4 / 13
静かすぎると眠れない
しおりを挟む
一人暮らしを始めた初日はあまりよく眠れなかった。
静かすぎると眠れないことがある……
ということを義弘は初めて知った。
考えてみればインターネットはまだつながっていないし、ゲームをするわけにはいかない。
読みかけのライトノベルはすぐに読み終えてしまった。
眠れない夜のお供が何もない状態と言うのは少し困る。
昨夜は仕方なく、スマートフォンでツイッターなどやってみたが……暇つぶしにもならない。
早めに本屋を見つけて次に読む小説を探しておきたい…。
そんなことを考えながらベッドにもぐりこんだ。
仕事か……
やりたいことがないというのはなんてモチベーションの低い毎日なのだろう。
このまま寝て起きたら異世界で……何かに転生して……
そんなことを考えながら義弘は眠りについた。
朝……目が覚めたら時計は8時を過ぎていた。
当り前の話だが異世界などに行けるわけもない。
起きたら自分が住んでいた世界とは違う他の世界にいる……なんてことは現実には絶対にあり得ない。
目の前にあるのは見慣れない天井だ。
ただ……上尾の実家から会社のある横浜のアパートに引っ越してきたわけだから、そういう意味ではある意味、異世界ではあるのだが……。
それにしても寝坊した。
いつもは7時には目が覚めるので、引っ越しの疲れが出たのかもしれない。
たまにはテレビでも見ようかと電源を入れると朝ドラがやっていた。
どうにも朝ドラはなんだかんだいい人しか出てこないのがちょっとリアルに欠けるような気がする。
自分は異世界に転生して……などとよっぽどリアルに欠ける世界が好きな癖に、そんなことを感じたりもする。まあ……それでも朝からドロドロした人間関係を見せられるのもいかがなものかと思うし、朝ドラはこういうのでいいのかもしれない。
仕事が始まれば朝は何時ぐらいに起きればいいのだろうか。
アパートから会社までは歩いて5分強ぐらいでいける。
会社まで近いと言うのはありがたい。
当初、この会社を辞退しようと思ったのも、あまりに遠いからだった。
通勤時間に関しては無駄としか言いようがない。
お金が出るわけではないのだ。
通勤に何時間かけようが、1円も入ってこない。だから会社から自宅が遠ければ遠いほど社員は損をするのだ。
そう考えると、この時点ではいい会社に就職したと言えるだろう。
入社日まではまだ数日ある。
その前に近所に何があるのか調べておこう……
義弘はそう思った。
家具などはとりあえずあるが、ホームセンターや家電量販店はいずれ行く必要があるだろうし、何といっても大事なのは本屋だ。今日中には新しい小説を2,3冊は購入しておきたい。インターネットに関しては明日、接続してくれると連絡があったから、ネットを見れないのももう少しの我慢だ。
見たいものがあればスマートフォンで見ると言う手もあるのだが、義弘はどちらかといえばスマートフォンよりもパソコンの方が好きだ。
そういえば朝ごはんはどうしようか。
実家にいる頃には黙っていても食事が出てきた。
今日から自炊しなければいけない。
『あ……ご飯もないんだっけ……』
義弘は一人つぶやいた。
炊飯器は実家で買ってもらったものを持ってきてあるので、あとは米を買うだけである。
買い物は予想以上に時間がかかりそうだ。
その前に朝ごはんを食べなければ……。
静かすぎると眠れないことがある……
ということを義弘は初めて知った。
考えてみればインターネットはまだつながっていないし、ゲームをするわけにはいかない。
読みかけのライトノベルはすぐに読み終えてしまった。
眠れない夜のお供が何もない状態と言うのは少し困る。
昨夜は仕方なく、スマートフォンでツイッターなどやってみたが……暇つぶしにもならない。
早めに本屋を見つけて次に読む小説を探しておきたい…。
そんなことを考えながらベッドにもぐりこんだ。
仕事か……
やりたいことがないというのはなんてモチベーションの低い毎日なのだろう。
このまま寝て起きたら異世界で……何かに転生して……
そんなことを考えながら義弘は眠りについた。
朝……目が覚めたら時計は8時を過ぎていた。
当り前の話だが異世界などに行けるわけもない。
起きたら自分が住んでいた世界とは違う他の世界にいる……なんてことは現実には絶対にあり得ない。
目の前にあるのは見慣れない天井だ。
ただ……上尾の実家から会社のある横浜のアパートに引っ越してきたわけだから、そういう意味ではある意味、異世界ではあるのだが……。
それにしても寝坊した。
いつもは7時には目が覚めるので、引っ越しの疲れが出たのかもしれない。
たまにはテレビでも見ようかと電源を入れると朝ドラがやっていた。
どうにも朝ドラはなんだかんだいい人しか出てこないのがちょっとリアルに欠けるような気がする。
自分は異世界に転生して……などとよっぽどリアルに欠ける世界が好きな癖に、そんなことを感じたりもする。まあ……それでも朝からドロドロした人間関係を見せられるのもいかがなものかと思うし、朝ドラはこういうのでいいのかもしれない。
仕事が始まれば朝は何時ぐらいに起きればいいのだろうか。
アパートから会社までは歩いて5分強ぐらいでいける。
会社まで近いと言うのはありがたい。
当初、この会社を辞退しようと思ったのも、あまりに遠いからだった。
通勤時間に関しては無駄としか言いようがない。
お金が出るわけではないのだ。
通勤に何時間かけようが、1円も入ってこない。だから会社から自宅が遠ければ遠いほど社員は損をするのだ。
そう考えると、この時点ではいい会社に就職したと言えるだろう。
入社日まではまだ数日ある。
その前に近所に何があるのか調べておこう……
義弘はそう思った。
家具などはとりあえずあるが、ホームセンターや家電量販店はいずれ行く必要があるだろうし、何といっても大事なのは本屋だ。今日中には新しい小説を2,3冊は購入しておきたい。インターネットに関しては明日、接続してくれると連絡があったから、ネットを見れないのももう少しの我慢だ。
見たいものがあればスマートフォンで見ると言う手もあるのだが、義弘はどちらかといえばスマートフォンよりもパソコンの方が好きだ。
そういえば朝ごはんはどうしようか。
実家にいる頃には黙っていても食事が出てきた。
今日から自炊しなければいけない。
『あ……ご飯もないんだっけ……』
義弘は一人つぶやいた。
炊飯器は実家で買ってもらったものを持ってきてあるので、あとは米を買うだけである。
買い物は予想以上に時間がかかりそうだ。
その前に朝ごはんを食べなければ……。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる