隠居したい魔王様とその従者

イセヤ レキ

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魔王(ベルゼ)の逃亡

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魔王に呼び出されたラーンが玉座の間に向かうと、そこには憔悴しきったベルゼがいた。

(‥‥やっぱり‥‥)

「あぁ、随分早かったな。よく来てくれた。」
魔王は、直ぐにラーンに気付くと、まだ扉付近にいた彼を手招きして呼んだ。
「挨拶を抜きにして悪いが‥‥カルラが居なくなった。何か連絡は入っていないか?」
「申し訳ございません‥‥今回は、何も聞いておりません」
思ったより、魔王は落胆した様子を見せなかった。想定内だったのかもしれない。
「そうか、わかった。何かあれば、直ぐに教えてくれ」
「お力になれず‥‥」
「いや、貰っていたお前からの手紙に連絡先が書いてあって助かった。申し訳ないんだが、一つ頼みがある。今溜めている仕事を片付けたら、俺はダガールに向かうつもりなんだ。3日程かかる道のりらしいんだが、道案内を頼めないか?」
「畏まりました。ただし、一つお願いがございます」
「何だ?」
「私は人の気配がございますと、眠れない性分でして‥‥申し訳ございませんが、道中一人部屋を頂いてもよろしいでしょうか?」
「なんだ、そんな事か。好きにするがいい。俺も、カルラ以外と寝所を共にするのは嫌だからな」
「ありがとうございます。後どの位でご出立なさる予定ですか?」
「そうだな‥‥3日‥‥いや、4日後には城を空けられるかな」
「では、私もそれまでに準備しておきます」
「よろしく頼む」
「そう言えば」
「ん?」
「ダガールとトルネン街は一日と離れておりませ‥‥ん‥‥」
(‥‥しまった‥‥!!)
「ほう、そうなのか。それで?」
「は、‥1週間後の報告を待たずに、今回ついでに赴いて様子を見るのも良いかもしれません」
「‥‥そうだな。わかった、そうしよう」
「では失礼致します」


ラーンは、踵を返して振り返る事なく玉座の間を後にする。自らの失態に、頭を抱えそうになった。
魔王は、あれでいて真面目、勤勉家、そして(カルラの気持ち以外には)さとい。
カルラと会っていないと発言したラーンが、何故彼女が行方を眩ます前日の謁見者との会話を知っているのか。
本当は連絡を取り合っているのではないかと勘ぐられても、おかしくなかった。
(気付いたでしょうか‥‥?でも、何も言われませんでしたし。もしかしたら気付かなかったかもしれない‥‥)


ベルゼは、ラーンが去った後の重厚な扉をじっと見つめていた。


☆☆☆


4日後、ベルゼはラーンと共に、一角獣に跨がり草原を駆けていた。
護衛などもなく、たった二人の旅である。


魔族が住む土地では、領土という考えがない。人間の領地(大陸の南半分)以外であれば、それぞれ皆好きな場所に住む。
力があれば食糧の豊富な土地に住めるし、力がなければ辺鄙な場所に住む。幾らでも、何処でも、奪い合いが行われる。しかし、実際はどこでもかしこでも大乱戦になっているかと言えば、そこまで問題にはならない。何故なら、それぞれ適正に応じた場所が違うからである。
種族で多少連む事はあっても、自分達以外に興味はなく。縄張り意識はあっても、土地に名前を付ける事もなければ、地図もなかった。


魔王の仕事は、人間と魔族間での交渉や協定だ。魔王は、魔族を纏めて頂点に立つというよりも、魔族代表として人間との橋渡しをする、という役割を多分に担っている。
その為、謁見の義に関する問題は、全て人間絡みである。魔王が介入するのは、人間との間で起きたイザコザだけであり、魔族間の問題には一切介入しない。
よって魔王は、他の魔族から基本的には命を狙われる事がない。また、人間の王と違い、魔王は魔族の中で最強だ。故に、狙われたとしても、大した問題ではなかった。


魔王が人間と接触していく中で、地名すらもないのはやはり不便であった。その為、かなり以前の魔王からは山脈地帯で人間と相対する土地にだけ便宜上、呼び名を付けている。

一応、人間の文化を利用して地図も作られたりはしたが、魔族は土地を、感覚として覚える為に殆ど活用される事はなかった。
魔王としては、そこに行った事のある者に「連れて行け」と言えば事が足りたのだ。


カルラは魔王と出会うまで、定住する土地を持たずに、北大陸中を旅していた。
その為、この5年間で山脈地帯の幾つかの街へはカルラに案内して貰っていた。しかし、ダガールやトルネン街へは行った事がなかったのである。


「お前がいてくれて助かった」
「勿体ないお言葉でございます」
道中は非常に順調で、魔王が意外とラーンに話しかけるものだから、会話が途切れる事は余りない。3年間一緒に働いたが、ラーンには一切興味を示さず、事務的な会話しかしていなかった魔王が、旅をし出してからラーン自身について初めて色々聞いてきた。

「カルラは各地を放浪していたらしいんだが、お前はどうしていたんだ?」
「‥‥そうですね、私も旅に出ていました。たまに、カルラと‥カルラ様と、ご一緒する事もございました」
「そうなのか、羨ましいな。」
「お前はカルラと従兄弟と言っていたが、どれ位親しくしていたんだ?」
「おかずを取り合う位には」
「おかず‥‥食事セックスか?」
「いえ、言葉通りです。大皿に盛られた大量のおかずでございます」
「そうか、家族ぐるみの付き合いなんだな」
「そうですね‥‥私の、いえカルラ様の家族は大家族でして。カルラ様の父上の弟が私の父なのですが、私はハーフですから、たった3人の兄妹でした。その為、いつもカルラ様達従兄弟に混ざって育ちました」
「異端」であるベルゼには、3人兄妹でも多い気がした。
「賑やかで楽しそうだな」
「そうですね、賑やかでしたよ。ただ、そのかわりに親から受ける愛情そのものは、勿論受けてはいましたが感じにくい環境でした‥‥かと思います。カルラ様は沢山いる姉弟の中でも長女でしたので」
「成る程。お前も、長男か?」
「‥‥いいえ、末っ子ですが、何故そう思われたのですか?」
「3年間一緒にいて思ったのだが、感性というか、感じ方というか‥‥そういうのが、カルラに似ていると思ってな。話し方とかも似ているし、働きぶりも正直カルラと比べて遜色ない。大した物だ、と思っている。そうか、お前は末っ子か‥‥」
「わ、私はカルラ様に懐いていたというか!よくご一緒させて頂いたので、感化されたのでしょう!!」
「わかったわかった。俺が珍しく誉めたのに、そっちには無反応とはな」
魔王は笑いながら、ラーンをじっと見て言った。
「とんでもございません、勿体ないお言葉です」
ラーンは、若干引き攣りながらも、笑顔で答えた。
「しかし、カルラと仕事ぶりが似ているのは助かる。俺が魔王の仕事をこなせる様になったのは、カルラのお陰だ。俺よりよっぽど、人間の感情を理解している。カルラこそ、魔王業をすべきなんじゃないかと常々思っていたんだ。‥‥お前にも、もしかしたら出来るかもな?」
ベルゼは真っ直ぐ前を見てニヤリと笑いそう言ったが、ラーンはその時、魔王の真意に気付かなかった。


☆☆☆


ダガールにわざわざ魔王が向かう羽目になったのは、人間も出入りする土地で、魔族同士の縄張り争いが起きたからだ。
珍しい高山植物が生えているその場所は、限られた人間がその植物を加工して薬を作り、魔族は入山料代わりにその薬を分けて貰っていた。(因みに魔族は基本物々交換で生活が成り立っており、金銭はほぼ機能していない)


今回、ダガールで問題を起こしたのはメデューサとトロールで、ダガールよりやや北西にある岩壁にメデューサが長年住んでいたのだが、トロールがその地に住まおうとゴーレムを引き連れてやってきた。トロールは驚異的な回復能力があったが、怒り狂ったメデューサにあっさりと石にされた。

これで使役されていたゴーレムの術も解けて単なる岩になるかと思ったが、どうやらゴーレムに術をかけたのは、石にされたトロールではなかったらしい。

メデューサの能力が効かないゴーレムは、術者に命じられた使命をその後も忠実に守り、岩壁を奪い取った。その地に愛着があったメデューサは諦めきれず、話の通じないゴーレムに奇襲を仕掛けては反撃を受けの日々を繰り返し、それは岩壁のみならずダガールまで巻き込む巨大な戦場となり、とうとうある日人間一人が石にされて、魔王に苦情が来たのである。


人間相手だと、相手の思惑やら感情やらを汲まねばならず、非常に面倒だが、魔族相手なら簡単な事であった。

ダガールで石にされた人間を一人ずつ元に戻し(被害は16人に増えていた)、岩壁に向かう。
岩壁では報告とたがわず、暴れるゴーレムと立ち向かうメデューサがいた。その中へとベルゼは無遠慮に立ち入る。

まず、ゴーレムから魔力を吸い取り、岩に戻す。
あっけにとられているメデューサを尻目に、石にされたトロールも元に戻した。

何が起きたかようやく気付いたメデューサと、石から戻されてイマイチ状況が掴めていないトロールを相手に、腕組みした魔王が話しかける。

「おい、お前達。メデューサはゴーレムに勝てず、トロールはメデューサに石にされていた。私はメデューサが勝てなかったゴーレムに勝利し、トロールも石から元に戻してやった。この場で一番強いのは俺で間違いないな?」

メデューサもトロールも、悔しそうにはい、と答える。

「私が魔王でいる間は、2者間の再戦を禁じる。岩壁は、メデューサとトロールで共存するか、境界線を設けて折半せよ。
2度とダガールに来る人間に被害をもたらすな。
わかったな、異論はあるか?」
メデューサは叫んだ。
「しかし!岩壁は元々我々が住んでおり‥‥」
「だから何だ?ここはいつからお前達の物になったんだ?この土地は、この大地たいりくのものだ。我々はその恩恵を受けているだけ、人間の様な勘違いをするな」
人間の様なと言われ、メデューサは怒りで顔を真っ赤にさせたが、魔族は強さが全て。唇を噛み締めたが、それ以上何も言わなかった。

