元厨二病な俺、異世界に召喚される!

回復師

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護衛依頼編

4-1 受付嬢、一番人気のニリスさん

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 フェイと連れ立って依頼ボードを眺めている。今日はもう時間がないので明日の仕事を探しているのだが、依頼ボードを見てフェイと2人でしかめっ面をしているのだ。良い依頼が全くない。

 俺たちの冒険者ランクはアイアンランク、階級で言えば7級クラス。
 初心者冒険者の仕事は、雑用や薬草類の採取、ゴブリンなどの最下級討伐依頼のような事しかないのだ。


 冒険者ランクはこんな感じになっている

 ブラックカード   Sランク冒険者   階級1級・2級
 ゴールドカード   Aランク冒険者   階級3級・4級
 シルバーカード   Bランク冒険者   階級5級・6級
 アイアンカード   Cランク冒険者   階級7級・8級
 ブロンズカード   Dランク冒険者   階級9級・10級


「兄様どうしましょう? C・Dランクの依頼では宿代にもなりません」
「そうだな、大金が手に入るとはいえ宿代より日給が少ないのは問題だな」

「でも兄様、収入が少なくても宿でじっとしてるよりはいいと思います。素材や経験値も欲しいですから、やはり外に出ない事にはお話になりません」

「ちょっといろいろ職員に聞いてみるかな」

 番号札を取って順番待ちをしていたのだが、なぜか受付嬢に手招きされて呼ばれた。

「リョウマさんこんにちは。一応査定は終えているのですが、待機期間が残っていますので、もう少し待ってもらえますか?」

「ええ、それは十分承知しています。それより自分たちの順番はまだなのですが、割り込んじゃってないですか?」

「大丈夫ですよ。緊急性を感じた時は職員の采配で優先順位を変える事ができますので」
「そういうのは止めてください。今回緊急性とか、全く無いですよね? お姉さん……あなたはこのギルドの受付嬢1番人気の美人さんなのです。俺たちいい加減目立っているのに、あなたが贔屓したように思われたら妬み僻みが一層強くなっちゃいます」

「あら! 美人さんなんて言っちゃって嬉しいわ! でも、目立っているのは今更ですよ? それにそんな可愛い娘連れているのだから妬まれるのも仕方ないでしょ?」

「こちらから刺激しない方がいいでしょう? それにこの子は妹です。次からは順番を守ってお願いしますね」
「あなた変わってるのね? 『俺を先にしろ!』 とか言って割り込む人の方が多いのに……お姉さんますます気に入っちゃったわ!」

「ほんと目立つようなことは止めてくださいね!」
「分かってますよ……ところで依頼ボードを見ていたようだけど良いのはあったかな?」

 気さくなお姉さんだったので、この際このお姉さんに相談してみた。

「あなたたちそんないい宿に泊まってるの? そこは下位貴族や羽振りの良い商人たちが泊まる宿屋なんだよ。貴方クラスなら1泊2食付で1人4千ジェニーの所が相場だよ。部屋は粗野で、美味しくないご飯を我慢していろいろ苦労をしながらやっとゴールドランクまでなった人たちが泊まるような所に普通に泊まってるとはお姉さんびっくりだわ……」

「お風呂がないと嫌なのです。これだけは譲れないので稼がないといけないのです」
「じゃあ、リョウマ君たちは早急にランクを上げた方がいいわね」

「やっぱそうですか? 最短でランクを上げるにはどうすればいいでしょうか?」
「ちょっと待ってね……あなたたちなら、護衛依頼を3件消化すればシルバーランクに上がれるわ」

「護衛依頼ですか……うーん」
「あら? あまり乗り気じゃないようね? 何か理由があるのかな?」

「護衛依頼って町から町への移動でしょ? 最短でも5日はかかるじゃないですか、徒歩だともっとですよね? その間知らない人と野営になるでしょ。フェイもいるし、嫌らしい目で大抵見てくるんですよね。フェイは特にそういうのに敏感でして、ここに来た初日とかにもいきなり触ろうとしたので蹴ってしまったんですよ。そういう場合は依頼者に暴力を振るったとかで依頼失敗とかになっちゃいそうで……」

「クククッ、ハイ聞いてます。ギルドの入口での『フェイちゃんゲロゲロ事件』ですよね。お腹蹴られてゲロったとかでちょっと有名になってます」
「あうっ……ごめんなさい」

「いいのよフェイちゃん! 次からもやっちゃっていいからね! 依頼者だろうが冒険者だろうが、女の子に手出ししようとしたらやっちゃって構いません」
「そうなんですか? 依頼者に訴えられません?」

