5 / 78
メインストーリー1
ガイアの章:ピグ討伐編
しおりを挟む
ガイアの章:ピグ討伐編
北へ移動し砦のあった場所にたどり着いた。
「うげ、なんやこれ。えらいありさまやな」
サーカさんがそう言うのもわかる。
自分がやった事とはいえ、反吐が出そうな光景だ。
『カタキを討つからな』
「ん?なんかゆーたか?」
「いや、何も。ここから西の森へ向うぞ」
足早に砦跡を立ち去り西へ向った。
「ほんで、こっちは何があんのん?」
「ピグのアジトだ」
「ほんまかいな。っていうか、なんでわかんねん」
理由を言っても仕方が無いので答えずに話を続けた。
「ここからは全力でピグを殲滅させる!」
「おーおー、なんや知らんけど気合はいっちゃってー。どないしたんやガイアちゃん」
口調はおちゃらけているが、明らかにサーカさんの目つきが変わった。
しばらく森の中を進むと見張り小屋が見えてきた。
ど、同時に嫌な光景も思い出した。
ゴクリッ!
「ガイアちゃん、緊張しちゃってどないしたんや」
「いや、なんでもない」
「ほんで、策は?」
「とりあえず、門の手前には落とし穴がある。あと矢も飛んでくる」
「で、そっから先は?」
「ない」
「なんやそれ、でたとこ勝負かいな」
「あ、年老いたピグは厄介だから頼む」
「りょーかいっ!」
「行くぞ!」
一気に門に向って駆け抜けた。
落とし穴はそのままの状態だった。
ゴブリが来ないと思って油断しているのだろう。
門の中に入ると何匹かピグが居たが臨戦態勢になっていなかったので、あっさりと倒した。
「これからが本番っちゅーわけやね」
サーカさんの言うとおり。
わらわらとピグが出てくる。
「ほらほら、そんなとろくさい動きやとオレをつかまえられへんよー」
サーカさんの剣術は舞を踊っているようである。
『とりあえず右側のやつから狙え。味方に当たってもかまわん。どんどん矢を放て』
聞き覚えのある声が聞こえてきた、ピピロが非情な指示を出した。
「サーカ、矢が来るぞ!気をつけろ!」
「へ?ピグが周りにおるのに矢なんかとんでけーへ・・・おわーっ!」
間一髪で避けてくれた。
「マジかこいつら。味方まで殺しとるで」
「気を抜くなよ、サーカ!」
『グヌヌ、何故矢が飛んでくるのがわかったのだ。構わんどんどん矢を放て!』
「まだまだ矢が飛んでくる、キリがないから弓矢隊から倒すぞ!」
「それはえぇけど、どっから上のぼんねん」
「右の部屋に階段がある。弓矢隊の注目をこっちに向けるからその間に登れ」
「そんなとこに階段なんかあるわけな・・・ほんまや。っていうか、なんで知ってんねん」
「いいから、だまって登れ」
とはいえ、ピグを倒しながら矢をかわすのはさすがにきつい。
盾があるので致命傷になる攻撃は受けて無いが切り傷は増えていく。
あと何匹ピグがいる?
あと矢はどれだけ飛んでくる?
サーカさんはまだか?
焦りが出てきたその時。
ズルッ!
ピグの血で足を滑らして体勢が崩れてしまった。
ヤバイ!
矢が迫ってくる!
ザクッ!
『グァッ!』
グァッ?この声?
『標的にされるぞ、止まるな!』
『ビ、ビブリ!』
目の前には左肩に矢が刺さった状態のビブリが居た。
複数のゴブリがアジトになだれ込んでくる。
『なんでここに?』
『話はあとだ!早く体勢を整えろ!』
ビブリの言うとおりだ。
のんびり話をしている場合じゃない。
「ガイアちゃんは簡単にゆーてくれたけど、ピグいっぱいおるやんけ。おまえらのけー!」
サーカはピグを斬り倒しながら階段を登っていく。
「ちょっと時間くってもーたけど、ガイアちゃんは無事かいな、ってゴブリもよーさんおるやんけ」
どうやらサーカさんは上にたどり着いたようだ。
「こっちはいいから、サーカ、早く弓矢隊を倒せ!」
「なんやようわからん状況やけど、一気にやったるでー!」
矢が飛んでくる数が減っている。
サーカさんは順調に弓矢隊を倒していっているようだ。
「お、あのじーさんみたいなやつが、やっかいっちゅーてたやつやな」
『いつのま・・・』
ズバーッ!
ピピロの断末魔を聞くことも無くサーカさんが首をはねた。
司令塔を失った弓矢隊は烏合の衆。
残りもサーカさんが殲滅してくれるだろう。
『グヌヌ、ピピロのやつも全く役に立たん。やはりワシ自らが出るしかないか。』
のっそのっそとビッピルが現れた。
『ガハハ、あの時の若い剣士か。ずいぶんと傷だらけだがワシに勝てると思ってるのか』
「お前はオレが必ず倒す!」
ブォーン!
移動速度のわりに石斧を振り回す速度は速く、ビブリよりも力強い。
盾では防ぎきれない。
少しでも自分の速度をあげるために盾を捨てた。
ブォーン!
ブォーン!
ギリギリではあるが、これで石斧はかわせる。
しかし、斬っても斬ってもダメージが通らない。
活路はあるのか!?
すると巨大な影がビッピルに向って飛び掛る。
ビブリがビッピルに攻撃をしかけていた。
『ゴブリが何故、人間の味方をする』
『相変わらずブヒブヒうるさいヤツだ』
ビブリが棍棒を振り下ろすとビッピルが石斧で反撃する。
棍棒はどんどん削れていく。
急いで活路を見出さないとビブリが危ない。
と、いうより何故ビッピルは動かないんだ?
「そうか!」
ビッピルが上からの攻撃に集中している間に体を低くしすばやく足元を狙って斬り込んだ。
『ウガァァ!』
ビッピルが悲鳴をあげて動きが鈍る。
ビブリと同様にビッピルも矢傷が癒えてないようだ。
連続して足元を切り込む。
『ギャアアアアアアアアアー!』
ビッピルが崩れ落ちた。
剣先をビッピルの顔の前に向けてピグの言葉で話した。
『ビッピル、タスト村に手を出さないと誓えるか?』
『グヌヌ、生意気にもワシに命令する気か。』
この状況でも相変わらずのふてぶてしさ。
『ワシもこの足ではしばらくは動けん。村には手を出せん。』
その言葉を聞いて剣を鞘に収めようとすると・・・
『だが、オマエはここで死ねー!』
ビッピルが石斧を振り下ろしてきた。
予想通りである。
こいつはこういうやつだ。
スバーッ!
攻撃を読んでいたのですばやく避けてビッピルの首をはねた。
残りのピグ達はゴブリが撃退して完全にこのアジトを制圧した。
『これでピグとの争いは終わりだー!』
ビブリが勝ちどきをあげる。
おおー!
ゴブリ達の歓声が沸きあがる。
『若き剣士よ、約束は守ろう。この辺りで人間を襲うやつが居たら助けるようにゴブリ達に言っておく』
どうやらこれで村周辺の治安は守られそうである。
『時に若き剣士よ。おまえの名はなんという?』
『ガイア・・・いや、メムロだ』
『メコブーではないのか?』
僕は何も言わず微笑んだ。
ビブリも微笑んだ。
「ガイアちゃーん、何ゴブリとブツブツ言ってんの。お宝貰ってはよ帰ろー」
いつの間にかサーカさんが満面の笑みで両手一杯に財宝を持ってアジトから出ようとしていた。
「まったく、オマエってやつは」
村が見えてきた。
さすがに今日は疲れた。
「ガ、ガイアちゃん、やばいで」
サーカさんが真っ青の顔をして言ってきた。
「はぁ、仕方ないか・・・」
村の入り口には鬼の形相をしたセイドさんが立っていた。
今日一番の強敵出現って感じか。
ギルドでこっぴどく叱られた。
「いや、ガイアちゃんが、こっちのがおもろいでーってゆーてきたんよ」
サーカさんが苦し紛れの言い訳をしている。
当然セイドさんには通用しない。
むしろ火に油を注いだだけだ。
翌日:ギルド内
昨日の出来事をセイドさんに伝えた。
「なるほど、ピグは全滅してゴブリは村を襲ってこないと」
「そうなんよー、オレとガイアちゃんで、ちゃちゃーっと懲らしめたんよー」
サーカさんが得意げに話す。
昨日まで人のせいにしていたくせに。
「わかったわかった。では今日も村の修復にとりかかるか」
「セイドさん!オレ、ちょっと旅に出ます!」
「何を言い出すガイア、昨日の冒険で味をしめたのか?」
「い、いや、そういうわけじゃないですけど・・・」
「ダメだ!と言ったところで、また勝手に抜け出すんだろ。ちょっと待ってろ」
セイドさんが諦めた顔をして机に向って何かを書き出した。
「ほら、これを持ってナトリへ向え。そこのギルドに紹介状を書いた」
「あ、はいはーい。オレもガイアちゃんについてくー!」
サーカさんが割り込んできた。
「オマエは絶対にダメだ!昨日の分も働かせる!」
「そんなアホな~」
セイドさんに引きずられてサーカさんがギルドから出て行った。
サーカさんには申し訳ないが今は1人で旅をしてみたい気分なのだ。
とりあえずナトリを目指すか。
ガイアの章つづく
北へ移動し砦のあった場所にたどり着いた。
「うげ、なんやこれ。えらいありさまやな」
サーカさんがそう言うのもわかる。
自分がやった事とはいえ、反吐が出そうな光景だ。
『カタキを討つからな』
「ん?なんかゆーたか?」
「いや、何も。ここから西の森へ向うぞ」
足早に砦跡を立ち去り西へ向った。
「ほんで、こっちは何があんのん?」
「ピグのアジトだ」
「ほんまかいな。っていうか、なんでわかんねん」
理由を言っても仕方が無いので答えずに話を続けた。
「ここからは全力でピグを殲滅させる!」
「おーおー、なんや知らんけど気合はいっちゃってー。どないしたんやガイアちゃん」
口調はおちゃらけているが、明らかにサーカさんの目つきが変わった。
しばらく森の中を進むと見張り小屋が見えてきた。
ど、同時に嫌な光景も思い出した。
ゴクリッ!
