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第19話
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「ほう……聖騎士アニエスですか、これは驚きました。それにそちらは、今話題の北の塔の魔法使いとおっしゃる。なるほどなるほど」
そう言って席から立ち上がったのは、なりゆきを見ていたベルクール兄のほうだった。
このベルクール兄、痩せ細っている体躯を見ただけでは強そうには見えないが、目の奥にはあやしい闇色の眼光が見てとれる。
「ぐぅううううっ、兄者、痛ぇ……痛ぇよぉ……!」
一方でアニエスに片腕を捻り上げられ制圧された弟のほうは、兄に向かって泣き言を言っていた。
それを兄は侮蔑するような瞳で見下して、こんなことを口にする。
「弟よ、少し黙っていなさい。聖騎士アニエスのような『本物』が相手では、あなたの威容も実力も、通用しなくて当然でしょう」
なるほど。
体の大きい弟が大暴れしていたのは、その威圧的な見た目で人々を震え上がらせて、効果的に横暴を働くためか。
つまり兄は弟の威を借る小者と見せかけて、実際には兄のほうが主犯格であり格上というパターンなんだろう。
そのベルクール兄──弟を冷たい目で見下していた痩せっぽちの男は、今度は俺とアニエスのほうをねっとりとした視線でねめつけてくる。
「しかしおかしな話ですねぇ……。邪悪な魔法使いを退治しに行ったはずの聖騎士アニエスが、どうしてその魔法使いと親しげにしているのでしょう? ──アニエスさん、さてはあなた、その悪党と結託してこの聖王国に害を及ぼそうという魂胆ですね? アニエスさんは以前より、この国の聖教会や聖騎士団のやり方に不満を持っていたようですからねぇ」
「なっ……! 何を根拠にそんなでたらめを! そもそもおじさま──魔法使いジルベールは、決して邪悪などではありません! それはこの人の話をきちんと聞けばわかることです!」
アニエスはベルクール弟を取り押さえたまま、慌てて兄のほうへ向かって弁明した。
ちなみにアニエスちゃん、自分も俺の話をきちんと聞こうとしなかったことに関しては棚上げというか、すっかり忘れているご様子。
アニエスちゃんのこういう少し抜けているところもまた、おじさんとしては可愛いと思うんですよね。
それはともあれ──アニエスの言ったその切り込み方は、あまり巧いとは評価できないものだ。
聖騎士アニエスは自分が善良だから、人間は誰しも話せばわかってもらえるという前提で、まっすぐに訴えかけてしまうのだろう。
しかし世の中には、「思いやり」などという言葉とは無縁の人々もいる。
そういった人々が興味を持つのは「利害」だけだ。
ちなみに、塔に攻めてきたのがそういった連中であったなら、俺も「対話」をしようなどとは思わなかっただろう。
そして、現にベルクール兄は──
「やれやれ……。聖騎士アニエス、あなたは邪悪な魔法使いに誑かされ、悪に堕してしまったようですね。これは──我々正しき聖騎士の刃をもって、成敗しないといけない」
分かり合うことを求めたアニエスの言葉を利用し、そのように己の望む方向へと話を歪めた。
ベルクール兄はさらに、形だけの正当性を口にしたそのタイミングで、腰から剣を抜く。
シャリ、という鉄のこすれる音が酒場の中に響き渡った。
それに対して純粋なアニエスは、必死にまっすぐな抗弁を返す。
「違います! 私は正義の心を捨ててなどいません! むしろ正義に悖る行いをしているのは、あなたたちのほうではないですか!」
「嘆かわしい。邪悪な魔法使いに洗脳され、そう思い込まされていることにも気付けないとは。聖騎士アニエス──いえ、悪の先兵アニエスよ。あなたの魂はもはや邪悪に穢され、聖騎士を名乗るにふさわしくない。ここでおとなしく、私に成敗されなさい」
「そんなことはありません! 私は──私の魂は、穢されてなど……!」
なんかアニエスちゃんがめちゃくちゃ揺さぶられていた。
うーむ、相性が悪すぎるな。
が、アニエスちゃんを翻弄するのは、悪の魔法使いである俺の特権だ。
あんな三下にその権利を奪われてはたまらん。
静観しようかと思っていたけど気が変わった。
俺はベルクール兄に声をかける。