「訴えてもおそらく通らないです。詳しくは言えませんが信用度というものがありまして。ギルドには閻魔帳があるのですよ。絶対ではないですが、これまでの依頼や行動で依頼者の方にもちゃんと基準があるのです。良い依頼者に良い冒険者を付けるのも、私たち受付嬢の特権です!」

「あの、護衛依頼をやらないと、ランクアップできないのでしょうか?」
「冒険者の護衛依頼は必須科目になってるわ。シルバーランクまでは別に護衛依頼を受けなくても規定数の依頼を消化すれば昇級できるんだけど、ゴールドランクから昇級試験かあるの。シルバーからゴールドになる時の試験の一つが貴族の護衛依頼になってるんだよ。理由はゴールドランクから貴族の護衛ができるようになるからなんだけど、その中には貴族に対する礼節やマナー、言葉遣いなども含まれているの。ゴールドランクからは強さ以外も求められるようになるわ。そこで躓いて昇級できない人も結構いるのよね。強さは十分なのに、粗野で無知だから貴族に無礼な事言って死罪なんかもあったわ。貴族のご令嬢に『姉ちゃん別嬪だな! 今晩相手してくれよ!』と手を伸ばした瞬間、護衛の騎士様に切り捨てられたアホもいたそうよ」

「アホだな……それじゃ貴族じゃなくても相手にしたくないよ」

「それで、リョウマ君はどうする? お姉さん的には早めに経験しておくことをお勧めするわ」
「そういう依頼を受けた事が無いので、どんなか教えてもらえますか?」

「実際同行した事もあるので、大体の事は分かるわ。まず大事な事はリョウマ君のランクじゃ正規の護衛依頼は受けれないの。じゃあ正規じゃないとはどういう事か説明するね」

「はい。お願いします」

「普通は何人かで商隊を組んで町の移動をするのだけど、その場合は商人ギルドに加入していて、そこから冒険者ギルドに護衛依頼がくるの。でも正規の護衛依頼は高いのよね、命懸けだから当然なのだけど。正規依頼は、護衛許可が出ているシルバーランク以上しか受けられないの。そこで高いお金を払えない個人規模の商人なんかが、商人ギルドを通さずに冒険者ギルドに個人依頼として、護衛依頼としてではなく、同行依頼として持ち込んでいるの。当然雇えるのはお金が無いので低ランクの冒険者ね。正規の護衛依頼はシルバーランク以上しか受けられないけど、お金のない商人たちは同行依頼として抜け道を使ってくるのよ……」

「でもそんな弱いの雇っても盗賊の良い的なんじゃないですか? 魔獣も出るでしょうし……」
「普通はそうなんだけど商人の浅ましいところは、正規の高レベル冒険者を雇ってる商隊の後ろにぴったりゾロゾロと個人組は付いて行くところね」

「うわー! まさに浅ましいっていう言葉がぴったりです! 逞し過ぎるでしょそれ。正規組や商人ギルドは怒らないのですか?」

「今は駆け出し商人でもいつか大手になるかも知れないでしょ? 商人ギルドもその辺は大目に見ているのよ。それと全く誰も同行人を連れていない本当の寄生商人は当然追い払われるわ。商人仲間のネットワークで一切周辺では売り買い出来なくなるらしいわよ。商隊への追尾が一応許されるのはブロンズなら4名、アイアンなら2名以上冒険者を連れていたら同行可能という暗黙のルールが有るの。リョウマ君たちが入れるのは、その追尾組の同行依頼ね。戦闘もあるけど、基本本隊の冒険者が相手をしてくれるから、要は人数合わせの町までの同行依頼と思ってくれて結構よ」

「成程、そういう事ですか。要は正規依頼が受けられるようになるシルバーランクの見習のようなものですね。同行して学べという事でしょう?」

「ふふふ、そういう事! 護衛依頼が受けられるのはシルバーランク以上なのに、冒険者ギルドが同行依頼に目をつぶるのも、良い練習になるからと思っているからね。そして、この同行依頼をちゃんと問題なくこなせたら、冒険者ランクの査定に大きくプラスになるの。どう? やってみる気はある?」

