
「頑張って……」
「元気出して」
他の兄弟も体格の良い兄に習い、鼻を私の首に押し付け別れの挨拶をした。
そして……。
ブチブチブチブチッ!!
「いったいんだけど!!!!」
毛をむしりとり兄弟達もまた走って行った。
小さい禿が出来てしまったようだが、元々毛は多くもふもふだ。パッと見は分からない程度である。
「何なのか分からないけど、急いでこの場を離れないと!」
私は母の腕を咥えて走る。
今後の予定などなく、どこに行けばいいかも分からない。
ただ、仲間だった群れに見つからないような遠くを目指して川沿いをひたすら走った。
「ワオォーーーーン!」
遠くで体格の良い兄の遠吠えが聞こえた。
何でも私を見つけたとか言っていた。
意味が分からなかった。
「ワオォーーーーン!」
「ワオォーーーーン!」
「ワオォーーーーン!」
そしてそれぞれ違う方向から兄弟達の遠吠えが聞こえ、内容は体格の良い兄と同じだった。
私はやっと理解した。
毛をむしったのも、見つけたと遠吠えをしたのも、虚偽の情報で群れを混乱させる為だったんだと。
私はそんな兄と兄弟達に感謝した。
ただ、それを伝えられないのが残念で悲しかった。
どれくらい走ったか分からないが、私は走り疲れて近くにあった大木を背に休憩がてら夜空を見ていた。
夜空を見ていると、私の隣に座り話をしてくれた母をつい思い出してしまった。
そして、疲れからか眠気に襲われそのまま目を閉じると、私は不思議な夢の中にいた。
それは本当に不思議な夢だった。
空は夜空だった、ただし明るい紫色の空でそこに無数の星々が飾られている夜空で、地平線の所だけ空が黄色かった。
星の光は弱い普通なら夜空に負けない程の星が見える筈はない。
そして、大地には数多くの花が咲き地平線の向こうまで続いていて、白いオーブのような球体がいくつも空へと揺らめき飛んで行っていた。
なにより、目の前に死んだ筈の母がいた。
「あなたで最後ね」
「ほ、ほんとに母なの?」
「疑われるのも悲しいものね。でも、間違いなく私はあなたの母よ」
私は思わず立ち上がり母に駆け寄ろうとして、ある違和感に気が付いた。
母がとても小さく見えたからだ。
「母が縮んだ……?」
「違うわ、あなたが大きくなったのよ。自分を良く見てみなさい」
私は自分の姿を確認してみた。
私は後ろ足だけで立っていて、毛が一本も生えておらず肌色で全身が禿ていた。
自分の手を見てみると、指は5本あり長くて指の一本一本がバラバラに器用に動いた。
私の謎本能が告げる。
これはまるで……。
「人間というのよ」
「……狼じゃ、ない?」
「あなたは私の子として生まれたのだから、狼で間違いないわ。でも、その姿は人間のものよ」
「どういう事?」
「これは私達狼の間で信じられている言い伝えなのだけど、群れを守りし勇敢なる狼の魂は死してなお、群れに残りやがて生まれて再び群れを守る」
「それが私?」
母は面白い事を聞いたかのように笑い出した。
「ぷっ。それはないわ。勇敢というにはあなたは小さくて非力すぎだもの。私が言いたいのは、人間の魂が何かの間違いで狼として生まれたんじゃないか?って話よ」
「間違いで生まれた?」
私は悲しくなり下を向いた。
間違いかどうかなんて知らない。体格の良い兄とうまく行かず辛い目にも遭った。
だけど、それでも母が私の母で良かったと思っている。
間違いだと思いたくない。
「あ、えーと。ごめんなさいね。間違いというのは自然の流れ的な意味よ。私はあなたが私の子で良かったと思っているし感謝もしてるわ。私の他の子も助けてくれたんだもの。あなたも立派な私の自慢の子よ」
私は膝を突いて座り込み、泣き出してしまった。
悲しくて泣いたのではない。嬉しくて泣いてしまったのだ。
「人間だからなのかしら?どう言えば泣かせずに済むのかしらね……。困ったものだわ」
もふんっ!もふんっ!