「ガイアちゃん、緊張しちゃってどないしたんや」
「いや、なんでもない」
「ほんで、策は?」
「とりあえず、門の手前には落とし穴がある。あと矢も飛んでくる」
「で、そっから先は?」
「ない」
「なんやそれ、でたとこ勝負かいな」
「あ、年老いたピグは厄介だから頼む」
「りょーかいっ!」
「行くぞ!」
一気に門に向って駆け抜けた。
落とし穴はそのままの状態だった。
ゴブリが来ないと思って油断しているのだろう。
門の中に入ると何匹かピグが居たが臨戦態勢になっていなかったので、あっさりと倒した。
「これからが本番っちゅーわけやね」
サーカさんの言うとおり。
わらわらとピグが出てくる。
「ほらほら、そんなとろくさい動きやとオレをつかまえられへんよー」
サーカさんの剣術は舞を踊っているようである。
『とりあえず右側のやつから狙え。味方に当たってもかまわん。どんどん矢を放て』
聞き覚えのある声が聞こえてきた、ピピロが非情な指示を出した。
「サーカ、矢が来るぞ!気をつけろ!」
「へ?ピグが周りにおるのに矢なんかとんでけーへ・・・おわーっ!」
間一髪で避けてくれた。
「マジかこいつら。味方まで殺しとるで」
「気を抜くなよ、サーカ!」
『グヌヌ、何故矢が飛んでくるのがわかったのだ。構わんどんどん矢を放て!』
「まだまだ矢が飛んでくる、キリがないから弓矢隊から倒すぞ!」
「それはえぇけど、どっから上のぼんねん」
「右の部屋に階段がある。弓矢隊の注目をこっちに向けるからその間に登れ」
「そんなとこに階段なんかあるわけな・・・ほんまや。っていうか、なんで知ってんねん」
「いいから、だまって登れ」
とはいえ、ピグを倒しながら矢をかわすのはさすがにきつい。
盾があるので致命傷になる攻撃は受けて無いが切り傷は増えていく。
あと何匹ピグがいる?
あと矢はどれだけ飛んでくる?
サーカさんはまだか?
焦りが出てきたその時。
ズルッ!
ピグの血で足を滑らして体勢が崩れてしまった。
ヤバイ!
矢が迫ってくる!
ザクッ!
『グァッ!』
グァッ?この声?
『標的にされるぞ、止まるな!』
『ビ、ビブリ!』
目の前には左肩に矢が刺さった状態のビブリが居た。
複数のゴブリがアジトになだれ込んでくる。
『なんでここに?』
『話はあとだ!早く体勢を整えろ!』
ビブリの言うとおりだ。
のんびり話をしている場合じゃない。
「ガイアちゃんは簡単にゆーてくれたけど、ピグいっぱいおるやんけ。おまえらのけー!」
サーカはピグを斬り倒しながら階段を登っていく。
「ちょっと時間くってもーたけど、ガイアちゃんは無事かいな、ってゴブリもよーさんおるやんけ」
どうやらサーカさんは上にたどり着いたようだ。
「こっちはいいから、サーカ、早く弓矢隊を倒せ!」
「なんやようわからん状況やけど、一気にやったるでー!」
矢が飛んでくる数が減っている。
サーカさんは順調に弓矢隊を倒していっているようだ。
「お、あのじーさんみたいなやつが、やっかいっちゅーてたやつやな」
『いつのま・・・』
ズバーッ!
ピピロの断末魔を聞くことも無くサーカさんが首をはねた。
司令塔を失った弓矢隊は烏合の衆。
残りもサーカさんが殲滅してくれるだろう。
『グヌヌ、ピピロのやつも全く役に立たん。やはりワシ自らが出るしかないか。』
のっそのっそとビッピルが現れた。
『ガハハ、あの時の若い剣士か。ずいぶんと傷だらけだがワシに勝てると思ってるのか』
「お前はオレが必ず倒す!」
ブォーン!
移動速度のわりに石斧を振り回す速度は速く、ビブリよりも力強い。
盾では防ぎきれない。
少しでも自分の速度をあげるために盾を捨てた。
ブォーン!
ブォーン!
ギリギリではあるが、これで石斧はかわせる。
しかし、斬っても斬ってもダメージが通らない。
活路はあるのか!?
すると巨大な影がビッピルに向って飛び掛る。
ビブリがビッピルに攻撃をしかけていた。
『ゴブリが何故、人間の味方をする』
『相変わらずブヒブヒうるさいヤツだ』
ビブリが棍棒を振り下ろすとビッピルが石斧で反撃する。
棍棒はどんどん削れていく。
急いで活路を見出さないとビブリが危ない。
と、いうより何故ビッピルは動かないんだ?
「そうか!」
ビッピルが上からの攻撃に集中している間に体を低くしすばやく足元を狙って斬り込んだ。
『ウガァァ!』
ビッピルが悲鳴をあげて動きが鈍る。
ビブリと同様にビッピルも矢傷が癒えてないようだ。
連続して足元を切り込む。
『ギャアアアアアアアアアー!』
ビッピルが崩れ落ちた。
剣先をビッピルの顔の前に向けてピグの言葉で話した。
『ビッピル、タスト村に手を出さないと誓えるか?』
『グヌヌ、生意気にもワシに命令する気か。』
この状況でも相変わらずのふてぶてしさ。
『ワシもこの足ではしばらくは動けん。村には手を出せん。』
その言葉を聞いて剣を鞘に収めようとすると・・・
『だが、オマエはここで死ねー!』
ビッピルが石斧を振り下ろしてきた。
予想通りである。
こいつはこういうやつだ。
スバーッ!
攻撃を読んでいたのですばやく避けてビッピルの首をはねた。
残りのピグ達はゴブリが撃退して完全にこのアジトを制圧した。
『これでピグとの争いは終わりだー!』
ビブリが勝ちどきをあげる。
おおー!
ゴブリ達の歓声が沸きあがる。
『若き剣士よ、約束は守ろう。この辺りで人間を襲うやつが居たら助けるようにゴブリ達に言っておく』
どうやらこれで村周辺の治安は守られそうである。
『時に若き剣士よ。おまえの名はなんという?』
『ガイア・・・いや、メムロだ』
『メコブーではないのか?』
僕は何も言わず微笑んだ。
ビブリも微笑んだ。
「ガイアちゃーん、何ゴブリとブツブツ言ってんの。お宝貰ってはよ帰ろー」
いつの間にかサーカさんが満面の笑みで両手一杯に財宝を持ってアジトから出ようとしていた。
「まったく、オマエってやつは」
村が見えてきた。
さすがに今日は疲れた。
「ガ、ガイアちゃん、やばいで」
サーカさんが真っ青の顔をして言ってきた。
「はぁ、仕方ないか・・・」
村の入り口には鬼の形相をしたセイドさんが立っていた。
今日一番の強敵出現って感じか。
ギルドでこっぴどく叱られた。
「いや、ガイアちゃんが、こっちのがおもろいでーってゆーてきたんよ」
サーカさんが苦し紛れの言い訳をしている。
当然セイドさんには通用しない。
むしろ火に油を注いだだけだ。
翌日:ギルド内
昨日の出来事をセイドさんに伝えた。
「なるほど、ピグは全滅してゴブリは村を襲ってこないと」
「そうなんよー、オレとガイアちゃんで、ちゃちゃーっと懲らしめたんよー」
サーカさんが得意げに話す。
昨日まで人のせいにしていたくせに。
「わかったわかった。では今日も村の修復にとりかかるか」
「セイドさん!オレ、ちょっと旅に出ます!」
「何を言い出すガイア、昨日の冒険で味をしめたのか?」
「い、いや、そういうわけじゃないですけど・・・」
「ダメだ!と言ったところで、また勝手に抜け出すんだろ。ちょっと待ってろ」
セイドさんが諦めた顔をして机に向って何かを書き出した。
「ほら、これを持ってナトリへ向え。そこのギルドに紹介状を書いた」
「あ、はいはーい。オレもガイアちゃんについてくー!」
サーカさんが割り込んできた。
「オマエは絶対にダメだ!昨日の分も働かせる!」
「そんなアホな~」
セイドさんに引きずられてサーカさんがギルドから出て行った。
サーカさんには申し訳ないが今は1人で旅をしてみたい気分なのだ。
とりあえずナトリを目指すか。
ガイアの章つづく
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる