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2-8 ローブの子
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「──って事があったんだよ」
翌日。昼休みにいつものように食堂に集まると、ルトは2人へ昨日の事を話した。
とは言え、当然全てではない。死神関連の話は基本省き、あくまでもオーガについてと、術師協会会長のレイクと会話をしたということだけだ。
「いやいやいや! え……? マジであのレイク会長と直接話したのか!?」
アロンが周囲を気にしつつも、驚嘆の表情を浮かべる。
やはりレイクと会話をした事は衝撃的な出来事であったようだ。
「……みたいだね」
「なんでそんな他人行儀なんだよ!?」
「まさかの体験すぎて、何か現実感が無くてさ……」
事実ルトは、昨日のアレコレが全て夢か何かではないかと思っている。……とは言え、記憶ははっきりとしている為、現実である事は間違いないのだが。
とにかく、それ程までに衝撃的な出来事であったのだ。
と。一連の話を聞いた後、ルティアはパチと手を合わせると、にっこりと笑い、
「……レイクさんがお元気そうで私嬉しいですわ!」
「流石だよねルティアちゃんは!」
思わずアロンが声を上げる。
ルティアがあのレイクをさん付けで呼んだ事に、また顔なじみであるかのような発言をした事に驚いたのである。
しかし、当の本人は一切その凄さに気づいていないようで。
「流石……ですか?」
「相変わらず天然!」
「…………?」
ルティアが小さく首を傾げる。
そんな相変わらずな2人のやりとりに、ルトは小さく笑うと、
「ははは。まぁ、とりあえずさ、先日のような危機には繋がらないみたいで一安心だね」
「だな! ……ってか流石にあんなのが頻繁に起こったら身が持たねぇよ」
「確かにね」
死者は出なかったとは言え、あれ程の侵攻が何度も続けばいつかは大変な事態に陥ってしまう。幾ら対策をしようと、必ず穴が生まれてしまう。
「でも先程のルトさんの話の通りならば、まだあの日の生き残りが居る可能性もあるという事ですよね」
「うん。レイク様が討伐隊を組んで再び調査に向かわせるようだし、余程の事がない限り安心だとは思うけどね」
ルト達では遠く及ばないような強者が見回るのだ。生き残りのオーガが居た事すら稀な出来事であると言うのに、これ以上取りこぼす事はないはずである。
と、そんなルトの言葉を聞き、アロンとルティアがチラと目を合わせる。
次いで、何やら芝居掛かった様相で、アロンが口を開く。
「……だけど、万が一ということがあるよな? ルティアちゃん!」
「はい。大いにありますわ!」
「…………ん?」
何やら違和感を感じ、首を傾げるルト。しかしそんな彼を置いて、2人は話を進めていく。
「討伐隊だって人間の集まりなんだ、取りこぼす可能性がゼロとは言えねぇ!」
「その通りですわ!」
「えっと……」
「ならば、少しでも取りこぼす確率を下げる為にも、さらなる人員をパトロールに向ける必要がある!」
「ありますわ!」
「……という訳で、今週の日曜に街の噴水前集合な!」
「何この茶番!?」
突如行われた謎の茶番に、思わず素っ頓狂な声を上げるルト。
対してアロンは、先程までと打って変わり至極落ち着いた様子で、
「だってこうでもして理由つけねーと、お前来ないだろ?」
「……た、たまにそう言う時もあるけれど」
図星を突かれ、思わず言い淀む。確かに今まで金銭面など色々な理由で断る事はあった。
「だから理由をつけた。それだけだ!」
「……楽しみですわ! 何を致しましょう?」
楽しげに笑うルティア。その表情には、先程までの不安げな表情は一切見て取れない。
「そうだな~食べ歩きもしたいし、あと服とか魔道具も見てーな!」
「え、ちょっと待って。さっきの流れだと、普通パトロールをするんじゃないの?」