「わかったのであれば、交渉に入れ。もし1時間で決まらなければ、おまえ達2人とも消してこの岩壁を解放する」

メデューサとトロールは焦り、急いで話し合いをし出した。さっさと決まった。そして、「人間絡みの問題を起こすのはもう辞めよう」と思った。


☆☆☆


ラーンがベルゼに声を掛けた。
「魔王様、流石でございます」
ベルゼはつまらなそうにコクリと頷いた。
「ただ、一つだけお願いがございます。魔族相手の時に『人間の様な』と言う言葉はお控え下さいませ。その言葉はなくても充分、お心が伝わる話の通し方でございました。不要な言葉は、あらぬ不興を買います」
ベルゼはラーンの進言に、驚きそして‥‥喜んだ。
「あぁ、そうだな。お前は本当に‥‥」
(カルラに似ている)
そう思ったが、それこそ不要な言葉だと思い、口を噤む。

「なぁ、お前の能力って、どんなものなんだ?」
「‥‥私はハーフなので、中途半端なものでございます」
「ふぅん‥‥教えてくれないのか?」
「プライバシーです、申し訳ございません」
ベルゼは面白そうにクツクツ笑った。
「まぁ、自分の能力をベラベラ話す奴はいないだろうな。‥‥ところで、トルネン街は今から出ても夜までに着くか?」

ダガールでさっさと用事を片付けた魔王とその従者代理は、その後トルネン街へと足を運んだ。


☆☆☆


トルネン街に無事に着いた、翌日の事。
1週間前に引見をした魔族と、その日に面会する予定になっていた。
「なぁ、俺ちょっと調子が悪いから、お前が話を聞いてきてくれないか?」
「‥‥はい?」
「いや、だから俺ちょっと具合が‥‥」
「8年間一度も風邪一つひいたことのない魔王様の、具合が悪い!?」
「あ、その、少し変かな、ぐらいで‥‥」
「大変ですっ!!すぐに医者を呼ばねば!!ささ、ベッドに寝て下さい。食欲はありますか?熱は?」
「いや、そこまで「目がかすむとか、耳鳴りがするとか、違和感があるところはないですか?」
「えっと、だいじょう「今日は一日外出禁止ですっっ!!面会も、私が行って、ご報告致しますね!!!」
ラーンはよっぽど慌てたらしく、ベルゼの言葉を遮って台風の様に部屋から去り、嵐の様に医者フェニックスとベルゼの好物ばかりの食事と一緒に舞い戻ってきた。


「結論から申しますと、1年間の様子見延長となりました」
ラーンがベルゼに報告する。

トルネン街で薬を捌いていた人間は、ダガールで登録申請が通っている程の、素性のハッキリした者だった。
人間としては、かなり変た‥‥変わり者として有名らしく、新薬を開発しては人体実験を繰り返しているという話だ。
薬草と薬を愛してやまず、三日三晩徹夜で実験等当たり前の生活をしているらしい。
能力は非常に秀でていて、博士号も取っているらしいが、探究心が強すぎて危険人物扱いだ。

因みに、性別は女性だった。

1週間前の報告には多少誤った情報があり、彼女は薬を売っていなかった。
正確には、「是非これ使ってみて、打ち身に良いはずだから!効能効果あったら教えてね!」「是非これ使ってみて、精力剤だから!効能効果あったら教えてね!」「是非これ使ってみて、睡眠薬だから!効能効果あったら教えてね!」「是非これ‥‥(以下略)」と言う薬の押し付けだった。

確かに怪しい人間ではある。
しかしどう考えても人間の間者ではなさそうなので、魔王がどうこうするレベルではないし、またその薬が魔族にとってメリットになるかもしれない為、ひとまず1年間ほっとこうかこの人。と言う事になったのだ。


「魔王様も、体調が戻られた様でよかったです」
ラーンが心底ホッとした顔をしたので、ベルゼは心苦しかった。
ラーンが連れて来た医者は、ベルゼを一目見るなり『仮病』と見抜き、『長旅の疲れでございましょう』と言いながら砂糖の入った小袋をくれた。
ラーンの前では、それを朝夕と飲んでいる。

「お前が俺の代わりをしてくれたお陰で、ゆっくり休めた」ベルゼがそう言いながら、「もう1泊だけしていこうと思う」と続けるのに、ラーンは何の違和感もなく、「そうしましょう」と答えた。


ベルゼは普段、用事が終われば帰る、というのが行動の基本だった。だから、もう1泊という発言は、普段なら可笑しいと思ったかもしれない。
しかし、それに気付いたのは|翌日だっ(おそすぎ)た。


☆☆☆


翌日。

とっくに温もりを失った抜け殻のベッドと、その上に置かれた手紙を見て。

「やられました‥‥」

ラーンは今度こそ、頭を抱えた。
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