「フェイ、お前はどうしたい? 受けるならちょっと日数がかかりそうだぞ」
「凄く面白そう! 兄様、フェイ、やってみたいです!」

 まぁ、そういうと思ってたけどね。

「だそうですので、受けてみようと思うのですが。今、どんなのがあるでしょう?」
「ちょっと待ってね……明日のはフェイちゃんが居るからダメね。あ! これとかどうかしら? ハーレンまでの護衛依頼で出発は2日後、メインの商隊は商人4人、護衛6人、護衛はクラン名『灼熱の戦姫』この町のAランク冒険者で全員女性よ。それであなたたちの雇用条件だけど、1日1人8000ジェニーで2名まで、食事や野営用品は各自持参。依頼者は馬車の中で寝るそうよ。他にも個人組が何人か付いていくかもだけど。この商隊の冒険者側のリーダーは『灼熱の戦姫』のPTリーダーさんが務めることになるので安心よ。お姉さんが太鼓判を押すわ」

「明日のはダメとか何かあるのですか?」
「護衛の冒険者のPTが女好きで有名なの。フェイちゃん見たら毎晩のようにしつこく誘ってくるわよ。強引な事はしないけど、本当にしつこくてウザいのよ! ほんと腹立つわ!」

「お姉さん! 地が出ちゃってますよ!」
「はっ……こほん。そういう事なので明日のは絶対ダメ」

「解りました。では、明後日のでお願いしてもらっても良いでしょうか?」
「承ります。それと行きだけ受けてもいいけど、帰ってくる時も誰かを護衛して帰ってくるのが賢いやり方よ。それで2回分護衛依頼クリアできるしね。ハーレンの受付に私の姉『イリス』が居るから伝えとくわ」

「何から何までありがとうございます。お姉さん、美人なだけじゃなく仕事もできる女なんですね。素敵です」
「はぅ……リョウマ君、私を口説いて本気になったらどうするの? 責任とってね?」

「口説いてるつもりは全くないです。仕事のできる女性は素敵ですよね。そういえば、お姉さんの名前まだ聞いてなかったですね」

「ああ! ごめんなさい。こっちがリョウマ君たちの事知ってたから、つい知ってるものだと勘違いしてたわ。私はニリス、この受付の仕事を始めて2年目よ。貴方たちの担当になってるから今後もよろしくね」

「そうですか、こちらこそよろしくお願いします。では、お近づきの挨拶としてコレ食べてみてください。神殿の巫女様たちに大人気でしたプリンというデザートです。器はガラス製で、なんか良いお金になるそうですので捨てないで売ったらいいですよ」

「ふーん、巫女様に大人気なのね。凄く興味あるわ。本当はあまりこういう物は貰っちゃいけないんだけど、食べ物ぐらいなら怒られないから頂くわね。私、巫女様たちに憧れてるの」

 フェイが欲しそうにこっちを見てるから、スプーンと一緒に渡してあげた。こいつ本当に美味しそうに食べるよな。

「あの、私も今ここで食べてもいいかな?」

 フェイの食べているとこ見たらそりゃ我慢できないよね。

「どうぞ。冷たいうちが美味しいので」

「な!? な、なんですかこれは!」
「ニリスさん! 声が大きいです!」

 職員も冒険者も全員がこっちを見てた……フィリアのような反応だったな、ちょっと可愛いぞ。

「あのリョウマ君! これなんなのですか? こんな美味しい物初めて食べました」
「プリンです。そのうち神殿で売り出す事になるでしょうから、町でも食べられるようになりますよ」

 フェイが食べ終えた器とスプーンを俺に返すのを見て、ニリスさんは汚れたまま返すのもどうかと思案中のようだ。

「その器、売ると白金貨数枚だそうですよ」
「え? 確かにガラス製でとても可愛い作りだけど……」

 これが? みたいな顔をしている。すっとその手から汚れた器を取り上げて、汚れて無い物を出してあげた。

「うわー綺麗ね! ちょっと待っててね」

 どうやら隣の買い取りカウンターにいる職員に見せて鑑定してもらっているみたいだ。
 流石ここの職員だけあってやる事が早い……直ぐに戻ってきた。

「リョウマ君、これはちょっと受け取れないわ。凄く欲しいけど、最低でも白金3枚だって。こんな高価な物貰っちゃったら怒られちゃう」

「そうですか、ガストの村でも150個ほど配っていますので、どんどん価値は下がっていきますよ。俺としてはどんどん量産できますので、そう拘らずに受け取ってもらいたいのですが」

「でも……うーん」

 器の価値というより、器そのものが気に入っている感じだな。

「器はお姉さんが売らなければ問題ないでしょ? ニリスさん個人で使用すれば白金3枚とか関係ないじゃないですか。プリンが入ってたただの器です。変に価値を付けようと考えるからダメなのです。はい、どうぞ」

 そう言って空の器を回収し、プリンの入っている物を手渡した。

「あの、これは?」
「神殿で巫女さんに人気のただのプリンです。家に持って帰って食べてください」

「ふふふ……そうね、じゃあただのプリンを家で美味しく頂くわ。ありがとう、リョウマ君」

 素敵な笑顔だ……高給取りの受付嬢だし、お金に困ってないのでこの可愛い器が気に入って、欲しかったんだな。

「それで、俺たちはこの後どうすればいいですか?」

「明日の10:00にもう一度ここに来てもらえるかな? 雇い主側から一応面談があります。日当が安いから他に受け手はいないでしょうから、ほぼ決まりでしょう。明日、その場で契約書を作ることになるわ」

「あの、さっきの提示された金額は安いのですか?」
「ええ、1人8000ジェニーで食事無しは安いですね。せめて食事付きでないと……保存食品は美味しくない割に意外と高いのよ。日持ちさせるための加工をしてあるから仕方ないのだけど、食費で1500ジェニーほど掛かるのだから雇い主側で持ってもらいたいものですね」

「ちなみに本隊の『灼熱の戦姫』さんたちは幾らぐらい貰えるのでしょう?」
「依頼内容や金額は言えないので、大体の相場って事で教えるわね。本隊を護衛する人たちの相場はAランク冒険者で1人日当20000ジェニーぐらいかな。貴族相手なら35000ジェニーにもなるわ。あなたたちのクラスは相場として9000ジェニーぐらいが相場ね。当然食事付きよ。食事無しとか珍しいぐらい」

「あのー、今回の依頼、あまり良くないじゃないですか。なんでそんなの勧めるのですか?」
「誤解しないでね。依頼報酬は少ないけど、初めてという事もあるし、何よりフェイちゃんの安全を重視したの。『灼熱の戦姫』のメンバーはとても面倒見がいいから、今回が初めての新人にも優しく指導してくれるはずよ。それにリョウマ君、時間停止の【亜空間倉庫】持ってるでしょ? 食事は困らないよね?」

 あ!……さっきのぷりんでばれちゃったのか。

『……マスター、プリンではなく、先日のオークの解体依頼で血が凝固していない事で、ギルドにはばれています。同行依頼を勧めた時点ではプリンはまだ出していなかったですよね?』

『成程……』


「ふふふ、これからもニリスさんにお任せしとけば大丈夫そうですね」
「そうでしょ! 伊達に看板娘とか言われてないのよ。イリス姉さんには敵わないけど」

「お姉さんも優秀なんですか?」
「私なんかよりずっと優秀ね。イリス姉さんはあの大きなハーレンのギルドで一番指名をずっとキープしてるのよ。研修で何回か行ったのだけど、ちょっとあそこは大変だから私はパスね。いくら給金は良くても過労死しちゃいそうな職場はちょっと遠慮したいわ」


「なんか他の冒険者の人にいい加減早くしろ、みたいな目で睨まれてるのでそろそろ行きますね」
「そうね、でも気にしちゃダメよ。無駄話じゃないんだからいいのよ。私を口説こうとグダグダと居座ろうとする人も多いんだから」

「あはは、さっきのんびりプリン食べてましたけどね。あー忘れるとこだった、最後にこれ買い取りに出します。キングとクイーンの肉、合計20kg程です」

「え!? いいの?」
「ええ、本当は売りたくはないんですけどね。ここのギルドマスターがあっちこっちに頭下げてると聞いたもので。何でも国王が手に入ったら買い取る宣言をしていたのでしょ? せめてその分は提供しようかと……」

「そうなのよ、それがあったからギルドマスター頭を悩ませていたのよ。でもフィリア様の名前で何とかなったと言っていたわ」

「フィリアは関係ないのに、勝手に名前を使ってフィリアのせいにしちゃだめでしょ。あのダメエルフは、後でまた虐めてやらないと駄目ですね」

「うわー、リョウマ君かなりの大物ね。フィリアって呼び捨てとか気を付けないと駄目だよ」
「あ、それ前にも言われてたんだ。忘れてた……隣の買い取り窓口でいいかな?」

「ええ、皆、喜ぶわ。ありがとうね。冒険者をやっていると、こういう思い通りにならない事もいろいろ出てくるだろうけど、上手くトラブル回避するのも大事な事なんだからね。今後はお姉さんがその辺もアドバイスしてあげるから」

「はい、ぜひお願いします。じゃあ、明日10:00にもう1度来ますね」


 正直言えば売りたくはなかったが、変に王族に目を付けられたくはないので、王様用に合計20kgの肉を売りに出しフェイと宿屋に戻る事にした。
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