17 / 27
春
第三部屋
しおりを挟む
ジェーペス先輩は自由って言ってたけど、ほかの子は知らないが、新入生で話したことがあるのはメル君だけだ。あぁ、もう、変に大人ぶってしまったけど、僕もメル君とがよかったなぁ! 今さらだけどね!
「自由に、と言いたいところだけど、まだ入学入寮したばかりで右も左もわからなければ挨拶も交わせていないだろうからね。こちらで組み合わせを決めさせてもらうよ」
さすがお兄様。ちら、と目配せをされて、人付き合いというかコミュニケーションをすることが苦手な僕のことを考えてくださったのですね、ありがとうございます……!
「うちの寮の一年生は二十九人、そのうち男の子が十六人だね。基本六人部屋なんだけど、六人五人五人にしてみたよ」
第一部屋、第二部屋と名前が呼ばれていくが、僕はまだだ。第三部屋かな。このまま名前が呼ばれない、なんてことないよね。
「第三部屋、アーロン・リード。クリスティアン・オールブライト。エリオット・ダニエルソン。フェリクス・バルト。ルーファス・シートンの五人だね。荷物はそれぞれの部屋に届いているから、十八時までは自由時間になるよ。交流を深めるなり、荷物を片づけるなり。ただし寮からでないこと。時間になったら上級生が迎えにいくからね」
はい、解散。ぱちん、と手をうったお兄様。癖なのかな。家じゃあやってるとこ見なかったけど。でもちょっと斜めにしてぱちんと手を打つ姿、素敵です。
どうしよう、みたいな空気だったけど、第一部屋の子たちが動き出したのを皮切りにそれぞれの部屋へと行き始めた。お兄様に一言でも、と思ったけど第三部屋の子たちも動き出しててどうしよう。情けない顔をしてた自信はある。お兄様が駆け寄ってきて、頭を撫でてくれた。
「またあとで時間があるからね。今は行きなさい」
不覚にも泣きそうになりました。僕のお兄様がこんなにも優しくてかっこいい。はい、と頷けば、いい子いい子、なんて頭を撫でてくれる。お母様とかにされたらきっと子供扱いしないで、とか言ってしまうんだろうけど、なんでかな、ヴィンスお兄様相手だと甘んじて受け入れてしまう。もっと撫でてほしいって思ってしまう。
「また、あとで」
夕飯は隣で食べようね、と約束をして第三部屋の皆を追いかけた。
談話室の奥にある扉の向こうに廊下を挟んで部屋が四つ。扉には数字の書かれた札がかかってるから、それが部屋割りなのかな。三の掛札がかかった部屋の扉をノックしてから、おそるおそる中へ入った。
「お、やっときた! んじゃ、全員揃ったこったし、自己紹介でもするか?」
「それがいいんじゃない? 名前も分からない奴と一緒に生活とかしたくないし」
部屋の中には四人の美少年。揃いも揃って美少年。これ、ほんと入学要項とかに「美形でなければいけません」とかあっても可笑しくないレベルだよね。
声をかけてきた活発そうなのがアーロン、リード? だっけ? 入寮式でいの一番に呼ばれた子だよね。多分。知的なウンディーネ寮より、サラマンダー寮が似合いそうな子だなぁ。
「おーい、聞いてるか?」
「え?」
「やっぱり、聞いてなかったんだな」
ぷんすこ、と頬を膨らませたリード君は可愛かった。つい、頬が緩んでしまう。
「なぁに?」
「だ、だから、一番遅かったお前から自己紹介だっつってんの!」
「あ、そうなんだ。うん、わかった」
かぁ、っと頬を赤く染めたリード君。僕が話を聞いてなかったからかな。怒りっぽい子なら気をつけないと。うん、と頷いた僕と、変に唸ってるリード君を見てほかの三人が溜め息を吐いていたことに僕はこのとき気づいてなかった。
「……自己紹介って言っても、何を言えばいいのかな?」
「名前、好きな物」
「あとは、属性とか」
「好きなタイ、」
「はいはいリードは黙ろうねぇ」
好きな鯛? リード君は魚が好きなのかもしれない。好きな物、というか者で真っ先に浮かんだのがヴィンスお兄様という僕は末期だ。属性はまさか闇とかいうわけにもいかないし、無難に水でいいかな。まぁ、こんな感じでいいだろ。
「クリスティアン・オールブライト……です。好きな人はお兄様。属性は水だよ」
「おにいさま?」
「ほら、さっきも説明していたでしょ?」
「あ! 寮長! おんなじファミリーネーム!」
「しかもオールブライトと言えばそれなりの名家じゃないか……」
まぁ社交界じゃ結構有名だものねぇ。僕はそういう社交場に出た回数は片手で数えるくらいだけど、お兄様お姉様はパーティー好きのお母様によく拉致られ、ごほんっ、連れられていっているものね。
青みのある黒髪をした顰め面の美少年、名前はなんだろ、えーっと確かエリオット、フェリクス、ルーファスだっけ。エリオットっぽいからエリオット君でいっか、彼もたぶん社交界とかに出てるおうちの子なんだろうね。じゃなきゃオールブライト、って聞いただけでそう反応しないだろうし。
「つまり、オールブライト君ってブラコンなんだね!」
キラキラキラ、とまるで天使みたいな美少女? 美少年? ……性別曖昧な人多すぎ! 眩い金髪に海の青色をした瞳の美少女染みた美少年はルーファス・シートンと名乗った。
「好きな物はあまぁいお菓子。属性は水と風、あとちょっとだけ火属性だよ!」
「三属性か、珍しいね。じゃ、次はわたしかな。エリオット・ダニエルソン。属性は水だ。好きなものは特に無いかな。嫌いなものもそんなに思いつかないけど」
やったね、名前ドンピシャ。さすが僕。
それにしてもダニエルソンと言えばお母様のパーティーによくお招きしてるとこじゃないか。もしかして会ったこともあるかもしれない。金色の瞳はつるりとした月を映したようで、不思議な色合いをしている。なんとなく、神経質そうな雰囲気だ。
「ほら、次はキミだよ」
「……ふぇりくす」
ぽつり、と一言だけ呟いた。淡い金茶髪に、ぼうっと遠くを見つめる薄緑の瞳はガラス玉みたいだ。
「フェリクスはファーストネーム? ファミリーネームは?」
「……ばると。ふぇりくす、ばると、です」
おっとりした子、なのかな。目を離すと蝶々でも追いかけて行ってしまいそうな子だなぁ。
「すきな、物? はお人形さんで、ぞくせーは風、です」
喋っている間もずうっと上の空で、とても不安に、心配になる。この子やっていけるのかな。自分のことで手一杯だってのに、余計なおせっかいをしてしまいそうだ。
「自由に、と言いたいところだけど、まだ入学入寮したばかりで右も左もわからなければ挨拶も交わせていないだろうからね。こちらで組み合わせを決めさせてもらうよ」
さすがお兄様。ちら、と目配せをされて、人付き合いというかコミュニケーションをすることが苦手な僕のことを考えてくださったのですね、ありがとうございます……!
「うちの寮の一年生は二十九人、そのうち男の子が十六人だね。基本六人部屋なんだけど、六人五人五人にしてみたよ」
第一部屋、第二部屋と名前が呼ばれていくが、僕はまだだ。第三部屋かな。このまま名前が呼ばれない、なんてことないよね。
「第三部屋、アーロン・リード。クリスティアン・オールブライト。エリオット・ダニエルソン。フェリクス・バルト。ルーファス・シートンの五人だね。荷物はそれぞれの部屋に届いているから、十八時までは自由時間になるよ。交流を深めるなり、荷物を片づけるなり。ただし寮からでないこと。時間になったら上級生が迎えにいくからね」
はい、解散。ぱちん、と手をうったお兄様。癖なのかな。家じゃあやってるとこ見なかったけど。でもちょっと斜めにしてぱちんと手を打つ姿、素敵です。
どうしよう、みたいな空気だったけど、第一部屋の子たちが動き出したのを皮切りにそれぞれの部屋へと行き始めた。お兄様に一言でも、と思ったけど第三部屋の子たちも動き出しててどうしよう。情けない顔をしてた自信はある。お兄様が駆け寄ってきて、頭を撫でてくれた。
「またあとで時間があるからね。今は行きなさい」
不覚にも泣きそうになりました。僕のお兄様がこんなにも優しくてかっこいい。はい、と頷けば、いい子いい子、なんて頭を撫でてくれる。お母様とかにされたらきっと子供扱いしないで、とか言ってしまうんだろうけど、なんでかな、ヴィンスお兄様相手だと甘んじて受け入れてしまう。もっと撫でてほしいって思ってしまう。
「また、あとで」
夕飯は隣で食べようね、と約束をして第三部屋の皆を追いかけた。
談話室の奥にある扉の向こうに廊下を挟んで部屋が四つ。扉には数字の書かれた札がかかってるから、それが部屋割りなのかな。三の掛札がかかった部屋の扉をノックしてから、おそるおそる中へ入った。
「お、やっときた! んじゃ、全員揃ったこったし、自己紹介でもするか?」
「それがいいんじゃない? 名前も分からない奴と一緒に生活とかしたくないし」
部屋の中には四人の美少年。揃いも揃って美少年。これ、ほんと入学要項とかに「美形でなければいけません」とかあっても可笑しくないレベルだよね。
声をかけてきた活発そうなのがアーロン、リード? だっけ? 入寮式でいの一番に呼ばれた子だよね。多分。知的なウンディーネ寮より、サラマンダー寮が似合いそうな子だなぁ。
「おーい、聞いてるか?」
「え?」
「やっぱり、聞いてなかったんだな」
ぷんすこ、と頬を膨らませたリード君は可愛かった。つい、頬が緩んでしまう。
「なぁに?」
「だ、だから、一番遅かったお前から自己紹介だっつってんの!」
「あ、そうなんだ。うん、わかった」
かぁ、っと頬を赤く染めたリード君。僕が話を聞いてなかったからかな。怒りっぽい子なら気をつけないと。うん、と頷いた僕と、変に唸ってるリード君を見てほかの三人が溜め息を吐いていたことに僕はこのとき気づいてなかった。
「……自己紹介って言っても、何を言えばいいのかな?」
「名前、好きな物」
「あとは、属性とか」
「好きなタイ、」
「はいはいリードは黙ろうねぇ」
好きな鯛? リード君は魚が好きなのかもしれない。好きな物、というか者で真っ先に浮かんだのがヴィンスお兄様という僕は末期だ。属性はまさか闇とかいうわけにもいかないし、無難に水でいいかな。まぁ、こんな感じでいいだろ。
「クリスティアン・オールブライト……です。好きな人はお兄様。属性は水だよ」
「おにいさま?」
「ほら、さっきも説明していたでしょ?」
「あ! 寮長! おんなじファミリーネーム!」
「しかもオールブライトと言えばそれなりの名家じゃないか……」
まぁ社交界じゃ結構有名だものねぇ。僕はそういう社交場に出た回数は片手で数えるくらいだけど、お兄様お姉様はパーティー好きのお母様によく拉致られ、ごほんっ、連れられていっているものね。
青みのある黒髪をした顰め面の美少年、名前はなんだろ、えーっと確かエリオット、フェリクス、ルーファスだっけ。エリオットっぽいからエリオット君でいっか、彼もたぶん社交界とかに出てるおうちの子なんだろうね。じゃなきゃオールブライト、って聞いただけでそう反応しないだろうし。
「つまり、オールブライト君ってブラコンなんだね!」
キラキラキラ、とまるで天使みたいな美少女? 美少年? ……性別曖昧な人多すぎ! 眩い金髪に海の青色をした瞳の美少女染みた美少年はルーファス・シートンと名乗った。
「好きな物はあまぁいお菓子。属性は水と風、あとちょっとだけ火属性だよ!」
「三属性か、珍しいね。じゃ、次はわたしかな。エリオット・ダニエルソン。属性は水だ。好きなものは特に無いかな。嫌いなものもそんなに思いつかないけど」
やったね、名前ドンピシャ。さすが僕。
それにしてもダニエルソンと言えばお母様のパーティーによくお招きしてるとこじゃないか。もしかして会ったこともあるかもしれない。金色の瞳はつるりとした月を映したようで、不思議な色合いをしている。なんとなく、神経質そうな雰囲気だ。
「ほら、次はキミだよ」
「……ふぇりくす」
ぽつり、と一言だけ呟いた。淡い金茶髪に、ぼうっと遠くを見つめる薄緑の瞳はガラス玉みたいだ。
「フェリクスはファーストネーム? ファミリーネームは?」
「……ばると。ふぇりくす、ばると、です」
おっとりした子、なのかな。目を離すと蝶々でも追いかけて行ってしまいそうな子だなぁ。
「すきな、物? はお人形さんで、ぞくせーは風、です」
喋っている間もずうっと上の空で、とても不安に、心配になる。この子やっていけるのかな。自分のことで手一杯だってのに、余計なおせっかいをしてしまいそうだ。
0
あなたにおすすめの小説
結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。
公爵令嬢やめて15年、噂の森でスローライフしてたら最強になりました!〜レベルカンストなので冒険に出る準備、なんて思ったけどハプニングだらけ〜
咲月ねむと
ファンタジー
息苦しい貴族社会から逃げ出して15年。
元公爵令嬢の私、リーナは「魔物の森」の奥で、相棒のもふもふフェンリルと気ままなスローライフを満喫していた。
そんなある日、ひょんなことから自分のレベルがカンストしていることに気づいてしまう。
「せっかくだし、冒険に出てみようかしら?」
軽い気持ちで始めた“冒険の準備”は、しかし、初日からハプニングの連続!
金策のために採った薬草は、国宝級の秘薬で鑑定士が気絶。
街でチンピラに絡まれれば、無自覚な威圧で撃退し、
初仕事では天災級の魔法でギルドの備品を物理的に破壊!
気づけばいきなり最高ランクの「Sランク冒険者」に認定され、
ボロボロの城壁を「日曜大工のノリ」で修理したら、神々しすぎる城塞が爆誕してしまった。
本人はいたって平和に、堅実に、お金を稼ぎたいだけなのに、規格外の生活魔法は今日も今日とて大暴走!
ついには帝国の精鋭部隊に追われる亡国の王子様まで保護してしまい、私の「冒険の準備」は、いつの間にか世界の運命を左右する壮大な旅へと変わってしまって……!?
これは、最強の力を持ってしまったおっとり元令嬢が、その力に全く気づかないまま、周囲に勘違いと畏怖と伝説を振りまいていく、勘違いスローライフ・コメディ!
本人はいつでも、至って真面目にお掃除とお料理をしたいだけなんです。信じてください!
悪役令息の継母に転生したからには、息子を悪役になんてさせません!
水都(みなと)
ファンタジー
伯爵夫人であるロゼッタ・シルヴァリーは夫の死後、ここが前世で読んでいたラノベの世界だと気づく。
ロゼッタはラノベで悪役令息だったリゼルの継母だ。金と地位が目当てで結婚したロゼッタは、夫の連れ子であるリゼルに無関心だった。
しかし、前世ではリゼルは推しキャラ。リゼルが断罪されると思い出したロゼッタは、リゼルが悪役令息にならないよう母として奮闘していく。
★ファンタジー小説大賞エントリー中です。
※完結しました!
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
人見知りと悪役令嬢がフェードアウトしたら
渡里あずま
恋愛
転生先は、乙女ゲーの「悪役」ポジション!?
このまま、謀殺とか絶対に嫌なので、絶望中のルームメイト(魂)連れて、修道院へ遁走!!
前世(現代)の智慧で、快適生活目指します♡
「この娘は、私が幸せにしなくちゃ!!」
※※※
現代の知識を持つ主人公と、異世界の幼女がルームシェア状態で生きていく話です。ざまぁなし。
今年、ダウンロード販売を考えているのでタイトル変更しました!(旧題:人見知りな私が、悪役令嬢? しかも気づかずフェードアウトしたら、今度は聖女と呼ばれています!)そして、第三章開始しました!
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
おひとりさまの準備してます! ……見合いですか?まぁ一度だけなら……
松ノ木るな
恋愛
ストラウド子爵家の長女・エレーゼ18歳はお父様が大好きだ。このままお父様と同じ屋敷で暮らし、いつかお父様を私が看取る、そんな将来設計があるので結婚はしたくない。だがこれでも貴族令嬢、そういうわけにもいかなくて。
ある日、仕方なく見合いに赴くことになったのだが。
見合い相手はプラチナブロンド煌めくひたすら優美な王子様、いや辺境伯の跡取り息子。
見た目も家柄もファビュラスなのに、彼は今までことごとく見合い相手に断られ、挙句エレーゼのところに話が回ってきたという訳あり物件。
この話、断る? 断られるよう仕向ける?
しかし彼は言ったのだ。「こちらの条件のんでくれたら、結婚後、自由にしていい」と。つまり、実家暮らしの妻でOKだと!
名を貸し借りする程度の結婚でいいなんて。オイシイじゃない? で、条件とは何ですの?
お父様だけがもつ“私への無限の愛”しか信じない令嬢エレーゼが、何を考えているのだかよく分からない婚約者エイリークと少しずつ絆を深めていく、日常みじみじラブストーリーです。
※第4話④⑤、最終話⑧⑨は視点を切り替えてヒーローサイドでお送りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる