78 / 78
プリジュドルート
続々々々々・メムロの章:教訓編
しおりを挟む
「この辺りの森は大丈夫のようですね」
ギノツの森と違って木が生い茂っている。
「せやなー」
話し方やノリはサーカさんに似ているがオオカさんの方が落ち着いている感じがある。
続々々々々・メムロの章:教訓編
「プリジュドは交渉に応じるでしょうか」
「せやなー」
・・・
色々と声をかけてみるが、同じ返事でなんだか間が持たない。
ドンリンさんの事が気になるのか、理由はわからないが上の空のようにも見える。
「オオカさん?」
「なんや?」
「いえ、なんだか上の空のような気がしたので・・・」
思った事をストレートに言ってみた。
「安心しー、ちゃんと警戒はしとるでー」
「そうですか」
逆にこっちが生返事のようになってしまった。
「それよりもメムロちゃん、聞いてもえぇか?」
「なんでしょうか」
「なんで先をいくんや?」
「あ、すみません。ドンリンさんを早く治さないとと思っていたら足早になってました。焦る気持ちを抑えないとダメですね」
「ちゃうちゃう」
「え?」
「オレが聞きたいんは行き先を知ってるんか?」
「そういえばオオカさんは見たとしか言ってませんでしたね」
「おー、そう返してきたかぁ・・・ま、そういう事にしといたろ」
どういう意味だろう。
「で、メムロちゃん的にはどこにおると思う?」
「うーん・・・って、オオカさん居場所を知ってるんじゃないんですか?」
思わず質問を質問で返してしまった。
「どっかに向ってたのは見たけど、今どこにおるかは知らん」
「えーっ、どうやって探すんですか?」
「まぁ近寄ったら気配を感じて殺気でも飛ばしてくるやろな」
この辺りのいい加減さはサーカさんと同じだ。
「メムロちゃん、プリジュドの気配は読めんかー?」
「そんなの無理ですよ。つい最近ギルドに登録した程度ですし、力量もみなさんに比べるとまだまだ」
自分で言ってて情けないが、事実だから仕方が無い。
「それはちょっとちゃうで」
「え?」
予想外の返答が来た。
足を止めるとオオカさんが真剣な顔で話しかけてきた。
「ギルドに長くおったら、つよーなれるほどあもーないで。日々の訓練ももちろん大切やけどな、場数を踏むのも大切やで」
「そうですね。実践に勝る訓練は無いというのを本で読んだ事があります」
「メムロちゃんは本が好きなんやな」
「はい、昔の伝説の話の本が特に好きです」
「ほうほう、伝説の話かぁ・・・で、その伝説はどこまで信じる?」
「え、信じてますけど・・・何か問題があるのでしょうか」
「そこに書いとる話が間違っとると思った事は?」
「言われてみると、考えた事なかったですね」
確かに、本を読んでいる時は夢中になっているから、オオカさんに今言われるまでその内容が正しいかどうかまで考えた事はなかった。
「サーカに頭でっかちって、めっちゃ言われてたやろ」
「はい・・・しつこいぐらいに」
「やっぱりそうか」
そういうとオオカさんは笑っていた。
あれ?ということは?
「お、なんか閃いたんか?」
「いえ、サーカさんは本の中だけでなく、世の中をちゃんと見ろという事を伝えたかったのでしょうか」
「ちゃうちゃう、アイツはただ単にメムロちゃんをからかってただけや」
サーカさんを一瞬でもいい人だと思った自分に腹が立った。
「ほんで、本読んどるんと実際に旅に出るんとでは、どっちがおもろい?」
「うーん・・・」
「即答できんっちゅーことは、旅に出るんも楽しいっちゅーことやな」
「痛いのとかはイヤですけど新しい発見もあるので悪くはないと思います」
オオカさんは嬉しそうにうんうんと頷いている。
「まぁあれや、本を読み続けるんもえぇし、旅に出るんもえぇ、メムロちゃんの人生やから、メムロちゃんがやりたい事をやったらえぇねん」
「はい!」
「でも今はドンちゃんを治さんとな」
「はい!」
「元気に返事するんはえぇねんけど、プリジュドの気配はまだわからんか?」
「はい!」
「いやあのな、そこは【はい!】とちゃうで」
オオカさんの肩が落ちた気がした。
「メムロちゃんは実戦経験少ないんやろうけど、他のやつらよりも本を読んどる」
「はぁそれこそサーカさんにバカにされるぐらいには」
多少皮肉っぽく返事をした。
「オレが単独行動しとっても、ちゃんと戻ってくるんはなんでかわかるか?」
「それはオオカさんが強いからですよね」
「まー確かにオレは強いで、でもそれだけとちゃうねん」
強いという部分は謙遜したりはしないんだ。
「戦うっちゅー事は相手がおるわけや」
「それはそうですよねぇ、訓練じゃないですから」
「せやねん、相手がおるねん」
「だから訓練じゃないですから」
「じゃあ訓練と実践の違いはなんや?」
「相手がいるかいないかでしょうか」
オオカさんの話の意図が読めない。
「相手がおるっちゅーことはどういうことかわかるか?」
謎の講義が始まった気がした。
「えっと、とりあえずこっちが攻撃しても避けられる可能性もありますし、相手が攻撃してくるかもしれません」
「うんうん、そういうこっちゃ」
え、急に終わり?
困惑している僕の姿をみてオオカさんが話を続けた。
「メムロちゃんは、どっちかっちゅーたら体使うより頭使う方がすっきゃろ?」
「みなさんのように力がないのでそうなりますね」
「じゃあ自分より力の強い相手と戦う時はどないする?」
「戦いを避けられるのなら避けたいところですけど・・・」
「避けられへん戦いの場合はどないするんや?」
「うーん・・・勝つ方法を考えるしかないですね」
オオカさんが頷いている。
「ま、時と場合によるんやけど、大事なんは考えることや、ほんで最後まで諦めんこっちゃ、覚えとき」
「はい!」
「ん、素直でえぇこっちゃ。でもなー、なんでもかんでも信じ込まんと疑う事も忘れんときや」
「は、はい」
痛いほど良くわかる。
プリジュドに体よく扱われた結果が今の状況だ。
「ありがとうございます!」
「柄にも無くおしゃべりしてもーたな」
お礼を言うとオオカさんは少し照れくさそうに頭をかいている
「お勉強の時間はおわりや、どっちにプリジュドがおると思う?」
オオカさんが真剣な顔で聞いてきた。
「あの、どっちってどことどこですか?」
そう尋ねるもオオカさんは知らんぷりをしている。
ここからは僕が考えて答えを出す必要があるということか。
もしかするとオオカさんは居場所を知っているのかもしれない。
でも僕にはその気配を感じる事ができない。
「では・・・」
「ドマシの洞窟に向かいます」
プリジュド(ドマシ)ルートのメムロの章につづく
「ジュマシの洞窟に向かいます」
プリジュド(ジュマシ)ルートのメムロの章につづく
※ここからまた別のストーリーに分岐します。
それぞれのストーリーが影響し合うかどうかはわかりません。
いつも通り見切り発車です。
ギノツの森と違って木が生い茂っている。
「せやなー」
話し方やノリはサーカさんに似ているがオオカさんの方が落ち着いている感じがある。
続々々々々・メムロの章:教訓編
「プリジュドは交渉に応じるでしょうか」
「せやなー」
・・・
色々と声をかけてみるが、同じ返事でなんだか間が持たない。
ドンリンさんの事が気になるのか、理由はわからないが上の空のようにも見える。
「オオカさん?」
「なんや?」
「いえ、なんだか上の空のような気がしたので・・・」
思った事をストレートに言ってみた。
「安心しー、ちゃんと警戒はしとるでー」
「そうですか」
逆にこっちが生返事のようになってしまった。
「それよりもメムロちゃん、聞いてもえぇか?」
「なんでしょうか」
「なんで先をいくんや?」
「あ、すみません。ドンリンさんを早く治さないとと思っていたら足早になってました。焦る気持ちを抑えないとダメですね」
「ちゃうちゃう」
「え?」
「オレが聞きたいんは行き先を知ってるんか?」
「そういえばオオカさんは見たとしか言ってませんでしたね」
「おー、そう返してきたかぁ・・・ま、そういう事にしといたろ」
どういう意味だろう。
「で、メムロちゃん的にはどこにおると思う?」
「うーん・・・って、オオカさん居場所を知ってるんじゃないんですか?」
思わず質問を質問で返してしまった。
「どっかに向ってたのは見たけど、今どこにおるかは知らん」
「えーっ、どうやって探すんですか?」
「まぁ近寄ったら気配を感じて殺気でも飛ばしてくるやろな」
この辺りのいい加減さはサーカさんと同じだ。
「メムロちゃん、プリジュドの気配は読めんかー?」
「そんなの無理ですよ。つい最近ギルドに登録した程度ですし、力量もみなさんに比べるとまだまだ」
自分で言ってて情けないが、事実だから仕方が無い。
「それはちょっとちゃうで」
「え?」
予想外の返答が来た。
足を止めるとオオカさんが真剣な顔で話しかけてきた。
「ギルドに長くおったら、つよーなれるほどあもーないで。日々の訓練ももちろん大切やけどな、場数を踏むのも大切やで」
「そうですね。実践に勝る訓練は無いというのを本で読んだ事があります」
「メムロちゃんは本が好きなんやな」
「はい、昔の伝説の話の本が特に好きです」
「ほうほう、伝説の話かぁ・・・で、その伝説はどこまで信じる?」
「え、信じてますけど・・・何か問題があるのでしょうか」
「そこに書いとる話が間違っとると思った事は?」
「言われてみると、考えた事なかったですね」
確かに、本を読んでいる時は夢中になっているから、オオカさんに今言われるまでその内容が正しいかどうかまで考えた事はなかった。
「サーカに頭でっかちって、めっちゃ言われてたやろ」
「はい・・・しつこいぐらいに」
「やっぱりそうか」
そういうとオオカさんは笑っていた。
あれ?ということは?
「お、なんか閃いたんか?」
「いえ、サーカさんは本の中だけでなく、世の中をちゃんと見ろという事を伝えたかったのでしょうか」
「ちゃうちゃう、アイツはただ単にメムロちゃんをからかってただけや」
サーカさんを一瞬でもいい人だと思った自分に腹が立った。
「ほんで、本読んどるんと実際に旅に出るんとでは、どっちがおもろい?」
「うーん・・・」
「即答できんっちゅーことは、旅に出るんも楽しいっちゅーことやな」
「痛いのとかはイヤですけど新しい発見もあるので悪くはないと思います」
オオカさんは嬉しそうにうんうんと頷いている。
「まぁあれや、本を読み続けるんもえぇし、旅に出るんもえぇ、メムロちゃんの人生やから、メムロちゃんがやりたい事をやったらえぇねん」
「はい!」
「でも今はドンちゃんを治さんとな」
「はい!」
「元気に返事するんはえぇねんけど、プリジュドの気配はまだわからんか?」
「はい!」
「いやあのな、そこは【はい!】とちゃうで」
オオカさんの肩が落ちた気がした。
「メムロちゃんは実戦経験少ないんやろうけど、他のやつらよりも本を読んどる」
「はぁそれこそサーカさんにバカにされるぐらいには」
多少皮肉っぽく返事をした。
「オレが単独行動しとっても、ちゃんと戻ってくるんはなんでかわかるか?」
「それはオオカさんが強いからですよね」
「まー確かにオレは強いで、でもそれだけとちゃうねん」
強いという部分は謙遜したりはしないんだ。
「戦うっちゅー事は相手がおるわけや」
「それはそうですよねぇ、訓練じゃないですから」
「せやねん、相手がおるねん」
「だから訓練じゃないですから」
「じゃあ訓練と実践の違いはなんや?」
「相手がいるかいないかでしょうか」
オオカさんの話の意図が読めない。
「相手がおるっちゅーことはどういうことかわかるか?」
謎の講義が始まった気がした。
「えっと、とりあえずこっちが攻撃しても避けられる可能性もありますし、相手が攻撃してくるかもしれません」
「うんうん、そういうこっちゃ」
え、急に終わり?
困惑している僕の姿をみてオオカさんが話を続けた。
「メムロちゃんは、どっちかっちゅーたら体使うより頭使う方がすっきゃろ?」
「みなさんのように力がないのでそうなりますね」
「じゃあ自分より力の強い相手と戦う時はどないする?」
「戦いを避けられるのなら避けたいところですけど・・・」
「避けられへん戦いの場合はどないするんや?」
「うーん・・・勝つ方法を考えるしかないですね」
オオカさんが頷いている。
「ま、時と場合によるんやけど、大事なんは考えることや、ほんで最後まで諦めんこっちゃ、覚えとき」
「はい!」
「ん、素直でえぇこっちゃ。でもなー、なんでもかんでも信じ込まんと疑う事も忘れんときや」
「は、はい」
痛いほど良くわかる。
プリジュドに体よく扱われた結果が今の状況だ。
「ありがとうございます!」
「柄にも無くおしゃべりしてもーたな」
お礼を言うとオオカさんは少し照れくさそうに頭をかいている
「お勉強の時間はおわりや、どっちにプリジュドがおると思う?」
オオカさんが真剣な顔で聞いてきた。
「あの、どっちってどことどこですか?」
そう尋ねるもオオカさんは知らんぷりをしている。
ここからは僕が考えて答えを出す必要があるということか。
もしかするとオオカさんは居場所を知っているのかもしれない。
でも僕にはその気配を感じる事ができない。
「では・・・」
「ドマシの洞窟に向かいます」
プリジュド(ドマシ)ルートのメムロの章につづく
「ジュマシの洞窟に向かいます」
プリジュド(ジュマシ)ルートのメムロの章につづく
※ここからまた別のストーリーに分岐します。
それぞれのストーリーが影響し合うかどうかはわかりません。
いつも通り見切り発車です。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
続きが気になります!ぜひマイクロ=コール=オンライン読んでみてください!!
感想ありがとうございます。
続きは・・・遅くても明日までには(汗
おもしろい!
お気に入りに登録しました~
ありがとうございます!
少しずつ続きを書いていきますのでよろしくお願いします。