泣いてしまってた私の顔に、母の首から下の柔らかなもふもふの毛が覆いかぶさった。
「よく分からないから、狼流でいくわね。寂しい時や辛い時は身を寄せ合うやり方よ」
「母!!」
私は母の首に手を回し、匂いを嗅ぎそのもふもふに顔を擦りつけた。
「こんなに甘えん坊な子だったなんて知らなかったわ。我慢してたの?」
「したつもりはない。だけど、今は甘えていたい!」
「そうね……。今のあなたは一匹狼になってしまったのだし、今はそうするといいわ」
もっふもふ。
母はそう言って私の肩に左腕を乗せ自分の方へ引き寄せそのもふもふを押し付けた。
母の体温が次第に私に伝わってきて暖かい。
「知ってるの?」
「あなたの兄弟達からね。あの世に行く前に子供達と会いたいと強く願ったら、私はここにいてあなたの兄がいたの。順番に会って話して、それであなたで最後なのよ」
もふもふ、もふもふ。
「私は一つ謝らなきゃいけないわね」
「母は何も悪くないよ!悪いのは私……」
「私が死んだ事なら、あなたは何も悪くないわ。生きる為に頑張り、兄弟達を助けようとしたんだもの。むしろ凄い事よ?」
「私は何も凄くない……」
「そう、意外と頑固なのね……。私が謝らなきゃいけない事はね?あなたに人間に関わるな、人間は怖い生き物。そう教えてきた事よ。人間もあなたのように家族を想って、悲しむ事ができるなんて知らなかったの。ごめんなさいね」
もふもふ、すりすり、もふもふ。
「……子供の頃あなたは私に『私をなんだと思う?』と聞いたわね。あの時の私は私の子だとしか分からなかったけど、今の姿がその答えなのかも知れないわね」
「どういうこと?」
「あなたは人間達の町へ行ってみるべきなのかもしれないわ」
私はもふもふするのを一旦とめてその真意を聞いた。
「行っていいの?」
「どうなるかは、正直分からないわ。でも、あなたなら、新たな群れの一員として認められるかもしれない」
「狼の群れじゃなくて、人の群れに?」
「一匹狼が他の群れに入れて貰うのはとても難しいの。下手したら大怪我じゃ済まないかもしれない……」
私は母の言いかけた事を理解した。
群れに入れて貰うには自分の有用性を認めて貰う事も必要なんだろう。体が小さい私が群れに迎えて貰える可能性は低いのだろう。
もっふもっふ、すーりすーり、もっふんもっふん。
しかし、母のもふもふはホントに心地が良い。
もしかしたら、今の私が人間の姿だからなのかもしれないけど……。
私はこの時ある閃きが頭の中に浮かんだ。
もふ、もふもふもふもふもふもふもふもふ!!
「え、えーと。そ、そろそろ放して貰えるかしら?」
ガシッ!!
母が離れようとするがそこを両腕を使ってしっかりホールドする。
「えー……」
母は困惑気味だが、私は構わずにもふもふに抱き付き堪能……、否!研究をしていた。
「もうちょっとこのままで!」
もふーりもふーり、すりすり、もっふんもっふん。
この肌に伝わる柔らかさ、そして体温の温かみと、ふわふわとしたなんともいえない感触!!
「あ、あのね?そ、そろそろ行かないといけなかったりしちゃったりするのよ?」
「延長30分!!」
「……30分って何!?」
このもふもふの誘惑に抗えない心地よさ!!
「も、もう終わり!もう終わりだから!!」
母が強引に数歩下がるが、私のホールドは解かれることはなく、私は引きずられた。
もふもふの持つ魅力恐るべし!!
もふもふもふっ……!
しかし、そんなもふもふタイムも長くは続かなかった。
母は実体のない半透明な姿になり私のホールドをすり抜けたのだ。
なぜか、母は少しホッとしたような顔をしていた。
「え、えーと、……そういう事だから一人でも頑張るのよ!」
「母さんに教えてもらった通りに、もふもふを鍛えて人間達を虜にしてみせるから!!」
「……そんな事教えたつもりないんですけどっ!?」
母はそう言いつつ空に昇って行き、不思議な夢は終わった。
そして目が覚めると朝になっていて、私のお腹がグーッと鳴く。
「そう言えば、昨日は何も食べてなかった……。流石に何か食べないと」
夢での事を胸に刻み立ち上がった。
「それから、母の教え通りにもふもふを鍛えて人間達を虜にしないとっ!!」
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