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オースティンは、敵対していた魔術師であるリビーを手に入れたかった。
金や男を使い、リビーの妹弟子を陥落させて、リビーの弱点が幸いな事にオースティンの得意な魅了である事を知った。
そしてオースティンは、リビーを手に入れる算段を練る。
リビーの師匠である老魔術師が作った、リビーの瞳を守るヴェールさえ燃やせば後はこちらのもの。ヴェールは普通に火で燃やせる系統の物ではなかったが、ヴェールを燃やす手順を同じ妹弟子が老魔術師から聞き出す事に成功した。
リビーを手に入れようと罠を仕掛け、リビーと相対した。手際良くヴェールを燃やせたが、リビーはオースティンが考えていたよりも激しく抵抗し、魅了に掛かる直前で魔力の暴発を引き起こした。
リビーにとって、魔術師の力が敵に渡る位なら、仮に自分が殺されたとしても、魔術師の能力を失い己の価値を下げようと考えたに違いなかった。
しかし、結果は最悪だった。
妹弟子の裏切りに気付き、助けに来た師匠と兄弟子が、暴発し何倍にも膨れ上がったリビーの強すぎる魔力を封じ込められずに亡くなったのだ。
オースティンが無事だったのは、リビーが魔力を持っていようがいまいが関係なく……魔術師でなくなっても構わない為、魔力の暴発が収まるのを待っていたにすぎない。
しかし魔力の暴発後、祖父の様に愛する師匠と、兄弟子を死なせてしまった事を嘆いたリビーは、自害しようとした。
リビーという魔術師がいなくなる事を受け入れられれば、彼らは死なずに済んだ。リビーを魔力という価値観でしか見ておらず、魔力がなければ無価値と判断したのだから、死んだのは自業自得だと考えるオースティンは、慌ててリビーを洗脳する。
リビーの心が絶望しない様に、自分をデリックに置き換え、記憶を歪めて魔力の暴発を引き起こしたのはオースティンで、そのせいで師匠と兄弟子が死んだ事にした。
二人して魔力がない事にすれば、魔術師と関わる事なく夫婦として生きていける。
洗脳したリビーは、オースティンを心と身体で受け入れ、オースティンの愛を素直に受け取り、そして返してくれた。
それは、幻であっても幸福な日々。
妹弟子はその後処分し、誰にも邪魔されない甘い夫婦生活が一年続いた。
洗脳を解けば、きっとリビーは自分を許せないだろう。
だからオースティンは、一生リビーの洗脳を解かない事を決めていた。
金や男を使い、リビーの妹弟子を陥落させて、リビーの弱点が幸いな事にオースティンの得意な魅了である事を知った。
そしてオースティンは、リビーを手に入れる算段を練る。
リビーの師匠である老魔術師が作った、リビーの瞳を守るヴェールさえ燃やせば後はこちらのもの。ヴェールは普通に火で燃やせる系統の物ではなかったが、ヴェールを燃やす手順を同じ妹弟子が老魔術師から聞き出す事に成功した。
リビーを手に入れようと罠を仕掛け、リビーと相対した。手際良くヴェールを燃やせたが、リビーはオースティンが考えていたよりも激しく抵抗し、魅了に掛かる直前で魔力の暴発を引き起こした。
リビーにとって、魔術師の力が敵に渡る位なら、仮に自分が殺されたとしても、魔術師の能力を失い己の価値を下げようと考えたに違いなかった。
しかし、結果は最悪だった。
妹弟子の裏切りに気付き、助けに来た師匠と兄弟子が、暴発し何倍にも膨れ上がったリビーの強すぎる魔力を封じ込められずに亡くなったのだ。
オースティンが無事だったのは、リビーが魔力を持っていようがいまいが関係なく……魔術師でなくなっても構わない為、魔力の暴発が収まるのを待っていたにすぎない。
しかし魔力の暴発後、祖父の様に愛する師匠と、兄弟子を死なせてしまった事を嘆いたリビーは、自害しようとした。
リビーという魔術師がいなくなる事を受け入れられれば、彼らは死なずに済んだ。リビーを魔力という価値観でしか見ておらず、魔力がなければ無価値と判断したのだから、死んだのは自業自得だと考えるオースティンは、慌ててリビーを洗脳する。
リビーの心が絶望しない様に、自分をデリックに置き換え、記憶を歪めて魔力の暴発を引き起こしたのはオースティンで、そのせいで師匠と兄弟子が死んだ事にした。
二人して魔力がない事にすれば、魔術師と関わる事なく夫婦として生きていける。
洗脳したリビーは、オースティンを心と身体で受け入れ、オースティンの愛を素直に受け取り、そして返してくれた。
それは、幻であっても幸福な日々。
妹弟子はその後処分し、誰にも邪魔されない甘い夫婦生活が一年続いた。
洗脳を解けば、きっとリビーは自分を許せないだろう。
だからオースティンは、一生リビーの洗脳を解かない事を決めていた。
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