普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。

山田ハメ太郎

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恋人に浮気をされたので浮気し返しました

受けサイド

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恋人が浮気をしている。

つってもあいつにとっては日常茶飯事。なんなら恋人である俺の方が浮気なんじゃないかっていうくらい、あいつの周りには美男美女が揃っている。
俺はというと顔面偏差値的には中の下ってくらい、どちらかというと不細工寄りな顔立ちで、あいつの視界に入って認知されてるだけでも奇跡レベル。
あいつは顔が非常に整っていてそのくせ誰にでも愛想を振りまく奴だから、恋人がいようがいまいが告白するものは後を絶たない。しかも来るもの拒まず去るもの追わずだから、結局恋人なんていてもいなくても関係ない。そんなやつだ。
そんなあいつが俺みたいな不細工とつきあい始めたのはこの学校のほとんどのやつが知っている。
でも、俺があいつの“恋人”という肩書きだけの存在だということも、ほとんどのやつが知っている。



告白は俺から。好きで好きで、我慢できなくて。クラスも変わるし記念に砕けようなんて思いで告白した。
だから、あいつがいいよって言ってくれたときは俺はまだ寝ぼけてて、都合のいい夢でもみてるのかと思った。
あいつが時折囁く好きだよという言葉を真に受けてしまった。
もしかしたらあいつも俺のことが好きなのかもしれない、なんて自惚れたりもした。


つきあって1ヶ月、浮気の気配が一切なかったことに一縷の希望を抱いた。
もしかしたら、ついにあいつは俺だけのものになったんじゃないか。ずっとずっと、見ていただけのあいつが、俺を好きになってくれて、これから先ずっと幸せな日々を過ごせるんじゃないか。


そんな予想も虚しく、1ヶ月記念日を少し過ぎた頃、あいつは俺とつきあう前のように再びいろんなやつと遊び始めた。
記念日に何かやらかしてしまっただろうか、服装がいけなかったのか、気に障るようなことを言ってしまったか。
考えを巡らせても答えなんか出ず、それでも諦めきれなくて、あいつの1番は俺なんだって何度も言い聞かせてた自分は最低の阿呆野郎だ。


2ヶ月経った頃、俺とつきあっている事実なんかないんじゃないかというほど、あいつと会うことも、あいつとの連絡も減った。
つきあった当初はほぼ毎日お互いの家に行き、セックスをし、愛を伝えてた。連絡だって、他愛のない内容にも深夜まで付き合ってくれていた。
だから、愛されていると勘違いしてしまった。


最低の阿呆野郎の俺にだって、もうあいつからの愛なんて微塵もないってわかりきっている。
でもそれでも、やっぱりさみしかった。もしかしたら、まだチャンスがあるかもって、やっぱりお前がいいって戻ってきてくれるんじゃないかって。少しくらいは嫉妬してくれるかもって。
半ばヤケになっていた俺は浮気をしてやったんだ。
物好きな男がいたもんだ。
隣のクラスの、あいつとはまた違ったタイプのイケメンに試しに頼んでみたら、ぜひ抱きたいと言ってくれた。
噂ではこいつも割と来る者拒まず去るもの追わずな性格らしいが、同じ委員会になり実際話すようになってからはあまりそんな噂も聞かなくなった。
ドン引かれなかったら上出来、引かれても冗談としてうまく誤魔化そうとしたんだが、まさか快諾してくれるとは。
あいつといいこの男といい、やはりイケメンは整っている顔に囲まれすぎてたまには不細工を味見したくなるのだろうか。
そんなことを考えながら、その日俺は人生初めての浮気をした。


***

浮気するようになってからこの男に何回抱かれただろうか。
最近は中々予定が合わず今日は久しぶりのセックスだったが、なんだかいつもより1回1回が長かった気がする。気のせいかもしれないけど。


「鳴海、このまま泊まっていくよな。久しぶりだし、後でまたヤるだろ。」


スマホをいじっていると背後から抱きしめられ、耳元で囁かれる。


「いや、さっき彼氏から連絡来てたから帰る。」

「ふーん…。」



男の力が強くなる。
久しぶりでまだシ足りなかっただろうし、先に約束してたわけだから申し訳ない。
まあ俺より可愛いセフレなんていくらでもいるだろうし、俺だけで性欲処理してるわけでもないだろうしな。

それよりも、俺は恋人からの久しぶりの連絡に胸を高鳴らせていた。
他の子にキャンセルされたのか、たまたま暇で思い出してくれたのか。いや、理由なんてどうでもいい。
1ヶ月まともに話してないからうまく話せるだろうか。
今日の服は変じゃないだろうか。
散々放置されてもちょっと連絡が来るとこのザマだ。そんな自分に嫌気が差すが、だからと言って行かない選択肢は俺の中にはなかった。


「なぁ、別れちゃえよ。俺なら幸せにするぜ?まぁ束縛はめちゃくちゃするけど。」


そう言いながら、首筋にキスマークをつけようとする男を肘で押し返す。
こんなことを言っているけど、こいつだってモテる。たまたま俺が話しやすくて男で楽だからちょうどいいってだけで、ちょっと連絡すればすぐに次の相手が来るだろう。
この言葉が本気じゃないことくらい小学生でもわかるさ。


「ちょ、キスマはだめだって言ったろ?」

「どんだけ我慢したと思ってんだよ。今日は俺といろって。」



尚も動きを止めない男の腕からなんとか這い出し、急いで支度をして部屋から飛び出した。
あの雰囲気だとまたセックスが始まるに決まっている。
1回始まるとご丁寧にしっかり前戯を施し、俺が気絶するまで終わらない。だからこそ、いつもならなんだか求められているような、愛されているような錯覚を覚えてしまうわけだが。
もうすでにヘロヘロな状態の体に鞭打ち、恋人の家へと急いだ。


確かに俺は浮気をしている。
けれどやはりあいつが好きな気持ちは変わらない。
無視されるメッセージ、断られるデート、どちらのものでもない甘ったるい香り、愛想の良い笑顔。
何もかもが嫌になって、俺を求めてくれる人のぬくもりに逃げただけで。



だからこんな展開は、全然嬉しくない。


「なに、このキスマーク。」


あいつの部屋に着くと久しぶりに押し倒され、あれよあれよという間に服を脱がされた。
久しぶりに会って予想通り性欲処理だったわけだけど、それでも俺を選んで呼んでくれたことに喜びを感じてしまう。
何ヶ月ぶりのセックスだろうか。さっきまでヤりまくっていたというのに、俺の息子は期待で痛いほど張り詰めていた。


すると、先程まですごい勢いで服を脱がしていた恋人の手が止まった。
目線を辿ると俺の身体を凝視しているようだった。
無表情になる恋人。
そりゃあそうだ。身体には無数に散らばるキスマーク。どれもこいつにつけられたものではない。


急いで部屋から出たから自分の身体なんてよく見ていなかった。
普段ここまでつけてくることはなかったから完全に油断していた。
まさかこんなについていたなんて、久しぶりでよっぽど溜まっていた性欲やら感情やらをぶつけられたんだな。
まだ意識があったとはいえ、行為中は気持ち良すぎて気づかなかったのだろう。


気まずさに顔を逸らすも、表情が見えないと余計静寂が長く感じる。
あぁ、きっと別れようって言われるんだろうな。こいつにとって、俺なんてそんな簡単なもんなんだ。
そもそもつきあっていると思っているのは俺だけの可能性もある。
それとも気にせず性欲の捌け口にされるだろうか。


別れたくない自分と、もういっそ終わりにしてほしい自分もいた。
恋人という肩書きに縋りつき、浮気を繰り返されてもたまの連絡に一喜一憂してしまう。
学校で見かけるたびに俺じゃない人間に愛想を振り撒く姿に心臓が抉り取られる思いを何度もした。
だからこれはいい機会だ。
この関係も、こいつへの想いも、すべて終わらせよう。
いくら俺がこいつを好きで好きで仕方なくて、つきあえるだけで嬉しくてたまらないっていったって、終わりの見えない一方通行はつらいだけだ。


「ねぇ、聞いてるんだけど。なに?このキスマーク。俺がつけたものじゃないよね?」


冷たい声にハッとして顔を上げる。
俺の恋人は誰にでも愛想を振りまいてるやつで。
こんな無表情になるのなんて初めて見た。


「あー、えっと、その……あのさ、わ、別れ、ない…?」



緊張で心臓が嫌な音を立てる。
わかっていても、いざ別れるとなるとつらいな。


「俺、う、浮気、してて…ほら!お前も最近俺の連絡無視してたし?もう好きじゃないんだろうなーって…ま、まあお前はもしかしたらもう別れた気でいたかも、し、しれないけど…」


緊張で口の中がカラカラになりながらも、思ってもないことがスラスラ口から出てくる。
鼻の奥がツーンとするのを感じながらも言葉を紡ぐ。
泣くな、泣くな、


「やっぱさ!お、俺みたいな不細工がお前の周りうろちょろしても気分悪いだろうし、ちょうど、俺みたいなやつでも他に構ってくれる人見つけて、そんで、あの、そろそろ別れなきゃなーとは思ってたんだけど、なかなかタイミング合わなくて、」



言いながら服を着ようと手を伸ばすが、その手は恋人に痛いくらいの力で掴まれてしまった。


「はは、何言ってるのかわかんないや。別れるとか聞こえたけど。とりあえずさ、ね、鳴海にはお仕置きしなきゃだめだよね、だって、浮気、してたんだもんね、」

「…え、いや、」

「浮気、って、なに、抱かれたの?俺以外に、鳴海が、俺以外の男に、あは、あはは、」


手首を掴む力はだんだん強くなり、思わず身体を捩り、制止の声をあげる。


「いっ、いたぃ、はなし、はなして、」

「なんで、なんで、俺を拒絶するの?ねぇ、鳴海、鳴海、」


いつもの、誰にでも愛想を振りまく俺の恋人は目をぎらつかせ、俺を見下ろしている。


「鳴海、鳴海、悪い子だね、鳴海、俺が構わなかったからって、他の男に、あはは、鳴海、だめだよ、鳴海、」






「あ゙、あ゙、ごめ゙んなさ、も、ぁあ゙っうわ、うわき、しない、しないがら゙ぁっ」


何度懇願しても、恋人は腰を振り続けている。
今までこんなセックス、したことない。つきあいたての頃でさえ、毎日していたとはいえいつも1回出したら終わりのはずだ。
もう何回したかわからないほど俺の性器からは何も出ず、声だってみっともなく枯れているが、恋人は俺を解放してくれる気配がない。


「鳴海、大丈夫、わかってるから、構わなかったから、淋しかったんだよね、もうここから出さないでさ、ずううっと鳴海の好きなだけ、こうしててあげる、ね、いつもセックスの後疲れちゃってるみたいだから遠慮してたけど、足りなかったんだね、気づけなくてごめんね、ほら、どう?気持ちいいでしょ?もう、浮気しようと思わないよね?」

「あ゙、あ゙、あ゙、」

「鳴海、鳴海、消毒してあげるね、中も、外も、俺ので満たしてあげる、」


身体はこいつの唾液やら精液やらでぐちょぐちょで、中はこいつが中出ししたものを更に性器でかき混ぜられている。

なにがなんだかわからない。
浮気に怒ってるの?
自分のものが汚されたから不満?
じゃあ別れたらいいの?


頭がまわらない。


「ごめ゙んなさ、ちゃんと、ぁあ゙、あ゙、わが、別れる、から、ゆるし、ぁあ゙、あ」

「……別れる?別れるって、何言ってんだよ、鳴海、鳴海、別れるって、離れんの?俺から?ね、そういうこと?」


ズパンッぐっちゅぐっちゅぐっちゅ


「ぃや、も、ゆる゙して、ごめ、ごめんなさ、」

「そいつのセックス、気持ちよかったから?だから別れたいの?じゃあもっと気持ちよくしてあげるから、そしたら、鳴海は俺が一番好きでしょ、今までは淋しかったから、そうやって意地悪言ってるんでしょ、あはは、大丈夫、鳴海、鳴海、だからさ、別れるなんて、言うなよ、鳴海、鳴海ぃぃぃっ!」


ズパンッズパンッズパンッ


「あ゙あ゙あぁ、ゆ゙る゙して、しんじゃう、しんじゃ、ぁあっぁあ゙っ」


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