「あー、あのさ。聖騎士を名乗るチンピラのお兄さんに、俺も一言言わせてもらいたいんだけど」
すると陶酔するような様子でアニエスを詰めていたベルクール兄が、チッと舌打ちをして、俺のほうをねめつけてくる。
「黙りなさい。あなたに発言権はありませんよ、悪党」
「じゃあ勝手に言うけどね。お兄さんがたの言う正義って、酒場でその日のささやかな幸せを満喫しようとしている市民の皆さんを店から追い出して、我欲のままに横暴の限りを尽くすことを言うのかな?」
俺がそう言うと、一瞬の静寂があたりを支配した。
そして次には、店の外からちらほらと拍手が鳴りはじめる。
その拍手は、徐々に大きくなっていった。
さらには「いいぞ、魔法使いのおっさん!」「あんたの言うとおりだ!」「悪いのは聖騎士団のほうだ!」などという声まであがりはじめる。
「ぐぅっ……!」
それで慌てた様子を見せたのは、ベルクール兄だ。
弁論で「喧嘩」をするときは、相手の論法に乗ったらダメなのよね。
相手の攻めをすかして、敵の一番弱いところを突かないと。
ちなみにあのベルクール兄もそれと同じことをしているのだが、そもそもの分がこっちにあるので、普通にやり合ったら負けようがない。
アニエスちゃんがそれでもなんとなく劣勢に立たされてしまうのは、相手が攻めてきた論点──自分の一番弱いところで素直に戦ってしまうからだ。
「えぇい市民ども、今すぐその拍手をやめなさい! 邪悪な魔法使いを幇助した罪で裁かれたいのですか! ──くそっ、お前たち、あの邪悪な魔法使いを今すぐ殺しなさい! この聖騎士フェリクス・ベルクールが、かの者の殺害を許可します!」
慌てたベルクール兄はついに、部下の男たちに攻撃命令を出した。
武装した男たちは、一斉に武器を抜く。
一方それを見たアニエスは、慌ててベルクール弟の腹部に膝蹴りを入れ、さらに首筋に手刀を入れて気絶させると、ベルクール兄のほうへ向かって声を張り上げた。
「聖騎士フェリクス・ベルクール! このような場所で刃物沙汰──しかも殺傷許可を出すなど、正気ですか!」
だがベルクール兄は、それを受けてくっくっと笑う。
「ふっ……悪に洗脳されし憐れな娘アニエスよ。あなたの罪とその心臓は、この私の刃で貫いて差し上げましょう」
そう言ってベルクール兄は、抜き身の剣を片手にアニエスに向かっていった。
そう言って席から立ち上がったのは、なりゆきを見ていたベルクール兄のほうだった。
このベルクール兄、痩せ細っている体躯を見ただけでは強そうには見えないが、目の奥にはあやしい闇色の眼光が見てとれる。
「ぐぅううううっ、兄者、痛ぇ……痛ぇよぉ……!」
一方でアニエスに片腕を捻り上げられ制圧された弟のほうは、兄に向かって泣き言を言っていた。
それを兄は侮蔑するような瞳で見下して、こんなことを口にする。
「弟よ、少し黙っていなさい。聖騎士アニエスのような『本物』が相手では、あなたの威容も実力も、通用しなくて当然でしょう」
なるほど。
体の大きい弟が大暴れしていたのは、その威圧的な見た目で人々を震え上がらせて、効果的に横暴を働くためか。
つまり兄は弟の威を借る小者と見せかけて、実際には兄のほうが主犯格であり格上というパターンなんだろう。
そのベルクール兄──弟を冷たい目で見下していた痩せっぽちの男は、今度は俺とアニエスのほうをねっとりとした視線でねめつけてくる。
「しかしおかしな話ですねぇ……。邪悪な魔法使いを退治しに行ったはずの聖騎士アニエスが、どうしてその魔法使いと親しげにしているのでしょう? ──アニエスさん、さてはあなた、その悪党と結託してこの聖王国に害を及ぼそうという魂胆ですね? アニエスさんは以前より、この国の聖教会や聖騎士団のやり方に不満を持っていたようですからねぇ」
「なっ……! 何を根拠にそんなでたらめを! そもそもおじさま──魔法使いジルベールは、決して邪悪などではありません! それはこの人の話をきちんと聞けばわかることです!」
アニエスはベルクール弟を取り押さえたまま、慌てて兄のほうへ向かって弁明した。
ちなみにアニエスちゃん、自分も俺の話をきちんと聞こうとしなかったことに関しては棚上げというか、すっかり忘れているご様子。
アニエスちゃんのこういう少し抜けているところもまた、おじさんとしては可愛いと思うんですよね。
それはともあれ──アニエスの言ったその切り込み方は、あまり巧いとは評価できないものだ。
聖騎士アニエスは自分が善良だから、人間は誰しも話せばわかってもらえるという前提で、まっすぐに訴えかけてしまうのだろう。
しかし世の中には、「思いやり」などという言葉とは無縁の人々もいる。
そういった人々が興味を持つのは「利害」だけだ。
ちなみに、塔に攻めてきたのがそういった連中であったなら、俺も「対話」をしようなどとは思わなかっただろう。
そして、現にベルクール兄は──
「やれやれ……。聖騎士アニエス、あなたは邪悪な魔法使いに誑かされ、悪に堕してしまったようですね。これは──我々正しき聖騎士の刃をもって、成敗しないといけない」
分かり合うことを求めたアニエスの言葉を利用し、そのように己の望む方向へと話を歪めた。
ベルクール兄はさらに、形だけの正当性を口にしたそのタイミングで、腰から剣を抜く。
シャリ、という鉄のこすれる音が酒場の中に響き渡った。
それに対して純粋なアニエスは、必死にまっすぐな抗弁を返す。
「違います! 私は正義の心を捨ててなどいません! むしろ正義に悖る行いをしているのは、あなたたちのほうではないですか!」
「嘆かわしい。邪悪な魔法使いに洗脳され、そう思い込まされていることにも気付けないとは。聖騎士アニエス──いえ、悪の先兵アニエスよ。あなたの魂はもはや邪悪に穢され、聖騎士を名乗るにふさわしくない。ここでおとなしく、私に成敗されなさい」
「そんなことはありません! 私は──私の魂は、穢されてなど……!」
なんかアニエスちゃんがめちゃくちゃ揺さぶられていた。
うーむ、相性が悪すぎるな。
が、アニエスちゃんを翻弄するのは、悪の魔法使いである俺の特権だ。
あんな三下にその権利を奪われてはたまらん。
静観しようかと思っていたけど気が変わった。
俺はベルクール兄に声をかける。
「あー、あのさ。聖騎士を名乗るチンピラのお兄さんに、俺も一言言わせてもらいたいんだけど」
すると陶酔するような様子でアニエスを詰めていたベルクール兄が、チッと舌打ちをして、俺のほうをねめつけてくる。
「黙りなさい。あなたに発言権はありませんよ、悪党」
「じゃあ勝手に言うけどね。お兄さんがたの言う正義って、酒場でその日のささやかな幸せを満喫しようとしている市民の皆さんを店から追い出して、我欲のままに横暴の限りを尽くすことを言うのかな?」
俺がそう言うと、一瞬の静寂があたりを支配した。
そして次には、店の外からちらほらと拍手が鳴りはじめる。
その拍手は、徐々に大きくなっていった。
さらには「いいぞ、魔法使いのおっさん!」「あんたの言うとおりだ!」「悪いのは聖騎士団のほうだ!」などという声まであがりはじめる。
「ぐぅっ……!」
それで慌てた様子を見せたのは、ベルクール兄だ。
弁論で「喧嘩」をするときは、相手の論法に乗ったらダメなのよね。
相手の攻めをすかして、敵の一番弱いところを突かないと。
ちなみにあのベルクール兄もそれと同じことをしているのだが、そもそもの分がこっちにあるので、普通にやり合ったら負けようがない。
アニエスちゃんがそれでもなんとなく劣勢に立たされてしまうのは、相手が攻めてきた論点──自分の一番弱いところで素直に戦ってしまうからだ。
「えぇい市民ども、今すぐその拍手をやめなさい! 邪悪な魔法使いを幇助した罪で裁かれたいのですか! ──くそっ、お前たち、あの邪悪な魔法使いを今すぐ殺しなさい! この聖騎士フェリクス・ベルクールが、かの者の殺害を許可します!」
慌てたベルクール兄はついに、部下の男たちに攻撃命令を出した。
武装した男たちは、一斉に武器を抜く。
一方それを見たアニエスは、慌ててベルクール弟の腹部に膝蹴りを入れ、さらに首筋に手刀を入れて気絶させると、ベルクール兄のほうへ向かって声を張り上げた。
「聖騎士フェリクス・ベルクール! このような場所で刃物沙汰──しかも殺傷許可を出すなど、正気ですか!」
だがベルクール兄は、それを受けてくっくっと笑う。
「ふっ……悪に洗脳されし憐れな娘アニエスよ。あなたの罪とその心臓は、この私の刃で貫いて差し上げましょう」
そう言ってベルクール兄は、抜き身の剣を片手にアニエスに向かっていった。
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