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赤黒い物体の、顔の部分。口が開く。牙が見える。
まずい、
そう思った瞬間、シラハの身体が勢いよく横に押された。スメラギだ。彼がシラハの肩を押して、狂鬼から回避させた。
だが、狂鬼の勢いは止まらない。
シラハが受けるはずだったものを、スメラギが代わりに食らう。狂鬼の牙が、翼の切っ先がスメラギのわき腹を抉る。
「ぐう……!」
スメラギの顔が歪む。僅かに遅れてシラハは狂鬼を蹴り飛ばし、壁にぶつかった彼女の足に向けて銃弾を撃ち込む。
ギャッ、と悲鳴が上がり、身体を覆っていた赤黒い塊がパチンと弾ける。
「霧の散歩道……ッ!」
スメラギはそれを見逃さない。血の芸術で狂鬼を拘束する。
動きが鈍くなった狂鬼。その首にシラハは手刀を落とす。もう一度短い悲鳴を上げると、狂鬼は白目を剥いて倒れ、身体からは赤い入れ墨がスウと消えた。
狂鬼の症状は落ち着いたようだ。
ほぼ同時に、スメラギが床に倒れた。
「スメラギ様!」
シラハが駆け寄ると、スメラギは痛みをこらえるように息を吐く。
かけた眼鏡に、僅かに血が飛んでいる。
「迷いました、申し訳ありません!」
「ハハ、だろうねぇ……。キミにしては珍しい……ああ、いや。キミらしいとも言える、かな」
スメラギの声は掠れている。傷口から血がドクドクと流れていた。
「キミ、素っ気ないフリして、だいぶお人好しだから……さ」
くつくつ笑うスメラギ。その体に、薄っすらと入れ墨のような赤い光が見え始めた。
シラハは息を呑んだ。スメラギも自分の身体を見て「ああ」と呟く。
「さすがに血の芸術を連発し過ぎたのと、これじゃ……こうなるか」
「直ぐに外へお連れします」
「キミの体格じゃ無理だ、間に合わないよ。外へ出ても、プロメテウスの広報室長が、狂鬼になって暴れたら厄介だ。……内側にいた方が、評判的には安全。キミはとりあえず、メノウ君達の方へ避難すると良い」
「ですが!」
このままでは、スメラギが狂鬼になってしまう。
イカロスで狂鬼になった場合とは状況が違うのだ。あれは、効果が切れるか気絶させれば元に戻る。
けれど自然になった場合は違う。実際に血が足りていないのだ。イカロスで減った体内の血は、効果が切れれば戻るが、怪我を負った等で失われた血はそうそう簡単に戻らない。
輸血をするか、血液を摂取するしかない。
(私のせいだ。私が迷ったりしなければ)
ぐっとシラハは歯を噛みしめる。
「スメラギ様、眼鏡をお借り出来ますか。あとで弁償します」
「壊す前提に聞こえるねぇ……」
「壊します」
「……キミ、何をする気だい」
スメラギの問いに応えず、シラハは彼の顔から眼鏡を外し、床に置く。
そして銃のマガジンを片方のレンズに振り下ろした。
ガシャン、
と音を立ててレンズが割れる。シラハはその破片を手に持った。
「――――聖人体質の血は飲めます」
そしてスメラギに向かってそう言った。
スメラギは軽く目を開く。
これは公にはされていない事だ。
触れると吸血鬼を焼く聖人体質。しかしその血は吸血鬼を焼かない。普通の人間と同じように、吸血鬼は摂取する事が出来る。
ただ、やはりその血は、普通の人間のそれとはだいぶ違うのだが。
けれど、その話を聞いてもスメラギは落ち着いていた。
「……知っているよ。経験済みだ。僕の……育ての親が、シラハ君と同じ聖人体質だった」
スメラギは静かにそう言った。え、とシラハは驚く。
「僕はね、人間に育てられたんだよ」
「人間、ですか」
「そう。馬鹿が付くほどお人好しで、優しくて。要領は、あまり良くなかったなぁ……」
ぽつり、ぽつりと。スメラギは話す。その目は、彼にしては穏やかだった。
「あの人、聖人体質という事を隠していてね。何とか上手くやっていたけれど……ある日、僕が馬鹿をやって大怪我を負って。狂鬼になりかけた時に血をくれた」
「…………」
「すごいよねぇ、聖人体質の血って。ほぼ一瞬で、狂鬼化は収まったよ。……だけど、その後で運び込まれた病院で、バレてしまってね」
スメラギの目が細くなる。手で、傷口を抑え、一度息を吐いた。
「――――プロメテウスに処分された」
「処分……」
「そう。その頃はまだ、聖人体質を保護しようって考えがなかったからねぇ。あっという間の事だったよ。僕が目を覚ました時には、もうそういう事になっていた。……シラハ君が産まれるよりずっと前の話だよ」
スメラギは静かに、淡々とそう語る。
先ほどカナタが言った「プロメテウスに家族を奪われた」とは、その事なのだろう。
だが、あまりにも。――――あまりにも、惨い。
自分の過去と重なって、シラハは顔が歪むのが分かった。
「……シラハ君、僕の事が嫌いでしょ。どうして、そういう顔をしているんだい」
「どういう顔ですか」
「泣きそう。……いやはや、ちょっと嬉しいね。珍しいものを見たよ」
フフ、とスメラギは笑う。
「あの人の血を飲んだボクは、しばらく他の人間の血を受け付けなくなった。聖人体質の血というのは、そういうものなんだってね。一度口にすれば、引き返せない。まるでドラッグのように。……まぁ僕は、よもつへぐいのようにも思えるけれど」
よもつへぐい、とは、古い時代にあった話だ。
死後の世界で作られた食べ物を一度口にすれば、その世界の人間になって、二度と現世に戻れない。
言いえて妙だなとシラハは思った。
聖人体質の血液は、一般の人間の血液の倍くらいに燃費良い。味も良いらしい。
けれどその反面、依存性がかなり強いのだ。一度飲めば抜けきるまで他の血を、一滴たりとも受け付けなくなるくらいに。
一口飲んだ吸血鬼はその血を求め、聖人体質の人間を襲い、そのまま焼けて死ぬ。そういう仕組みのようだ。
本当にことごとく、吸血鬼を滅ぼすために存在しているような人間だと、シラハは思っている。
一応、助かる方法はある。
抜けるまでの間は輸血に頼るか、ごく少量の聖人体質の血を他の血に混ぜて、慣らしていくかだ。
公にされていないのは、その事を知られれば人間や吸血鬼問わず、聖人体質の人間が利用されるために狩られる可能性が高いからである。
共存を掲げるプロメテウスにとって、その情報は、外には絶対に知られてはいけないものとして扱われている。
「だから飲めない、ですか」
「いいや。――――情けない話だがね。あの時の事を、思い出してしまうから、嫌なんだ。人の血が飲めないのもそういう事情でね。だから悪いけど、僕は飲まない」
それは明確な拒絶だった。シラハは一度目を伏せて「……そうですか」と言うと。
次の瞬間には、何のためらいもなくレンズの破片で手の平を切った。
スメラギがぎょっと目を剥く。
「ちょ、ちょっと、キミ。僕の話を聞いていたかい」
「耳はまだ遠くないので、しっかり聞いていましたが」
「そうか、それは良かった……ではなく。何でそんな事をしているんだい」
「スメラギ様に飲んで貰おうと思いまして」
「……いやシラハ君? 本当に僕の話を聞いていたかい?」
これにはさすがのスメラギも半眼になった。
だが、シラハは頷く。
「もちろんです。ですが、スメラギ様が広報室長ではないと、うちの広報室は回りません」
「…………え?」
「責任を取ります。血の提供はしますし、抜けるまで協力します。ですので、飲んでください。私が迷ったから、あなたはこうなった。スメラギ様の怪我は私の責任です。だから。――――あなたを狂鬼には、絶対にさせない」
スメラギの目をまっすぐに見て、シラハは言う。ぽたぽたと手から血が落ちる。
それを見ながらスメラギはぽつりと呟く。
「……キミのせいではないよ。キミの性格を把握していて、躊躇いそうな情報を漏らしてしまったのは僕だ」
「いいえ。それでも、判断を迷ったのは私です」
首を横に振り、シラハは腕を差し出す。
「飲めと」
「はい」
「……キミは本当に」
そこでスメラギは言葉を区切った。その後、何と言おうとしていたかシラハには分からない。
スメラギは一度目を閉じた。そして次に開いた時には、赤い目に、拒絶の色は消えていた。
「責任を取ってくれるだなんて、まるでプロポーズのようじゃないか」
「そのような意図はございません」
「つれないなぁ。……分かった、飲むよ。だけど、一つだけ条件がある」
「条件?」
シラハが聞き返すと、スメラギは頷く。
「キミの血を飲んでも、怪我で流れ出てしまう。……だから、シラハ君。焼いて、止めてくれないか」
「ですが、それは」
「聖人体質の血を上手く使って、ほんの少しずつ触れれば何とかなる。――――これも、経験済みでね」
フフ、とスメラギは笑う。そしてシラハを見上げて「やってくれるかい?」と聞いた。
シラハは自身の手と、スメラギの傷口を順に見る。その間にもドクドクと血は流れている。
時間がない。
「――――やります」
「それでこそ僕の補佐官だ。――――では、頼むよ、愛しいシラハ君」
少しだけ楽しそうなスメラギの軽口を聞きながら、シラハは傷口に手を伸ばした。
まずい、
そう思った瞬間、シラハの身体が勢いよく横に押された。スメラギだ。彼がシラハの肩を押して、狂鬼から回避させた。
だが、狂鬼の勢いは止まらない。
シラハが受けるはずだったものを、スメラギが代わりに食らう。狂鬼の牙が、翼の切っ先がスメラギのわき腹を抉る。
「ぐう……!」
スメラギの顔が歪む。僅かに遅れてシラハは狂鬼を蹴り飛ばし、壁にぶつかった彼女の足に向けて銃弾を撃ち込む。
ギャッ、と悲鳴が上がり、身体を覆っていた赤黒い塊がパチンと弾ける。
「霧の散歩道……ッ!」
スメラギはそれを見逃さない。血の芸術で狂鬼を拘束する。
動きが鈍くなった狂鬼。その首にシラハは手刀を落とす。もう一度短い悲鳴を上げると、狂鬼は白目を剥いて倒れ、身体からは赤い入れ墨がスウと消えた。
狂鬼の症状は落ち着いたようだ。
ほぼ同時に、スメラギが床に倒れた。
「スメラギ様!」
シラハが駆け寄ると、スメラギは痛みをこらえるように息を吐く。
かけた眼鏡に、僅かに血が飛んでいる。
「迷いました、申し訳ありません!」
「ハハ、だろうねぇ……。キミにしては珍しい……ああ、いや。キミらしいとも言える、かな」
スメラギの声は掠れている。傷口から血がドクドクと流れていた。
「キミ、素っ気ないフリして、だいぶお人好しだから……さ」
くつくつ笑うスメラギ。その体に、薄っすらと入れ墨のような赤い光が見え始めた。
シラハは息を呑んだ。スメラギも自分の身体を見て「ああ」と呟く。
「さすがに血の芸術を連発し過ぎたのと、これじゃ……こうなるか」
「直ぐに外へお連れします」
「キミの体格じゃ無理だ、間に合わないよ。外へ出ても、プロメテウスの広報室長が、狂鬼になって暴れたら厄介だ。……内側にいた方が、評判的には安全。キミはとりあえず、メノウ君達の方へ避難すると良い」
「ですが!」
このままでは、スメラギが狂鬼になってしまう。
イカロスで狂鬼になった場合とは状況が違うのだ。あれは、効果が切れるか気絶させれば元に戻る。
けれど自然になった場合は違う。実際に血が足りていないのだ。イカロスで減った体内の血は、効果が切れれば戻るが、怪我を負った等で失われた血はそうそう簡単に戻らない。
輸血をするか、血液を摂取するしかない。
(私のせいだ。私が迷ったりしなければ)
ぐっとシラハは歯を噛みしめる。
「スメラギ様、眼鏡をお借り出来ますか。あとで弁償します」
「壊す前提に聞こえるねぇ……」
「壊します」
「……キミ、何をする気だい」
スメラギの問いに応えず、シラハは彼の顔から眼鏡を外し、床に置く。
そして銃のマガジンを片方のレンズに振り下ろした。
ガシャン、
と音を立ててレンズが割れる。シラハはその破片を手に持った。
「――――聖人体質の血は飲めます」
そしてスメラギに向かってそう言った。
スメラギは軽く目を開く。
これは公にはされていない事だ。
触れると吸血鬼を焼く聖人体質。しかしその血は吸血鬼を焼かない。普通の人間と同じように、吸血鬼は摂取する事が出来る。
ただ、やはりその血は、普通の人間のそれとはだいぶ違うのだが。
けれど、その話を聞いてもスメラギは落ち着いていた。
「……知っているよ。経験済みだ。僕の……育ての親が、シラハ君と同じ聖人体質だった」
スメラギは静かにそう言った。え、とシラハは驚く。
「僕はね、人間に育てられたんだよ」
「人間、ですか」
「そう。馬鹿が付くほどお人好しで、優しくて。要領は、あまり良くなかったなぁ……」
ぽつり、ぽつりと。スメラギは話す。その目は、彼にしては穏やかだった。
「あの人、聖人体質という事を隠していてね。何とか上手くやっていたけれど……ある日、僕が馬鹿をやって大怪我を負って。狂鬼になりかけた時に血をくれた」
「…………」
「すごいよねぇ、聖人体質の血って。ほぼ一瞬で、狂鬼化は収まったよ。……だけど、その後で運び込まれた病院で、バレてしまってね」
スメラギの目が細くなる。手で、傷口を抑え、一度息を吐いた。
「――――プロメテウスに処分された」
「処分……」
「そう。その頃はまだ、聖人体質を保護しようって考えがなかったからねぇ。あっという間の事だったよ。僕が目を覚ました時には、もうそういう事になっていた。……シラハ君が産まれるよりずっと前の話だよ」
スメラギは静かに、淡々とそう語る。
先ほどカナタが言った「プロメテウスに家族を奪われた」とは、その事なのだろう。
だが、あまりにも。――――あまりにも、惨い。
自分の過去と重なって、シラハは顔が歪むのが分かった。
「……シラハ君、僕の事が嫌いでしょ。どうして、そういう顔をしているんだい」
「どういう顔ですか」
「泣きそう。……いやはや、ちょっと嬉しいね。珍しいものを見たよ」
フフ、とスメラギは笑う。
「あの人の血を飲んだボクは、しばらく他の人間の血を受け付けなくなった。聖人体質の血というのは、そういうものなんだってね。一度口にすれば、引き返せない。まるでドラッグのように。……まぁ僕は、よもつへぐいのようにも思えるけれど」
よもつへぐい、とは、古い時代にあった話だ。
死後の世界で作られた食べ物を一度口にすれば、その世界の人間になって、二度と現世に戻れない。
言いえて妙だなとシラハは思った。
聖人体質の血液は、一般の人間の血液の倍くらいに燃費良い。味も良いらしい。
けれどその反面、依存性がかなり強いのだ。一度飲めば抜けきるまで他の血を、一滴たりとも受け付けなくなるくらいに。
一口飲んだ吸血鬼はその血を求め、聖人体質の人間を襲い、そのまま焼けて死ぬ。そういう仕組みのようだ。
本当にことごとく、吸血鬼を滅ぼすために存在しているような人間だと、シラハは思っている。
一応、助かる方法はある。
抜けるまでの間は輸血に頼るか、ごく少量の聖人体質の血を他の血に混ぜて、慣らしていくかだ。
公にされていないのは、その事を知られれば人間や吸血鬼問わず、聖人体質の人間が利用されるために狩られる可能性が高いからである。
共存を掲げるプロメテウスにとって、その情報は、外には絶対に知られてはいけないものとして扱われている。
「だから飲めない、ですか」
「いいや。――――情けない話だがね。あの時の事を、思い出してしまうから、嫌なんだ。人の血が飲めないのもそういう事情でね。だから悪いけど、僕は飲まない」
それは明確な拒絶だった。シラハは一度目を伏せて「……そうですか」と言うと。
次の瞬間には、何のためらいもなくレンズの破片で手の平を切った。
スメラギがぎょっと目を剥く。
「ちょ、ちょっと、キミ。僕の話を聞いていたかい」
「耳はまだ遠くないので、しっかり聞いていましたが」
「そうか、それは良かった……ではなく。何でそんな事をしているんだい」
「スメラギ様に飲んで貰おうと思いまして」
「……いやシラハ君? 本当に僕の話を聞いていたかい?」
これにはさすがのスメラギも半眼になった。
だが、シラハは頷く。
「もちろんです。ですが、スメラギ様が広報室長ではないと、うちの広報室は回りません」
「…………え?」
「責任を取ります。血の提供はしますし、抜けるまで協力します。ですので、飲んでください。私が迷ったから、あなたはこうなった。スメラギ様の怪我は私の責任です。だから。――――あなたを狂鬼には、絶対にさせない」
スメラギの目をまっすぐに見て、シラハは言う。ぽたぽたと手から血が落ちる。
それを見ながらスメラギはぽつりと呟く。
「……キミのせいではないよ。キミの性格を把握していて、躊躇いそうな情報を漏らしてしまったのは僕だ」
「いいえ。それでも、判断を迷ったのは私です」
首を横に振り、シラハは腕を差し出す。
「飲めと」
「はい」
「……キミは本当に」
そこでスメラギは言葉を区切った。その後、何と言おうとしていたかシラハには分からない。
スメラギは一度目を閉じた。そして次に開いた時には、赤い目に、拒絶の色は消えていた。
「責任を取ってくれるだなんて、まるでプロポーズのようじゃないか」
「そのような意図はございません」
「つれないなぁ。……分かった、飲むよ。だけど、一つだけ条件がある」
「条件?」
シラハが聞き返すと、スメラギは頷く。
「キミの血を飲んでも、怪我で流れ出てしまう。……だから、シラハ君。焼いて、止めてくれないか」
「ですが、それは」
「聖人体質の血を上手く使って、ほんの少しずつ触れれば何とかなる。――――これも、経験済みでね」
フフ、とスメラギは笑う。そしてシラハを見上げて「やってくれるかい?」と聞いた。
シラハは自身の手と、スメラギの傷口を順に見る。その間にもドクドクと血は流れている。
時間がない。
「――――やります」
「それでこそ僕の補佐官だ。――――では、頼むよ、愛しいシラハ君」
少しだけ楽しそうなスメラギの軽口を聞きながら、シラハは傷口に手を伸ばした。
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