87 / 115
第二章 男装王子の秘密の結婚 〜王子として育てられた娘と護衛騎士の、恋の行方〜
087●フロー編●78.告白
しおりを挟む
ディートフリートはフローリアンの退位発言を聞いて、首を横に振り始めた。
「今はフローの支持が高まってきている。この大事な時期に交代などするものじゃないよ。私はエルベスでの生活が気に入っているし、ここに戻ってくる理由はない」
「理由、ですか……ツェツィーがここにいないから、というのは理由になりませんか」
ディートフリートはユリアーナが王都にいなくなって追いかけた身だ。これを否定することは、己のやったことも否定することになるはずである。
「ツェツィーリアのことは、本当に残念だったと思うし、フローも愛する人を失ってつらいだろう。しかしもう彼女は生きてはいないのだし……」
「いいえ、生きています」
フローリアンがそういうと、ディートフリートは憐みの顔に変わった。
「フロー……そう思いたいのはわかるが……」
「本当です。ツェツィーは愛する者と駆け落ちをしたので、殺されたことにしておきました。二人を国境沿いまで送って行ったのは、ルーゼンですよ」
そういうと、ディートフリートがバッとルーゼンを振り返った。
「本当か?」
「本当です。ツェツィーリア様は生きてらっしゃいます」
「どうして言わなかった?!」
「誰にも言うなという陛下のお達しだったんで……すみません。あと、俺もどうしてそんなことになっているのか、よくわかってないんですよ。理由を聞く間もなく送り届けなきゃいけなかったんで」
ルーゼンはなにも言わずに命令をこなしてくれていたが、どうしてフローリアンが愛する妻の駆け落ちを手助けしたのか、理解できていないだろう。理由もわからず、不可解だったに違いない。
首を傾げあっているディートフリートとルーゼンに構わず、フローリアンは言った。
「僕は王の器ではありません。この国はやはり、兄さまが治めるべきだと思っています」
「王位を退くといっても、今フローを支持している者はそう簡単に納得しないだろう」
「大丈夫ですよ。僕は持病持ちという設定ですから」
「設定?」
その時、ディートフリートの向こう側で、シャインがハンドサインを送ってくれているのが見えた。ラルスが戻ってきたことを告げられ、フローリアンも手で入るよう指示する。
シャインの開けた扉から、ラルスがメイベルティーネを連れて戻ってきた。
ラルスが隣に来ると、フローリアンはメイベルティーネを受け取って抱き上げる。そして少し下がろうとするラルスを引き留め、そのまま隣に立たせた。
「兄さま、ユリアーナ。僕の娘のメイベルティーネです」
今日は機嫌が良いようで、メイベルティーネはキョトンと同い年のリシェルを見つめている。
「そうか、この子がツェツィーリアの忘れ形見のメイベルティーネ……いや、ツェツィーリアは生きているんだったな」
「兄さま、この子にツェツィーの血は入っていません」
「……フローに側室がいたというのは聞いたことがなかったが」
「側室ではありませんよ。僕が真に愛する人の子です」
「誰だい?」
「目の前にいる、ラルスですよ」
ディートフリートはフローリアンを見た後、次にラルスに視線を移してじっと見ている。
「えーと、ラルスは男に見えるんだが……男だったよな?」
「はい、俺は男で間違いないです」
ラルスの宣言に、ディートフリートは不可解そうに眉を顰めた。
「ラウツェニングの血が入らないラルスの子どもを、どうしてフローとツェツィーリアの子として育てているんだ? 国民を騙しているのか?」
「はい、兄さま。僕はずっとずっと、国民を騙していました」
フローリアンはメイベルティーネをラルスに託すと、真っ直ぐにディートフリートを見上げた。
「兄さま、この子は間違いなくラウツェニングの血が入っています。僕が産んだ、僕とラルスとの間の子ですから」
「………………………………なん、だって……」
ディートフリートが一歩後退し、頭を抱えている。ディートフリートを支えるようにユリアーナが手を置き、その目をフローリアンに向けた。
「陛下は……女性、だったのですね……?」
「うん。僕は生まれたときから、ずっと女だったんだ。男の世継ぎが必要だったから……僕は、男として育てられた」
「そん、な……!」
フローリアンの告白に、ディートフリートは大きなショックを受けたようで、今にも倒れそうに顔を青ざめさせている。
「私のせいか……私が母上を追い詰め……フローを男として育てなければいけなくなってしまったのか……」
「ディー……!」
ユリアーナがつらそうにディートフリートを支える。ディートフリートにそうさせたのはユリアーナの存在があったからで、彼女の顔にも罪悪感が浮かんでいた。
「すまない、フロー……二十四年間も……一言、教えてくれていたら……っ」
「みんな、兄さまが好きだったんです。だから言えなかった。言いたくなかった。兄さまが幸せになってほしかったから……僕も同じです」
「だが、フローの幸せを引き換えにしようなどとは思っていなかった!! すまない、フロー……本当にすまない……っ」
涙もろい兄は、ぼろぼろと涙を溢れさせながらフローリアンを抱きしめてくれた。
こんな兄だからこそ、そしてずっとつらい思いをしてきたからこそ、ディートフリートには幸せになってほしいと、みんな願ったのだ。
「謝らないでください。僕には愛する人ができて、子も産むことができた。僕が兄さまに望むことは、ただひとつです」
そういうと、ディートフリートはゆっくりフローリアンから離れて、力強く首肯してくれる。
「わかった。私が王位につこう。フローは女に戻って……今までの分も、どうか幸せに暮らしてほしい……」
「はい、ありがとうございます……兄さま……っ」
兄の止まらぬ涙を見ていると、フローリアンまでもらい泣きしてしまいそうだ。
やっぱりこの優しい兄が大好きなのだと再確認したあと、フローリアンは頭にある王冠を外した。
「フロー……」
「僕たちだけの戴冠式だ」
そういうと、ディートフリートはすぐさまその場に跪いた。
フローリアンはそんな兄に、王としての言葉を掛ける。
「我フローリアン・ヴェッツ・ラウツェニングは、汝ディートフリート・ヴェッツ・ラウツェニングを第五十八代ハウアドル国王に任命する。この国の誰もが笑顔で平等に過ごすための、たゆみなき努力を惜しまぬよう、肝に銘じよ」
ラルス、ユリアーナ、シャイン、ルーゼン、それにメイベルティーネとリシェルが注目する中、フローリアンは目の前にいる兄の頭に、王冠をそっと乗せた。
ディートフリートは頭を垂れたまま、よく通る声を響かせる。
「しかと拝命しました。私ディートフリートはハウアドル王国のため、民の笑顔のため、尽力することをここに誓います」
誓いの言葉を言い終えるとディートフリートは立ち上がり、フローリアンを見て優しくも強く笑ってくれた。
その頼もしい姿は、誰が見ても王の中の王だ。
「やっぱりそれは兄さまが一番似合っています。兄さまは、王となるべくして生まれてきた人ですから」
「ありがとう、フロー。今以上にいい国にしてみせるよ」
「ふふ、兄さまほど優れた王はこの世にいないので、心配なんかしませんよ」
フローリアンがそう微笑むと、ディートフリートは「本当に女の子だったんだな」と呟き。
この国の新しい王となる男は、妹にありったけの愛情を注ぎながら、抱きしめてくれた。
「今はフローの支持が高まってきている。この大事な時期に交代などするものじゃないよ。私はエルベスでの生活が気に入っているし、ここに戻ってくる理由はない」
「理由、ですか……ツェツィーがここにいないから、というのは理由になりませんか」
ディートフリートはユリアーナが王都にいなくなって追いかけた身だ。これを否定することは、己のやったことも否定することになるはずである。
「ツェツィーリアのことは、本当に残念だったと思うし、フローも愛する人を失ってつらいだろう。しかしもう彼女は生きてはいないのだし……」
「いいえ、生きています」
フローリアンがそういうと、ディートフリートは憐みの顔に変わった。
「フロー……そう思いたいのはわかるが……」
「本当です。ツェツィーは愛する者と駆け落ちをしたので、殺されたことにしておきました。二人を国境沿いまで送って行ったのは、ルーゼンですよ」
そういうと、ディートフリートがバッとルーゼンを振り返った。
「本当か?」
「本当です。ツェツィーリア様は生きてらっしゃいます」
「どうして言わなかった?!」
「誰にも言うなという陛下のお達しだったんで……すみません。あと、俺もどうしてそんなことになっているのか、よくわかってないんですよ。理由を聞く間もなく送り届けなきゃいけなかったんで」
ルーゼンはなにも言わずに命令をこなしてくれていたが、どうしてフローリアンが愛する妻の駆け落ちを手助けしたのか、理解できていないだろう。理由もわからず、不可解だったに違いない。
首を傾げあっているディートフリートとルーゼンに構わず、フローリアンは言った。
「僕は王の器ではありません。この国はやはり、兄さまが治めるべきだと思っています」
「王位を退くといっても、今フローを支持している者はそう簡単に納得しないだろう」
「大丈夫ですよ。僕は持病持ちという設定ですから」
「設定?」
その時、ディートフリートの向こう側で、シャインがハンドサインを送ってくれているのが見えた。ラルスが戻ってきたことを告げられ、フローリアンも手で入るよう指示する。
シャインの開けた扉から、ラルスがメイベルティーネを連れて戻ってきた。
ラルスが隣に来ると、フローリアンはメイベルティーネを受け取って抱き上げる。そして少し下がろうとするラルスを引き留め、そのまま隣に立たせた。
「兄さま、ユリアーナ。僕の娘のメイベルティーネです」
今日は機嫌が良いようで、メイベルティーネはキョトンと同い年のリシェルを見つめている。
「そうか、この子がツェツィーリアの忘れ形見のメイベルティーネ……いや、ツェツィーリアは生きているんだったな」
「兄さま、この子にツェツィーの血は入っていません」
「……フローに側室がいたというのは聞いたことがなかったが」
「側室ではありませんよ。僕が真に愛する人の子です」
「誰だい?」
「目の前にいる、ラルスですよ」
ディートフリートはフローリアンを見た後、次にラルスに視線を移してじっと見ている。
「えーと、ラルスは男に見えるんだが……男だったよな?」
「はい、俺は男で間違いないです」
ラルスの宣言に、ディートフリートは不可解そうに眉を顰めた。
「ラウツェニングの血が入らないラルスの子どもを、どうしてフローとツェツィーリアの子として育てているんだ? 国民を騙しているのか?」
「はい、兄さま。僕はずっとずっと、国民を騙していました」
フローリアンはメイベルティーネをラルスに託すと、真っ直ぐにディートフリートを見上げた。
「兄さま、この子は間違いなくラウツェニングの血が入っています。僕が産んだ、僕とラルスとの間の子ですから」
「………………………………なん、だって……」
ディートフリートが一歩後退し、頭を抱えている。ディートフリートを支えるようにユリアーナが手を置き、その目をフローリアンに向けた。
「陛下は……女性、だったのですね……?」
「うん。僕は生まれたときから、ずっと女だったんだ。男の世継ぎが必要だったから……僕は、男として育てられた」
「そん、な……!」
フローリアンの告白に、ディートフリートは大きなショックを受けたようで、今にも倒れそうに顔を青ざめさせている。
「私のせいか……私が母上を追い詰め……フローを男として育てなければいけなくなってしまったのか……」
「ディー……!」
ユリアーナがつらそうにディートフリートを支える。ディートフリートにそうさせたのはユリアーナの存在があったからで、彼女の顔にも罪悪感が浮かんでいた。
「すまない、フロー……二十四年間も……一言、教えてくれていたら……っ」
「みんな、兄さまが好きだったんです。だから言えなかった。言いたくなかった。兄さまが幸せになってほしかったから……僕も同じです」
「だが、フローの幸せを引き換えにしようなどとは思っていなかった!! すまない、フロー……本当にすまない……っ」
涙もろい兄は、ぼろぼろと涙を溢れさせながらフローリアンを抱きしめてくれた。
こんな兄だからこそ、そしてずっとつらい思いをしてきたからこそ、ディートフリートには幸せになってほしいと、みんな願ったのだ。
「謝らないでください。僕には愛する人ができて、子も産むことができた。僕が兄さまに望むことは、ただひとつです」
そういうと、ディートフリートはゆっくりフローリアンから離れて、力強く首肯してくれる。
「わかった。私が王位につこう。フローは女に戻って……今までの分も、どうか幸せに暮らしてほしい……」
「はい、ありがとうございます……兄さま……っ」
兄の止まらぬ涙を見ていると、フローリアンまでもらい泣きしてしまいそうだ。
やっぱりこの優しい兄が大好きなのだと再確認したあと、フローリアンは頭にある王冠を外した。
「フロー……」
「僕たちだけの戴冠式だ」
そういうと、ディートフリートはすぐさまその場に跪いた。
フローリアンはそんな兄に、王としての言葉を掛ける。
「我フローリアン・ヴェッツ・ラウツェニングは、汝ディートフリート・ヴェッツ・ラウツェニングを第五十八代ハウアドル国王に任命する。この国の誰もが笑顔で平等に過ごすための、たゆみなき努力を惜しまぬよう、肝に銘じよ」
ラルス、ユリアーナ、シャイン、ルーゼン、それにメイベルティーネとリシェルが注目する中、フローリアンは目の前にいる兄の頭に、王冠をそっと乗せた。
ディートフリートは頭を垂れたまま、よく通る声を響かせる。
「しかと拝命しました。私ディートフリートはハウアドル王国のため、民の笑顔のため、尽力することをここに誓います」
誓いの言葉を言い終えるとディートフリートは立ち上がり、フローリアンを見て優しくも強く笑ってくれた。
その頼もしい姿は、誰が見ても王の中の王だ。
「やっぱりそれは兄さまが一番似合っています。兄さまは、王となるべくして生まれてきた人ですから」
「ありがとう、フロー。今以上にいい国にしてみせるよ」
「ふふ、兄さまほど優れた王はこの世にいないので、心配なんかしませんよ」
フローリアンがそう微笑むと、ディートフリートは「本当に女の子だったんだな」と呟き。
この国の新しい王となる男は、妹にありったけの愛情を注ぎながら、抱きしめてくれた。
0
あなたにおすすめの小説
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
ワザとダサくしてたら婚約破棄されたので隣国に行きます!
satomi
恋愛
ワザと瓶底メガネで三つ編みで、生活をしていたら、「自分の隣に相応しくない」という理由でこのフッラクション王国の王太子であられます、ダミアン殿下であらせられます、ダミアン殿下に婚約破棄をされました。
私はホウショウ公爵家の次女でコリーナと申します。
私の容姿で婚約破棄をされたことに対して私付きの侍女のルナは大激怒。
お父様は「結婚前に王太子が人を見てくれだけで判断していることが分かって良かった」と。
眼鏡をやめただけで、学園内での手の平返しが酷かったので、私は父の妹、叔母様を頼りに隣国のリーク帝国に留学することとしました!
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi(がっち)
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる