1 / 7
1
しおりを挟む
「──っ、は、早く、お慈悲を下さい、ませ……っ」
「桔梗……?」
僕は、ゆっくりと時間を掛け、どろどろに溶かされた秘穴を左右から開きながら、おねだりするように腰を淫らに揺らした。
下に向かって垂れ下がる僕の分身の先っぽからは、これからもたらされる享楽への期待からかポタポタと涎が流れ続け、二つの袋は僕の感情の昂りを受けたのかキュンキュンと制御不能なまでに伸び縮みを繰り返している。
「今日は随分と……積極的だな?まぁ、こちらとしては勿論、そのつもりだが。存分にその身体、味わい尽くそう」
本来であれば出す一方である筈の穴に、真典様の逞しい男根の先端が宛がわれる。
その瞬間入り口へと変化したその穴に、一瞬のひりつくような痛みを伴って、にゅぷ、とそれが挿入された。
──痛みすらも、愛しい。
僕の名前も、身分も、この感情も、全て貴方が与えてくれた。
貴方が与えてくれるものならば、僕には何であっても大切な宝物。
僕の心も身体も永遠に、真典様のものだ。
「とうとう真典様が、長坂家から嫁を迎えるらしいぞ」
「じゃあ、あの小姓……桔梗もとうとうお払い箱か」
「随分と真典様も粘っておったがのぉ」
「まぁ、あの顔と身体なら、まだまだ他に可愛がってくれる主人も現れるだろ」
そんな輩は、存在しない。
何故なら僕は、真典様以外に僕を捧げるつもりはないから。
じゅぷん!じゅぷん!
粘着質な音が、品の良い部屋中に、場違いなように鳴り響く。
ぢゅぽ……っ、ぐちぐちぐちぐち……
腸壁越しに前立腺をぐりぐりと押され、僕は喜悦の涙を浮かべた。
「ああ、今日も私のものを包み込む桔梗の穴の具合は最高だな」
「……っっ、ありがとう、ございます……っ!!」
僕のお尻を使って、真典様が気持ち良くなさるなら、何よりも幸せだ。
「桔梗……、桔梗……っっ!!」
ばちゅん!ぐちゅ!どちゅん!!
「ひぁっ……!お尻っ……!捲れちゃ……っっ」
真典様のカリがギリギリまで引き抜かれ、僕のお尻の穴を行ったり来たりする度に、その入り口のすぼまりを外へ開き、内へ押し込みと激しい運動を伴わせた。
「それが、良いのだろう?」
「はい……っ、はいっ!!」
真典様、貴方が与えるものならば。
真典様は、腰を僕のお尻に叩き付けながら、
「桔梗、どうして欲しい?」
と問う。
「……っ、中にっ、中に、真典様の子種をたっぷりとお注ぎ下さいませ……!!」
僕は、これからいらっしゃる真典様の奥様のように、孕むことは出来ないけれども。
「ああ、桔梗……!可愛い桔梗、愛しているよ……っっ!!」
貴方のその言葉が、これからは僕以外に囁かれるとしても。
「……僕も、真典様を……っ、お慕い、しております……っっ!!」
出会った時から、ずっと。
「桔梗……?」
僕は、ゆっくりと時間を掛け、どろどろに溶かされた秘穴を左右から開きながら、おねだりするように腰を淫らに揺らした。
下に向かって垂れ下がる僕の分身の先っぽからは、これからもたらされる享楽への期待からかポタポタと涎が流れ続け、二つの袋は僕の感情の昂りを受けたのかキュンキュンと制御不能なまでに伸び縮みを繰り返している。
「今日は随分と……積極的だな?まぁ、こちらとしては勿論、そのつもりだが。存分にその身体、味わい尽くそう」
本来であれば出す一方である筈の穴に、真典様の逞しい男根の先端が宛がわれる。
その瞬間入り口へと変化したその穴に、一瞬のひりつくような痛みを伴って、にゅぷ、とそれが挿入された。
──痛みすらも、愛しい。
僕の名前も、身分も、この感情も、全て貴方が与えてくれた。
貴方が与えてくれるものならば、僕には何であっても大切な宝物。
僕の心も身体も永遠に、真典様のものだ。
「とうとう真典様が、長坂家から嫁を迎えるらしいぞ」
「じゃあ、あの小姓……桔梗もとうとうお払い箱か」
「随分と真典様も粘っておったがのぉ」
「まぁ、あの顔と身体なら、まだまだ他に可愛がってくれる主人も現れるだろ」
そんな輩は、存在しない。
何故なら僕は、真典様以外に僕を捧げるつもりはないから。
じゅぷん!じゅぷん!
粘着質な音が、品の良い部屋中に、場違いなように鳴り響く。
ぢゅぽ……っ、ぐちぐちぐちぐち……
腸壁越しに前立腺をぐりぐりと押され、僕は喜悦の涙を浮かべた。
「ああ、今日も私のものを包み込む桔梗の穴の具合は最高だな」
「……っっ、ありがとう、ございます……っ!!」
僕のお尻を使って、真典様が気持ち良くなさるなら、何よりも幸せだ。
「桔梗……、桔梗……っっ!!」
ばちゅん!ぐちゅ!どちゅん!!
「ひぁっ……!お尻っ……!捲れちゃ……っっ」
真典様のカリがギリギリまで引き抜かれ、僕のお尻の穴を行ったり来たりする度に、その入り口のすぼまりを外へ開き、内へ押し込みと激しい運動を伴わせた。
「それが、良いのだろう?」
「はい……っ、はいっ!!」
真典様、貴方が与えるものならば。
真典様は、腰を僕のお尻に叩き付けながら、
「桔梗、どうして欲しい?」
と問う。
「……っ、中にっ、中に、真典様の子種をたっぷりとお注ぎ下さいませ……!!」
僕は、これからいらっしゃる真典様の奥様のように、孕むことは出来ないけれども。
「ああ、桔梗……!可愛い桔梗、愛しているよ……っっ!!」
貴方のその言葉が、これからは僕以外に囁かれるとしても。
「……僕も、真典様を……っ、お慕い、しております……っっ!!」
出会った時から、ずっと。
15
あなたにおすすめの小説
アプリで都合のいい男になろうとした結果、彼氏がバグりました
あと
BL
「目指せ!都合のいい男!」
穏やか完璧モテ男(理性で執着を押さえつけてる)×親しみやすい人たらし可愛い系イケメン
攻めの両親からの別れろと圧力をかけられた受け。関係は秘密なので、友達に相談もできない。悩んでいる中、どうしても別れたくないため、愛人として、「都合のいい男」になることを決意。人生相談アプリを手に入れ、努力することにする。しかし、攻めに約束を破ったと言われ……?
攻め:深海霧矢
受け:清水奏
前にアンケート取ったら、すれ違い・勘違いものが1位だったのでそれ系です。
ハピエンです。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
自己判断で消しますので、悪しからず。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?
krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」
突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。
なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!?
全力すれ違いラブコメファンタジーBL!
支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。
【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
全8話
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /c
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる