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俺が子供の頃の話
俺らはどうやらあれをするようですよ!?
しおりを挟む見たことがない黒い人影が桜には、とても印象的に目に止まった。
誰だろうと桜は数秒ばかり考え込み、父の言葉を思い出した。
"お前に音楽の神様と会わせてあげるからな"
なぜ、今思い出したのか不思議に思い立ち、そして、納得した。多分、彼がその音楽の神様なのだと。
「こんにちは、あなたはどちら様ですか?もしかして父様が私に会わせてくれた音楽の神様ですか?」
「.........こんにちは、お嬢さん...。私は、あなたの音楽の神様などではありませんよ。」
彼は、目深に被ったハット型の帽子をつばの部分を掴み、さらに顔を隠すようにさらに深く帽子を抑えこんだ。
彼の元々帽子とマフラーで見えにくかった顔がもっと見えにくくなってしまった。
その事に桜は、ふと残念におもってしまうのだった。
――――――――――――
「OK!今日はここまで!」
その言葉を聞いて、役名――桜こと俺、小鳥遊 大和は、ほっとため息をついた。
相手役だった涼也に視線を向けると涼也もこちらを見つめ返した。
「なんとか、止まらずにいけたな!」
「あぁ...昨日練習したかいがあったな。」
「俺ら同じ部屋だから読み合わせの練習がしやすくて助かったわ...」
「そうだな...まあ...でもまだ序盤の序盤だけどな...」
そう言いながらため息を漏らす涼也に、まあなんとかなるだろっと俺は背中を軽く叩いた。
ここまでのやり取りでお気づきになった人もいるだろう。そう、俺らのクラスは、学園で演劇をすることになったのだ。
あの適当な委員会決めのあと皆で真面目に意見を出し合って(担任は他人事のように俺らのやり取りを見ていた。)このクラスにしか出来ないことをしよう!という意見に皆が賛同し、色んな意見を出し合った結果―――――――――
「劇をするのは、どうだろう?脚本なら俺が書くし」
と舞台裏科の脚本専攻の生徒が意見を出した。
そして、その彼の意見に皆が「「「「「「「それだ!!!」」」」」」」と一致団結し、俺らのクラスは演劇をすることになった。
「でもさぁ~!やっぱ納得いかない!」
「やま、またその話か...」
「いや、だってさ!だってさ!なんで俺、女性役なんだよ!いや準主役の桜って有り難い役、貰ったけどさ!俺が女装!?なにそれ!!絶対に合わないって!!!キモくなるだけだろ!」
俺らの劇は、あの有名なオペラ座の怪人を和風版にリメイクした演劇で、「和風リメイク版 おぺら座の鬼人」をすることになったのだ。そして、俺の役がオペラ座の怪人の役だったらヒロイン――クリスティーヌを日本人の名前に変えた桜という女性役だ。
ん?りょうが何役かって?こいつは、あの主役のオペラ座の怪人で言わばファントム。(俺らの劇では鬼人となっているが)もちろん、男の役である。
「大丈夫だ、やま。安心しろ、このクラス...いや...この学園で1番お前がこの役に向いてるはずだからな。」
「なんか励まそうとしてくれてるのは伝わるけど絶対それ俺が女顔のこと遠回しに言ってるよね!?」
親友の辛辣の一言にまた大和は、ため息をひとつ漏らすのだった。
――――――
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内容の変更入れました。変更箇所は以下の内容です。
攻略対象者を1人追加。
舞台裏科を追加。
度々の修正が入ることをとても申し訳なく思っています...
そして、ここまで着いてきてくださる皆様に感謝を伝えたいです。
完結までのろのろと更新しますが、時たまに程度に覗いてくれると嬉しいです。
今年のクリスマスが皆様にとって素敵なクリスマスであったことをお祈りしています。
リー
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