「ん? もちろん、パトロールもするぜ。ただ一日中やる訳じゃねーし、なら午前はパーっと遊ぼう! って訳だ」
「……な、なるほど?」
納得して良いのかわからず、思わず疑問形になる。
「嫌か?」
アロンが不安げに口を開く。
嫌かと聞かれれば、もちろんノーと答えるし、そもそも以前同様の流れでパトロールを行った事がある。
ならば、特に断る必要がないだろう。
だが、唯一気になる事があるとすれば──
「いや、決して嫌じゃないけど……さっきの茶番本当に必要だったかな? ……って」
「……んー、まぁ細かい事は気にすんな! とにかく、日曜に噴水前集合な!」
という訳で、半ば強引にルトの日曜日の予定が決まった。
◇
時はあっという間に過ぎ日曜日。
雲一つない快晴の為か、ジリジリと日が照りつける。
思わずだれてしまうような暑さだが、変わらず街は活気に満ちていた。
そんな中、ルトの姿はと言うと、どこか涼しげな風の流れる噴水の前にあった。
噴水の縁に腰を預け、ぼーっと街行く人の姿を眺めている。
──何故、彼は一人でたそがれているのか。
その理由は、街の時計が示していた。
現在の時刻は、午前8時30分。
集合時間が9時である事を考えると、随分と早い到着であった。
「……ちょっと早過ぎたな」
思わず声が漏れる。
アロンに乗せられる形で決定した今回の集まり。
それでもルトは何だかんだ楽しみだったようで、張り切って準備をし向かった所、このような早い時間に到着する事になってしまったのだ。
「…………」
ぼーっと一点を見つめるルト。
家までの距離を考えると、一度帰り再び戻ってくるような時間はない。
それに他の2人が予定よりも早めに来る可能性もあるのだ。
つまりルトは、迂闊にこの場を動く事ができないのである。
……なら残りの時間をいかにして過ごそうか。
意識をそちらの方へと移す。
動けないのなら、この場でできる事を考えれば良い。
そう思い、額に汗をにじませながら、うんと頭を悩ませていると、
「少しよろしいかしら?」
突然右方より可憐な声が聞こえてきた。
ピクリと反応を示し、ルトが振り向く。
すると、目の前にローブを身に纏った小柄な存在があることに気がつく。
先程の声と体格からして……少女だろうか。
フードを深々と被っており、表情が一切見えない為、確定はできない。
だが何であれ、ルトに話しかけてきている事自体は変わりないので、
「ん? ……えっとどうかしましたか?」
ルトはそちらへと身体を向け、優しげに微笑むと、小さく首を傾げた。
対し、ローブの子はルトが好意的な反応だった事に多少の安心はあったのだろう。
一度そっと胸を撫で下ろすと、
「……実はアルデビド草原に向かいたいのだけれど道に迷ってしまって。もしお時間があるようなら、教えてもらえないかしら?」
「…………ッ」
息を詰まらせるルト。
というのも、アルデビド草原までは、ここから歩いて20分程かかるのである。
対して集合時間まではあと30分。
帰りは全速力で戻る事ができるとしても、諸々を鑑みると時間的にギリギリであった。
このままローブの子の案内をすれば、約束の時間に間に合わないかもしれない。
友人との約束は何よりも大切であるし、一度約束した以上破りたくないとルトは思う。
しかし、だからと言って困っている人間を見捨てる事が、果たして正しい選択だと言えるのだろうか。
──きっと2人は、この子を見捨てたら怒る。
確信が持てた。故に、ルトの選択は1つしかなかった。
ルトは脳内で2人へごめんと謝ると、
「アルデビド草原ですね、構いませんよ」
「助かるわ。私はエリカ。よろしくね、灰色髪のお兄さん」
「……ルト。僕の名前です。是非、名前の方で呼んでください」
「わかったわ。よろしくね、ルト」
「よろしくお願いします、エリカさん」
どちらが年上なのか判断がつかないようなちぐはぐなやり取り。
年齢も、正確な性別も、容姿すらもわからない、はっきりと言って不気味な存在と交わすやりとりに。
──しかしこの時、何故かルトは、不思議と安心感を覚えていたのであった。
翌日。昼休みにいつものように食堂に集まると、ルトは2人へ昨日の事を話した。
とは言え、当然全てではない。死神関連の話は基本省き、あくまでもオーガについてと、術師協会会長のレイクと会話をしたということだけだ。
「いやいやいや! え……? マジであのレイク会長と直接話したのか!?」
アロンが周囲を気にしつつも、驚嘆の表情を浮かべる。
やはりレイクと会話をした事は衝撃的な出来事であったようだ。
「……みたいだね」
「なんでそんな他人行儀なんだよ!?」
「まさかの体験すぎて、何か現実感が無くてさ……」
事実ルトは、昨日のアレコレが全て夢か何かではないかと思っている。……とは言え、記憶ははっきりとしている為、現実である事は間違いないのだが。
とにかく、それ程までに衝撃的な出来事であったのだ。
と。一連の話を聞いた後、ルティアはパチと手を合わせると、にっこりと笑い、
「……レイクさんがお元気そうで私嬉しいですわ!」
「流石だよねルティアちゃんは!」
思わずアロンが声を上げる。
ルティアがあのレイクをさん付けで呼んだ事に、また顔なじみであるかのような発言をした事に驚いたのである。
しかし、当の本人は一切その凄さに気づいていないようで。
「流石……ですか?」
「相変わらず天然!」
「…………?」
ルティアが小さく首を傾げる。
そんな相変わらずな2人のやりとりに、ルトは小さく笑うと、
「ははは。まぁ、とりあえずさ、先日のような危機には繋がらないみたいで一安心だね」
「だな! ……ってか流石にあんなのが頻繁に起こったら身が持たねぇよ」
「確かにね」
死者は出なかったとは言え、あれ程の侵攻が何度も続けばいつかは大変な事態に陥ってしまう。幾ら対策をしようと、必ず穴が生まれてしまう。
「でも先程のルトさんの話の通りならば、まだあの日の生き残りが居る可能性もあるという事ですよね」
「うん。レイク様が討伐隊を組んで再び調査に向かわせるようだし、余程の事がない限り安心だとは思うけどね」
ルト達では遠く及ばないような強者が見回るのだ。生き残りのオーガが居た事すら稀な出来事であると言うのに、これ以上取りこぼす事はないはずである。
と、そんなルトの言葉を聞き、アロンとルティアがチラと目を合わせる。
次いで、何やら芝居掛かった様相で、アロンが口を開く。
「……だけど、万が一ということがあるよな? ルティアちゃん!」
「はい。大いにありますわ!」
「…………ん?」
何やら違和感を感じ、首を傾げるルト。しかしそんな彼を置いて、2人は話を進めていく。
「討伐隊だって人間の集まりなんだ、取りこぼす可能性がゼロとは言えねぇ!」
「その通りですわ!」
「えっと……」
「ならば、少しでも取りこぼす確率を下げる為にも、さらなる人員をパトロールに向ける必要がある!」
「ありますわ!」
「……という訳で、今週の日曜に街の噴水前集合な!」
「何この茶番!?」
突如行われた謎の茶番に、思わず素っ頓狂な声を上げるルト。
対してアロンは、先程までと打って変わり至極落ち着いた様子で、
「だってこうでもして理由つけねーと、お前来ないだろ?」
「……た、たまにそう言う時もあるけれど」
図星を突かれ、思わず言い淀む。確かに今まで金銭面など色々な理由で断る事はあった。
「だから理由をつけた。それだけだ!」
「……楽しみですわ! 何を致しましょう?」
楽しげに笑うルティア。その表情には、先程までの不安げな表情は一切見て取れない。
「そうだな~食べ歩きもしたいし、あと服とか魔道具も見てーな!」
「え、ちょっと待って。さっきの流れだと、普通パトロールをするんじゃないの?」
「ん? もちろん、パトロールもするぜ。ただ一日中やる訳じゃねーし、なら午前はパーっと遊ぼう! って訳だ」
「……な、なるほど?」
納得して良いのかわからず、思わず疑問形になる。
「嫌か?」
アロンが不安げに口を開く。
嫌かと聞かれれば、もちろんノーと答えるし、そもそも以前同様の流れでパトロールを行った事がある。
ならば、特に断る必要がないだろう。
だが、唯一気になる事があるとすれば──
「いや、決して嫌じゃないけど……さっきの茶番本当に必要だったかな? ……って」
「……んー、まぁ細かい事は気にすんな! とにかく、日曜に噴水前集合な!」
という訳で、半ば強引にルトの日曜日の予定が決まった。
◇
時はあっという間に過ぎ日曜日。
雲一つない快晴の為か、ジリジリと日が照りつける。
思わずだれてしまうような暑さだが、変わらず街は活気に満ちていた。
そんな中、ルトの姿はと言うと、どこか涼しげな風の流れる噴水の前にあった。
噴水の縁に腰を預け、ぼーっと街行く人の姿を眺めている。
──何故、彼は一人でたそがれているのか。
その理由は、街の時計が示していた。
現在の時刻は、午前8時30分。
集合時間が9時である事を考えると、随分と早い到着であった。
「……ちょっと早過ぎたな」
思わず声が漏れる。
アロンに乗せられる形で決定した今回の集まり。
それでもルトは何だかんだ楽しみだったようで、張り切って準備をし向かった所、このような早い時間に到着する事になってしまったのだ。
「…………」
ぼーっと一点を見つめるルト。
家までの距離を考えると、一度帰り再び戻ってくるような時間はない。
それに他の2人が予定よりも早めに来る可能性もあるのだ。
つまりルトは、迂闊にこの場を動く事ができないのである。
……なら残りの時間をいかにして過ごそうか。
意識をそちらの方へと移す。
動けないのなら、この場でできる事を考えれば良い。
そう思い、額に汗をにじませながら、うんと頭を悩ませていると、
「少しよろしいかしら?」
突然右方より可憐な声が聞こえてきた。
ピクリと反応を示し、ルトが振り向く。
すると、目の前にローブを身に纏った小柄な存在があることに気がつく。
先程の声と体格からして……少女だろうか。
フードを深々と被っており、表情が一切見えない為、確定はできない。
だが何であれ、ルトに話しかけてきている事自体は変わりないので、
「ん? ……えっとどうかしましたか?」
ルトはそちらへと身体を向け、優しげに微笑むと、小さく首を傾げた。
対し、ローブの子はルトが好意的な反応だった事に多少の安心はあったのだろう。
一度そっと胸を撫で下ろすと、
「……実はアルデビド草原に向かいたいのだけれど道に迷ってしまって。もしお時間があるようなら、教えてもらえないかしら?」
「…………ッ」
息を詰まらせるルト。
というのも、アルデビド草原までは、ここから歩いて20分程かかるのである。
対して集合時間まではあと30分。
帰りは全速力で戻る事ができるとしても、諸々を鑑みると時間的にギリギリであった。
このままローブの子の案内をすれば、約束の時間に間に合わないかもしれない。
友人との約束は何よりも大切であるし、一度約束した以上破りたくないとルトは思う。
しかし、だからと言って困っている人間を見捨てる事が、果たして正しい選択だと言えるのだろうか。
──きっと2人は、この子を見捨てたら怒る。
確信が持てた。故に、ルトの選択は1つしかなかった。
ルトは脳内で2人へごめんと謝ると、
「アルデビド草原ですね、構いませんよ」
「助かるわ。私はエリカ。よろしくね、灰色髪のお兄さん」
「……ルト。僕の名前です。是非、名前の方で呼んでください」
「わかったわ。よろしくね、ルト」
「よろしくお願いします、エリカさん」
どちらが年上なのか判断がつかないようなちぐはぐなやり取り。
年齢も、正確な性別も、容姿すらもわからない、はっきりと言って不気味な存在と交わすやりとりに。
──しかしこの時、何故かルトは、不思議と安心感を覚えていたのであった。
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